2017年06月23日

◆朝日新聞のスクープ記事もなぜか不自然

阿比留 瑠比



記事は、加計学園の獣医学部新設計画について、文部科学省が「内閣府か
ら『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』な
どと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」というスクー
プだった。

それはいいが、記事に添えられた「大臣ご確認事項に対する内閣府の回
答」と題された文章の写真が不可解である。写真はなぜか下側が暗く文字
がよく読めないが、文科省が15日に発表した同様の文書をみると、その
部分にはこうある。

「『国家戦略特区諮問会議決定』という形にすれば、総理が議長なの
で、総理からの指示に見えるのではないか」

つまり、安倍首相の指示だと取り繕ってはどうかという話であり、逆に
首相の指示などないことを示している。

ところが、そこが朝日の写真では不自然に隠された形となっている。こ
れでは「印象操作」と言われても仕方があるまい。

真実は不確実

「安倍政権に批判的な記者の一人」であり、安倍政権が掲げる政治目標
に「ほとんど賛同できない」という立場の元朝日記者でジャーナリストの
烏賀陽弘道氏は、新著『フェイクニュースの見分け方』でさまざまな情報
を検証している。

その上で、(1)日本会議=安倍政権の黒幕説を首肯できる事実は見い
だせない(2)(安倍政権の言論統制を非難する記事や出版物の)「報道
に介入した」「圧力を加えた」「統制した」と主張する根拠がわからない
(3)(高市早苗総務相の放送法関連答弁について)民主党時代と同じ発
言を根拠にした「安倍政権は報道の自由を恫喝している」という非難は不
思議−などと結論付けており、うなずける。

記事は、加計学園の獣医学部新設計画について、文部科学省が「内閣府か
ら『官邸の最高レベルが言っている』『総理のご意向だと聞いている』な
どと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」というスクー
プだった。

それはいいが、記事に添えられた「大臣ご確認事項に対する内閣府の回
答」と題された文章の写真が不可解である。写真はなぜか下側が暗く文字
がよく読めないが、文科省が15日に発表した同様の文書をみると、その
部分にはこうある。

「『国家戦略特区諮問会議決定』という形にすれば、総理が議長なの
で、総理からの指示に見えるのではないか」

つまり、安倍首相の指示だと取り繕ってはどうかという話であり、逆に
首相の指示などないことを示している。

ところが、そこが朝日の写真では不自然に隠された形となっている。こ
れでは「印象操作」と言われても仕方があるまい。

真実は不確実

「安倍政権に批判的な記者の一人」であり、安倍政権が掲げる政治目標
に「ほとんど賛同できない」という立場の元朝日記者でジャーナリストの
烏賀陽弘道氏は、新著『フェイクニュースの見分け方』でさまざまな情報
を検証している。

その上で、(1)日本会議=安倍政権の黒幕説を首肯できる事実は見い
だせない(2)(安倍政権の言論統制を非難する記事や出版物の)「報道
に介入した」「圧力を加えた」「統制した」と主張する根拠がわからない
(3)(高市早苗総務相の放送法関連答弁について)民主党時代と同じ発
言を根拠にした「安倍政権は報道の自由を恫喝している」という非難は不
思議−などと結論付けており、うなずける。

米国の著名なジャーナリスト、リップマンは1922年刊行の著書『世
論』で、ジャーナリストの仕事についてこう訴えている。

 「人びとの意見形成のもととなるいわゆる真実といわれるものが不確実
な性格のものであることを人びとに納得させること」

フェイクニュースが蔓延しているならば、なおさらだろう。
(論説委員兼政治部編集委員)
23日産経ニュース



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