2019年06月18日

◆習近平、来日キャンセルの可能性

                         宮崎 正弘


令和元年(2019)6月14日(金曜日)弐 通巻第6111号 

習近平、来日キャンセルの可能性。G20大阪
香港の抗議行動弾圧に世界が抗議、孤立深める中国にペンス演説が追い打ちへ

「香港騒乱」とでも言うべきか。雨傘革命を超える参加者。容疑者の中国
送還合法化への法律改正に反対する抗議の人並みは100万人。

香港返還いらい最大の動員となったのも、香港住民の切羽詰まった危機
感、将来への不安感の表れであり、げんに香港の未来を絶望し、バンクー
バーへ舞い戻った香港人の数、数万という。

容疑者引き渡しの法改正をめぐり、中国送還を合法化しようとする林鄭行
政長官ならびに立法府の親中派に対して、民衆は抗議デモで応じた。つい
に議会は開かれず、また法案の成立が不透明となった。抗議行動は引き続
き、警官隊と衝突し多数の負傷者と逮捕者を出した。

抗議側がひるまずに行動を続けるのは、香港の自治が完璧に失われる怖れ
が強く、謂わば香港住民にとって生死をかけた戦いである。

深センに戦車隊が入ったとか、警官に襲いかかるのは中国国家公安部のヤ
ラセとか、様々なニュースが飛び交っているが、国際的な反響は悉くが中
国に否定的である。

強い応援団が出現した。ペロシ下院議長は、香港問題を米国議会で取り上
げ、もし条例改正案を香港議会が承認した場合、貿易上の特権的な待遇を
見直すとし、米議会で法案を審議すると表明した。デモ参加者を支持した
のである。

なにしろ下院は民主党が多数派であり、日頃はトランプ批判に明け暮れて
きた民主党があたかもトランプ路線の先を走ったのである。
 
それまで習近平は快適な旅を続けた。

ロシアのサンクトペテルブルグの経済フォーラムではプーチンから持ち上
げられ、中国とロシアは良好なパートナーシップだと言い合って(お互い
に眼を逸らしながら)、誰も眼にも明らかな欺瞞の握手を交わし、保護貿
易主義に立ち向かう等として米国を非難した。

6月13日にはキリギスの首都ビシュケクへ飛んで、第十九回のSCO(上
海協力機構)で演説し、インドからやってきたモディ首相とかたい握手、
おたがいに平和を望み、中国は地域の脅威にはならない等と歯が浮いたよ
うな発言。それよりキリギスでは、ジベコフ大統領から「中国はながい間
にわたってキルギスを支援してくれた。この恩は忘れない」とおだてられ
同国最高位の勲章を贈られ、いたくご満悦だった。


 ▼居心地の良さはロシアとキルギスで終わり、つぎの不愉快な旅が待っ
ている

この快適な旅が終わり、つぎに待っているのが米国から突きつけられた諸
要求を飲むのか、飲まないのか。大阪のG20への出席は習近平にとって、
いまや不愉快千万のイベントなのである。

「もしトランプ大統領と習近平の大阪における首脳会談が実現しなけれ
ば、トランプ大統領はもっと強硬な対中制裁措置を準備している。中国か
らはまだ公式的な返答がない」とラリー・クドロー国家経済会議議長は6
月13日、ピーターソン國際経済研究所における講演で表明した。

日本がやきもきし始めた。28日からの大阪G20ホスト国として、共同声明
がどうなるかも不透明になった。一斉に香港問題への言及があって中国を
糾弾するような内容になれば、北京としては立つ瀬もなくなるだろう。
習近平が来日を直前にキャンセルする可能性が浮上した。

孤立無援、四面楚歌は習近平だけではなく、韓国の文在寅大統領も、あら
ゆる策謀が成就せず、やけくそで来日キャンセルに追随する可能性がある。

まして24日に予定されるペンス副大統領の演説は人権問題、中国のチベッ
トとウィグルにおける血の弾圧が「人権を擁護する国につくのか」「人権
弾圧の国につくのか」と踏み絵を踏ませるがごとく、参加国に鋭く問いた
だし、世界へ向けて中国封じ込め、中国制裁を明確に呼びかける内容とな
るだろうとワシントンでは予想されている。

