2020年07月05日

◆米予算局、経済は[V字]回復

宮崎 正弘

 
令和2年(2020)7月3日(金曜日)弐 通巻第6570号  

 (休刊予告) 小誌は明日7月4日(土曜)と5日(日曜日)が休刊となります 
たしかに失業率は14・7%から11・3%まで回復した米国だが
米予算局、経済は[V字]回復。年内に12%のGDP成長と予測

テキサス州で外出禁止が解禁されると、バアにあつまって、若者らは「コロナ」ビールを飲んだ。フロリダ州も同様、いずれも共和党の大票田である。トランプはこの2州を失うと当選が覚束なくなる。だから経済活動再開に熱心だ。

ところが2次感染の拡大で再度の休業となった。

7月2日、米予算局は先に第1四半期のGDPはマイナス20%という悲観的数字を報告したが、こんどは一転して、年末までに「V字」回復を果たし、GDPは12%の成長になるとした。凸凹も、これほど激しいと、エコノミストが信用しないのではないか。

たしかに失業率は14・7%から11・3%まで回復したが、依然多くが職を失い、自粛生活にもあきて、何かおもしろいことないか、と外出すれば、あちこちで暴動。

さて、日本は感染もすくなく、死者も少ないが、緊急事態が解除されても、クラスターが夜の町で発生し、またもや自粛要請の気配。

倒産は手続きが面倒なので、いまのところ目立たないが、飲食店の激減ぶりには目を見張る。久しぶりに食べに行くと「閉店しました」「廃業しました」。

問題は日米欧が対応した巨額の財政出動である。このツケがいずれまわるが、だれも、この解決法を議論しない。経済論壇はシーンと沈黙している。為替レートの改編による「新プラザ合意」が必要か、新円切り替え、それとも徳政令。近未来のどこかで、巨額のツケの精算をおこなわなければならなくなることが明白なのに。。。
          
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
集中連載 「早朝特急」(33) 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第二部 「暴走老人 アジアへ」(第1節アセアンの国々)

第五章  ブルネイという小さな王国は日本贔屓だが
 
 ▼国王宮を警護するのはグルカ兵

この小さな王国はマレーシアのボルネオ島の北東の一部地域を統治する、人口僅か40
万人。その面積は三重県ほどである。日本人観光客は殆ど見かけない。

資源リッチでひとりあたりのGDPはシンガポールより高く、「金持ち喧嘩せず」の格言通り、性格はいたっておとなしい。信号がなくても横断歩道ではクルマがちゃんと止まってくれる。

2018年3月にブルネイへ行ってきた樋泉克大愛知大学教授によれば、中国の広西チワン族自治区からうじゃうじゃと中国人が、「チャーター機で南寧からひとッ飛びだ」などと嘯いて大勢が観光にきていたとか。

シンガポールのチャンギ空港でブルネイ航空の座席に就いた時、隣席のアメリカ人のウイスキーに気づいた。そこで樋泉教授が彼に質問すると「ブルネイは禁酒禁煙の国、ただし持ち込みはOKだ」と解説した後、「お前は持参しないのか」と訊かれたそうな。

ブルネイ王国はイスラム法を厳格に適用し、禁酒禁煙である。

レストランに置かれているのはアルコールゼロのビール。タバコは、ブルネイ国中探しても売っていない。

中国人ツーリストらのホテルの朝食風景。食べ物を挟んだ箸を手に、食べながらしゃべくりながら歩きながら。「郷に入らば『郷を従わせる』」というのか、すごい振る舞いだった。

資源リッチのブルネイに進出していた外銀は40
余年間も営業を続けてきたシティーバンクが2014年に営業を切り上げ退出した。HSBCは17年末に同じくブルネイから撤退した。となると残る外銀は16年末に初めて進出してきた中国銀行(香港)支店の一行のみである。

中国依存が顕著な証拠である。

ブルネイへの投資は米国の1億1600万ドルに対し中国は桁違いの41億ドル。ブルネイ華人社会は急拡大の様相だ。

筆者は4年前にブルネイに行って3泊したが、ブルネイ王宮の警備がグルカ兵だったことに驚くとともに、すでに災害救助協同演習などと称して中国の軍人が夥しく滞在していた。軍事協力も目立つようになった。

