川原 俊明(弁護士)
Q 先日、経団連が発表した大手企業の今夏のボーナスの支給状況によると、前年比7%増となったようです。私の会社は逆にボーナスが減ってしまいました!納得できないので訴えて、増額請求することは可能でしょうか?
A 夏のボーナス、景気のいい話ですね!一部は念願のマイホームの頭金として・・・などという妄想はこれくらいに、質問にお答えしましょう!
実は、そもそもボーナスというものは法律上、給与とは違う性質で、あくまで、会社からの恩恵と考えられています。
この意味で、就業規則や雇用契約で、ボーナスを支払う、となっていない限り、会社側に支払う理由はありません!
しかし、仮に、他の方はもらっているのに、自分だけがもらっていない!という場合は別問題です。
この場合、会社は、慣例としてボーナスを支給しているものとみなされる場合が多いので、ご自身だけもらっていない場合は会社に訴えかけてみてください。
もし、日頃の勤務態度や、営業成績などを理由にされた場合は、労働局や労基署に相談することも可能です。
ただ、これらに訴えてみたところで、せいぜい勧告書を送ってくれる程度かもしれません。
効果的なのは、弁護士に代理人として交渉役となってもらい、内容証明郵便を送り、場合によっては法律違反を理由とした訴訟をすることです。
その場合はぜひ当事務所にご相談ください!初回相談料は無料です♪