2020年02月25日

◆9か国が、日本からの渡航を制限

北野 幸伯

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ロシア政治経済ジャーナルNo.2145
                  2020/2/22
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9か国が、日本からの渡航を制限しています。


この号を出した後、たくさんの読者さんから、「岩田教授
に反論している高山義浩先生(厚生労働省技術参与)の言
葉もメルマガに載せてください」とメールをいただきました。

元々フェイスブックに投稿された内容ですが、すでに削除
されたようです。

以下のページから、内容を知ることができました。

https://lilys-cafe.net/takayamayoshihiro/

こちらも是非ご一読ください。

さて、世界では「予想通り」で「恐れていたこと」が起こ
っています。

日本を、「中国に次ぐ感染国」とみなし、渡航制限する例
が増えているのです。

毎日新聞2月20日から。

<中国だけでなく、日本を含む感染者の出ている国・地域
に滞在した人の動きを制限したり、こうした国に訪問しな
いよう呼びかけたりする動きも出てきている。>

いまや渡航制限は、中国から、中国へ、だけではないので
すね。

日本も、その対象になっています。

その数、現状9か国。

<茂木敏充外相は21日の記者会見で、「9カ国が我が国を
含む新型コロナウイルスの感染者が所在する国・地域への
渡航の抑制の呼びかけを行っていると承知している」と述
べ、>(同上)


どの国が制限しているのでしょうか?

<日本への渡航制限や抑制を呼びかけている国・地域とし


ミクロネシア連邦、トンガ、サモア、イスラエル、キリバ
ス、ソロモン諸島、韓国、タイ、ブータンの名前を挙げた。>(同上)

イスラエル、タイ、韓国などが気になりますね。

残念ながら、「日本からの渡航を制限する国」「日本への
渡航を制限する国」

は、これからますます増えていくことでしょう。

ところで「渡航制限」されるとどんなことが起こるのでし
ょうか?

この9か国には含まれていませんが、中央アジアの旧ソ連
国カザフスタンの例を。

外務省HPから転載します。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=78949

<2月19日,当館より電話にて,カザフスタン保健省・
新型コロナウイルス対策コールセンター(一般国民向け)
に対して,国家主任衛生副医師令の詳細につき聴取したと
ころ,先方の回答の概要は以下のとおりです。

1 (明20日以降に当地に入国する邦人の扱いにつき問
うたところ)日本から到着する者は第二カテゴリー(コロ
ナウイルス感染例が10件以上確認された国から到着する
者)に該当するため,当地到着後14日間は滞在宿舎にお
ける検疫下に置かれる。

同検疫措置の対象者は日本から直行便で当地へ到着する者
だけでなく,直近に日本に滞在していた者であれば第三国
を経由していても検疫対象となる。>

どういうことか?

たとえば、あなたが、「俺ちょっとカザフスタン旅行いっ
てくるわ!」といい、行った。

ところが、あなたは日本から来た日本人なので、2週間ホテルから出ることを許されない。

あなたが、このことを知っていれば、決してカザフスタン
には行かないでしょう。

そして、ビジネスパーソンも、カザフに出張できません。

仕事になりませんから。

これは、カザフスタンの例ですが、今後日本に対して同じ
ような対応をとる国がたくさん出てくるでしょう。

ちなみに外務省のHPに、日本は「第二カテゴリー」とあり
ます。

カザフスタン、現状第一カテゴリーは、中国だけ。

中国人がカザフスタンに入国する場合は、ホテルではなく、病院で2週間隔離されることになります。

▼安倍総理のリスク

残念ですが、このような状況になったことは「当然」とい
えるでしょう。

安倍政権が、


・中国政府への忖度を、国民の命より上においた

・中国の観光客の金を、国民の命より上においた

結果です。

ほとんど毎日書いていますが、
今すぐ、「中国全土からの渡航禁止」「中国への渡航全面
禁止」を実行すべきですね。

これについて、「もう国内に感染者がたくさんいるのだか
ら、いまさらしても意味がない」
という人もいます。

そうではないでしょう。
毎日成田空港から、新たな感染者がどんどん入ってきてい
る。まず、この流れを完全に止める。

そして、国内の感染者に対処していくということでしょう。

ちなみにカザフスタンが、「日本からの渡航を制限した」
のは、2月20日からです。

そう、外国の「新型コロナウィールス対策」は、日々更新
されている。

だから、日本政府が、今から「中国全土からの渡航を禁止
する」としても、遅くないのです。

安倍政権は、史上最長政権だそうです。
後世の人に「どんな総理」として記憶されるでしょうか?

今決断すれば、「新型コロナウィールスから日本を守り、
東京五輪を成功させた首相」として、歴史に名を残すでし
ょう。

習近平に忖度しつづけ決断を先延ばしすれば。

「中国に忖度して新型コロナウィールスを国内に蔓延させ、たくさんの人が命を失う原因をつくり、
東京五輪を中止に追い込んだ総理」

として歴史に悪名をとどめる可能性が高まります。

私は、日本のためにも、日本国のためにも、安倍総理がそ
のようにならないことを心から願います。

ロシアに、
「ルーチシェ ポーズナ チェム ニカクダー」
(遅くてもやった方が、全然やらないよりはマシ)
ということわざがあります。

だいぶ遅れてしまいましたが、やらないよりは全然マシで
す。

at 07:56 | Comment(0) | 北野幸伯
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