しかしブルネイ王国は石油とガスで豊かな社会を築き、王室の権威はそれなりに盤石である。世俗イスラム国家とはいえ、世界最大モスクの一つは大理石でぴかぴか輝き、原住民の水上生活者3万人の集落(カンポン・アイール=水上集落)へ行くと、何と海の上のバラック小屋を回廊がつなぎ、下水が完備しているではないか。

ボートを雇って、この水上生活者の集落を見に行ったが、台所はガス、トイレは水洗で、テレビもちゃんと繋がっていた。

こういう贅沢な水上生活者の集落は世界でも稀だろう。いかにブルネイが経済的に富み、福祉にまわす余裕資金があるか、という事実を物語る。

 ▼北を眺めればコタキナバルにサンダカン

地図をよくよく見入っていると、ブルネイのすぐ北はマレーシアのコタキナバル、その先がサンダカン、そこから海へでると、スプラトリー岩礁。つまりフィリピンの南端である。

サンダカンには日本の「からゆき」さんたちの売春窟もあった。数々の悲劇が生まれたことは山zaki朋子『サンダカン八号娼館』に詳しい。このあたりまで昔はブルネイ王国だった。少数の海洋民族が棲息していて、舟で暮らしているらしいのだが、現地旅行社に尋ねても、「さぁ、どうやって行けるのか。冒険旅行だから、ほかのトラベルエージェントに当たったら?」と素っ気ない。

ブルネイはスプラトリー諸島の一部の岩礁の領有を宣言し、中国とは一歩も譲る気配がない。すなわちルイス岩礁とライフルマン浅瀬だ。軍事的対立こそないが、中国とマレーシア、フィリピンにクレームを付けている。ブルネイは周知のようにふんだんな海底油断開発で輸出に精を出しており、大半は日本が輸入している。

ブルネイ軍はフィリピンと同様に海軍力が貧弱であり、戦闘力が欠落しているため中国の横暴には手をこまねいているのが現状である。なにしろスプラトリー群島は満潮に海に隠れる岩礁がおよそ150,つねに海面より顔を出している岩礁、環礁は48しかない。

ところでブルネイは2日もあれば、観光資源のほとんどを見ることができる。スルターン・オマール・アリ・サイフディー、ジャミ・アサ─ル・ハサナル・ボルキア・モスク等々モスクばかりである。

ほかにイスタナ・ヌルル・イマン(王宮)があるが、内部には入れない。門前で警備員に断って写真を撮っただけ、ロイヤル・レガリア博物館は立派だが、展示にこれという宝物はない。

民族博物館へ行くと原住民の漁業生活の蝋人形やジオラマもあるが、暇をもてあます係官は全員が公務員。なにしろ国民の八割が公務員とその家族という豊饒なる無駄を平気でする国家で、富を公平に別けるという国王の施策である。

日本企業はエネルギー関係だけで、ほかは自然環境、トレッキング、カヌーなど冒険にくる日本人相手の旅行代理店くらいしかない。豪華なホテルとデパートもあるが、なにしろ人口が少ないため、がらんとしている。1軒だけ日本食レストランがあったが、でてきたものは「日本食」まがいだった.

なにはともあれ、人々は豊かな生活を享受し、余裕綽々なのである。
         △□□◎◎◎□△□◇

(編集部から)この連載も半分近くになりました。第二部「アジア」の第1節「アセアンの国々」は、今回でおわり、次号からは同第二部の第二節「南アジアの国々──『インド経済圏』の七カ国」がスタートします。第三部は「世界の果てを行く」の予定です。
 ご期待下さい。
       
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  ■「加瀬英明のコラム」  ■「加瀬英明のコラム」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
パンデミックは奇貨となるだろうか
@@@@@@@@@@@@@@@@
ようやく全国に外出自粛を強いていた、緊急事態宣言が解除された。といっても相手は疫病神(えやみがみ)だからまだ安心できない。しばらくはマスクを着用して、人々とのあいだの距離をとることになるのだろう。

