1946(昭和21)年のこの日、NHKラジオで「のど自慢素人音楽会」が開始
され、それを記念してNHKが制定した。
第1回の応募者は900人で予選通過者は30人、実に競争率30倍の超難関
だった。
今でも12倍を超える人気長寿番組とか。1946(昭和21)年のこの日、NHK
ラジオで東京)「のど自慢素人音楽会」が開始され、それを記念してNHK
が制定した。
第1回の応募者は900人で予選通過者は30人、実に競争率30倍の超難関で
した。
今でも12倍を超える人気長寿番組とか。
私も高校生のころ、秋田市での大会に出場、合格した。受験戦争ムードに
反発したもの。歌ったのは「チャペルの鐘」
作詞:和田隆夫
作曲:八州秀章
1)なつかしの アカシアの小径は
白いチャペルに つづく径
若き愁い 胸に秘めて
アベ・マリア 夕陽に歌えば
白いチャペルの ああ
白いチャペルの 鐘が鳴る
2)嫁ぎゆく あのひとと眺めた
白いチャペルの 丘の雲
あわき想い 風に流れ
アベ・マリア しずかに歌えば
白いチャペルの ああ
白いチャペルの 鐘が鳴る
3)忘られぬ 思い出の小径よ
白いチャペルに つづく径
若きなやみ 星に告げて
アベ・マリア 涙に歌えば
白いチャペルの ああ
白いチャペルの 鐘が鳴る
この歌を聞くと、なぜか札幌の時計台を思い出す。理由は分からない。で
もあれは時計台であってチャペルではない・・・。では「チャペル」とは
何ぞや? Wikipediaによると、「チャペル (Chapel) は、本来クリス
チャンが礼拝する場所であるが、日本では私邸、ホテル、学校、兵舎、客
船、空港、病院などに設けられる、教会の所有ではない礼拝堂を指してい
る。」
とある。どうも教会の礼拝堂はチャペルとは言わないらしい。結婚式場が
チャペルだ。
でもこの歌詞は、何とも淡い恋でいいな〜。(オジイサンには縁が無い
が・・・)
白いチャペルか・・・
フト、2年前の今頃、オーストリアに行って教会を見た事を思い出した。
ヨーロッパはどこに行っても教会だ。2年前は2週間掛けてオーストリアを
一周したが、オーストリアでも、どこに行っても尖塔の教会があった。中
でも有名で「これどこかで見た事がある・・」と思った教会が二つあっ
た。ハイリゲンブルートの教会とハルシュタットの教会である。この歌と
はあまり関係ないが、“絵になる”教会の写真を見ながら、岡本敦郎の歌を
聞くもの一興か?
大学を出てNHKで記者になった。
政治部所属に成ってある夜、新宿のスナックでうたっていたら、見知らぬ
男に声をかけられてびっくりした。「うちへ入りませんか」という。名刺
には「ダニー飯田とパラダイスキング」とあった。「政治記者から歌手へ
転身」というのがおもしろいというのだ。
記者の仕事が面白くてたまらない時期だったこともあって断った。
あれから50年。まったく歌う機会が無いままにすごしたから今では歌は聴
くものと心得ている。所蔵CD1000枚。2013・10・29