2016年08月08日

◆日本国から誇りを奪っている現行憲法

加瀬 英明



 現行の日本国憲法は、諸悪の因(もと)となっている。

私は世界の60ヶ国以上の、憲法の前文を読んだ。

どの国の憲法も、前文のなかでその国が誇りとする歴史や、伝統の精神文
化を称(たた)えている。

私は、毎朝、鏡の中で自分の顔を見るたびに、父母の体を受け継いでいる
と思う。

私が1人で存在しているのではない。そして父母だけではなく、祖父母、
さらに遡って私を現世に送ってくれた御先祖に感謝する。

私は現行憲法が日本が先の戦争に敗れた翌年の2月に、占領軍総司令部で
俄(にわ)かに集められた、24人のシロウトばかりの部員によって、僅か7
日間で書かれたことに、すでに触れた。

現行憲法の前文は、このシロウト集団がアメリカ独立宣言や、アメリカ、
イギリス、中華民国の首脳が昭和18(1943)年に、エジプトのカイ
ロに集まって、日本に対して無条件降伏を要求したカイロ宣言などの文言
から取って、切り貼りしたものである。

占領軍が日本に強要した現行憲法は、日本が未来(みらい)永劫(えいごう)
にわたって、軍備を持つことを禁じるとともに、日本国から誇りを奪うこ
とを、はかったものだった。歴史を振り返ると、ある国が力づくで外国を
属国としようとする時に、かならず国防権を奪うことを行う。

 日本の憲法の前文は、先人たちから受け継いだ国を誇ることによって、
先人に感謝を捧げるものでなければならない。現行憲法の前文は罰当たり
のもので、読誦(どくしょう)するにとうてい価(あたい)するものではない。

 憲法は、国家の最高法規である。先祖が代々にわたって、この国を築く
ために営々として努力してきたことを、疎(おろそ)かにしてしまってよい
ものなのか。私たちが未来を切(き)り拓(ひら)こうとするなら、何よりも
先人の加護を願わねばなるまい。

 総司令部で日本に無理強いする憲法案ができあがると、マッカーサー元
帥の側近のホイットニー少将が幕僚を連れて、都内白金の外相公邸で待っ
ていた、吉田茂外相を訪れて、手交した。

 日本が戦争に敗れた2ヶ月後に、東久邇(ひがしくに)宮首相が退陣し
て、幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)首相と交替して、吉田が外相に就
任していた。

 ホイットニーは回想録のなかで、憲法案を読んだ「吉田の顔色が、黒い
雲に覆われたように変わった」と述べている。
日本側の記録によると、この日は早春でまだ肌寒かったのに、吉田は冷汗
をかいて、掌(てのひら)の汗をズボンでさかんに拭(ぬぐ)っていた。吉田
の一行に随行していた外務省の通訳は、憲法案の内容を知って、恐怖のあ
まり口が動かなくなった。

 そのうえで、ホイットニーは、吉田たちに「この憲法案を受諾しなけれ
ば、総司令部として、天皇の一身の安全を保障できない」と、言い放っ
た。天皇を戦争裁判にかけて、絞り首にするというのである。

 天皇を人質として脅迫されたから、日本政府として従わざるをえなかった。

 現行憲法は、兇悪な誘拐犯人によって脅されて、強要されたものだ。

 護憲派の面々は、現行憲法が理想主義を体現したものだといっている。
だが、深い闇の憲法である。

 一日も早く闇を払い、光を取り戻そう。
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