2017年11月07日

◆「措置入院」精神病棟の日々(69)

 “シーチン”修一 2.0


食材宅配のショクブン(本社・愛知県)を前身のヨシケイ時代から10年以
上利用しているが、11月第2週で関東での業務を終了するという。価格競
争と人手不足で赤字になり、先行きも不透明だから関東から撤収、お膝元
の中部地方で踏ん張り、再起を期す決断をしたのだろう。

わが家は基本的に夕食材を発注し、それが毎日届き、小生が料理をしてい
るのだが、夕食の支度を完了するまでに1時間ほどはかかる。専業主夫だ
から苦にはならないが、共稼ぎで奥さんもフルタイムだと、奥さんは結構
疲れるのではないか。

帰宅する、洗濯物を取り込む、料理する、片付ける、朝食の準備をする、
洗濯物をたたむ、風呂掃除と湯沸かし、子供の世話・・・エンドレスだ。

料理はできる限り手を省きたい、オリジンキッチン、スーパーやコンビニ
の惣菜、あるいは冷凍物で済ませようという方向へ向かわざるを得ないの
ではないか。食材宅配を頼めば買い物に出かけなくてもいいけれど、結
局、料理はしなくてはならない。

結局、食材宅配というビジネスモデルは市場、特に首都圏市場での変化に
うまく対応できなくなったのだろう。変化に対応できなくなったら、自ら
が変わらざるを得ない。経営資源を中部に集中しようとなったのだろう。

ショクブンで思い出すのは2011/3/11大地震・大津波・原発事故の際の対
応だ。いつもは正午前後に届くものが、夕方になっても届かない。サプラ
イチェーンがずたずたになったのだからどうしようもない。そういうひど
い状況の中でもショクブンは必死で食材を集め、配達した。大したもの、
小生は感激、感動した。日本はすごい、日本人はすごいと誇りに思ったも
のである。

さて、中共の党大会が終わった。習近平派、江沢民派、胡錦濤派、それぞ
れ満足ではないが、「まあ良しとしよう」という感じではないか。江沢民
派は北朝鮮を使嗾してミサイルをぶっ放し、習近平を牽制していたが、不
満はあるもののとりあえずは手打ちとなったから、北は暫くは大人しくし
ているだろう。

中共軍部(江沢民派、胡錦濤派)はしっかり予算を確保できそうだから、
南シナ海でもあまり目立つことは控えるかもしれない。

習近平は一帯一路でゴーストタウン、ゴーストロード造りに精を出すだろ
うが、これは現代の万里の長城みたいで、かなりの無駄な投資になるだろ
う。習近平の中2レベルで止まったオツム(文革の下放で学業停止)で
は、「大規模企業は国際競争に勝つ」というビジネスモデルしかなく、合
併で巨大国営企業を作っている。常に先端技術/ビジネスモデル競争の
トップグループにいないと入賞できないよ、「中進国の罠」から抜け出せ
ないよ、ということが分かっていない。

多彩、多様な議論、研究を拒む共産党一党独裁では頭脳流出は止まらない
だろうし(留学生の多くは1500万円の報奨金を用意しても戻ってこな
い)、漢族の生き甲斐である「蓄財蓄妾美酒美食」の否定では人民のやる
気も萎えるばかりではないか。

世界が中共に媚びているのは14億の消費市場が魅力的だからで、人件費が
安い「世界の工場」で投資をかき集め、中産階級を増やしていった時代は
終わりつつある。

5年後に中共党大会があるのかどうか、かなり難しいのではないか。

間もなく10/29、小生の発狂1周年だが、1年後も生きて2周年を祝う、呪
う、悔いるのかどうか、すこぶる怪しい発狂亭雀庵の病棟日記から。

【2016/12/28】*45年前、1971年のこの日の夕方、20歳の小生は千葉刑務
所を出所した。波乱万丈の人生だったが、それを否定も肯定もできない。
それがあったから今の自分があるのだが、それがなければどんな自分が
あったのか、想像がつかない。複雑な思いだ。

