2019年07月25日

◆雀庵の「戦艦三笠で海戦追体験」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/1】巨大で精巧な偽千円札を造って世間の度肝
を抜き、めでたく逮捕されて大いに満足したであろう赤瀬川原平が、「好
きなことばかりに心を奪われるのは、苦労を嫌がる怠け心だ」と読者を
“叱責”していた。自嘲を込めた小話、落語の「まくら」、本番前の前技み
たいなもので、共にハハハと笑っていればいい。

しかし、ロシア、支那など独裁国のアネクドートのようにピリッとした真
実はある。7/21の参院選で憲法問題はほとんど関心を呼んでいなかったよ
うだが、考えようによっては「国民は今の世に満足している」ということ
ではないか。国論を二分する大論争、両派が激突して死傷者続出、投票率
は90%!なんていう事態は誰も望んではいまい。激しい対立や憎悪、苦労
は嫌なもの。香港はどうなるのだろう。

美味しいものがいっぱいあって、お気に入りの服も手に入れやすく、楽し
い娯楽もある、桃源郷、ネズミ―ランド、温泉、スマホ・・・昨日、Kが深
刻な顔をして小生の隔離室に来た。何だろうと不安になったら「あんた、
BSが映らないのよ、韓流ドラマをビデオにとっているのに、あんた、変な
ことしたんじゃない!」。

「何だろうね」とプライヤーをもって展望塔に昇り、回路ボックスを開け
てみたが異常はない。「分からんなあ・・・」と、プライヤーでコツコツ
やっていたら、「アンタ、映った、映った!!」。All is right 世は事
もない。

日本はいい国なのである。火中の栗に手を出せばオイシイかもしれない
が、火傷の恐れもある。先送りできるのだから、何も今、デイリ、喧嘩を
始めなくってもいいじゃないの、韓流ドラマ、一緒に見ましょうよ・・・

冷戦は仕方がないけれど熱戦は勝っても負けても被害は甚大だからなあ、
まさか「有権者の皆さん、喧嘩はわしらがやるさかい、あんたたちは神輿
に乗って、黙ってドーンと構えておりゃええんよ、のう」と言うわけにも
いかないし。

第1次大戦。たった2発の銃弾(+小型爆弾の誤爆)がなんであんな悲惨
極まりない空前絶後の大戦争になったのか、今でも学者も分からないよう
だ。隣国というのは昔から厄介なもので、「遠交近攻」が当たり前で、近
攻を我慢し続けていると内圧が高まって大爆発するのか。火山とか地震み
たいで、もう人智を超えているようだ。

第2次大戦は独VS米のヘビー級タイトルマッチで、ミドル級の日本はやる
気がないのに米国から開戦を挑発された。売られた喧嘩を買わずに小さな
4島に引き籠ったら、今は恐らく三流国、ヘタレのコペル君だろう。日本
は1ラウンドか2ラウンドしかもたないと分かっていても吶喊していった。
その結果として国破れて焦土あり、腹は減れども食うものなし。

しかし、格下の日本が米英仏蘭露にファイティング原田のように果敢にパ
ンチを繰り出し、16世紀以来先進国に植民地化されイジメられてきた有色
人種に大きな勇気を与えたから、世界中から植民地がなくなったのである。

20世紀の最大の世界史的事件は「日本の猛勇・蛮勇・英雄・義侠・狂気的
特攻による世界の植民地解放」、次いで「共産主義の自滅」「米国一強体
制」だろう。100年、200年後には世界の歴史家はそう書くはずだ。

中共は「敵のすきを狙って勝ったら攻める、負けたら36計逃げる」とい
う、毛沢東が世界で初めて理論化し確立したゲリラ戦は得意だろうが(IS
はこれを学んだとか)、正規戦はどうも苦手のようで、中越紛争では散々
な目に遭った。ゲリラ戦でも米軍を追い出したベトナム軍の方が上手だ
し、中共は尻尾を巻いて逃げた。

中共は海戦も空戦も実戦経験が乏しい。中共の海軍、空軍を作ったのは終
戦で武装解除し赤軍(赤匪)に投降した日本軍である。「良い鉄は釘には
ならない」と兵士を軽侮する支那では武士道精神や戦陣訓は伝わらなかっ
ただろう。

中共の兵器はパクリで近代化できるが、最新鋭の戦艦、戦闘機であっても
勇猛果敢で訓練を積んだ将兵がいなければ戦争できないのではないか。

パクスアメリカーナが揺らいでくれば中共はすきを狙って台湾、南シナ
海、東シナ海で開戦する(したい)だろう。国内を団結させることにもな
るし、負けても14億の国を占領して面倒を見るなんて奇特な国はない。た
だ、中共は泰平の眠りをむさぼる日本を目覚めさせる“黒船”にはなる。そ
れは日本にとっては「普通の国」になる僥倖だが、中共にとっては藪をつ
ついて鬼、倭寇を出す奇禍、愚作、亡国になるだろう。

Z旗とともに日はまた昇り、中共包囲網は、昔は竹のカーテンだったが、
今度は鋼のカーテンどころか壁になる。「文明の衝突」であり「新版歴史
の始まり」だが、やがて支那全土は太子党、上海閥、共青団などの衝突に
加えて、ウイグル、チベット、モンゴルなどの独立運動が火を噴くから長
期の内乱になる。建国100年の2049年はどうなっているのか。

