2016年08月03日

◆リリー百合子の「君子豹変」

平井 修一



2016年7月31日6時0分のスポーツ報知「【都知事選】小池氏、最後のお願
いで池袋に5000人…自然とわき起こった『百合子コール』」。実に感情を
刺激する記事だ。なにしろ巨人が敗けても紙面を見れば圧勝しているとい
う、ほとんど神がかった新聞だから、読者を燃え上がらせる技術は並大抵
なものではない。まずは読んでくれ。

<舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選は30日、選挙戦最終日を迎え、
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、生活、社民推薦=、
元総務相の増田寛也氏(64)=自民、公明、日本のこころ推薦=、元防衛
相の小池百合子氏(64)ら各候補者は厳しい暑さの中、都内各地で「最後
のお願い」に走り回った。

過去最多の新人21人による激戦となった都知事選。31日午前7時〜午後8時
に投票、即日開票され、新たな「首都の顔」が決まる。

小池氏は都内7か所を回り、告示日に第一声を発した地元豊島区・JR池袋
駅前で最終演説。17日間で最多の約5000人の聴衆が集まった。午後7時40
分ごろ、小池氏が選挙カーの上に現れると、自然に「百合子コール」がわ
き上がった。やまない大歓声に涙があふれた。「たった一人で始めた選挙
だと思ったら、あちらこちらから集まってくれた」と頭を深く下げた。

政党や組織の支援のない厳しい選挙戦だった。常に帯同したのは若狭勝衆
院議員(59)と7人の地元豊島・練馬区議だけ。総演説回数はライバルの
増田氏、鳥越氏を圧倒する137回。当初は都心部でも100人ほどしか集まら
なかったが、日を追うごとに増加。最終日の夜も小池氏のイメージカラー
の緑色のTシャツやタオルを着用したり、ペンライトや野菜を持参する人
であふれかえった。

「都政の透明化」を公約に掲げ、国会議員を辞して立候補した小池氏。
「私に帰る場所はない。でも目指す所はあります。東京都庁です」と声を
張り上げ、「ジャンヌ・ダルクのように火あぶりになる覚悟で都庁へ行き
ます。都庁も百合子グリーンで染めていく」。勝利を確信したように約12
分の演説を締めくくった。(江畑康二郎)>(以上)

皮膚が泡立つような“戦勝報道”だ。小生まで百合子コールを叫びたくな
る、「百合子命」と腕に書きたくなる。大した記者である。江畑君、読売
政治部へ移ってくれ。

さて、マスコミは31日午後8時、投票締め切りと同時に「百合子当確」を
打った。NHK開票速報7月31日21:21更新では、開票0.1%で小池1,876、得票
率41.2%、増田1,669、得票率36.7%、鳥越883、得票率18.6%。百合子の圧
勝だ。

反・百合子は55%もあるのは小4中2のテレビ坊主がそれくらいはいるとい
うことで、まあそんなものだろう。まともなのは大体40%だ。

増田応援団の石原親子は「厚化粧のババア」などと百合子に罵声を浴びせ
ていたが、庶民は「この親子はやっぱりおかしい」と怪しんだだけではな
かったか。「天才」どころか「鈍才」だ。

安部氏が増田の応援に行かなかったのは負け犬に賭けるわけにはいかな
かったためだろう。狡猾というか、まあそれが政治なのだろう。

民共社生の鳥越応援団は完璧に「四バカ連合」、まったく空気も人も読め
ない暗愚だということを証明した。賞味期限の切れたアカを担ぐなんてア
ンビリーボー。彼らに未来はない。

で、小池百合子氏の当確記者会見。「戦時にあっては敵、平時にあっては
友、ノーサイドだ」と言うように君子豹変。曰く、「私も議員も都民に選
ばれた。都民のために頑張りましょう」。自民都連に抱き着いたのだ。大
した玉だ。

女に抱き着かれたら、まさか突き放すわけにはいかない。握手してハグし
ないと、百合子命の都民の“グリーン・オバサン”が黙ってはいないだろう
し、来夏には都議会議員選挙がある。

石原親子も自民都連もドンも議席を守るためには「恩讐の彼方に」、戦争
中のことは水に流して「都民のために」汗を流すしかない。それをしなけ
れば百合子知事は自民都連に手を突っ込んで新党を創りかねない。

石原の息子と評判の悪いドンにつくか、それとも百合子につくか。ここは
百合子に従うしかない。勝ち馬に乗るのが定石だ。

百合子は自民党といい関係を維持すればポスト安倍を狙える。知事を4年
やって五輪パラを無事終えたら68歳、まだ総理を狙える年齢だ。野心家の
百合子は当然狙っているだろう。

多くの国民は都知事のスキャンダルにうんざりしている。百合子知事と自
民都連がタッグを組んで静かに難問を解決していってほしいと願っている
に違いない。都民のため、国民のためを最優先に、陛下のご宸襟を悩ませ
ることのなきよう、奮起してもらいたい。リリーよ、寅さんも応援してい
るだろうよ。(2016/7/31)

  
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