武漢(ウーハン)ウィルスの大流行という奇禍によって、自宅と近くの事務所を往復して逼塞する日々を過していたが、自分の時間を落ち着いて持つことができたのは、珍しい財貨──奇貨というものだった。

 予想もしなかったが,おとなになってから、はじめて長い休暇に恵まれたと思った。

 ▼インスラ、アウタルキア

2つの小さな島に似た、自宅と事務所に籠るうちに、英語で「孤立、隔離」を意味するアイソレーションの語源が、海外に留学した時に学んだラテン語の島の「インスラ」insulaであるのを思い出した。英語のアウタルキー(自給自足)の語源が、ラテン語の「アウタルキア」autarkiaだったと、頭に浮んだ。

自粛中は人出や、交通量が大きく減ったから、喧噪が失せて静かだった。

仕事や会合や、絶え間ない都会の騒音によって、関心がつねに散らされて、自分をおろそかにしていたが、案じることから感覚まで自給自足するようになった。自宅が表通りの裏の路地に面しているが、狭い庭に集まったスズメの囀りや、近くの皇居の森から飛んでくる野鳥が鳴きかわす声が、はっきりと聞えて嬉しい。

街が静かになったからだ。玄関を出入りする時に、家人が植えた花の甘い香りに気がついて、狼狽(うろ)たえた。喧騒のなかで視覚や聴覚を酷使していたために、五感が鈍ってしまったのだと思った。

つい、4、50年前までは、私たちは東京に住んでいても、自然が心身の一部になっていたから、自然を身近に感じたものだった。

だから樹木が芽をふくころに、屋根や緑を静かに濡らす雨は、春雨(はるさめ)だったし、5月に入ると五月雨(さみだれ)、秋から冬にかけて降る雨や、通り雨は時雨(しぐれ)といった。

春なら霞(かすみ)、秋は霧といったのに、いまでは環境が人工的になったためか、心が粗削(あらけず)りになってしまったためか、1年を通してただ霧としか呼ばない。

英語は季節感が乏しいので、霞も、霧もすべて「フォッグ」fogか、「ミスト」mistか、「ヘイズ」hazeであって、季節によって呼び分ける繊細さを欠いているから、味気ない。

 ▼自然との一体感

英語では、ヨーロッパ諸語も同じことだが、チェリー(桜)、ピーチ(桃)、プラム(スモモ)、オレンジというと、私たちはすぐに花を思い浮べるのに、心より胃袋が先にくるので、食用のさくらんぼ、桃、プラムの実や、オレンジの果実を連想する。こんなことにも、異文化に出会うとカルチャーショックとなって、眩暈(めまい)を覚える。

そこでチェリー・ブロッサムとか、ピーチ・ブロッサム、オレンジ・ブロッサムというように、あとにブロッサム(花)をつけないと、花として鑑賞する対象にならない。

花より団子なのだ。アメリカやヨーロッパで、邸宅や、高級レストランに招かれると、季節外れの同じ油絵が、1年中掛けられている。日本であれば、それぞれの季節に合わせて掛け軸をとりかえるのに、興を殺がれる。

 ▼『源氏物語』を読む

私は『源氏物語』、川端文学の優れた訳者として有名な、エドワード・サイデンステッカー教授と昵懇(じっこん)にしていた。

「サイデンさん」と呼んだが、下町をこよなく愛していたので、山の手で育った者として、下町文化のよい案内役をえた。永井荷風文学をよく理解できるようになった。

サイデンさんが米寿になった時に、拙宅において40人あまりの男女の友人が集まって、祝った。

全員で相談して、米寿の祝いに浅草で和傘を求めて贈った。洋傘が普及したために、残念なことに、幼い時に母がさしかけてくれた和傘の油紙を打つ、調子(ここち)よい雨の音が聞かれなくなった。

サイデンさんはその6年後に、東京で亡くなったが、生前愛していた上野池端の会館でお別れの会が催され、丸谷才一氏、ドナルド・キーン氏など、500人以上の親しかった人々が参集した。私が献杯の辞を述べた。

