2019年09月28日

◆香港人権民主法、米国議会で可決したが

宮崎 正弘


令和元年(2019)9月27日(金曜日)弐 通算第6211号  

香港人権民主法、米国議会で可決したことはしましたが。。。
  これから長い議会審議が始まり、大統領署名までに紆余曲折

2019年9月25日、米連邦議会上下両院の小委員会は、四月以来提案
されてきた「香港人権民主法 2019」を可決した。

もともと上院では反中国派のトップであるマルコ・ルビオ上院銀、下院は
クリス・スミス議員が提唱し、上院で22名、下院で37名の議員が共同
提案に署名していた。

法案内容は、「香港の特殊事情に鑑みて現状維持を見守り、民主政治の低
下などがあれば外交行動をとるとともに、場合によっては経済制裁を行
う」というもので、即効性は薄い。

プロセスとして、これから本会議で審議が開始され、おそらく修正案がで
てくる。議論は白熱化するが、修正案が出されると、両院合同委員会が開
催されるという段階を経て、ようやく本会議での議決となる。

上院は100名定員の51が過半数。下院は435定員だから過半数は
218名の議員の賛成が必要で、ここで可決されると十日以内に大統領が
署名すれば、正式に成立する。大統領が拒否権を発動すれば、議会に差し
戻され、大統領拒否権をふたたび覆すには、各々が三分の二以上の賛成を
必要とする。

この厄介な議会プロセスと、会期切れがあり、円滑に審議が進むだろうか?

まして優先順位で言えば、香港人権民主法のランクは低く、米国が現在直
面する喫緊の課題はイランである。ということは議会審議の白熱化こそが
中国を牽制する効果があり、法案成立にはまだ時間がかかるということで
ある。
    
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 読者の声  どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS
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   ♪
(読者の声1)貴誌前号の記事に関連して、たしかに地球温暖化の危機を
訴える16歳の少女は洗脳されてうえ、アスペルガー症候群。しかし、こ
の人物を別として、気候温暖は地球の危機であることは間違いないでしょう。

ところが欧米などで盛り上がるこの運動、日本でさっぱりです。何故で
しょうか。もっと深い原因があるように思われますが。(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)自然観の相違が最大要素でしょう。

キリスト教圏では「自然は敵」ですが、日本は「自然は友」であり、自然
と親しみ、自然と共生してきました。ですから、自然現象である気候温
暖、磁場軸の変動、台風、津波に対する対応も、まったく異なっています。

  ♪
(読者の声2)NYを舞台の国連外交。この檜舞台で、トランプ大統領
は、文在寅には会っても冷淡、その一方で安倍首相との会談では「日韓関
係」に憂慮をしめしたとか。

文在寅大統領が訪米しても、わずか弐分で会見打ち切りと、むしろ米韓関
係のほうが心配では、と思います。
日韓関係の氷河期、どういう見通しをお持ちでしょうか。(HT生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)韓国にも三割の保守派、良識派がいます。いま日
本政府は「次の政権に期待する」とだけ言って、何もしないのが一番と思
います。

先方から「要らない」と言っておきながら日韓通貨スワップの再開を水面
下で要請していますが、かれらも韓国ウォンの暴落が近いことを知ってい
るからでしょう。

   ♪
(読者の声3)第47回 家村中佐の兵法講座 兵法書として読む『古事
記』『日本書紀』

兄である天智天皇の崩御直前、心中に即位を望みつつも太政大臣である大
友皇子との後継争いを避けて吉野にお隠れになられた大海人皇子に、やが
て挙兵の機会が訪れます。

今回の兵法講座では『日本書紀』巻第二十八「天武天皇 上」を読みなが
ら、皇位継承を巡って起きた日本古代史で最大の内戦「壬申の乱」につき
まして、図や絵を用いてビジュアルに分かりやすく解説いたします。
            記
日 時:10月12日(土)13:00開場、13:30開演
(16:30終了予定)
場 所:アカデミー文京 学習室(文京シビックセンター地下1階)
講 師:家村和幸(日本兵法研究会会長、元陸上自衛隊戦術教官・予備2
等陸佐)
演 題:第20話 大海人皇子と壬申の乱
参加費:1,000円(会員は500円、高校生以下無料)
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278(件名「兵法講座」にてご連絡ください)。
事前に「新説『古事記』『日本書紀』でわかった大和統一」(宝島社新書
486)をお読みいただくと理解が深まります!
(日本兵法研究会会長 家村和幸)



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