2007年06月14日

◆朝鮮総連の札束

                             渡部亮次郎

<在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が中央本部(東京都千代田区)の土地と建物を、緒方重威元公安調査庁長官が代表取締役の投資顧問会社に売却する契約を締結した問題で、同社の資金調達難から、契約が白紙撤回される見通しであることが13日、関係者の話で分かった。

朝鮮総連は破たんした朝銀信用組合の不良債権問題で、整理回収機構から約630億円の返還を求める訴訟を起こされており、今回の売却契約は敗訴した場合に仮執行によって中央本部の明け渡しを求められるのを防ぐ目的だったという。

関係者によると、今回の契約は中央本部の土地、建物を投資顧問会社「ハーベスト投資顧問」(目黒区)に30数億円で売却する内容で、5月末に締結され、既に所有権の移転登記も完了している。

しかし売却代金の決済はしていなかった。同社は複数の投資家から資金を調達、今週中にも決済する予定だったが、売却契約が表面化(産経新聞13日付)。このため投資家が資金提供に難色を示し、調達できる見通しが立たなくなったもようだ。2007/06/13 14:17【共同通信】>

朝鮮総連ビルには外務大臣秘書官当時、たった1回だが訪ねたことがある。現金100万円(1,000万ではない)を返しに行ったのである。第35回衆院議員総選挙(1979年10月7日)の陣中見舞いとして朝鮮人参に下に入れて園田直外務大臣届けられたのである。

園田氏は前職・内閣官房長官当時から朝鮮総連の幹部とは顔見知りであったようだ。幹部の北朝鮮訪問とその再入国問題を引きずっており、いきなり秘書官になった私は、事情をよく弁えないまま、対処を余儀なくされること一再ならず。赤坂の有名でない料亭にも呼び出されて、総連の某氏から説得されてこともあった。

そうした場面の後、某氏が外務省の秘書官室を訪れ「選挙のお見舞いです、大臣に精力をつけやって下さい」と朝鮮人参の包みを置いて行った。ところが大臣が中を開けてみたところ、茶封筒にいれた現金100万円が出てきて仰天。国交を断っている北朝鮮から現金を受け取っていたとなったら犯罪だ。

ナベしゃん、という命令もそこそこ、千代田区九段上の朝鮮総連ビルに車を走らせ、問題の某氏に無事、手渡して返却すことが出来たのであった。「こいつら、目的のためなら手段を選ばない連中なのだな」と思った。


面白かったのは秘書官室で大臣警護に当っていた某警部である。「秘書官、大役ご苦労さんでした」というではないか。秘書官者のナンバーから私を割りだす。警視庁の総連監視は完全なのはいいが、「大役」の内容まで知っているのか、警視庁は。「総連訪問」自体が「大役」だからそう言ったのだと解釈して大役を終えた。

あれから30年近く経つ。総連との関係は秘書官退任と共に全くなくなった。あの頃は片方の韓国が反共の朴大統領体制で固まっており、今日のように親北大統領を韓国人が選ぶ時代が来るなどと想像する事は不可能だった。

しかしアメリカでカーター大統領(民主党)が在韓米軍の撤退構想を語りだしたあたりから、日韓北のバランスが狂い出したように思う。特に北の金日成主席(当時)は、カーター発言を聞いてから北による南北統一の実現性を信じるようになり、そのための手段の一環として日本人男女の拉致を始めたとの説を成すひとが居るくらいだ。

それにしても一国の外務大臣を買収するのに100万円とは安く見られたもんだな、と思ったが、最近の経済的惨状を聞くと、100万は1億円ぐらいに思っていたかも知れないと回想したりする。 2007・06・13

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