2007年06月11日

◆命惜しむなら嫌中?

            渡部亮次郎(頂門の一針・主宰)

<ペットフードで4000匹の犬と猫が米国で死んだ。餌が中国製だった。咳止め風邪薬で360人以上がパナマで死んだ。シロップに毒素の強い材料が使われていた。

パナマ政府は米国のFDOに調査を依頼した結果、中国製の風邪薬だった。標示と異なる毒性の強い材料が入っていた。

今度は毒入り歯磨きチューブ。毒入りアンコウ(フグのアンコウと偽って輸出)。

当初、中国は「ラベルを誰かが貼り替えた」とか何とか。そのうち言い訳で事態が誤魔化せなくなると、突如、責任者に死刑判決。お得意のすり替えである。

つまりは食品や製薬の許認可にも中国では白昼堂々の賄賂が行き交い、輸出検査も賄賂でいかようにもなり、相手国の通関はラベル誤魔化していた手口が満天下に明らかになったわけだ。

米国は中国からの加工食品、薬、歯磨き、医薬部外品そのほか、全ての港の倉庫に山と積み上げ、検品検疫を強化した。

さて謝罪をしない中国は、なんと一転して米国やフランスからの加工食品、および「健康食品」、とりわけビタミン・サプリメントや健康飲料に「バクテリアが混入していた」、「中国の衛生基準を満たさない不合格品がある」などと難癖をつけ、

寧波港、深セン港などで通関を遅らせたり、返送を命じたり、廃棄処分などの嫌がらせ行為にでてきた(ヘラルドトリビューン、07年6月9日付)。>「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成19年(2007年) 6月9日(土曜日)  通巻第1829号 

これでは、命惜しけりゃ中国産品を敬遠したほうが良い、とならないか。ところが宮崎さんも述べているように、中国は謝罪は一言も無く中国家食品薬品監督管理局の前局長に収賄罪で死刑を宣告した。


産経新聞編集委員田村秀男記者によれば、こういうのを中国では「殺鶏赫猴」鶏を殺して猴(さる)を脅かす、というのだそうだ(07・06・10産経新聞3面)。持っている諺大辞典に日本語では載っていない。さすれば中国独特のやり方なのだ。

猴(大衆)を脅しても納得させるために、殺しやすい鶏を殺して見せて、お前らもこれ以上騒ぐとこうなるぞ、と脅せば大衆は納まるのが中国式らしい。政府が謝罪することなど絶対無いのだ。

それでも収まらないアメリカ政府と国民を脅かすために、あろうことか、逆にアメリカが中国に輸出している商品その他を厳重に検査すると言い出した。結果がシロと出たら大好きな面子を失ってしまうから、無理やりクロをでっち上げるだろう。

上記の田村記者の知り合いの北京の教育官僚は、外食を一切しない。昼食も30分以上かけて自宅に戻ってとる。街のレストランの提供する食べ物は信用できないからだろう。奥さんが厳選した安全な食材を料理する。

もっと極端な例では、家族をごっそり東京へ移住させ、本人は逆単身赴任状態という北京エリートも居る、と田村さん。懐が何とかなる中国人は中国産の食べ物を一切食べない、という話は本当なのだ。

だから私のメイルマガジン829号(07・06・08)「話の福袋」で伝えた
「上海の食材販売会社と業務提携 小名浜の漁協 カツオなど輸出」を佐藤知事がトップセールスで実現させたなどと喜ぶのは可笑しい。日本が毒の無い魚を輸出してくれなければ中国は困ってしまうのだ。

<福島県の小名浜機船底曳網漁協(いわき市・野崎哲代表理事組合長)と中国で日本食材販売などを営む上海石橋水産品(上海市・石橋修会長)が6日、小名浜で水揚げされたカツオなどの水産品の輸出入について業務提携することに大筋で合意した。

福島県が上海市に開設した「福島GALLERY」による仲介で実現した。7月にも正式調印の予定。県産水産物の中国向けの輸出に道筋が開かれ、国際港小名浜港の利活用にも弾みがつくと期待される。

6日、上海石橋水産品が経営する上海市の「すしキング」で開かれた県主催の県食材夕食会で、佐藤雄平知事が今回輸入されたカツオなどをPRしながら「福島GALLERY」を利活用した販路拡大などを呼び掛けた。

石橋会長と同漁協の柳内孝之理事事業部長が夕食会場で業務について協議し、ほぼ業務提携について合意に達した。提携内容は「同漁協は水揚げされた水産物を優先的に上海石橋水産品に販売し、同社は可能な限り輸入して販売する」としている。当面はカツオの輸出が想定されている。

トップセールスを実現させた佐藤知事は「石橋会長の協力で大きな業務提携ができた。さらなる県産品の中国での販売につなげたい」と語った。>(7日福島民報)。中国側は「やれやれ落し穴の落とすまで手間がかかったぜ」とほくそ笑んだことだろう。

そんな気持で10日、読売新聞(10日付)を買って読んでいたら、またまた仰天した。いろいろ書くより、そのまま読んでいただいたほうが早いだろう。

<回収紙をナプキンに、楊子再使用も…中国紙報道

【北京=佐伯聡士】食品の安全性に対する信頼が揺らいでいる中国で、レストランの紙ナプキン、つま楊子などに潜む様々な病原菌が健康を脅かしていることが分かった。

中国の有力紙「南方週末」が、中国調理協会が2006年に行った調査結果などをもとに伝えた。

同紙によると、規定では、紙ナプキンにはいかなる回収紙も使ってはならないが、実際には、低品質のナプキンには回収したゴミを漂白したものが流用されていた。

製紙工場に10年勤めた男性は、「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言。

恐ろしいのは色つきの紙ナプキンで、漂白剤すら使わず、ゴミを着色して誤魔化しただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという。

低価格のつま楊子も、状況は同じ。海南省海口市で昨年、広東省から購入した大量の「回収楊子」が見つかった。

レストランやゴミ捨て場から回収した楊子を水につけてよごれを落とし、包装し直しただけで、この種の楊子からは大腸菌や結核菌以外にエイズウイルスまで検出されたという。

これらの紙ナプキン、楊子が輸出されていたかどうかは不明。また、使い捨てのプラスチックの箸やスプーンなどの食器を、不十分な消毒を施しただけで繰り返し使うレストランもあるという。>
(2007年6月10日3時3分 読売新聞)

「これらの紙ナプキン、楊子が輸出されていたかどうかは不明」ということは日本に輸出されている危険性を完全には否定しきれないということである。とりあえず「割り箸」なんかどうなんですか。
なんとも底知れぬ恐怖を秘めた国である。恐ろしい。2007・06・10
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