2016年09月28日

◆国籍法は血統主義ではない

池田 元彦
 


橋下徹前大阪市長のTwitter発言で、ネットが大荒れしている。最近の国
籍関連ツイートの内容だ。「日本の国籍法の血統主義採用は思想的根本問
題だ。血統主義は個人の人生を切り拓く希望・可能性を奪う」。だから
「血統が全てと言いだしたら、俺はアウトだよ」の発言個所だ。

即ち、早とちりのネット族は、橋本前市長が「日本人でない」とカミング
アウトしたと即断し、矢張り在日だったのかとの大騒ぎなのだ。厳密に橋
本前市長が在日告白したわけではないが、国籍問題のツイートで「俺はア
ウト」というから、そう判断するネット族もいると言うことに過ぎない。

橋下前市長の場合、仮令その発言の真意が「俺は日本人ではない。実は朝
鮮人だ」としても、何が問題なのか、問題などない。彼は日本国籍ある日
本人だということは明白だ。

仮に元の出自が朝鮮であろうと、アゼルバイジャンであろうと、何を問題
にしたいのか、ネット族の真意が不明だ。

橋本前市長の政策方針全てを賛美する訳ではない。地方分権化指向は判る
が、大阪都構想等は100%賛同できない。しかし、氏の根本的政策は、法
令に則って市の役職員の無為無策、無作為の作為を糾弾し、甘い汁を吸う
一部大阪市民の不公正な私利受益を断罪することだった。

今の日本には私益・権利が蔓延し、国益を指向し公益への責任に無自覚な
政治家や官僚が多過ぎる。日本国籍があり公益優先、身勝手な個人権利の
制限、法令順守の施策を掲げる人なら誰でもいい。戦前・戦後外務大臣経
歴の東郷茂徳は、朝鮮人陶工の末裔で本名は朴茂徳だった。

重ねて言うが、最低限日本国籍があれば、数世代前以前に日本に帰化した
当時外国籍人でも構わない。しかもその政策が日本の防衛を含む国益の
為、国民の福利厚生向上の為であり、その言動が嘘でなければ、大歓迎
だ。権利・権利の日本国憲法が根本問題であることは承知で言う。

もし出自を問題とするなら、民進党蓮舫代表だ。台湾国籍未放棄の発覚以
来、言うことが都度変る。遂に二重国籍を認め、台湾国籍を漸く離脱し
た。問題は、国籍ではない、日替わりランチのように発言の訂正を繰返
す、そのいい加減さは、政治家以前の人間として失格、信用の問題だ。
ご本人は「帰化ではない、日本国籍取得だ」と拘った。

後漢書童恢󠄀伝には「化外の国から、その国の王の徳治を慕い、自ら王法
の圏内に投じ、王化に帰附(=帰属)すること」が帰化だとある。蓮舫代
表は、「喜んで日本に『帰化』していない。日本国籍取得しただけ」との
真意を漏らしたのだ。

よく考えれば、蓮舫代表は台湾国籍だが台湾への愛着ある発言は過去にな
いと元台湾国籍の金美齢女史が批判している。台湾国籍ながら、心は大陸
中国にあるようだ。日本については、2004年の朝日新聞に「赤いパスポー
トが嫌だったが、仕方なく日本国籍を取得」と発言している。

国会議員名称は「蓮舫」に拘り、日本姓の「村田」を名乗らない。このよ
うな人は仮令千年前から日本人であっても、国会から即退場し、日本国籍
放棄の上、中共国籍を取得して頂きたい。

でもまさか、元々日本国籍を厳密な意味で取得していなかったなんてこと
はないでしょうね、蓮舫代表。

因みに血統が日本国民の国籍保有条件等とは、国籍法の何処にも書いてい
ない。「(日本国籍がある)日本国民の両親何れかから生まれた子供は自
動的に日本国籍を取得できる」と書いてあるだけだ。

現代日本人のDNAは当然10万年前からの混血の繰返しであり、生物学的に
は雑種だ。

政治家に問われることは、日本国の文化伝統歴史風俗を支持し、皇室を敬
愛出来るかどうかだ。


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