2017年07月26日

◆144年も変わらぬ日韓関係

加瀬 英明



144年も変わらぬ日韓関係 文政権が韓国崩壊を招く?

韓国で、親北朝鮮の文在寅(ムンジェイン)政権が登場した。

それでも、わが大使館とプサンの総領事館の前に設置された慰安婦像が、
撤去されることはない。
 
やれやれ、日韓関係は144年も全く変わっていないのだ。

明治6年に、朝鮮政府が日本の唯一つの外交公館として、釜山(プサン)に
あった倭館の前に、日本を「罵詈譫謗(ばりせんぼう)」(罵る言葉)を連
ねた、漢文で数千字にのぼる告示文を掲示した。

内容は、日本の明治の改革を頭から否定して、日本が儒教の礼を踏み躙
り、服装を西洋式に変えたことを痛罵し、日本が禽獣以下の国だとなじる
ものだった。

日本側の抗議に対して、告示文を撤去することを拒んだ。日本政府はこの
無法な告示文に激昂し、西郷隆盛をはじめとする太政官が、征韓論を唱え
る切っ掛けとなった。

今日、この告示文の写しが、外務省外交史料館に保管されている。

日本で嫌韓論が募っている。いったい韓国にどう対応したら、よいのだろ
うか?

私は韓国は変わらないから、あるがままの韓国を受け容れて、経済、安全
保障、文化に限って、互恵関係を結ぶべきだと思う。

アメリカにキリスト教の一派のアーミッシュの共同体があるが、電気も、
電話も、自動車も、いっさいの機械の使用だけでなく、聖書以外の読書、
讃美歌以外の音楽を禁じている。敬虔な愛すべき人々だ。

イスラエルに「オーソドックス・ジュー」と呼ばれる、ユダヤ教の厳格な
戒律を頑なに守る人々がいる。聖書が肌に刃を当てることを禁じているか
ら、髭を剃らない。シャバット(安息日)――金曜日の日没から土曜日の日
没まで乗り物に乗らないし、火を点じることがない。信仰心が篤い人々だ。

アーミッシュ教徒や、オーソドックス・ジューに、生きかたを変えるよう
に求めるものだろうか?

反日(パンイル)が韓国民の愛国心を支えて、元気の素となっている。韓国
はかつて自国を小中華(ソチュンファ)と呼んで、中国の藩属国であること
を誇って、日本を蔑(さげす)んできた。その日本が韓国を追い越したの
が、誇りを傷つける。

そのかたわら、韓国民は日本の発展が羨ましい。反日の裏では、日本に憧
れている。韓国には「荘(ソジュン)」という、日本語にない言葉がある。

韓国民の心情を理解して、日本が韓国の活力の源となっていることを喜び
たいものの、明治初年の日本を苦しませたのが、朝鮮半島だった。日本は
朝鮮半島をめぐって、清国とロシアと死活を賭けて戦うことを強いられた。 

いま、北朝鮮から発する脅威が、日本を戦(おのの)かせている。それだけ
ではない。文政権によって、韓国が崩壊する可能性がある。

私は6月にワシントンに滞在していたが、政権内部の友人が「もし文政権
が北朝鮮に1ドルでも渡したら、われわれは黙っていない」といった。

「どうするつもりなのか」と尋ねたが、笑って答えなかった。おそらく韓
国の国軍を動かして、クーデターで文政権を倒そうということなのだろう。

トランプ政権は民主的に成立した政権を倒したくないだろうが、オバマ政
権がエジプトで民主的選挙によって登場したムスリム同胞団政権を軍が倒
したのを黙認したのと、同じことになろう。


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