Andy Chang
今朝21日、ワシントン時間の10時にホワイトハウスの報道官ショーン・ス
パイサーが辞職したと言うニュースが流れてメディアは騒然となった。
トランプ大統領はアンソニー・スカラムッチをホワイトハウスの主任広報
官に任命し、スパイサーの後任にサラ・ハッカビーを主任報道官に任命す
ると発表した。
ワシントンでは毎日のようにトランプのニュースが世間を驚かし、おま
けに賛成は少なく批判が多い。スパイサーの辞任はトランプ政権にとって
大打である。トランプ政権は半年だけで報道官が更迭されたのである。
スカラムッチはニューヨークのビジネスマンで政治に関しては素人だが絶
対的なトランプ弁護者だと言う。スカラムッチを入れたのはトランプの強
力な弁護者が欲しいからと言う。
一説にはトランプがスカラムッチをパリ大使に任命したが彼は受けなかっ
たと言う。報道によるとレインス・プリーブス幹事長は政治経験のないス
カラムッチを主任広報官に任命することに反対したがトランプは意見を却
下したと言う。
ホワイトハウスの定期記者会見でスカラムッチ本人は、プリーブス幹事長
とは6年来の友人でとても仲が良い、兄弟でも意見の相違があるのは当り
前だから問題はないと言った。
NYタイムスのグレン・スラッシュ記者によると、スパイサーはスカラムッ
チの部下として報道官を続けることに絶対反対で、トランプが慰留したと
き彼はその場で辞職したと言う。スパイサーはトランプにスカラムッチの
任命は大間違いだと述べたそうである。
記者団の評論では「トランプ丸」は大破して、船体が傾むいたと言う。こ
れはスパイサー辞任だけでなく、ホワイトハウスがメディアから攻撃され
ているのにトランプが自から攻撃される事件を作っているのだ。
「ロシアゲート」は毎日のように新しいニュースが出てきてトランプ丸は
大破の様子を示している。トランプの息子がロシア人と会見した事件は参
加人物が7人と報道された後すぐにもう1人の8人目が出てきた。
コーメイFBI長官の罷免の後ロシアゲートの調査にマラー弁護士が特別検
察官に任命されたが、数日前に彼がトランプとロシアの金融関係を調査す
ると言うニュースが出ると、トランプはホワイトハウスの弁護士にマラー
検察官を罷免できないかと相談したと言われる。
火のないところに煙は立たないと言うがこんなニュースが出たらロシア癒
着の疑惑は更に増幅される。
トランプ最大の問題は彼の暴言、放言癖である。問題がたくさんあるのに
新しい放言で世評が更に悪くなる。トランプがNYタイムスのインタビュー
で自ら司法長官に任命したセッションを批判して物議をかもした。
これまでにコーメイFBI長官を罷免し、セッション司法長官を貶し、ロー
ゼンバーグ副長官まで貶したと言う。トランプはメディアと敵対している
が、メディア自分の部下の批判を述べるとはまったく愚かなことだ。
トランプのもう一つの問題は部下を信用しないことである。スパイス報道
官だけでなく、ホワイトハウスの部下を信用しない。だから娘のイバンカ
や婿のクシュナーをホワイトハウスに入れる。プリーブス幹事長はスカラ
ムッチの任命に反対意見を具申したがトランプは彼を信用しない。
スパイサー報道官が記者会見でトランプ擁護に全力を尽くさなかったから
新しい絶対的服従者を入れたと言う。信用されていないとわかった部下が
辞めるのは
当然だ。
トランプ丸が立ち直れるかどうかは彼本人にかかっている。報道官だけで
なく弁護士が何人も辞めている。報道によると数日前にホワイトハウスの
弁護士Mark Corello が辞任し、Marc Kasowitzトランプの個人弁護士も昨
日辞任した。理由は明らかにしていない。
(在米台湾人地球物理学者)