2016年10月03日

◆マネーロンダリングで制裁を準備

宮崎正弘 



<平成28年(2016)10月1日(土曜日)通算第5046号  <前日発行>

<速報>
  〜FED、中国農業銀行をマネーロンダリングで制裁を準備
    中国最大バンクのニューヨーク支店を舞台に不正工作〜

米国FEDは中国農業銀行のニューヨーク支店従業員からの告発に基づ
き、同行で2012年に行われていた不正取引、マネーロンダリングにつき、
60日以内に改善計画を提出するように要求した。

資金洗浄を防止する改善計画が順当でない場合は、制裁に踏み切るとして
いる。サウスチャイナモーニングポスト(9月30日)が伝えた。

中国農業銀行は四大銀行のひとつで、支点規模ではおそらく世界最大。中
国全土に2万3000余の支店網を誇り、従業員がなんと49万3000人。
つ まり国有銀行の放漫経営の典型である。

経営の近代化など望みようもなく、日本で言う農協バンクだが、マネジメ
ントは共産党らしく非能率的。そもそも、この銀行を西側に共通の「銀
行」と呼んで良いのか、どうかの基本的疑念が拡がる。

ニューヨーク、パリ、東京などに支店もある。

中国での預金者は3億2千万人。資本金は3247億元(48兆円強)。ただし、
98年の危機で、不良債権が3458億元(52兆円弱)も生じ、なんとこれを帳
簿から別会計に外すという荒技をやってのけた。

市場経済の国々では考えられない、いかにも国有銀行らしい措置として話
題となった。経営の内部は伏魔殿である。
         
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