2019年08月21日

◆雀庵の「体罰、折檻、脅迫の効果は如何に」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/14】中共の派閥のドンによる今夏の北戴河会議
の模様はまったく分からない。テーマは経済と香港だろうが、難しい問題
だ。あちこちのメディアをチェックしたが、ストンと納得したのが
「ウェッジ」の「経済発展なんてどうでもいい、香港デモを巡る中国政府
の本音」(早川友久・李登輝元台湾総統秘書)の論稿だ。

<台北や上海などの支局長を歴任したベテラン新聞記者曰く――

「中国の指導者たちは、おそらく国の内側にしか目を向けていないでしょ
う。外からどんなふうに見られているか、などというのは二の次三の次です。

暴力だろうが軍隊だろうが、なんとしてでもこの香港の『暴徒』を制圧し
なければならない。さもなくば、この『暴動』がウイグルやチベットな
ど、共産党政権が抑圧してきた地域にまで飛び火する。

この場合、極端にいえば経済発展なんかどうでもいいんです。つまり、経
済は頑張れば何十年かで取り返せるかもしれないけれど、党が無くなった
ら彼らは終わりなんです。だから党を守るためなら、外からどう見られて
いるかなんてどうでもいい。そういうことです」>

津上俊哉・日本国際問題研究所客員研究員/現代中国研究家の「大混乱の
香港を国際社会は救わない…いま世界が陥る『深刻な危機』、嫌でも武力
鎮圧から逃げられない習近平」(現代ビジネス)も同様な見方をしている――
<中国SNSの評論によると、北京の選択肢は3つ。上策は妥協・譲歩して大
方の共感を得ること、中策は現状を維持してこれ以上の激化を避ける、下
策は鎮圧して火に油を注ぐ、だ。

ここで言う上策、せめて中策が維持されることを願うが、中国共産党が過
去の出来事にどう反応してきたかを思い起こすと、この政体の政治的重心
は、この評論からは遠い所にあると感じる。

北京が武力鎮圧を匂わせるほどに現状を問題視するのは何故か。

抗議行動に「香港独立」や反中国(国旗・国章を汚す振る舞い)といった
容認できない主張が混じっていることや、北京がとりわけ神経を尖らせる
北戴河会議の最中に起きたこと(このまま持続すれば10月1日の建国70周
年記念式典も影響を受ける)も理由だろうが、もう1つ重要な原因がある
ように思う。

中国から見れば、これは(米国による)陰謀、内政干渉であり、いまや米
中対立が経済問題を超えて重大な政治問題に発展したと見える>

北京は「これ以上やると殺すぞ」と香港を威嚇しているのだが、党、9000
万人の党員の利益を守ることが最重要であり、盾突く人民どもが何千万人
死のうと全く意に介さないのだ。毛沢東曰く「核戦争で6億の民が3億に
なってもかまわない。大体わが国は人口が多すぎる」。

確かに14億人は多すぎるが・・・本心はウイグル人もチベット人もきれい
さっぱり殺したいのだ。漢族だけでも10億もいるのだから、西側の価値観
の「人権、自由」なんて気にしてはいられない。ワーワー騒ぐ奴らは駆除
するのが一番というわけだ。

中共は蒋介石を追い出したが、本土には膨大な数の国民党軍=ゴロツキ
(一方の紅軍はコジキ)が放置され、とりあえず中共軍に編入したもの
の、処分(口減らし)したくてしょうがない。そういう時に朝鮮戦争が起
き、これ幸いと毛沢東は粗大ごみの国民党軍を素手で(武器は貴重)突撃
させたのだ。後ろから支那名物の督戦隊が撃ってくるから、国民党軍は生
きるために敵陣へ駆け込み保護を願ったのである。

中共というのはそういう国なのだから、甘い考えは捨てた方がいい。北戴
河会議では「経済は二の次だ、反乱分子を一掃しても中共を守れ」だった
のだろう。漏洩どころかとても公にはできない。

ところで広域暴力団「毛沢東系中南海一家」の「殺すぞ!オマエラ痛い目
に遭いんたいんか、屑やろう!」といった実力行使の暗示、恫喝、脅迫、
さらに実行(安政の大獄みたいな「習近平の大獄」)で、共産党は何を得
られるのか。

中共は内政で安定を得る、一段と厳しい恐怖政治を敷く、物言えば唇寒し
秋の風。

一方で西側世界から強烈な制裁、カウンターパンチを受ける。世界的な金
融センターの香港の消滅、外需依存の「世界の工場」製造業のさらなる後
退、それによる所得減、金融資産の下落、個人債務の膨張、少子高齢化に
よる消費市場の冷え込み、燃料を含めたエネルギーの枯渇、通貨安、不況
なのに物価が上がり続けるスタグフレーション・・・今のロシアの後を追
うことになる。

中共を支持するのは“同病相哀れむ”のロシア、イラン、北朝鮮、ベネズエ
ラ・・・といった独裁国くらいだろう。二流、三流、破綻国ばかり。

西側は14億の大消費市場を失うかもしれない。

武田淳・伊藤忠総研チーフエコノミスト「中国市場に日本企業はどう向き
合うべきか 無視はできないが、リスクや障害だらけ。それでも魅力を感
じたときの選択肢は?」は2018年6月の論稿だが、参考になる。

<たとえば、自動車市場。リーマン・ショック直後に米国を追い越し世界
最大となり、2017年には米国の年間約1800万台を大きく上回る2900万台に
まで成長した。この世界最大の市場に対して、生産能力は外資系と国内
メーカーを合わせて4000万台にも上っている。

