2020年02月20日

◆HSBCが3・5万人を解雇

宮崎 正弘

 
令和弐年(2020)2月19日(水曜日)通巻6372号  

HSBCが3・5万人を解雇、1000億ドルの資産売却
GM,タイ工場を売却、欧米勢はアジアから撤退の様相

香港大乱でATMを破壊され、民主派が攻撃目標としたのはHSBC(香港上海銀行)だった。

HSBCは、サッスンン財閥が経営し、アヘン戦争の頃から香港に深く根を下ろした老舗である。民主派が目の硬きとした理由は、民主化運動へのクラウド・ファンディングの口座を、北京の圧力で凍結したためだった。

香港返還前にHSBCはいち早く逃げの態勢に入り、まずは上場先をシンガポールへ移管し、本店も移動。その直後に英国のミッドランド銀行を買収し、「英国籍」に化けて、ふたたび何食わぬ顔で香港の拠点での営業を拡大してきた。

そのうえ、HSBCは香港ドルの発券銀行であり、チャータード銀行、中国銀行とならぶ御三家のなかでも、シャアはトップである。

そのHSBCは向こう3年間で、1000億ドルのアジア拠点の資産を売却し、3万5000名の行員を解雇するという整理縮小計画を発表した。欧米に経営拠点を集中し、アジア地域に於ける営業規模を縮小するという方向性が見て取れる。

米国の自動車メーカートップのGMは「中国に於ける生産を続ける」と殊更表明しているが、工場の再開は遅れ勝ち、そのうえでタイにあるGM工場を中国の自動車企業に売却するとした。

GMのアジアにおける売れ行きは芳しくなく、アジア市場は圧倒的に日本の人気が強い。トヨタ、本田のシェアに比べて,GMは販売効率が悪いと判断したのだろう。

     
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台湾政府の武漢ウイルスに対する取り組み 
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【他山の石】台湾政府の武漢ウイルスに対する取り組み
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        台湾独立建国聯盟日本本部委員長
                               王 明理

中国発武漢コロナウイルス(COVID-19)の2月17日現在の世界の罹患者数は71312名、死亡者数は1775名と伝えられている。しかし、中国国内の実数はその何倍、何十倍もあるだろうと目されている。このウイルスの伝染力や潜伏期間の多様性が分かって来て、対処が難しいやっかいなウイルスであることが明らかになった。収束の見通しがたたないどころか、まだまだこれから感染が拡大していく様相を呈している。

各国それぞれに対策を講じていると思うが、優れた手腕を発揮している台湾政府の取り組みについて紹介したいと思う。
1. 防疫対策の初動の早さ

蔡英文政権は昨年12月の時点で、選挙戦の最中にもかかわらず、中国で発生した武漢コロナウイルスの推移を注意深くモニターしていた。その準備のお蔭で、1月11日の選挙後、速やかに武漢コロナウイルス対策本部を作ることができた。

 WHOへの加盟が許されていない為、自分の身は自分で守る意識が高く、WHOの今回の遅きに失した発表に惑わされずに行動を開始した。WHOが緊急事態宣言をしたのは1月31日。

2. 対策本部にはSARS対策に尽力した経験ある閣僚が多い

2003年のSARS流行の時、台湾では死者が77名に上り、市民をパニックに陥れた。その時に対策にあたった人材が、今回の政府の対策委員の主要メンバーに揃っているため、専門知識と経験から武漢コロナウイルスの重大性に気づくことができた。

蔡英文(総統):SARS当時、大陸委員会主任委員として中国対策担当。陳建仁(副総統):もともと医師であり、SARS当時、衛生福利部部長(日本の厚労省大臣)として、対策全般を担当し、WHOからの情報を得られないにも関わらず、対策を考案し、封じ込めに成功した当時の立役者。

蘇貞昌行(政院長):SARS当時、台北県長として、普通の病院をわずか10日で感染症対策病院に作り替えて機能させたことでWHOを驚かせた。陳其萬(行政副院長):SARS当時、立法委員かつ公衆衛生の専門家として活躍。

3. 入国制限を躊躇なく実施 
 対象者 1/26:湖北省住人

2/2 :広東省住人、2/3 :浙江省?州市の住人 、2/5 :浙江省住人

2/6 :全ての中国人(cf:日本では2/17現在、湖北省と浙江省の住人のみ制限)

