坂元 誠
=都議選大敗受け方針転換−政府・自民
政府・自民党は3日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり
野党が求めている閉会中審査に応じる方向で検討に入った。これまでは応
じない姿勢を示していたが、方針を転換した。東京都議選で自民党が歴史
的大敗を喫したことを受け、国民の批判に真摯(しんし)に向き合う必要
があると判断した。
閉会中審査の実施時期や、安倍晋三首相出席の有無など具体的な形式は、
自民、公明両党間で詰める見通しだ。
自民党の竹下亘国対委員長は、3日の政府・与党連絡会議で「国民に説明
するため、どこかの局面で(閉会中審査を)検討していきたい」と語っ
た。公明党の井上義久幹事長は「国民の疑問にしっかり答えていくことが
大事だ。積極的に説明責任を果たしてもらいたい」と政府に求めた。
加計問題をめぐり、首相は通常国会閉幕を受けた記者会見で、丁寧な説明
に努めると表明。だが、民進、共産、自由、社民の野党4党の憲法53条に
基づく臨時国会の早期召集や、閉会中審査実施の要求を政府・与党は拒否
してきた。こうした対応が自民党惨敗を招いたとみて、野党の要求に一定
程度応じる方向に傾いた。
これに対し、民進党の野田佳彦幹事長は3日の記者会見で、加計問題や稲
田朋美防衛相の失言を挙げ、「きちっと説明されていない。不誠実な態度
を自民党は反省しないといけない」と強調。野党4党は近く幹事長・書記
局長会談を開き、改めて臨時国会召集を政府に求めることを確認する。
【時事通信】 2017/07/03-16:19 〔情報収録 − 坂元 誠)