2018年08月02日

◆アフリカ諸国へ合計88億ドル

宮崎 正弘


平成30年(2018年)7月31日(火曜日)通巻第5774号   

 習近平歴訪で、アフリカ諸国へ合計88億ドルの貸し付け。
  「借金の罠」に落ちるゾとケニヤ、ジブチは警告を発するのだが。。

習近平は10日間のアフリカ歴訪を終えて北京へ戻った。

最初の訪問は中東のUAE(アラブ首長国連邦)で、ドバイ、アブダビへの
インフラ建設プロジェクトの案件をまとめた。

アフリカ最初の訪問国はセネガル。マッキー・ソール大統領と会談し、道
路ならび港湾建設での投資が発表された。具体的な地域や金額は不明。

次にルワンダへ移動し、かのツツ族とフツ族の大虐殺から24年、荒廃した
国土の再建のため、中国はインフラ建設に協力を約束し、15の協定に署
名、とくに2つのハイウェイ建設に1億2600万ドルの貸し付けが約束された。
 
ヨハネスブルグでは、トラブルに巻き込まれている「エスコム発電」プロ
ジェクトに、25億ドルの貸し付けが約束された。これは中国開発銀行の前
回の貸し付けに対する不払いに、追加融資でのプロジェクト継続が目的と
された。

この案件に加えて将来的に合計147億ドルの投資を南アに注入することが
発表され、中国は今後も南アからの輸入を増やすとした。

同時にBRICS会議が併行して行われ、インド、ロシア、ブラジルなら
びに南アへのプロジェクトも話し合った。プーチン大統領も、この
BRICS会議出席のため、ヨハネスブルグ入りしていた。

最後の訪問国はモーリシャスで、これで習近平のアフリカ歴訪は終わった。

2017年までに中国がアフリカ全体になしたローンは合計88億ドルに及
び、借金の罠に落ちたケニヤやジブチからは警告が発せられた。
      
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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 日本は真の独立国家を目指すべきことに目覚めよ
  何をもって反撃を躊躇っているのか、日本国民よ

  ♪
ヘンリー・S・ストークス、藤田裕行編訳『日本大逆転』(ハート出版)
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おりしも7月29日は通州事件から81年にあたった。

「通州事件アーカイブ」(代表=藤岡信勝、事務局長=三浦小太郎)は、
昨年に引き続き、靖国神社で犠牲者の冥福を祈る慰霊祭を行った。祭文は
藤岡信勝教授が読み上げた。参列者はおよ100名。台風一過の猛暑日だった。

その控え室で、不思議なことに評者(宮崎)は、この本の下記のページを読
んでいたのである。

「日本の教科書に『南京事件』が登場するようになったのは、1982年の教
科書誤報事件のあとになってからだった。つまり、80年代になって初め
て、『南京事件』が教育現場で問題となり始めたのだった。(中略) 自由
社の教科書は、通州事件について次のように記述している。

『北京東方の通州には親日政権がつくられていたが、7月29日、日本の駐
屯軍不在の間に、その政権の中国人部隊は、日本人居住区を襲い、日本人
居留者385人のうち、子供や女性を含む223人が虐殺された』」(172p)

そしてこう続ける。

「その目を蔽うばかりの惨状は、典型的な中国人による陵辱、惨殺の遣り
方だった。53年前の1884年に、朝鮮半島で金玉均が甲申政変を起こしたと
きも清国軍に日本人居留民と30余名の婦女子が陵辱、虐殺された。その遣
り方はそっくりだった。日本軍将兵も、そうして手口はよく知っていた
が、通州事件の残虐非道は衝撃だった」

当時の新聞は、この事件を大きく報じた。

日本国民からは憤怒の声がわき起こった。しかし日本政府はひたすら平和
的解決を望んだため「満州事変以降の日本の中国権益をすべて白紙に戻す
という、最大限の譲歩だった」のである。

以後もなお中国共産党の挑発がつづき、上海事変を誘発せられ、いってみ
れば中国の謀略によって、日本は泥沼にはまり込んでいくのだった。

こうして日本の立場をよく理解しての近代史見直しが、元ニューヨークタ
イムズ東京支局長だったヘンリー・ストークス氏の筆で、ただしい史観に
修正されてゆくのである。

在京の外交筋に衝撃を運び続けるストークス氏の新作である。
           
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