2019年07月21日

◆中国の金融危機が爆発する危険性大

宮崎 正弘


令和元年(2019)7月20日(土曜日)参 通巻第6149号  

 8月2日、中国の金融危機が爆発する危険性大
  中民投、5億ドル(540億円)の償還期限。手元現金ゼロ

中国民営投資集団(略称「中民投」)の債務危機については年初来、金融
界では常識となっていた。

いつデフォルトをやらかすか。債権者は固唾をのんで見守ってきた。実際
に2月初旬に返済期限のきた486億円の社債を償還出来ず、社債市場では
ジャンク債扱いだった。

中民投は2014年に中国の大手金融機関やファンドなど59社が出資し、不動
産投資、保険、ベンチャー、通信等「将来性のある」企業に投資してき
た。その資金は3%台の金利で、社債を発行してまかなった。しかし「社
債」とはすなわち借金である。

中民投資の社債残高は8634億円。このうちの540億円が8月2日に償還を
迎える。手元資金ゼロ、中国政府は、この金融投資集団を民間企業と見て
おり、救済義務はないとしているが、さて、もしデフォルトをやらかすと
社債市場にパニックが起こり、銀行に取り付け騒ぎが起こり、民衆に不安
心理が攪拌して行くだろう。

内蒙古省が拠点の「包商銀行」の事実上の倒産に対して中国政府は国家管
理として、事実上救済した。

もし同行を潰していれば、不良債権過多の銀行や信用組合が中国に400数
行あるため一気に金融危機の爆発を迎えるところだった。

これに関連するか、どうか。習近平は7月15日から2日間の日程で突如、
内蒙古視察に赴いた。劉?副首相、許基亮軍事副主席らが同席したが、北
戴河会議の直前でもあり、チベット、新彊ウィグル自治区の叛乱が続発す
る中、少数民族の弾圧がうまくいっているのか、反政府活動の芽があれ
ば、早急に摘めとする檄を飛ばしたとされる。
     
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読者の声  どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 
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(読者の声1)貴誌6147号、ロシア製ミサイル迎撃システムS−300をト
ルコが導入したという記事ですが、文中ではS−400となっています。ど
ちらが正しいのでしょうか?(GH生、横須賀)

(宮崎正弘のコメント)うっかりでした。S−400です。S−300は旧型で
す。空輸していますね。おかしいです。

なぜなら中国向けのS−400は船舶で運送中に北極海あたりで嵐に遭遇し
て座礁、全部が破損したというニュースがありましたから、この空輸とい
う特別な輸送方法に、むしろ中国は不信感を抱いたと思います。


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