2020年04月24日

◆現場労働者の宿舎に感染が

宮崎 正弘

 
令和二年(2020)4月22日(水曜日)通巻6461号  

シンガポール封鎖を6月1日まで延長
  現場労働者の宿舎に感染が集中していた

アジアでもっとも感染が少なく清潔なイメージのあるシンガポールだが、リー・シャンロン首相は21日、記者会見し、「4月7日からの都市封鎖を、6月1日まで延焼する」とした。4週間の延期とは、一種衝撃である。

一般市民の感染は少なく(4月21日現在、感染9125人、死者11人)、封鎖解除は秒読みといわれたのに、突然の延期は外国人労働者が集中している建設現場の寮、宿泊施設なで、急激な感染が広がったからだ。
シンガポールの人口は570万人。

急激な感染拡大は3K労働者の密集地だ。

彼らの出身地はインド、パキスタン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、タイ、カンボジアなどと国籍は多彩である。付近で営業をつづけてきたバアの経営者が逮捕され、2ケ月の禁錮刑に処せられた。

シンガポールに限らず、香港や広州、上海などでは、お手伝いさんはフィリピンから。これら短期的労働者には市民権が与えられておらず、またフィリピンからの出稼ぎはどの国もフィリピンへ帰還させてきた。

出稼ぎの送金で成り立つフィリピンは年間300億ドルをこの出稼ぎで稼いできた。 そのフィリピンでもマニラ首都圏は封鎖されたままである。

ともかく封鎖延期、日本も本当に5月7日から外出自粛、在宅勤務要請を解き、レストランなどは元に戻れるのか?
  
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)
「今生きているこの世界は、もしかしたら夢なのではないか」という問いは古代からの人間が抱いていたが、量子力学者によると、「精細に作られた仮想現実」であると証明できるというが、今日全世界の凡人にも、その証拠を見せつけられた。

原油価格がマイナス$40という不気味な数字が昼間の幽霊の様に現れた。支那の統計は全て嘘であるが、日銀やFRBも同様に介入しているので、嘘が多い。

しかし大量の原油の現物を受け取るわけにはいかないので、介入出来ず、本当の価格が出てしまう。

映画1999年の「マトリックス」で、ハーフのアンダソン氏は、仮想の世界か、真実の世界の選択を迫られ、初めて暗い廃墟の世界を紹介される。
  
我々は俳優ではないが、今突然に、望みもしないのに全ての定理、真理、正義、決まり、約束、保証、価格、などなどが消え去ろうとしている混沌たる真実の世界に送り込まれた様だ。

CLOと言われる借金の証書をまとめた債権の殆ども、不履行になると予想される。それだけでも膨大な金額で、仮想現実を演出してきた中央銀行達も沈みゆく船から逃げるネズミになるのだろう。

全員揃って切腹してもらっても役に立たないが、せめて一人ぐらい、如何にして間違えたかを遺書として反省して残されると未来に貢献できる。(その指南書の序には、1971年のある8月の日曜日の午後、ニクソン大統領の「暫定的」なドルの金兌換制の留保宣言に始まるはずである)。
(KM生)

   ♪
(読者の声2)農村で地主が農民をいじめていたというのは共産党の作り話です。

1.農民暴動ではなく暴民暴動

毛沢東は農村で暴動を起こしましたが、それは都市ではすぐに国民党に鎮圧されたからです。

毛沢東が農村暴動に使った人間は、農民ではなく、農村に巣くっていた食い詰め者、犯罪者などでした。日本と違い支那の農村にはこうした遊民が多数いたのです。漢を作った劉邦もそんな遊民の一人でした。

本当の農民は地主を含め親族同士で助け合って暮らしていたのです。したがって中共の革命は農村を舞台にしましたが暴民革命だったのです。これは支那の伝統で14世紀に乞食坊主の朱元璋が暴民の紅巾の乱をひきいて明朝を作ったことは有名です。

2.毛沢東の乗っ取りと共産?(パン)

毛沢東は長征中の1934年末に遵義会議でソ連派指導部から主導権を奪いました。共産党員を粛清して自分の党にかえて行きました。

毛沢東はスターリンによればマルクス主義者ではありませんでした。ソ連が中国に植えたスラブ共産主義は、土着の易姓革命にすり替えられたということです。これはソ連式の共産党が支那風の秘密結社共産?(パン)に変わったというと分りやすいのではないか。

だから権力を取った後の中共は、毛沢東が皇帝になり、平等どころか身分制度を復活し、幹部は豪邸で豪遊し、王朝社会が復活しました。

ただ毛沢東は長男が朝鮮戦争で戦死していたので、家来が皇后(江青)を廃して、自分たちが国家を私物化しているということになります。(落合道夫)

   ♪
(読者の声3)月曜から『夕刊フジ』で連載が開始された宮崎さんの「三島由紀夫五十年」、弐回分を拝読しました。残り三回が楽しみです。凄く力を入れてお書きになっていることは、短い文章のなかでも飛躍するエネルギーを感じます。

ところで、ことしは三島由紀夫先生没後半世紀になりますが、先生のこの連載は、加筆されて単行本になるのでしょうか?(YS生、飯能)


(宮崎正弘のコメント)小生はすでに三島三部作(『三島由紀夫以後』(並木書房)、『三島由紀夫はいかにして日本回帰したか』(清流出版)、『三島由紀夫の現場』(並木書房))を出しておりますので、『夕刊フジ』に連載中のものは単行本にするほどの分量はありません。

