2019年09月04日

◆雀庵の「モノは進化、ヒトは不易」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/22(2019/9/3)】10月初旬に友達3人組で津軽 半
島を周遊する。名付ければ「津軽抒情 太宰とタケと縄文人そして会津
の涙」あたりか。現地でレンタカーを借りるが、新宿―青森は往復とも深
夜バスだ。リタイアしたから暇はある、M資金はない、安いので行こう、
Take the cheap bus というわけ。

4泊2日という強行軍は止むを得ないが、大問題がある。

<夜行バスは丸々9時間以上もかかるんだ。まさに“時は金なり”だ
なぁ・・・しかも“車内禁酒”だって!もしかしたら、青森に着く頃は即身
仏になっているかも>

<車内は禁酒禁煙ですぞ。俺は乗車前に飲んで車内はひたすら寝る>

<トイレストップの時に、1)自販機で買う、2)事前に水割りとかを
水筒、PETに入れておいてぐい飲みする、とか。10〜15分ほどしかないか
ら(2)がいいかも>

<修チャンは甘い! バスは高速をブッ飛ばすだろうから、当然ながら
PAにもSSにもオチャケは置いてない!加えて、車内には監視カメラがあっ
たりするから、まずは絶望的(Kちゃんの言う通り、早めに集合して事前
給油するしかないな?>

<「当然ながらPAにもSSにもオチャケは置いてない!」・・・

ほ、ほ、ホントかよ!?可愛いカウンセラーと鬼のような看護婦から
「断酒しないと野垂れ死ぬわよ!」と脅されて以来、酒には関心がなく
なったが、PA、SAに酒がないなんて「信じられなーい!」。

一発で免停! 長距離トラックの運転手はどうやって精神を癒している
のだろう。キャラメル? ガム? チョコ? 

クスリはムショ行きだし・・・リポDとか、奮発してユンケル皇帝液で 元
気をつけているのか? 高速を降りたらコンビニで缶ビール飲んだりし
て・・・

親父は朝5時、日本酒を一杯ひっかけて仕入れに行っていたけどな
あ・・・古い者には生きづらい世の中になったものでございます。

インポ、ノンアル、歩行難・・・夜這いもできない廃車寸前。どこに救
いがありましょう。せめて、せめて、一口だけでも吟醸酒を・・・>

200年前の四国のお遍路さんはようやっと宿に着いたものの、そこは信 仰
上の理由から酒を置いていずに「さて、困ったもんや、どないしょ」
「蛇の道は蛇や、下足番のヂイサンに聞いたらどないか」・・・とあれこ
れ思案している弥次喜多風。

今の悩みは昔の悩み。カネなし、女なし、酒でうっぷんを晴らすしかな
い、だがカネなし、いかにせん・・・そうだ、専務にたかろう!なんて
やったものだ。

人間はそれ自体が進化しているわけではない。試行錯誤で成長しても死
ぬ、昔の人も次代の人もその繰り返し、夏彦翁曰く「寄せては返す波の如
し」。松下幸之助翁曰く「幾つになっても分からないものが人生。分から
ない人生を、分かったようなつもりで歩むほど危険なことはない」。危険
はスリル満点、小生は好きだがなあ・・・幸之助翁もお妾さん持っていた
はずだけれど・・・

人間が動植物と違うのは、どう生きるべきか、なぜ生きるのかを考える
ことだろう。紀元前にキケロ曰く「生きることとは、考えることだ」。そ
れを代々繰り返すが「解」があるわけではないから、人間はいつもゼロか
らのスタートになる。42.195キロ、次代はまたスタートラインから始め
る。すべてが初体験、山あり谷あり、だからオモシロイとも言える。

一方で道具とか機械、建設など「モノ」、モノを産み出す「技術」は
代々発展、深化、進化し、次代へ引き継がれていく。

それによって便利になったり食糧に苦労することも少なくなったが、ヒ
トは相変わらず思春期になれば恋やら人生について悩む。祖父さんや親父
のように悩み、やがて「まあ、こんなもんかいな」と何となく煩悩を解脱
して、めでたく昇天する。天寿全う、万々歳だ。