私は『源氏物語』を、サイデンさんの知遇をえるまで、製紙、香料の産業史の本として読んでいたが、サイデンさんの導きによって、王朝文学として親しむことができた。

 ▼香りは舞台回し

『源氏物語』には数えたことがないが、50種類あまりの紙が登場する。溜漉(ためす)きの紙は中国で発明されたが、源氏に「唐の紙はもろくて朝夕の御手ならしにもいかがとて、紙屋(かんや)を召して、心ことに清らかに漉かせ給へるに」(鈴虫)と、述べられている。

流し漉きの丈夫な和紙は日本で発明されたが、物語のなかで紙が重要な役割をつとめている。

さまざまな香り──薫香が、もう1つ物語の進行を取りしきっている。名香に、梅花香、侍従、黒方(くろぼう)、荷(か)葉(よう)、薫衣(くのえ)香、百歩香などという名がつけられているが、おそらく6、70種類の薫香が舞台回しのように出てくる。

香りはくらしに密着していた。屋内にくゆらしただけでなく、袖や、紙、扇に香りをたきしめた。それも、自分なりの芳しい香りを工夫して、四季にあわせて調合した。

今日の日本では、クラブのホステスや、名流婦人が、不粋なことに1年を通して同じ西洋香水をつけているのには、辟易させられる。大量生産された安いガラス瓶に、はいっている。

源氏の世界では自分だけの香の壺を、四季にあわせてもっていた。

香りは清めであり、人々ははかない香りに感傷を託して、宇宙の静寂を感じた。

西洋の香水は、今日、日本の家庭に普及している除臭剤とかわりがないが、源氏の世界の香りは、優美なものだった。

自然は静かだが、人間は煩さすぎる

「匂」という字は、もとの中国にない。日本でつくった国字だ。よい香りがたつことだけを意味していない。

日本刀の小乱れした刃紋も「匂う」と表現するが、美しく輝いていることをいう。「朝陽に匂う山桜哉(かな)」という句がよく知られているが、山桜が朝の光をいっぱいに受けて、輝いているという意味である。

『源氏物語』のなかで、女性が「匂ひやか」というと、美しいことを表している。

桜の花は馨らない。光源氏が桜の花が美しいのに、香りがないことを慨嘆している(若菜)。

香を賞(め)でるというが、香りと静けさは1つのものだ。心を落着かせて集中しないと、身心を香りにゆだねることができない。

ゆとりがなければ、香を賞でることができない。香を嗅ぐことによって、ゆとりが生まれた。人生に間をはかることが、大切なのだ。

世間で“引きこもり疲れ”とか、“自粛疲れ”という言葉が流行っているが、自分を取り戻すよい機会だろう。

 ▼2020年は、文明開化の成れの果て

私たちは明治の開国から、文明開化の号令のもとで西洋を模倣するのに努めるうちに、四季のゆるやかなうつろいに背いて、いたずらに慌(あわただ)しい社会をつくってきた。欧米に憧れて、モダン──スピード感、刹那的、享楽的なもの──を追い求めてきた、成れの果ての時代に生きている。

今日、私たちが洋装をまとっているのは、日本を守るための手段であったはずだったのに、利便な文明開化に身を窶すあまり、いつの間にか目的にかわってしまった。

 サイデンさんはキーン氏と同じ海軍日本語学校の卒業生で、硫黄島の攻略戦に加わった。
 日本では先の大戦中に英語を「敵性語」として使うことも、学ぶことも禁じたが、アメリカは今日でも敵国の言葉を積極的に学ぶ。
やはり、覇権国家なのだ。
                  (かせ・ひであき氏は外交評論家)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 << 今月の拙論 >>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「コロナ、こころ、孤独」(『北国新聞』、コラム「北風抄」、7月6日)
「コペンハーゲン民主主義サミットに蔡英文、黄之鋒」(『エルネオス』7月号)
「米国の台湾防衛、過剰なほど本気」(『テーミス』7月号)
「米中金融戦争のゆくえ」(『月刊日本』8月号、7月23日発売)  
           ○◎○ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  読者の声 どくしゃのこえ REASERS‘ OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)米中の経済戦争が激しさを増しているなか、次から次へとニュースがでてくる。中国では融資の担保の金の延べ棒の一部がメッキの偽物だったという。
【「金メッキを施された銅だった」過去最大級、83トンもの偽造GOLDを融資担保使用=中国「武漢金凰珠宝」】
https://coinpost.jp/?p=163991
https://asia.nikkei.com/Spotlight/Caixin/Mystery-of-2bn-of-loans-backed-by-fake-gold-in-China

