2020年02月16日

◆トランプが裏切り者ジョンソン首相に大激怒!

北野


ロシア政治経済ジャーナルNo.2  

では、本題。

先日、アメリカと「特別な関係」にあるはずのイギリスが、「ファーウェイの5G参入を許可した」
という衝撃的ニュースをお伝えしました。


<英、ファーウェイの5G参入容認 米主導の包囲網崩壊
1/28(火) 21:23配信

【ロンドン時事】英政府は28日、中国通信機器最大手・
華為技術(ファーウェイ)による次世代通信規格「5G」
網への参入を容認することを決めた。

非中核部品などに限定する。米国は機密情報が盗まれる
との懸念から同盟国にファーウェイ製品の排除を求めて
きたが、「特別な関係」にある英国の離反で包囲網は事
実上崩壊した。

英国は米国などと諜報(ちょうほう)機関の情報を共有
する同盟「ファイブアイズ」を構成している。

米国は英国に対し、ファーウェイの参入を認めた場合は
情報共有を制限すると示唆してきた。

今回の決定で英米関係にきしみが生じそうだ。>

この話、なぜ重要なのでしょうか?

2018年、米中覇権戦争がはじまりました。

しかし、アメリカも中国も、核大国。

お互い同士を破壊しつくせるだけの核をもっている。

だから、「戦争」といっても、「大規模な戦闘」にはなり
にくい。

それで、別の形態で行われています。

たとえば、


・情報戦、たとえばウイグル問題

・外交戦、外交によって敵国を孤立させる

・経済戦、関税引き上げ合戦、ファーウェイ排除

・代理戦争、香港、台湾、北朝鮮など

こんな感じで米中覇権戦争は行われている。

そして、「ファーウェイ戦争」は、アメリカにとって、と
ても大事なのです。

ファーウェイ排除、アメリカは「中国が情報を盗むから」
としています。

もちろん、それもあるでしょう。

しかし、それ以上に、「技術覇権」の観点から大事。

要するにファーウェイの技術がアメリカより勝っている

だから排除したい 証拠をお見せしましょう。
イギリスは、なぜアメリカを裏切ったのでしょうか時事
1月28日。

<モーガン英デジタル担当相は「われわれは世界最高レ
ベルの通信網をできるだけ早く構築しなければならない
が、安全保障を犠牲にはできない。

これは英国固有の理由による固有の解決策だ」と説明。

ファーウェイを完全に排除すると5G整備が停滞すると
の懸念を示唆した。>

ファーウェイを完全に排除すると5G整備が停滞する。
これが裏切りの理由です。

この裏切りに対し、アメリカがだまっているはずはありま
せん。

トランプさんが、ボリス・ジョンソンさんを叱責しました。

<トランプ氏、電話で英首相に「激怒」 華為機器の容認

CNN.co.jp 2/8(土) 15:00配信

ワシントン(CNN) トランプ米大統領がジョンソン英
首相と先週行った電話会談で英国が次世代通信規格「5G」の通信網に中国の通信大手「華為技術(ファーウェイ)」の機器の一部使用を正式に認めた問題に触れ、激しい怒りをぶつけていたことが8日までにわかった。

この電話の中身を知り得る立場にある消息筋が明らかにし
た。

トランプ氏は国家安全保障に脅威を及ぼすなどとしてジョ
ンソン氏をなじったという。>

▼イギリス裏切りの影響は?

イギリス裏切りの影響をみてみましょう。

米中覇権戦争の観点からすると、

イギリスの裏切りで、アメリカは「ファーウェイ戦争」で
負ける可能性が高まります。

2015年3月のAIIB事件の時もそうでした。

イギリスがまず裏切り、中国主導AIIBに入った。

そして他の親米諸国は、「イギリスが裏切っても大丈夫な
ら俺たちが裏切っても大丈夫だろう!」と後につづいた。

今回も、「イギリスがファーウェイを入れるなら、俺たち
が入れても大丈夫だろう」となる可能性が高い。

とはいえ、アメリカが「ファーウェイ戦争」で負けるのは、
「戦略的敗北」ではなく、「戦術的敗北」です。

これで、「米中覇権戦争で中国の勝利が確定」といった話
にはなりません。

イギリス自身にとっては、どうでしょうか?

私の感想は、「バカな決断をしたな〜」です。

もちろん、イギリスの決断が「中国を有利にする」という
理由もあります。

しかし、イギリス自身の話。

この国は、1月31日にEUを離脱したばかりでしょう。

それで、これからいろいろな国と、「貿易ルール」に関す
る交渉をしていかなければならない。

アメリカを裏切って、「アメリカとお得な貿易ルールをき
めよう」としても、うまくいかないでしょう。


イギリス、ドイツ、フィリピン、韓国など、アメリカの同
盟国の反逆がつづきます。(日本も、反逆している。)


こんなに裏切り者がでている状態で、アメリカは中国との
戦争に勝てるのでしょうか?


実をいうと、
トランプが大統領になればこうなること、彼が大統領にな
る半年以上前からわかっていました。

気になる方は、201年4月のこちらの記事をご一読ください。

https://diamond.jp/articles/-/89047


イギリスの5G許可は意外でしたが、「アメリカはファー
ウェイ戦争で劣勢」であること、パワーゲームで解説して
いました。

気になる方は、去年9月のこちらの動画をごらんください。

https://www.youtube.com/watch?v=Up9jZeiYSug&t=372s

at 08:10 | Comment(0) | 北野幸伯
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