2019年06月02日

◆中国もブラックリストを作成

宮崎 正弘

令和元年(2019)6月1日(土曜日)通巻第6095号 

中国もブラックリストを作成し、米国のEL(エンティティ・リスト)に対抗
  同時に報復関税25%を宣告、関税戦争はエスカレート

5月31日、中国は米国からの輸入品に25%の報復関税を課すと発表、同
時に、「信頼できない企業」という独自のブラックリストを作成するとした。

他方、米国商務省は、およそ80社の中国企業と個人をテンティティ・リス
トとして発表しているが、ファーウェイ、ZTE、チャイナ・モバイルな
どのほか、半導体製造、ICチップなどが自製できないように、中国のビ
ルトイン・システムの破壊を狙ったものとして注目される。

ところが此のレベルではなく、米国はさらに品目と品種を限定するリスト
を作成中で、夏頃を目処に発表する。米国製部品を25%使った製品もしく
は半完成品を中国に輸出した場合、制裁が適用されるというシロモノで、
ローカルコンテンツ法の新バージョンとも言える。事実上、中国の完全な
締め出し、歴史的に見れば大東亜戦争前のABCD包囲ラインと酷似して
いる。

この段階で米国の究極的な狙いが明らかになった。

要するに中国の企図した「2025 MADE IN CHINA」を絶
対に阻むということで、法的準備は国防権限法の強化、輸出管理改革法、
外国投資リスク審査現代化法(CFIUS=の権限を強化する一環)でい
つでも応戦できる態勢は整っている。

日本のメディアはまだのんびりと「貿易戦争」というタームを多用して、
話し合いによって解決可能という展望を語っているが、根本的な間違いで
ある。
関税をかけあうレベルから、つぎは総合戦に移行するのである。
        

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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1903回】         
 ――「民國の衰亡、蓋し謂あるなり」――渡邊(15)
渡邊巳之次郎『老大國の山河 (余と朝鮮及支那)』(金尾文淵堂 大正
10年)
 
             ▽

「利己的箇人主義の極度を發揮する」ものであり、「安逸、利得の外、何
ものもなく『明日の百より今日五十』を以て偸安的動物的生活に其日を送
りて平然」とし、栄耀栄華を満喫している者も貧乏人も同じように「今日
主義を以て其身の無事に滿足」している。

「財政紊亂、内訌續發、殆ど自ら手を下す能はざる状態にあり」、「今や
民國の状態は、滿清の末路にも劣ること遠い」からこそ、この国を救うた
めには「外人の力に待つのほかなかるべきは、必至の運命」だ。「支那は
終に列國共同管理(分割的委任統治の形勢を馴致すべき)の下に立つ形勢
を現に自ら提示しつゝあると斷ずるの外なし」。

だが「若し眞に支那人にして」、自民族の「愚を悟り、凋萎せる四千年來
の中華文明に新花を加へ、宗主的亞細亞民族たる權威を回復し、東西の長
所を調理して」、世界に対すべしとするなら、「宜しく鞏固なる中央的權
力を作り、同種の日本民族と結託して、眞劍的に徹底的革新を斷行し、敢
て歐米の離間的嫉妬的助言」を退けるべきだ。

確かに「支那人中往々米國に親しむべくして日本に近づくべからざるを信
ずるもの」がいないわけではないが、やはり「『血は水よりも濃し』、同
文、同種、融化の實久しき日支人は、同一亞細亞民族の性情より、又其地
理的利害より、到底爭ふ能はず、又離るべからざるなり」。このように
「日支兩國相信じて相提携し、同心協力、邁進して避けずんば何ものも之
を遮るものなかるべし」。
 
いまや「日本にして支那と強戳する時」であり、「靜に支那を改善し、東
西の文明を調和し、以て『大和保合』の綜合的世界文明を樹立するの使命
を果し得べ」きだ。確かに「温言を以て支那に近より來たる米國の如き警
戒すべき」だが、米国は決して「仁義の國」ではない。「他國の内亂を煽
動して之に乘じ、其國土を割いて自家の保護下し招致し、其内事に干渉し
て利權を占むる國」だ。そういわれれば21世紀の現在も「仁義の國」では
ない。