      
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIE 
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 中国はなぜ外国人特派員を日夜監視しているのか
  共産党幹部の日常生活も発言記録も「国家機密」だという特殊事情

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中津幸久『北京1998   中国国外退去始末記』(集広舎)
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或る宴席でなぜか柴田穂氏と鮫島敬治氏の名前が出た。

柴田穂は文革時代の産経特派員で、「西単の壁」に貼られた壁新聞を克明
に見に行き数々のスクープをものにしたために国外追放になった。帰国後
に数冊の中国論を上梓されたが、うち一冊は評者(宮崎)が担当、よく新
宿や銀座のカラオケに行った。

鮫島敬治は日経新聞特派員時代に、追放ではなく1年半にわたって社宅軟
禁された。評者がインタビューして「ながい孤独を如何に堪えたか」とい
う質問には「『真向法』で精神安定を得た」と明確に答えたが、「なぜ体
験記を書かないのか」と質したことには「そのうちに」と言葉を濁した。
「そのうちに」ガンで亡くなった。

宴席で想い出噺をおえて帰宅すると、本書が届いていた。しかも奥付の日
付が6月4日、なにかイミシンだ。
 
どの国にも国家機密があるし、それを守ろうとするのは主権行為であって
当然だが、日本のようにスパイ防止法さえない国では、この常識は通らな
い。閣議決定は三十分以内で北京に筒抜けになる。なにしろ首相が中国人
工作員の女性と懇ろになった事件もあったが、あまり問題視されない。諸
外国なら首相弾劾に発展するだろう。

中国には国家機密のなかに幹部の日常生活や会議における発言記録も『機
密』に属するという特殊事情がある。

また特派員の周辺にまといつく情報屋には為にする情報工作を意図的に吹
き込み、相手国の世論を誤解させ、世論になにがしかの影響を与えようと
する諜報工作もたくみに展開されている。 

産経の江沢民死亡号外事件も、朝日の林彪健在という世紀の大誤報も、毎
日の陳敏爾浮上説も、「情報屋」がもたらしたガセだった。

著者の中津幸久氏は読売新聞中国元特派員。最初は上海、ついで北京。そ
して国家機密に触れた報道をしたとかの難癖をつけられて執拗に取り調べ
をうけた体験を持ち、とうとう国外追放の憂き目にあった。
以後、5年間中国入国禁止処分となった。10年後の北京五輪に乗じて取材
ヴィザを申請したが、やはり拒否されたという。

特派員時代には助手の中国人に挙動を監視され、ときに密告されたと書い
ているが、これは常識であり、ある時、評者も某新聞の特派員と会う約束
で、差し向けられた車に乗り込んだ。運転手も監視役と分かったのは、日
本語が分からない触れ込みだったのに、接触事故を起こしそうになったと
きに、当方がとっさに喋った、最新流行の日本語をちゃんと聞き分けたか
らだ。

 (あ、この運転手も工作員か)

特派員時代に、この著者はいかなる経験をしたか、それを当時の政治状況
に重ねて考えていくと、中国の外国人特派員への「気配り」<?>」が歴
然と読めてくるのである。
        

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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)米中貿易戦争は激しさを増し、着地点は見えず、世界中が
振り回されています。最近読んでいるのが物理学、なかでも量子力学に関
する本なのですが、ある本のなかに原爆開発を巡るソ連のスパイ活動とそ
れに対するアメリカの対応がでてきます。

第2次大戦後のアメリカ、原爆開発は成功し日本を叩き潰したまではよ
かったのですが、ソ連がたちまち原爆を開発。大戦後ソ連に対する認識は
ルーズベルト時代の同盟国からトルーマン時代には敵国へと変化。オッペ
ンハイマー以下、多くの物理学者がFBIにより監視され査問を受ける。