没後半世紀ですので、あるいは編著がでるかも知れませんが。。。
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(読者の声4)靖国神社春季例大祭にも、中コロ(武漢コロナ)の影響があります。

4月21日は〔清祓〕、22日は〔当日祭〕、23日は〔第二日祭〕という日程でしたが、4月21日は〔清祓〕、22日は〔当日祭〕と短縮されました。

また、例大祭への参列を遠慮するようにとの通知をいただきました。昇殿参拝もできません。やむを得ないことです。中コロに打ち勝つため、もうしばらくの我慢が大切かと存じます。頑張りましょう。
 皆さまのご勇健をお祈り申し上げます。(三澤浩一)

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(読者の声5)時節柄、靖国神社参拝も規制がかかりましたね。ところで、昨晩のテレビで先生が紹介されていた沼山光洋さん、靖国会事務局長で、昨年靖国神社鳥居前で切腹された人ですが、このたび遺稿集がでたとか。

署名、出版社名をご教示下さい。そんな憂国烈士がおられたとは迂闊にも存じませんでした。(HH生、水戸)


(宮崎正弘のコメント)命日は5月11日で、発売のその日です。『沼山光洋遺稿集』(展望転社刊)こと下欄{読者の声7}の桜チャンネルでも紹介しました。

   ♪
(読者の声6)現在、北部ベトナムではハノイやハイフォンなど重要都市は事実上の封鎖が4月1日から続いています。

ハノイ市からは移動は禁止、公共交通機関停止です。緊急事態は25日まで延長。30日まで空港は9割減で事実上の停止。

スウド封鎖当初は緊急事態宣言の外出禁止令ということで道路交通量は劇的に減少しましたが、現在は通常の二〜三3割くらいまで戻っています。皆がまんできないんでしょう。

食糧や医療品購入以外の不必要な外出は禁止との命令ですので、若者は食料品購入という理由ででかけるようになった模様。散歩したり、日向ぼっこしている人はおおいです。ハノイは先週土曜日から熱くなってきました、湿度高いです。もちろん、あからさまにやれば罰金ですが。

タワーコンドコンプレックス(韓国人が多)に住んでいますが、デリバリーは頻繁にきていますね。住人は入り口まで出ていかないといけない(デリバリー配達の人は入れない)という命令なのですぐにわかります。子供たちはコンプレックスに囲まれた広場でいっぱい遊んでいます。ここの子供たちは幸せです。

また、貧困対策としては、ベトナムはコメを戦略物資と位置付けていて、シナへの輸出を禁止する一方で、貧困層向けに「米ATM」というのを作って、ベダルと踏むと3キロの米が無料ででてくるという機械を設置しています。

ホーチミン、ハノイ、ハイフォン、ハナム、ニャチャン他に設置されています・・・が、残念ながら10万円は配布しません

10万円給付といえば、私は3月に「コロナ解雇」されて、ラッキーにも3月末に東京での投資関係の仕事がみつかりましたが、4月からの「スウド都市封鎖」で帰国ができません。

住民票は移動させているので4/27に住基ネットに登録できるはずなく、10万円をもらえません。90%減便されたなかの成田便は9万円、成田から地元広島まで帰れば10万円じゃたりません。在ハノイ日本大使館にEメールしても回答はなし。

まったく、日本国籍なのに、無視されて疎外されたような嫌な気分であります。日本政府は海外で働いている日本人は無視なんですよ。コロナ解雇という大被害に遭遇したのにもかかわらず。

日本への移転は順調にいけば5月に可能かなと思っています。

まずは住処をみつけないといけないですが、調査するとハノイとちがって、東京都市区の賃貸不動産は狭くて高すぎますね。

仕方ないので今のところ、鎌倉の一つ先位に住もうかと思っています。久々の東京住まい(実は神奈川)は楽しみではあります。

今回のコロナショックでベトナム企業では、国営原油企業や銀行システムが脆弱化しました。

一方、米のアマゾンやネットフリックスまたはヘルスケア(TDOC、GILD、ABTなど)の諸銘柄と同じく、ベトナムでもIT関連のFPT(日本支店あり)は業績絶好調を継続しています。日本でも今後は遠隔地診療とか、テレ教育とかがさかんになるでしょう。ベトナムでも今回のコロナで遠隔地診療のソフト(ベトテルという軍系通信会社が開発)を導入します。

新感染者自体は一日にゼロとか一人とか3人とかのレベルで日本や欧米とは比べ物になりません。私にとっては帰国は汚染地域に入るようなものですが、グローバリズムが終焉したいま、帰国が最善の選択と思います。当分、単身赴任。(笑)
https://www.viet-jo.com/news/social/200417132154.html
  (R生、ハノイ)


(宮崎正弘のコメント)日本中が大変な目にあっていますが、在外邦人もまた、大変な事態に遭遇されましたね。こういう時こそ、日本人の団結が見られるはずですが、いまは外出自粛なので、目立ったボランティア活動がありません。
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(読者の声7)桜チャンネル、昨晩放映の「フロント JAPAN」は宮崎正弘さんが、「この後にくるもの」。福島香織さん「どさくさに紛れて中国がやっていること」でお送りしています。

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