この世は分からないことだらけだ。「女性に年齢を聞くのは失礼」となっ
たのはいつか、誰が言い出したのか・・・5W1Hを知りたい。この考え、判
断のもとには「女は若い方がいい、年増はいけない」という価値観がある
はずだ。これは女性蔑視ではないのか。

女が主に消費行動を起こすのは、「可愛い、美味しそう、素敵、安い」と
いうKOSYによるのではないか。女が女を見るときもKOSYで、「あの子、お
高くとまっていないから、同性から見ても可愛いわ」「素敵ねえ、センス
がいいわ、若くて新鮮、ピチピチ。男がほっておかないわよ」とかで、
KOSYは価値があるわけだ。

女はいくつになっても若々しく綺麗でありたい、男からも女からも称賛さ
れたい、そういう“商品価値”を維持したいから「年齢を聞いてはいけな
い」のだろう。

男はどういう基準で伴侶を選ぶのだろう。若ければいい、美人ならいいと
いうものではないだろう。人並みの知恵、良識、社会経験、キャリア=生
活力、つまり「生きる力」がKOSYよりも重視されるのではないか。若いと
か可愛いなどというのはせいぜい10年ほどの賞味期限で、「生きる力」が
なければ話にならない。

(修一:芸者を落籍(身請け)して嫁さんにし、親兄弟から絶縁された荷
風は「或時は(芸者、娼妓などを)家に納 (い) れて箕帚(きそう、ハタ
キとホウキ、つまり掃除などの家事)を執(と)らせたこともあったが、然
しそれは皆失敗に終った」と書いている。

芸者上がりの夫人を2人知っているが、旦那さん曰く「男が女に惚れてい
る分には“浮気”ですみますがね、女が男に惚れると大変なことになります
よ」と視線を奥さんに向けていた。

奥さんは三味線以外はまずできなかった。妓楼や置屋の主人にとって彼女
たちは大切な商品であり、水仕事で手が荒れたりしたら困るから、家事は
何もさせなかったのである。この辺は露伴の娘、幸田文の「流れる」に詳
しい)

イメルダ・マルコス夫人(元ミス・フィリピン)を見るといつも思うのだ
が、どんな美人でもオツムが弱いと美しく老いるということがない。老
残、老醜になりやすい。中身が大事なのだ。

女から見て男は「三高」、高学歴、高給取り、高身長がいいとされている
ようだ。高給取りは、それなりに市場価値があるとされているのだから意
味はあるが、高学歴、高身長はあまりあてにはならない。

タフで優しくて仕事ができる男が良さそうだが、なかなかいそうにないか
ら、そういう方向へ旦那を調教したらいいと思うものの、生の人生ゲーム
はとても難しく、なかなかそんな具合にはいかないだろう。

(修一:女友達は「気は優しくて力持ち」の男が大好きで、機動隊員と別
れた後はヤクザと付き合っていた。これにはビックリ! その後は学校に
来なくなったが、極妻にでもなったか、あるいは湯船にドボンか・・・)

*10:00から11:00、作業療法、ようやくオートバイのペイント開始、と
ても面白い。

*14:50〜16:30、グループミーティング「わかば」最終回。昔の正月を
皆楽しく回顧した。餅つき、独楽まわし、羽根つき、凧揚げ、お雑煮、お
年玉・・・表では子供たちの楽しそうな声がしていたっけ。

昭和30年代、戦後の日本はまだまだ貧しかったが、子供も大人も明るく楽
しそうだった。懐かしいなあ、思えば遠くへ来たもんだ・・・昭和39年、
1964年の東京五輪あたりで古き良き「三丁目の夕日」は沈んでしまった。

今日で御用納め、明日から1月3日まで年末年始休暇になる。小生は毎日が
ホリデーだが・・・(つづく)2017/10/26


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