 「もえるあじあ」というサイトの記事によるとアメリカでは税関で中国から密輸の合成麻薬やアサルトライフルの分解された部品を10000点押収。
https://www.moeruasia.net/archives/49665201.html

 コメント欄を読むと黒人過激派にはブラックパンサーの残党がいてマオイスト繋がりだとか。アメリカ独立記念日にあわせてなにかしでかすつもりなのでしょう。
さらにアンティファの正体について大紀元の記事を紹介。
【「共産主義以外はすべてファシズム」極左暴力集団アンティファの正体とは】
https://www.epochtimes.jp/p/2020/06/57721.html
https://img.epochtimes.jp/i/2020/06/06/t_jhuthxwgcpjisrgfxk4c.jpg

 1928年に撮られたという写真にはハーケンクロイツの男を拳で叩くアンティファの姿。日本の反安倍デモに必ずといっていいほど「安倍=ヒトラー」がでてくる理由がわかりました。
『アンティファの起源:旧ソ連の反ファシズム統一戦線』?
 「この組織はもともと、ソビエト連邦がドイツで共産党政権を実現するための統一戦線作戦の一環であり、すべてのライバル政党や組織には「ファシズム」という
レッテルを貼ろうとしていた。
統一戦線政策は、共産主義革命を扇動するために左派の諸勢力を結集させることだった。1920年代から、ソビエト連邦では、ドイツ共産党を含むコミンテルンとその系列政党は、資本主義社会全体および事実上の反ソビエト、反共産主義の活動や見解を表すには、「ファシズム」という代名詞を使用していた。ドイツ共産党は1932年5月26日、機関紙「Die
Rote
Fahne(赤旗)」で「反ファシスト運動(アンティファ)」の結成を正式に発表した。同運動を「唯一の反ファシスト政党─ドイツ共産党の指導下にある赤い統一戦線」と表現した。
 ドイツ最大のアンティファ団体だった「オートノーム・アンティファ(Autonome
Antifa)」の元メンバー、ベルント・ランガー(Bernd Langer)氏が執筆した
ドイツ語の回想録『80年の反ファシズム運動』によると、アンティファは1921年6−7月のコミンテルン第3回大会で採択された統一戦線政策にまでさかのぼることができる。ランガー氏は本のなかで、「反ファシズムは一つのイデオロギーではなく、一つの戦術である」と定義し、ドイツ共産党が統一戦線政策のもと、反資本主義を「反ファシズム」として対抗していた。そして、このレトリックを使って、他のすべての敵対政党にも「ファシズム」というレッテルをつけたと述べた」
 上記記事によると1937年に設立されたNLGは、全米150以上の支部に所属する約6千人の左翼弁護士で構成され自らをアメリカ左翼の「必要不可欠な法律の片腕」と自称し、会員数41万人を超える米国法曹協会(ABA)の保守的な動きに対抗しているという。
 組織の5%も押さえれば乗っ取れるのは日本でも学生運動が盛んだった時代の大学自治会をみればわかります。
記事によるとNLGにはフォード財団や米投資家のジョージ・ソロス氏など左派リベラル系の財団が後援とあります。ソロスはともかくヘンリー・フォードは草葉の陰で嘆いているのかも。
 100年休まずにチクタクチクタク、ユダヤ人の歴史観からすれば100年などどうということもない。いま女子中高生を中心に人気のTikTok
(ティックトック)は中国製の動画共有アプリですがスマホの個人情報を抜き取るスパイウェアとして問題になっている。
韓国アプリのLINEも危ない。サイバー戦争の前哨戦はもう始まっています。
   (PB生、千葉)