ある物理学者は共産党に関係しながらなんとか査問を切り抜けるも、大学
での教職は再任用不可、海外に職を求め、ブラジルに職を得るが、パス
ポートは領事館に押さえられ、身辺は常に監視される状況が続く。

マッカーシー旋風の前段階ですらこれほど厳しいのですから、アメリカの
世論が反ソビエトになった時には国中がヒステリー状態だったのかもしれ
ません。

ましてや真珠湾のときの日本などアメリカのメディアではサルに例えるの
はまだましで、害獣・害虫扱いでした。

アメリカの対中認識を見ていると1950年前後の赤狩り前夜を思い起こさせ
ます。

国防の根幹が危機にさらされるとアメリカはなりふり構わず対立国を排除
あるいは殲滅しようとさえする。オバマがルーズベルトのソ連のごとく中
国を増長させたのなら、その尻拭いをトランプ大統領がトルーマンの対ソ
連政策同様に中国を締め付けるという構図にも見えます。

1940年代の日米摩擦のころ、西海岸の石油企業は日本に輸出したかった。
しかしルーズベルトは国防の観点からそれを認めなかった。オランダと英
国が戦争していてもオランダ企業は英国に物資を輸出していた時代とは違
います。

アメリカは短期的に不利益を被ってもやることはやる、という文化なので
しょう。

そうなると米中貿易摩擦は圧倒的に中国不利に思えます。5G通信機器関
連の問題はアメリカにとって国防そのもの。中国に情報覇権は絶対に渡さ
ない、という不退転の決意に思えます。(PB生、千葉)

  ♪
(読者の声2)歴史学者の呉座勇一氏が、「俗流歴史本」の定義を述べて
いる。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65110?page=6
だが、最近読んだ下記リンクの『歴史は現代文学である』では、呉座勇一
氏の見解とは相当異なる。歴史は書いた人がおり、その時点での現代文学
で、純然たる科学とも言えないと。
http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0908-9.html
  ( TA生、川崎市)


(宮崎正弘のコメント)小生も呉座氏については、拙著『明智光秀 五百
年の孤独』のなかで、批判しております。歴史を合理主義で裁断すると、
ものごとの本質を誤ると、近年流行の歴史解釈を俎上に乗せました。

ところでご指摘のサイトで、呉座氏は小説家の井沢元彦氏の歴史講釈をか
なりこっぴどく批判しているようですね。

小生、井沢氏の著作を読んだことがなく、コメントは差し控えます。

  ♪
(読者の声3)私は、アメリカとイランのカギを握るのは、イスラエルで
はないかと思います。アメリカ(特にトランプ政権は)強いプロイランです。

イランは、表向き反米に凝り固まり「くたばれあめりか(down with the
USA)」などと民衆に叫ばせ、大きな横幕をいたるところに張ったりして
いましたが、テヘランの金持ち階級の間では、隠れ親米がほとんどであろ
うと思われます。

お互いにイスラエルを中に挟んで、敵対関係にあるのであって、これを少
しでも緩和できないと妥協するのは難しいと思います。

ただ私が経験したイラン人は、強腰のようでも、土壇場では、相手との強
弱をよく読んでおり、ころっと妥協することもありますが、イスラエルと
の関係では、妥協が難しく、安倍首相もそれを計算に入れていたかどうで
しょう。(関野通夫)


(読者の声4)私はこれまで日本国は学問立国を宣言すべきだと主張して
きました。学問とは、真理を体系的に追究するものです。

ですから、体系化を目指さない学問は学問とは言えません。ところがマル
クスによって、全体的真理=絶対的真理が否定され、哲学が否定されてか
ら人類は学問の体系化の道を閉ざされてしまいました。

にも拘らず、何より深刻なのは、誰もそのことに気づいていないことで
す。結果として、学問の名の下にデタラメが許されるようになって、反日
の研究が学問の自由とされて、高額が国庫から無駄に捻出されるというお
かしな事態が堂々とまかり通っている始末です。