あのソ連は建国から72年で消滅した。赤い支那が2021年以降も健在ならば
新記録だが、米国は政権が変わっても中共を締め続けるだろうから、5年
後、10年後は分からない。独裁政権は軍が離反するとあっという間に潰れ
る。チャウシェスク、フセイン、カダフィは政変の始まりと同時に殺された。

先日、親友2人と横須賀へ行った。戦艦三笠の最上艦橋、日本海海戦(明
治38/1905年5月)で露バルチック艦隊を迎撃した東郷司令長官が戦闘の指
揮をとり、秋山作戦参謀らの立っていた所はプレートが示されており、そ
こに立つと「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊はただちに出動これを撃
滅せんとす。本日天気晴朗なれども波高し」の有名な秋山参謀の打電が思
い出された。Z旗が掲げられ「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励
努力せよ」と鼓舞した。

特務艦など後方支援船を含めると日本100隻、露160隻の大艦隊の激突で、
日英同盟の協力もあって日本は圧勝した。インドのネルー、支那の蒋介
石、イスラエル再建を先導したトランベルドール・・・日露戦争での日本
の勝利は虐げられていた民族に大きな勇気をもたらしたのだ。

足萎えで500mしか歩けない小生は先人の「立つんだ、ジョー!」の声に励
まされ、杖を頼りに7000歩も歩いた。三笠をじっくり見学し、横須賀軍港
めぐりの観光船で潮風を浴びて、もうすっかりエクスタシー。でも「天気
晴朗なれども足腰痛し」、果たして「大義に死す」機会はありやなしや。

おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉(蕉翁)

老いた鵜は月夜の海に放たれるのか。桟橋から飛び込もうとすると屈強な
漁師に羽交い絞めされて「ダメだよ、爺さん、こんなところで自沈された
ら皆の迷惑だ。第一、海洋汚染になるだろうが!ウッタク」なんて言われ
そうだな。「地球温暖化」では研究費を引っ張れなくなった学者どもは今
度は「海洋プラゴミ」で稼ごうというのだろう。セコイ、セコスギ! 
ま、みんな、どっこい生きている。

生きるのは大変だが、美しく、格好よく死に花を咲かせるのはとても難し
そうだ。指揮者なら(バイトの唱道する)ブラボーの声の中で心臓発作、
なんて一種の戦死で絵になるが、そういう機会は天恵で、凡婦凡夫は「せ
めて自宅で」がいいところか。

乃木大将の「水師営の会見」は日本と世界へ向けての最後の挨拶だったの
だろうなあ。起承転結の人生のオチ、サゲ、エピローグ、結は難しい。
「ケツ」・・・「自分で自分のケツを拭く(自分の不始末の後処理を責任
持って自分でやる)」。きれいに拭かないと「クソヂヂイ」か。時効とか
免罪符はないのだろうか。

発狂亭“異端爺”雀庵の病棟日記から。

【「措置入院」精神病棟の日々(121)】【2016/12/29】【産経】「安倍
首相 真珠湾慰霊」。1941年12月8日の開戦から75年、45年8月15日の終戦
から71年、恩讐の彼方に「戦後」は終わり、新たな「戦前」が始まってい
るのだろうか。目の黒いうちに中共崩壊を見たいものだ。

阿比留瑠比ボナパルト曰く「寛容の価値 中韓に迫る」って・・・彼らの
政権 or 民族の基軸は「反日怨恨」であり、寛容や受容は永遠にあり得な
い、というのが真実だ。阿比留先生、ないものねだりは止めましょう、
放っておけば潰れますから。

それにしても欧州に参戦したいからハワイの4000人を犠牲に日本を罠にか
け、ハワイ攻撃をさせるなんて、アカのFDR(ルーズベルト)一派はフー
バー前大統領の言うように「狂気」だ。この間の事情を伝える公文書は
100年間は機密とされていたが、最近は130年に延長されたとか。

この狂気のお陰で米国は戦後世界の王者になった。だが4000人とその遺族
に犠牲を強いたことは、沈黙や虚偽ではなく、真実を語り、謝罪し報い、
償うべきだろう。この総括こそが戦後ジグソーパズルの最後のワンピース
になり、歴史博物館の壁に掲げられることになるだろう。

石平「トランプショック 習政権翻弄」、中共軍が米軍の無人潜水機を盗
んだものの慌てて返した件。中共の南海艦隊が北京中央の気を引く(譲歩
を促す)ために個人あるいは組織としてやったのだろう。南海艦隊は胡錦
濤、李克強が率いる共産主義青年団が牛耳っている。北京は軍を掌握でき
ていないのではないか。レームダックが始まっているのかもしれない。

田村秀男+浜田宏一対談「トランプ次期政権 日本経済どうなる」。田村
「日本はカネ余りです。企業も金融機関もそれぞれ300兆円を超す資金を
寝かせている。米国は日本企業の直接投資と銀行の融資を必要としてい
る。日米緊密化は必然ですね」

カネがあるのだから国内に投資しろよ、国内に! 給料を上げて皆を元気
にさせ、消費を増やせよ。首都高などのインフラの老朽化を阻止するな
ど、やるべきことは多い。辰巳JCなんてまるで絶叫マシンで、通るたびに
ゾッとする。大地震に耐えられるのか。日本橋の上の首都高なんてみっと
もない、まるで国辱だ。そのうち世界珍奇愚作奇怪遺産になりそうだ。
(つづく)2019/7/24

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