アラスカ、カリフォルニア、テキサス、ハワイ、フィリピン、プエルトリ
コ、キューバ、パナマ、メキシコを見るまでもなく、かつては「日本も亦
提督ぺルリの爲に沖縄を根據として侵略せられんとした」ではないか。そ
のうえ「自ら首唱したる國際聯盟に入ることを拒み、熾に陸海の兵備を張
るものは米國」ではないか。

こういう状況下で「日支兩國の内、一にして米國の命下に入」れば、「他
の一は自ら保つ能は」ず。この点を「支那たるものは深思」すべきだろう。

やはり「支那人が日本の援助によつて立つは今日を措いて復好機なからん
とす」。「支那の今日、日本によつて革新を全うせんとするは、自ら濟
ふ」だけではなく、「又白人の爲に奴隷の境遇に沈淪せる他の有色民族に
對する一大刺戟、一大奨勵たるべきなり」。

かくして渡邊は「吾々日本人としても亦大いに覺悟すべき所にあらずや。
帝國の使命は?重大にして前途の崎嶇愈多し」の一文を以て、『老大國の
山河 (余と朝鮮及支那)』を閉じた。
 
渡邊の主張を屋上屋を重ねたように引用したのは外でもない、「『血は水
よりも濃し』、同文、同種、融化の實久しき日支人は、同一亞細亞民族の
性情より、又其地理的利害より、到底爭ふ能はず、又離るべからざるな
り」といった類の、『アジア主義』の5文字で括ることができるような考
えが、じつは日本の針路を誤らせることに繋がったのではないのか、と思
うからだ。

はたして当時、日本では「日支兩國相信じて相提携し、同心協力、邁進し
て避けずんば何ものも之を遮るものなかるべし」などとマトモに信奉され
ていたのだろうか。「日支兩國相信じて相提携し」たことで、幸が日本に
もたらされたことなどなかったと思うが。《QED》
  
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★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこ 
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(読者の声)靖国会事務局長、沼山光洋さんが令和元年5月11日早朝、
靖国神社前の道路上で自決されました。悲しみの極みです。

沼山さんを敬愛する私たち友人一同、このたび「沼山光洋さんを追悼し感
謝する集ひ」を執り行ひます。

沼山さんに「さやうなら」ではなく「ありがたう」をいふ集ひです。沼山
さんが好きだ!といふ方でしたら、どなたでもお越しになつてください。
1人でも多くの方々がお越しになられることを願ひ、謹んでご案内いたし
ます。
             記
【日時】  令和元年6月23日(日)午後1時より
【会場】  靖国会館(靖国神社内)
      なお、会費は不要です。「志」は受け付けます。
≪お願ひ≫6月23日は「沖縄慰霊の日」です。沼山さんは沖縄を強く意識
されてゐました。お越しくださる皆さんは、集ひの前または後に靖国神社
に参拝してください。

全てのご祭神はもちろんですが、この日は特に沖縄防衛のため命を捧げた
方々に心をお寄せください。

沼山さんは民族派、保守派を問わず、多くの運動に獅子奮迅かつ東奔西走
の活躍をされました。しかし自分の名前を表に出すことを遠慮され、裏方
や黒子に徹しました。

沼山さんの姿勢を見習ひ、集ひは委員長とか代表とかの役職を設けず、個
人名を連記することなく、「友人一同」として執り行ひます。私たちの真
情をご理解ください。

お花などは拝受いたしますが、ご尊名などの名札は外させていただきま
す。ご無礼の段あらかじめご容赦ください。

会館には公共の交通機関を使つてお越しください。万が一、お車をお使ひ
になる場合は、靖国神社の外苑にある有料駐車場に駐車してください。
平服でお越しください。

靖国神社へのお問ひ合はせは絶対に差し控へてください。またご遺族は心
痛かつ心労が激しいですので、ご遺族へのお問ひ合はせなどもご遠慮くだ
さい。お問ひ合はせなどは下記までご連絡くだされば、できる限り対応い
たします。

携帯電話 090-2622-4242(三澤)
メール miego315nippon1momotaro@docomo.ne.jp

私たち友人一同、沼山さんにのみ、ま心を尽くして集ひを執り行ひます。
もちろん靖国神社への礼儀、ご遺族への配慮は弁へてゐます。

しかし当日お越しくださいます皆さんにまでは配慮する余裕はありませ
ん。皆さんには不行き届きなことが多々あるかと存じますが、ご海容くだ
さい。
以上、ご案内いたします。(友人一同)

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