学問の自由とは、デタラメをやって良い自由などではなく、ヘーゲルの云
うように自由とは必然性の洞察なのであって、必然性を洞察する学問とま
さに同義なのです。

つまり学問の自由を叫ぶものは、その必然性を学問的に説けなければ、自
由を叫ぶ死角はないということです。

反日を研究するものは、それが人類の発展とどう結びつくかを、屁理屈で
はなく、学問的に説けなければならないということである。

話が大分それてしまいましたので、本道に戻しまして、マルクス以来、学
問が学問でなくなって、一見発展しているように見えて、学問としては堕
落の一途をたどっているのです。

その象徴が現代医学の誤った自律神経論です。これが岩盤規制のよう、現
代人のアタマを縛りつけて、人類を日本人を危機に陥らせている現実があ
ります。そのことについて考察してみたいと思います。

1、熱中症対策になぜ交感神経が出てこないのか?
これまで私は、熱中症対策の要は交感神経を強くすることだ、と訴え続け
てきました!

しかし残念なことに世の熱中症対策には、交感神経のこの字も出てこない
のが実情です。その世間の熱中症対策は、一見進歩しているように見えま
す。にもかかわらず、肝心の熱中症は一向に減らないどころか、むしろ増
え続けているようです。特に、子供たちの増加が目立つように感じます。
 これは何を意味するかといいますと、肝腎の交感神経そのものが弱く
なっている、ということだと私は思います。

その交感神経が弱ければ、いくら良い対策を施しても効果が上らないどこ
ろか、むしろ返って有害な場合すらあり得るのです。例えば、水を飲み過
ぎると、体内環境を整える仕事をしている交感神経の負担になって、具合
が悪くなることかあるのです。

では何故、世の熱中症対策には、交感神経が出てこないのでしょうか?
それは、現代医学の誤った自律神経論・交感神経論に責任があります。現
代医学は、心臓に分布している交感神経と副交感神経との間に、正反対の
働きをしているように見える事実があるというだけで、生まれた時期の違
いや、その分布のしかた、神経そのものの構造に、明らかに次元の違いが
見て取れるのに、それを無視して、この2つの異質な神経を、ワンセット
だと強引に決めつけて、それを頑固に墨守し続けているのです。

その結果として、交感神経の行なっている良い仕事の大半が、実際は何も
やっていない副交感神経がやっていることにされ、後に説明する事情から
交感神経が異常化しやすいために、その異常化による有害な側面ばかり
が、交感神経のものとされて、悪役の汚名を着せられて、交感神経の名を
言うのもはばかられる雰囲気が醸成され、蔓延してしまっている現実があ
ります。

これが、熱中症対策に決して交感神経の名が出てこない理由だと思います。
これは由々しきことです。

というのはこれが、脳の栄養不良と相まって、今の日本が抱える、うつ
病・引きこもり・虐待・子殺し・高齢ドライバーの運転ミス等々に関わっ
て、日本を滅ぼす要因となっているからです。というのは、心と身体をつ
なぎ、その両者を支える大事な働きをしているのが、交感神経なのでそれ
が弱ると、そうなりやすいのです。

昔の日本人は、交感神経が見事だったから、灼熱地獄の硫黄島の洞穴で半
年間も頑張りぬけたのです。その魂を受け継ぐためにも、交感神経を見事
に育て上げることは、とても重要なことなのです。

ところが現代医学の誤った自律神経論・交感神経論によって、世のお母さ
んたちも洗脳されて、我が子を丈夫に育てよう、交感神経が強くなるよう
に育てようという意識がなく、その多くは自分の感情のままに過保護に育
てて、交感神経のヤワな子が大量に増えているのです。

2、生命の歴史から説く交感神経とは?副交感神経との違い

しかし生命の歴史において、交感神経と副交感神経とは生まれた時代が全
く違うことは、現代医学にも認識されている周知の事実です。ところが、
現代医学は、それに基づく反省や修正をしようとする学問的態度が、全く
見られません。