2/7 :香港・マカオの住人

2/7 :外国人で過去14日間に中国を旅行した人は入国禁止。
      台湾人は14日間、隔離観察

4. 武漢からの台湾人引き揚げも慎重に

台湾人を武漢から連れ戻すのに使用しようとした台湾機は政治的理由で中国に拒否されたが、人命優先で中国案を呑み、中国機で送り届けられた。その際、中国は台湾の要望を無視して人選し(弱者優先でなく、コネのある人を優先)、感染予防措置もずさんだったため、帰国してから感染者が一人発見された。その後の帰国便は見合わせ。

5. マスクや消毒液の配給など

マスクの払底に対応

・コロナウイルスの脅威が分かるとすぐに、医療用マスクの輸出を禁止。

・市民がマスクを購入に走り、1/24からの旧正月で工場が稼働停止していた為、マスクが不足。

・パニックを抑えるために、政府の在庫を放出すると告知。一人一回3枚までの制限開始。

・マスクを海外に送る事を禁止。旅行者の持ち出しは2箱まで。

・1/31 国内マスク生産を政府が収用。約日本円7億円を投入して新たに6つの生産ライン増設。軍に労働力の提供を指示。

・身分証提示によるマスク購入システムを導入。週に2枚まで。

・マスクはどこで買えるかというアプリを唐鳳(行政院政務委員)と若いプログラマーが開発提供。

・4月末まで続行予定。一日1千万枚生産。昨年までマスク輸入国だったが、一転、世界第二のマスク生産国になる予定。当面の間、 生産したマスクは全て政府が買い上げる。

6. タイムリーでオープンな情報提供

衛生福利部疾病管制署(Taiwan Centers for Disease
Control)は毎日2回、記者会見を開き、質疑応答に答える。

「疾管家」というLINEアプリを開発して情報を提供

健康保険カードには医療を受けた履歴がインプットされているが、今回はそこに旅行履歴も追加。医療関係者が患者のバックグラウンドを把握しやすくなった。

7.市民に予防を徹底:疑わしきを見過ごさない
効果的な隔離、経過観察システムをチャートにし、公表して公平に使用。
 例:・罹患者との接触者 − 14日間自宅で隔離。一日

2回衛生機関関係者が家にいるかチェック。スマホを使ってモニタリング。

・中国、マカオ、香港から戻ってきた人、香港人、マカオ人 − 14日間自宅待機。一日1回、里長(町長のような人)が電話をしたり、直接訪問して家にいるか確認。スマホでモニタリング。
 
・検査結果が陰性だった人。 − 自分で14日間管理。外出を控える。出かけるときはマスクをする。体温を測る。症状が出たら、すぐに防疫専門電話1922番に電話。
 
8.2/14 中国・香港・マカオから帰国する台湾人をスムーズに入国管理できるシステムを
開発導入。
 
〇空港での待ち時間に感染するのを防ぐ

〇嘘をついたり逃亡したりするのを防ぐ。

1. 外国の飛行機チェックインカウンターで、QRコードをスマホに読み込む。
2 . スマホに表示される申請書に記入
3. 台湾到着後、バーコードがスマホに表示される。
4. このバーコードをスキャンするだけで入国審査は完了
   
台湾における感染者は2月17日時点で22名。16日一人の死亡が確認された。死亡したのは無許可タクシーの運転手で、1月27日に浙江省から帰国した台湾籍ビジネスマンを乗せた。17日には、死亡した運転手の母親と姪の感染が確認された。しかし、地理的に中国に近く、人の往来も多いにも関わらず、よく抑えていると評価されており、国民の間に不満やパニックは見受けられない。

今、台湾の人達は、日本の状況を非常に心配している。日本はなぜ、いまだに中国からの旅行者を受け入れているのかと、東日本大震災の時と同じような感じで、日本に感染が広がっていくのを我がことのように案じている。
   (「台湾の声」より再録)
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読者の声  どくしゃのこえ   READERS‘ 
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(読者の声1)中国、習近平主席の訪日については、本年1月25日の産経ニュースの下記記事中に米国政府の日本政府の決定尊重の記事が埋め込まれています。

これを見ると、米国トランプ大統領、安倍総理、習近平主席の三者でアジア問題に取り組んで行くように思います。
https://www.sankei.com/world/news/200125/wor2001250016-n1.html (MS生、鎌倉市)



