2017年07月16日

◆弱い巨人は置いて行く

馬場 伯明



巨人が低迷しているというか最悪の状態である。巨人は「虚人」になって
しまったかのようだ。私は60年前からカープファンである。だから、私に
は強いバイアス(bias偏見)がかかっている。でも、ま・・・、とりあえ
ず、カープファンにはうれしい。

多くのプロ野球ファンが疑問を抱いている。「最近の巨人はなぜ弱いの
か」と。史上初の13連敗の衝撃により隠れ巨人ファンはさらに(もぐら)
穴の奥へ引き籠ってしまった。(巨人ファンよ、出て来い!)

それでも、2017/7初からの前半締めの9連戦で巨人はカープに連勝するな
ど7勝2敗と急上昇し立ち直りの兆しを見せている。だが、後半戦で果たし
てそれが続くのかどうか?

私は小さな大投手といわれた長谷川良平(1930〜2006)の頃からの古参の
カープファンである。長谷川投手に合掌。本稿では真正カープファンの立
場から、最近のカープと巨人をざっと(あくまで「ざっと」)比較し、巨
人を貶め(笑)カープを誉めたい。巨人ファン、許されよ(拝)。

まず、昨年2016年の成績。カープは89勝52敗2分、勝率0.631で、ダントツ
のリーグ優勝。巨人は71勝69敗3分、勝率0.507、ゲーム差は17.5ゲーム、
呆れるような大差の2位だった。どうにもならない高橋由伸監督だった。
何と弱い巨人。

今年2017年の前半戦終了時(2017/7/12)の成績のもう少し詳しいデータ
を比較する《カープ(巨人)で表示》。試合数カープ83(巨人82)勝数
52(38)負数29(44)引分2(0)勝率0.642(0.463)勝差0(14.5)得点
437(276)失点310(306)本塁打94(50)盗塁64(41)打率
0.278(0.244)防御率3.30(3.48)。全指標で巨人はカープに劣ってい
る。14.5ゲームの大差で4位である。

今年のカープは巨人戦に圧倒的な強さを見せている。2017.7.12まで11勝3
敗だ。正直に言ってカープファンとしては笑いが止まらない。電車内でふ
と思い出し笑いをしてしまい、他の乗客に怪訝な顔をされたことがある。

ここで、巨人が「『虚人』になった」かのようなゲームを3つ紹介する。1
つは野球の基本である「走行守」の劣化が見えたような2017/4/13のカー
プ:巨人の第3戦である。11:5でカープが逆転勝ちした。

東京ドーム、巨人は初回のカープの猛攻による4失点をはね返し5:4で9回
表のカープの攻撃へ。カープは代打松山竜平(31)が新守護神のカミネロ
(29)から同点本塁打。田中広輔(28)四球、菊池涼介(28)のバント処
理をカミネラがエラー、好走で一挙2・3塁へ。2塁拙守で丸佳浩(28)セン
ターへ適時打、安部友浩(28)もヒット。ベテラン石原慶幸(37)が3点
本塁打で7点!!11:5で逆転勝ち。巨人の守備の不手際とカープの積極的
な走塁とバッティングが光った。

2つ目は巨人のFA、ドラフト、とくに育成の拙さが顕在化したゲーム。
2017/6/11日本ハム交流戦。仕掛けた栗山監督からは、巨人への当てつけ
というか一種のお笑い(ユーモア)感覚に近いものが感じられた。

巨人から日本ハムに移籍した2人の選手が伸び伸びと活躍し5:1で巨人に快
勝したのだ。太田泰二(27)は3打数2安打(1本塁打)、「今は心から野
球を楽しめている」と。村田透(32)は5回1失点に抑えプロ初勝利だ。栗
山監督は見事な采配で名を上げた。巨人は太田たちにやられ踏んだり蹴っ
たり、巨人の名声は地に落ち、迷声となってさまよう。

さらに3つ目。2017/6/15日本ハムは中日を5:4で下した。巨人を追われた5
人(!)が活躍した。8回代打矢野謙次(36元捕手)は左前打を打ち、大
田泰二も左前打で繋ぐ。快足の大塁進(26)は一邪飛でタッチアップに成
功。先発捕手の市川友也(32)は6投手を粘りのリード。公文克彦(25投
手)も無失点に抑えた。元巨人の5人で勝った。

2017開幕、高橋由伸新監督へ球団から30億円の大型補強というプレゼント
があった。森福允彦投手(30・ソフトバンク)、陽岱鋼(30・日本ハム)
と山口俊(30・Dena)だ。しかし、現実には怪我などでほとんど機能して
いない。

巨人はFA選手だらけでFA選手の墓場という人もいる。他のチームで活躍さ
れたら困るので獲って飼い殺しというアホな噂もあった。また、FA選手は
ゲームに出たら出たで他の選手の出場機会を奪うので、若い選手が成長せ
ず悪循環になっている。

高橋監督は立往生するのみ。その10分の1の3億円でもいいから高橋監督
(個人)に現金を任せ、新人らの指導と鼓舞に自由に使わせれば必ず効果
が生まれると思う。(カープにとってはそうならなくてよかった)。

カープの辞書には「FA」という文字がない。カープはFA選手獲得の実績が
ない唯一の球団である。なぜか?金がないから(笑)。1回だけ内川聖一
(34)獲得に手を上げたがソフトバンクに金額で負けた。

しかし、カープファンはFAで出たカープ選手には優しい。カープとの対戦
以外のゲームでは心から応援する。阪神の金本知憲監督もカープ以外の球
団には勝ってほしい。でも、カープ戦ではプチ気を抜いて!(笑)。

私も阪神へ移籍した新井貴浩選手を応援し続けていた。かつて千葉に住ん
でいた新井選手の(結婚前の)義母・子(妻)を知っていたこともある。
カープに戻った新井選手に遠い千葉から「おかえりなさい」とエールを
送った。2016年以降の彼の大発奮には涙が出る、ありがとう。

かつて、強い巨人には「逆指名制度」という武器があった。この金満球団
は毎年2人の選手を無競争で獲得した。貧乏球団カープは希望選手を逃し
た。この悪辣な制度は選手への裏金の露見等で制度廃止に追い込まれた。
巨人は落ち込み地道な努力を重ねたカープは浮上した。

2017年のプロ野球後半戦はどうなるのだろうか。わがカープは首位を走
る。最後まで走り切れ。ぐずぐずしている・・弱い巨人は置いて行く。

遮二無二勝ち続け、2017年のカープの目標であるリーグ連覇と日本一をぜ
ひ達成してほしい。さらに、前人未到のリーグ100勝の高みを目指してほ
しい。「ほしい・ほしい」ばっかりであるが、これが率直なファンの願い
(おねだり)なのである。

そして、球団は球場を超満員にし、グッズを売り、工夫を凝らし金をかせ
ぎ、選手の報酬を上げてほしい。ファンは常に応援し、精一杯支援する。
活躍した選手が大きな報酬を得るのは当然であり、選手に報いるのは球団
経営者の最低限の義務だ。これが常勝カープへの方程式である。

2017年のキャッチフレーズ「カ舞吼!−Kabuku−」を絶対に実現しよう。後
半戦の門出にあたり、カープの弥栄(いやさか)をカープファン全員で、
さあ、願おう。(2017/7/15千葉市在住)

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