その生まれた時代の違いとは、具体的には、副交感神経は、魚類の時代
に、腸管の運動を統括する神経として、骨を動かす運動神経とともに生ま
れました。ですから、副交感神経は、その大部分が内臓にしか分布してい
ない、本当は腸管運動神経と呼ばれるべき神経なのです。
これに対して、もう一方とされる交感神経は、地殻変動の激しかった時代
に、穏やかな海中から陸上に上陸した哺乳類の、その体内環境が激しく乱
される中でも、しっかりと生き抜いていけるよう恒常性を整える体系的シ
ステムとして完成したものです。

じつは、その交感神経のことを【交感神経ー副腎系】と呼んだ学者がいます。

その学者は200年前のキャノンという、「恒常性」の概念を確立した偉大
な生理学者なのです。

キャノンはその著書「体の知恵」の中で、この【交感神経ー副腎系】が、
命を守るための「恒常性を維持する」ために主導的な役割を果たしている
ことを、実験的に証明しています。

このように交感神経すなわち【交感神経ー副腎系】は、ホルモン系と神経
系とを統合した、命を守るための、もの凄い統括系のことなのです。

ここで体系的と云うのは、例えば、朝起きるとき急に立ち上がっても立ち
くらみがしないで済んでいるのは、この交感神経系が、心臓の血圧を上
げ、脈拍を上げ、同時に、足の血管の筋肉を締めて、重力で血液が足の方
に溜まらないように調節しているから、脳の血流が確保されているわけで
すが、これは、全体が一糸乱れぬ体系的連係があるからできることなのです。

このために、交感神経系は、全身のあらゆるところに隈なく分布して、そ
の役割をはたしているのです。

例えば、腸管の粘膜に分布してその働きを統括している神経というと、誰
もが、腸管の運動を統括している副交感神経を想起すると思いますが、じ
つは違うのです。

粘膜から吸収する働きを統括しているのは、腸管固有の神経ですが、粘膜
に分布して粘膜を守っているのは、交感神経なのです。「ガイトンの生理
学」という有名な権威ある本の中の図に、そのことを示す証拠となる図が
あります。

その図を見ますと、交感神経の赤い線は粘膜にまで到達しているのです
が、副交感神経の方は、マイスネル神経叢やアウエルバッハ神経叢という
地元の固有の神経叢のところまでしか行っていないことか分かります。つ
まり、お前たちしっかり働けよ?と丸投げして、自分は実際には働いてい
ないのです。

3、本能的な交感神経が認識と出会ってどういう運命を背負うことになっ
たか?

さて、ここで問題となるのは、交感神経と認識・感情との関係です。
この問題は、人類が誕生する以前には、全く存在しませんでした。つまり
本能による鉄壁の管理体制が敷かれていて、交感神経は気持ちよく働けた
ということです。

ところが、サルから人間への進化の過程で、本能に縛られない認識・感情
が生まれ、それが力をつけて本能の上に立つようになって、認識と本能と
の権力の二重構造が生まれると、身体全体の実際の統括を一任されて、い
わば丞相のような地位にあった交感神経は、大変な難題を抱えるようにな
ります。

それは本能的な命を守ろうとする交感神経に対して、新たなご主人様と
なった認識・感情は、時に、それとは真逆の、命を脅かすような統括を要
求する、という奔放さを持っていることです。

これによる葛藤を抱え込む宿命が交感神経を蓋ったことが。交感神経が異
常化しやすい大きな理由です。

これが交感神経の名前の由来でもあるのです。つまり交感神経と人間の感
情とそれほどに密接な関係にあるということであり、交感神経の相棒は、
副交感神経ではなく、感情なのだということです。 (稲村正治)

  ♪
(読者の声4)アジア自由民主連帯協議会の抗議声明です。もし共感いた
だけましたら拡散をお願いいたします。

できれば地元、もしくは信頼できる国会議員、地方議員、自治体の長など
にメールなどでご紹介くだされば光栄です。私たち国民とともに、1人で
も多くの政治家が抗議の声、せめて「香港の民主主義は守られねばならな
い」という一言を挙げてくださるよう、皆様のご協力をよろしくお願いし
ます。

報道関係の皆様、ペンの力、映像の力で、香港の民主主義を守る力を貸し
てください
http://freeasia2011.org/japan/archives/5602
   (三浦生)

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