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(読者の声2)貴誌は、1月9日付けの時点ではやくも「ブルームバーグが大穴」、バイデンがこけて、かれが予備選に浮上すると予測されていましたが、どうやらそんな雲行き、民主党は、逆に言えば、これほど党勢が弱体化していることでもあります。

 ニューヨークタイムズは「ブルームバーグニュースは、自分のボスを、これからどう報道するのだろう?」と意地悪な論調を掲げていますが、老生から看れば、米大統領選挙、ますます面白くなるのでは、と期待している所です。
   (JY生、世田谷区)

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(読者の声3)昨日18日に毎月の血圧管理のため内科を受診。午後5時過ぎに行ったのに意外に空いている。咳き込む人もいないしマスク姿もあまりない。

医師によると、このへんではインフルエンザもたいしたことはないし肺炎もありません、心配しすぎでしょうとのこと。中国人観光客が来るようなところではないので感染の危険度は低いのだと思われます。

待合室のモニターでは香港のトイレットペーパー買い占め騒ぎの映像。日本では石油ショックのときに東京など都市部であったようですが、地元の盛岡ではまったくなかった。高校3年でしたが灯油価格が2倍になりテレビが騒ぐ中、スチーム暖房はいつもと変わらず、ボイラーに近い一階では暑すぎて窓を開けるほどなのに3階ではスチームが足りず寒いとぼやいていた。他校の話を聞くと暖房は最低限、日中でも氷点下のなか凍えて授業を受けていたという。

1970年代の日本、大学では千葉の東金から来た女子、高校では暖房などなかった、寒い日の昼休みは教室で百人一首といっていた。

冬に奈良の親戚の家にいくと暖房がほとんどなく寒さに震えたものです。1976年の中国の唐山地震を経験した女性が書いていましたが、地震があってからは服を着て寝るようになったとありました。

中国の北の方では裸で寝るのが普通だというのに驚いたものです。2010年の四川大地震のときには福島香織さんのルポが印象的でとにかく食べることは生きること、という中国人がよく表現されていました。中国の共産党政権は嫌いでも普通の中国人はそんなに嫌いではない。ただ見た目の親切に騙される日本人が多いのも事実。ただ最近の中国人の若者はだいぶ変化しているようです。

「レコードチャイナ」には「中国人の日本語作文コンクール」受賞作が掲載、書籍にもなっていて日本僑報社から出版されています。

日本語を学ぶ中国の若者の声を聞くと本当にオタクあり、引きこもりあり、人付き合いが苦手といまの日本人の若者とかわりありません。タクシーの運転手に話しかけられたり電車で隣の人に話しかけられるのが大嫌いな女性、考試の成績が振るわず不本意ながら日本語学科に入ったり、日本が好きなのに両親や祖父母に反対される学生などさまざま。全体を通じて大学に入るまではひたすら受験のため恋愛も禁止、勉強漬けの毎日。

しかも親の束縛が30〜50年前の日本のよう。いい大学に入り、いい人と結婚して、とすべて親が仕切る。日本でも親の束縛が強すぎると家庭内暴力となりますが、作文コンクールの女性は日本のドラマを見て意識を変えます。

「日本が心底うらやましい」、私が気付いた日中の親子関係の違い─中国人学生
https://www.recordchina.co.jp/b751456-s14-c60-d0052.html

大学教授の父親と裁判官の母親、世間的には立派な家庭ですが、自分の将来はすべて親が決めてしまい自分の将来が見えない。そんなときに見たのが「逃げ恥」(「逃げるは恥だが役に立つ」)というドラマ。原作は海野つなみによる日本の漫画作品。題名はハンガリーのことわざの和訳で「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」の意、という。


女子学生の思いは『昔から料理と家事が好きな私は将来、平凡だけど本当に好きな人と結婚して専業主婦になりたい。しかし中国で専業主婦というのは、教養がなく自立できない女性が仕方なく夫の世話をするというイメージが残っており、専業主婦という夢はなかなか口に出せませんでした』というもの。

初めて中国に行ったとき一番驚いたのはバスの運転手がすべて女性だったこととタクシー運転手も女性が多かったこと。

男は軍隊に取られるから運転手は女性の仕事なのか、男女平等とはいえなにか違うと感じたものでした。作品の女性は夢についてのスピーチ試験の課題で「私の夢は……専業主婦になることです!」と発表し、みんなは笑顔で見ている。

