2017年05月17日

◆「平戸つつじ」満開に感動

毛馬 一三



大型連休のある朝、愛犬散歩で大阪「大川」支流の「城北川堤防」を散策していた時、堤防沿いの花壇に真っ赤な花で彩られた満開の大量の「平戸つつじ」を見た。大型連休の愉しみのひとつは、「平戸つつじ」の閲覧だ。

今年の連休は不安定な日和が続いていた所為か、ほとんどが満開ではなかった。この日は、たまたま早朝からの強い陽射しと暖かい陽気だったので、見ただけでも約1000本の「平戸つつじ」が総て「赤」大輪の花を溢れさせ、その素晴らしさと規模の大きさに驚かされたのを思い出す。

「平戸つつじ」は、古くから長崎県平戸市で栽培されてきたことが、名前の由来とされている。1712年に出た『和漢三才図会』にはすでに「ヒラドツツジ」の名で紹介されていた。交配が重ねられ数多くの園芸品種がある。 平戸市の崎方公園には300種からなる原木園がある。『ウィキペディア(Wikipedia)』

「平戸つつじ」は、福岡県久留米市の実家の庭に、祖父が大量に植栽していた。実家の庭には多彩な大小の木々があった。葉桜のあとの季節木を受け継ぐ植木として、この「平戸つつじ」は大切にされていた。

しかも「手入れ」は花後だけに必要なだけで、あまり手入れは不要な珍しい植木だ。こうした手間の掛からない「平戸つつじ」は、造園家に大いに歓迎されていた。「赤色」で満ち溢れた庭先の姿を眺めながら、縁側で家族による「茶会」を楽しんでいたことを、今も思い出す。

「平戸つつじ」は、常緑低木で、ゴールデンウィークの象徴的な大輪。木の先端枝を仔細に眺めると、先端枝には5つほどの真っ赤な花が咲いており、枝の太さは、わずか5ミリほど、高さも10センチほどだ。
しかもその枝には小さな約20の葉を付けている。その細木枝を幾重も束ね合わせる形で、つつじ1本の大輪としている。自然とは素晴らしいとしか言いようがない。

大阪湾に繋がる地元「大川」周辺では、造幣局の「桜の通り抜け」などの行事が終わると春の季節が一段落するが、これに継ぐ形で「平戸つつじ」が初夏の訪れを告げる。「大川」支流の「城北川」堤防で、この移り変わりを大型連休の期間に楽しませてくれる。

序でながら、初夏の陽気が迫ってきた別の様子がこの「城北川」で見られるようになった。「城北川」は川の幅は50メートルほどあるが、水の温度が緩んで来た最近になって「釣り人」が増えだした。

「城北川」は、昭和10年から昭和15年にかけて運河としての利用を目的に掘削された。そのため現在でも「城北運河」と呼ぶ者も多い。しかし昭和の終わり頃になるとこれを運河として利用する船が減ったため、1985年(昭和60年)に一級河川となる。『ウィキペディア(Wikipedia)』

この「城北川」も、「平戸つつじ」と並んで、「淡水魚」の「釣り場」としても知られている。
1週間ほど前までは、川底の温度が低く「淡水魚」の動静も鈍かったため、「釣り人」も現れなかった。

ところが2〜3日ほど前から、姿を見せるようになり、大型連休のある日、平均身長40センチの「鯉2匹、鮒2匹、鰡1匹」を釣りあげた顔見知りの「釣り人」に出会った。釣り上げた鮒の1匹が、何と90センチだったという。

これもまた夕方の愛犬散歩の際の出来事だったが、鰡を釣り上げる瞬間は初めて一部始終を目撃した。この時の緊張感こそ、初夏の季節がもたらせてくれたものだった。
季節の移り変わりに随時接せられるほど、幸せなことはない。
                        

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック