2017年12月21日

◆Fake Newsよりもたちが悪い 

 前田 正晶


8日の夜は女子のサッカーが韓国を相手に苦戦と言うべきか善戦健闘して
いる裏番組のPrime Newsも見ていた。そこに登場した古森義久氏は「この
度のトランプ大統領のアメリカ大使館移転の決定は1995年のクリントン政
権時代に既に法律として制定されており、それを歴代の大統領がその実施
を waiver(「規則や罰などの適用免除」と訳せば最も意味を為すだろ
う)してきたもので、今回のトランプ大統領の決定については国内では民
主党も異論を唱えていない」と紹介した。

私はその事実を知らなかった不明など恥じない。腹が立ったことは「テ
レビも新聞もかかる事実が22年前にあったことに全く触れずに、イスラム
教徒は言うに及ばずパレスチナ等での反対が起きることばかりしか報じい
ない姿勢」には、その不誠実な態度だった。この態度は彼らが日頃垂れ流
している fake newsよりも悪質だ。

私は古森氏が指摘したこと程度は彼らが心得ていないはずがないだろうと
思ったのである。特派員(correspondentをこう訳すも時代感覚に乏しい
と笑いたい)だったアメリカに行っているじゃないか。兎に角不愉快だっ
たのは「何故、そういう根本的な米国の政治の実態を報じないのか」との
一点だった。

この事実さえ先ず採り上げて報じれば、UK、フランス、ドイツ等の首脳が
トランプ大統領の決定に異を唱えたのも、些か見当違いというか米国の国
内の事情に疎いということになるとは考えなかったのかとも言いたくる。

私は元々我が国のマスコミ不信論者であるが、今回のような読者と視聴者
を愚弄するかの如き姿勢は看過できない。相撲の揉め事で、協会ベッタリ
の彼らは真相を報じないのとは訳も次元も違う。かくて、19日夜は呆れ
返っていた次第だ。

次に些末なことで彼らの揚げ足を取っておこう。それは彼らはいくら私が
批判し続けても「自己ベスト」のような間抜け漢字の熟語とカタカナ語の
合成語を使い続ける。

それに悪影響を受けたろくに勉強もせずに体育会の活動ばかりしていた輩
は、平気で「自己ベスト」と言う。あれを何故「自己最高記録」と言えな
いのか。bestという単語には確かに名詞用法もあるが、あれは普通は形容
詞か副詞の good か well が原形なのである。好い加減にしろと言ってお
きたい。

もう一つ。何処の局のアナウンサーが言い出したか知らないが「ベンチス
タート」という奇妙な専門語?がある。もしかすると「スターティングラ
インナップ」という表現があるから、先発には入れなかったか落とされた
者を哀れんで「ベンチからスタートする」とでもしたかったのだろう。

だが、カタカナ語の合成語などとは余りにも奇っ怪である。素直に「先発
メンバーから落とされた」か「本日は補欠に回りました」と本当のことを
言ったらどうだ。

私に言わせて貰えば、彼らはEnglishではない「科学としての英語」を学
校で教えられてしまった結果で、おかしなカタカナ語を乱発して如何にも
洗練された中継放送だとでも密かに自負しているのだろうと思っている。

他にも「滑りやすい」を「スリッピー」と言ったり、「キャプテンシー」
などと言うのも同罪で、一度チャンと英和辞書を見てみろと言ってやりた
い。彼らは事ほど左様にAHOばかりなのだ。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。