  ♪
(読者の声2)「暴走老人 アジアへ」のバンコク、日本人経営の印刷会社がでてきましたが、日本企業が進出し商品カタログを作ろうにも現地企業では日本人の要求レベルを満たすことができなかったと聞きました。
印刷会社が進出すれば紙もインクも必要となり関連会社すべてが進出することになる。1970年代の学生時代、欧米のペーパーバックの用紙の粗悪さに驚いたものですが、日本でいえば漫画雑誌レベルと思えるほど。それに対し美術書などグラビア印刷は欧州が本場で素晴らしいものでした。
 バンコクといえば伊勢丹も今年の8月末で閉店。例によって賃料が折り合わなかったらしい。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00118/031700005/

 BTS(高架鉄道)ができたころから現地のスクンビットの日本人も駅直結の百貨店や近くのスーパーでほぼ間に合うのでセールの時くらいしか行かないといって
いました。伊勢丹は駅から遠く、しかも渋滞が一番ひどいエリアですからどうしようもありません。ASEAN近隣の駐在員にとっては便利な店だったのですが時代の
流れなのでしょう。大丸・そごうも撤退しヤオハンは本体が経営破綻、残るは東急だけ。イオン(旧ジャスコ)は近隣諸国で大型モールを展開しているのにタイでは伸び悩み。小型スーパーも今年になり半分以上閉店している。バンコクにいたころ飲食業ではマレーシア資本が進出し最初は物珍しさで人気を集めるもすぐに飽きられ撤退という事例を何度も見ました。似て非なるといいますがタイとマレーシアではイスラム女性でも見た目で違いがわかります。マレーシアは身体のラインを隠すのにタイでは隠さない。
 東の隣国カンボジアとは荷車を見ればわかります。カンボジアはアンコールワットの遺跡に描かれたような車輪の大きなものですがタイでは車輪が小さくなる。千年たっても基本は変わらないというのが面白い。ダーウィンの進化論に対し今西錦司は棲み分け理論を提唱しましたが、欧米の難民・移民の現状をみても人種のるつぼといった概念には無理があるのがわかります。日本でも中国人や韓国人、さらにはクルド人まで集住して日本になじもうとしない人たちがいる。
 アメリカの人口動態では白人は白人エリアへの移動が増えているという。アニメのシンプソンズでは役柄の人種にあわせて声優を当てるとか、ユニリーバは美白
化粧品の扱いを止める・商品名を変える、カーレースのF1ではメルセデス・ベンツが車体色を黒にするなどまるで1970年代の同和や朝鮮勢力の恫喝の再現です。人間も動物ですから危機がせまれば同族を守るために異種族と争う事態がおこるのかもしれない。コロナ以後の世界は100年前の白人至上主義が復活してもおかしくないようにも思えます。日本では北朝鮮が拉致を認めるまで新聞テレビは北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)としていました。多様性を主張する組織が一番独裁に近いというのがよくわかる事例ですね。
  (PB生、千葉)
     ◇○○◇◎◎◇◎◇○○◇◎◎◇◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ) 小誌、週末の7月4日、5日は休刊です
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●宮崎正弘の新刊 『WHAT NEXT(コロナ以後大予測)』(ハート出版)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
   ♪
『WHAT NEXT(コロナ以後大予測)』(ハート出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
https://www.amazon.co.jp/dp/4802400993/
    ▲
──コロナ禍で人生が変わった人が多い
──誰もが気にし始めた「WHAT NEXT」
日本はこの「鎖国」をチャンスに活かせないか?
大きな流れは(1)グローバリズムの大後退。(2)ナショナリズムの復権。(3)中国基軸のサプライチェーンが全世界的に改編となってあらわれている。
(4)「コロナとの「共存」時代」の到来だ。
長期的には思想、哲学に大きな変化があらわれ、多死社会(看取り社会)の到来に死生観の適正復帰が行われる。
伝統的な輪廻転生の考え方が真剣に考え直される
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。