国家とか政治はどうあるべきか、というと、「モノを発展させる仕組み
を作る、それによって民心を安らかにする」ことが最大の目的でなくては
ならない。特にヒト、モノ、カネの移動が自由で、その分、国際競争が激
しい現代では、知恵、技術で勝ち残らないと、安穏な暮らしはできない。

天然資源に恵まれた国は別として、国際競争で勝つためには知恵・技術
を向上させる必要がある。それにはどうしても言論、思考の自由、百家争
鳴が必要になるから、自由・民主・人権・法治の政治体制でないと難し
い。その自由主義の価値観のない、むしろそれを嫌悪憎悪する独裁政権で
は世界をリードするような新しい発想や技術はまず生まれない。

強権独裁でないと国家の秩序が保てない国はある。マキャベリは「独裁
だが安定した国と、自由だが不安定な国、どちらがいいか。独裁の方がマ
シだ」と書いている。中共独裁の支那の民族は、92%の漢族と56の「少数
民族」とに区分されているが、少数民族を正確に分類すると数えきれない
ほどあるという。

そういう国で民主主義を導入したら、一気に100ほどの国に分裂するだ ろ
う。その多くは後進国で、選挙により中共が支配できるのはごくわずか
になるだろう。米国のように連邦国家にすれば北京党と上海党の二大政党
制で統治できるかもしれないが、蓄財蓄妾美酒美食の「中共利権」はなく
なる。

中共が今のままの独裁ならソ連同様に国際競争に負けて金欠で沈没して
いくしかない。自由化、民主化なら先進国になれるかもしれないが、それ
は連邦制でしかできない。国の将来、民の幸福を優先すれば中共利権を失
う、中共利権をあくまでも握っていたければ独裁体制のままだが、それで
は国力は衰え、やがては中共も利権も失う。

経済の改革開放に続いて政治・文化の改革開放をしないと進化しない。生
き残るためには自らが変わらなければならない。漢族の利己主義、蓄財蓄
妾美酒美食の価値観は不易、永遠に変わらないだろうが、資本主義経済の
連邦国家建設ではその価値観がプラスに働くのではないか。今まで賄賂
だったものを販促奨励金、交際費、会議費、機密費として堂々と表に出せ
ばいいだけだ。

独裁でも豊かな国はあるが、それは天然資源に恵まれた国だけである。
中共は資源輸入国で、これからは知恵・技術でトップを目指さなければな
らないはずだ。軍拡だけではソ連のように疲弊する。

「政権は銃口から生まれる」こともあるが、知恵・技術、競争力は自由
から生まれるのだ。

発狂亭“考える凶器”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(139)2017/1/11】【産経】渡辺利夫「超
高齢化社会をどう生きるか」、冬には豪雪で孤立している山村に総合病院
のある町とを結ぶ道路ができて、雪の季節でも病院へ行けるようになり、
「村の病人数が一挙に増えた」という。

れ以前は諦めていたのだ。諦観、「だって80だもの」・・・

「生きたかろう、生きたからん」「死にたかろう、死にたかん」・・・
夏彦翁は病床の妻をこう描いた。病人の気持、従容として死を受け止める
ことの難しさ、それはそこそこ分かるが・・・悩ましい問題だ。

協和発酵バイオの「オルニチン」広告、「朝からこんなに調子がいいな
んて、想像もできなかった」。やがては「朝から調子が悪い、老化だな」
となるが、奇跡的にGNP(元気、長生き、ポックリ)、PPK(ピンピンコロ
リ)はいる、奇跡的に。

現実はBBNK(病気、ボケ、寝たきり、介護)、みんな疲れ果てて「先
生、楽にしてやってください」、子・孫に囲まれて昇天。医師の処方で自
宅で使える「オレシニン」「無痛往生丸」「征老丸糖衣」を普及させてく
れないか。

スイスは安楽死120万円、ぼったくり! オモテナシ日本、クールジャ パ
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2019/9/3


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