共産党一党独裁という、ある意味効率的な社会システムのもと、資金や人
材を国有企業に集中できるため、その成長の基盤は盤石である。実際、米
国「フォーチュン」誌の世界企業ランキング「フォーチュン・グローバル
500」2017年版では、売上規模上位500社のうち中国本土企業が105社(う
ち国有企業は81社)もランキングされ、日本企業の51社を大きく上回って
いる>

「世界の工場&世界の市場」として中共は急成長してきたが、ピーク、頂
点は終わって今は下り坂になりつつある。アジアの中進国が新たな「世界
の工場&世界の市場」に育ってきており、中共は「中進国の罠」に落ち込
み始めた。

世界が中共を蟄居閉門、押込めにしても10年もあれば中共の影響はずいぶ
ん薄らぐだろう。50年もすれば存在自体を忘れるだろう、「そういえば漢
族の暮らす中共という国があったそうだ、習近平とかいうのがが最後の皇
帝で、日本軍が幽閉して衰弱死させたらしい」とか。

米国は、そのうち可愛くて役立つだろうとパクリにも目をつぶりパンダを
育ててきたが、今や爪と牙が発達してグリズリー、「飼いパンダに手を噛
まれた」と怒り「溺れたパンダをさらに叩け」と圧迫している。パンダハ
ガーばかりだったのが片想いで、噛まれた上にしゃぶりつくされ、土足で
蹴られたようなものだから、まあ頭に来るのは当然か。

「トンダバカー」だったと君子豹変するのはさすがに米国らしくて潔い
が、日本では「それでも私はパンダハガー、コリャアバカーでいたいんで
す」なんていうウェットな人が多そうだ。

中共が体制保持のために「第2次天安門虐殺」で殺処分できるのは何人く
らいだろう。国境を閉鎖し各国の大使館員や報道関係者を追放し、各地の
“不逞の輩”を文革並みに1億人殺すのは容易だが、阿Qが大好きな公開処
刑は短時日にできても後片づけは最低数か月はかかるのではないか。強く
指導しないとあちこちにゴミを捨てる民族だからなあ。

安易に埋めたり河川や海に流せばバレるから、とにかく焼かなければなら
ない。日本でも火葬場は10日待ちだから、「お骨焼き」なんて悠長なこと
はできない。ゴミ砂漠に遺体を移して焼夷弾やナパーム弾やらで完全に焼
き、粉にしなければならない。その上に砂を撒き、隠蔽し、立ち入り禁止
にする。

「なかったことにする」のだが、人の口に戸は立てられないから、作業員
(多分囚人や拘束しているチベット人、ウイグル人)も処分しなければ安
心できない。際限がない。

支那の庶民は昔から墓を暴いて金目のものを採掘するのが大好きだから、
秘すれば現る、どうやろうともバレる。やがて観光地になり、「日本軍に
よるゴミ砂漠大虐殺」記念館ができそうだ。

転んでも ただでは起きぬ タフな漢族(修一)

四方海に守られた日本に生まれてホント、良かったよなあ、同志諸君! 
でも春先にはPM2.5や黄砂と一緒に骨粉が押し寄せて来たりして・・・鎮
魂碑とかを創って慰霊することになりそうだ。

発狂亭“今日もパンツ一丁”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(132)2017/1/6】【産経】笹川陽平「正論
 大いなる楽観が国の将来を開く」、曰く――

<確かに現状では、将来を悲観的に見る若者の方が圧倒的に多い。「希望
がある」と答えた日本の若者はわずか12.2%。2番目に低かったフランス
の半分、最も高かった米国の4分の1以下で、「どちらかといえば希望があ
る」を加えた数字も各国と20〜30ポイントの開きがあった(内閣府調査)。

(一方で)「普通に生活できるのであれば(ボランティア活動など)社会
に役立っていると実感できる仕事に関わりたい」と語る若者が驚くほど増
えている。「一流大学を出て一流会社に就職する」といった若者の価値観
は確実に変化し始めている>


ナンカナーという感じ。どんな仕事でも一所懸命にやれば見晴らしがよく
なるし、頂上も見えてくる。腕が上がればポストも報酬も上がる・・・ハ
ングリー精神とチャレンジ精神が弱いのは日本が太平すぎるからではないか。

「『高齢者』65→75歳以上に 定着見直し 老年学会提言 身体・知力
5〜10歳若返り」。

<前期高齢者の65〜74歳は『准高齢者』として社会の支え手として捉え直
すよう求める提言を発表した。昨年9月の総務省の統計によると、65歳以
上は約3500万人で、人口の27%、高齢者を75歳以上とした場合は13%に半
減する>

75歳まではバンバン働けって・・・つまり、やがては年金支給開始を75歳
からにしたいわけだ。

欧米では若者の失業率が高い。笹川氏や老年学会の提言を進めれば、若者
はますます「普通の家庭をもって時代に日本をつなぐ」という希望、使
命、喜び、生き甲斐から脱落し、バイトやパートで趣味や自分探しという
シェルターに引き籠るのが快適になりはしまいか。

労働市場にいつまでも老人がいては若者の仕事を奪いかねない、というこ
とにならないか。生活力がない男に女は近寄らないから、少子化はどんど
ん進み、やがて亡国にならないか。

多様な生き方がいいような論が多いが、所得税も保険料も納めずに、結婚
もせず、やがて老いて生活保護を受けるなんて亡国的インモラルではない
か。孤独死に備えて自治体は無縁仏用の墓を用意しておいた方がいい。現
代版「投げ込み寺」。(つづく)2019/8/20


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