WEB版ではなぜかクラスメートから「良妻賢母」と励まされたことが抜けています。欧米も日本も中国も少子化が進み、中国の北京・上海・天津など出生率
0.8レベル。

昔は女の子の夢は「お嫁さん」だったのが今では家庭向きの女性まで無理やり働かせようとしている。結果は結婚の減少と少子化かと。キャリアを積みたい女性と男性の差別をなくすのは当然ですが、いまの風潮は結婚したい女性まで無理やり働かせようとしているように思えてなりません。

日本では旅館や料亭、商家の女将などNHKの朝ドラでも働く女性が基本ですが、少子化対策にはまず結婚に夢が持てるようにならないといけないのでしょう。
  (PB生、千葉)

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(読者の声4)アジア自由民主連帯協議会主催講演会の報告記事です
 https://freeasia2011.org/japan/archives/5749
1月に行われたペマ・ギャルポ会長の講演内容を要約紹介しました。よろしければクリックしてお読みになってください(三浦生)

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(読者の声5)韓国のアカデミー賞受賞映画「パラサイト」は文字通り「寄生虫」の意味ですが、日本でも他人に寄生され家族崩壊、監禁・殺人まで至るという事件がありました。

戦前の日本でも関西中心に借家に居座り立ち退き料の支払いを強要する朝鮮人というニュースは多かった。
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~mizna/cgi-bin/shinbun/shinbuns.cgi?midashi=%B2%C8%BC%E7&shinbun=&local1=&local2=&bunrui=&_ymd=no&year1=&month1=&beforeyear=&beforemonth=&afteryear=&aftermonth=&karayear=&karamonth=&madeyear=&mademonth=&perpage=200&page=1

一部、抜粋すると

10.『家主泣せの鮮人/立退料の強請』 大阪朝日 1926/5/7 〔5/10〕 大阪・大阪
【住宅】

18.『家主に強談(西院土居の内町、朝鮮人2名が借家を貸せと)』 大阪朝日
1928/7/28 京版 〔9/10〕 京都右京区・京都 【社会】

20.『立退料目あてに借家を渡り歩く/内地人を手先に使った家主泣かせの鮮人』
大阪毎日 1928/10/4 〔7/5〕 大阪・大阪 【住宅】

59.『日鮮失業者、家主側を袋叩き/強制立退と闘ふ』 赤旗 1933/6/11 〔3/4〕
東京・東京 【住宅】

67.『家主泣かせの朝鮮人あがる/日本人の妻を利用して借家/千円の立退料稼ぐ(林田)』
大阪朝日 1934/3/7 神版 〔5/6〕 神戸・兵庫 【住宅】

76.『鮮人の家主いぢめ/目のむける立退料を要求/失敗して三日間の拘留』
北國 1935/8/7 夕 〔2〕 金沢市・石川 【借家】

朝日・毎日は戦前は戦争を煽っていたので半島出身者だからといって手加減はありません。

赤旗は強制立退と闘う失業者を応援しているようですが、見出しは「家主側を袋叩き」。金沢でも類似の事件が起きています。

戦後はバラックを建てて居座り京都のウトロや川崎の河川敷みたいな状態が日本全国であったのでしょう。タイで不法占拠で居座りなどしたら一晩でブルドーザーで更地にされたちまち刑務所行き。日本は戦前から人権に配慮していたのですね。

映画の話に戻ると、映画に出てくるソウルの半地下の家はソウルの世帯の十分の一にもなるという。

韓国の裏事情にやたら詳しい「minaQのつぶやき」というブログの2015年の記事に写真付きで紹介されています。王座のごとく階段の上に鎮座するトイレには笑えます。
https://ninoq.hatenablog.com/entry/13792351
 
ソウルの裏町は何十回となく通っているのに半地下の家などまったく気が付きませんでした。

知らないもの・興味のないものは見れども見えず。韓国ではアカデミー賞で喜んだのもつかの間、韓国の恥部を描いた映画であることにいまさらながら気づき、大韓航空もアシアナも機内では上映しないという。

都合の悪いことには蓋をするいつもの韓国です。

今回、この映画の内容が海外で広まれば、日本が過去100年も半島に寄生されていたと説明しやすくなる。慰安婦も徴用工もみんな日本に寄生するための嘘だったと「パラサイト」を引き合いにすれば納得してもらえるかも。
(PB生、千葉)


       
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