2017年01月18日

◆ト政権の防衛負担増加要求への対応

宝珠山  昇



トランプ次期米国大統領の見識も品格も欠く言動、選挙投票者向けと思し
き非合理的発言、統治よりも分裂を煽るがごとき対応、敵性勢力などへの
思慮を欠いた非理性的・感情的反応等が、ト政権の統合的戦略の不透明さ
を拡大させ、米国への信頼感を低下させ、その恥、弱さなどを世界にさら
し、36年前のレーガン政権の成功体験と重ねて期待を膨らませていた人々
などを失望させている。

その中で、日本への防衛負担増加要求が大きな論点の一つになっている。
小生は、以下のような基本的理解のもとに、紆余曲折はあるとしても、小
事に惑わされることなく、これを絶好の機会として、日本人による日本人
のための日本大改造(平成維新)が推進されることを期待している。

○現在世界は第4次世界大戦・米中戦争の只中にある。日本の最大最高の課
題は、第一にこの大戦の勝者の側に入ること、第二にこの機会を活用し、
「戦後」を終わらせる日本大改造を実行し、日本国の独立度を向上させる
ことである。

△日本は、第1次世界大戦では勝者の、第2次大戦では敗者の、第3次大
戦(米ソ冷戦)では勝者の側であった。いずれの大戦でも米国が決定的な
役割を演じた。

△第1次大戦での勝利は、米国等の圧力のもと、日本人による日本のための
日本大改造・明治維新の成果によるものだった。

△第2次大戦での敗戦は、大国・米国との戦いに誘導されたことに起因し
ている。また、この敗戦は、米国人による米国のための過度過ぎる(と今
では見られる)日本大改造(昭和中期維新)をもたらした。

△第3次大戦での勝利は、昭和中期維新の成果である日米安全保障体制を
堅持した効果によるものだった。以後、「戦後」を終わらせる日本大改造
(昭和後期維新)に、日本国の独立度の向上に取り組んできた。

△いま日本は、唯一の同盟国、これまでの超大国・米国の相対的な力が傾
向的に低下する中で、自らの手により新時代に対応し得る独立国家への改
造(平成維新)を推進する絶好の機会に際会している。

○第4次世界大戦は、米国の力の低下と中国の力の上昇がもたらしているも
のである。それは米中の同盟力を含む総力戦である。現代の戦争は、以前
の戦争と比較すれば、具象的に見えにくく、大きく拡大、深化、複雑化
し、核兵器等を使っての直接戦闘こそ抑止されているが、常時進行している。

△米国は、米ソ冷戦で中ソ対立を演出、活用した。また、強大な力を保持
していたにもかかわらず、日本を含む同盟国の防衛努力の増大を強要した。

△現在の米国の力は相対的に大きく低下している。いま米国が、露、印、
東南アジア諸国を含む中国周辺国をできるだけ多く、中立側に、できれば
味方に、取り込む策を採ることは賢明な選択である。、日本などがこれを
支持・支援するのも同様である。

△オバマ大統領が「米国は世界の警察官ではない」と公言したのは、大国
としての気概の放棄を宣言したに等しく、中・露の無法行為などを誘発し
た。こうしたオバマ政権の弱腰、対中宥和政策は大失政であった。これが
トランプ政権を出生させた大きな原因である。

△トランプ政権が、この大失政に学び、自力を充実・強化しようとすると
ともに、同盟国に防衛負担の増大を求めて行くのは当然である。日本も、
防衛力の質・量の充実・強化を含む応分の負担を実行し、日本の独立度を
向上させる絶好の機会として活用すべきである。

○これらは、日本が、「敗戦後」における最大最高の課題の解消に向けて
前進し、第4次世界大戦・米中戦争で勝利者の側に入り、同時に自由民主
主義を基調とする世界の発展・平和に貢献し、日本の地位・評価を高める
ことができる大道である。 (2017年1月17日 )


 
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック