2017年01月21日

◆高齢者の運転講習 

渡邊 好造



運転免許更新のため高齢者講習を受けた。”講習予備検査・認知機能検査”という。70歳を超えると無事故無違反ゴールド免許でも、3年毎に更新しなければならない。

受講は最寄りの自動車教習所に電話で申し込み予約する。所定の日午前9時集合の15分前には受講者6名が全員集合し控室で待っていた。隣合わせの人から「何処からいらっしゃいました、普段何をしておられますか、講習料6千円は高いですね」などと話しかけられ、「この教習所に近い接骨医に毎日通い、腰の治療を受けています」といったたわいのない話をしているうちに講習が始まった。話し相手の人は別グループとなりその後顔を合わせることはなかった。

記憶力・反応力のテスト、運転実習まできっちり3時間を要し、改めて何かにつけて衰えているのを実感させられた。老人事故は最近増えているという。アクセルとブレーキの踏み間違いでコンビニに突っ込んだり、屋上の駐車場から落ちたり、高速道路の逆走など。

現にこの講習中でも同乗した受講者の一人は、試験場とはいえ信号が赤でもお構いなし、脱輪、車庫のポールに当たる、指示器は出さない、終わってもサイドブレーキは掛けないなど無茶苦茶な人もいた。

それでも合格、わが身もこのまま運転を続けるかどうか、どこかでケジメが必要だと感じた次第。

その3日後、常診の接骨医に行き診察カードを提出すると、受付の女性が「最近、自動車教習所に行かれましたか」と聞いてきた。「やはりあなたでしたか。隣合わせだったのは私の父なんです」と言うではないか。名乗ったわけでもないし、接骨医なら周辺にいくらでもある。私の話の受け答えや態度、特徴のある杖とカバンを持っていたのが印象的だったようで、その人は何気なくその日の様子を家族に話したらしい。

それを聞いた彼女はすぐに気付いという。なにしろ昨年12月からこの7月までほぼ毎日通院していたのだから、印象的だったのだろう。偶然とはいえ出会いとは面白いものだと思った。

ところで、18〜30歳前後の若い人の交通事故も目立つ。未成年の無免許・居眠り運転による死傷事故、30歳男の暴走死傷事故、定員5人なのに7人も乗った若者の転落死傷事故など、、。なかでも京都祇園の事故は、私の隣家のご主人が経営する老舗・京小物専門店(創業慶応元年=1865年)の店先であっただけに特に印象深い。

高齢者の特別講習もさりながら、彼らのように車の危険さを分っていない25歳までの連中にも2年周期、さらに30歳までは高齢者と同じ3年周期で、講習を受けさせる必要があるのではないか。

暴論覚悟でいうのだが、20歳前後の若者だけの男女4〜5人の死亡事故がよくある(深夜に多い)。よくぞ誰も巻き添えにせず死んでくれたと思う。こんな連中がもしこのまま生きていたら、関係のない多くの他人を死に追いやるもっと大きな事故を起こすに違いない、とそんな想像をしてしまうからである(完)

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