2020年08月13日

◆雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(51

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red
Gables/161(2020/8/10/月】2003年春、胃がん手術後の療養をきっかけに近代史を学び始め、アカ出身で当時は「なんとなくピンク」だった小生は除染が進んで、今は随分まともになってきた感じがする・・・“まともか邪道か”自信はないが。


左巻きから右巻きに「転向」したのは良かったが、この頃では中共・習近平一派の先祖返りに反比例してアカへの憎悪が日々募っていくばかりで、下手をすると極右暴力集団になりそう、緊急措置入院を繰り返さないよう気を付けなくてはいけない。


小生のような無名人の「転向」は無視されるのが普通だが、それなりの論客が転向するのはニュース性がある。


左巻きだった宮家邦彦は、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹になった(拾われた?)ためか、右巻きに変身し始めたようだ。産経「宮家邦彦のWorld
Watch」2020年7月23日から。


<普通の国の防衛政策は「抑止」と「攻撃」から成る。敵に攻撃を断念させるべく抑止力を強化するのだが、万一抑止に失敗した場合に備え攻撃力も保持する。当然、攻撃力は強いに越したことはない。


ところが、日本は憲法上「攻撃力」が限定され得るので、日本の防衛政策は当然、専ら抑止に頼らざるを得ない。されば、「専守防衛」の実質的意味とは攻撃よりも「抑止を専ら重視する」ことに尽きる。


だが、専ら抑止を重視する防衛政策にも憲法の枠内で認められた最小限度の攻撃力は必要だ。敵に攻撃を断念させるには、日本にも一定の攻撃能力があることを認識させなければならない。これこそが現行憲法の許容する防衛政策の本質である>


宮家は2016/12/8、まさかのトランプが大統領選を制するとパニックになり、同コラムでこう鬱憤晴らしをしていた


<中国が受けた衝撃…外交安保に関心持たないトランプ氏の代わりに仕切るのは誰だ


またまたトランプ氏がやってくれた。今度は台湾の蔡英文総統と直接電話会談したというのだ。思わずテレビの前でのけ反り、思考が数分間停止した。何が起きたのか、にわかには理解できなかった。


米国大統領や次期大統領が台湾トップと言葉を交わすのは1979年以来。無論、偶然ではない。事前の周到な準備なしには絶対に実現しない。大統領就任前の非公式接触とはいえ、米中国交正常化以来最大の外交的サプライズだ。


米国の対台湾関係強化自体は歓迎すべきだが、中国側がその動きを誤解・誤算すれば緊張は一気に高まる。台湾問題は中国「核心的利益」の1丁目1番地だからだ。その意味でも今回のトランプ・蔡電話会談は危ういものだった。トランプ氏とその側近は猛省すべきだ>


チャイナスクールの面目躍如というか、中共のお伽衆。今時こんな戯言では食えないから目立たぬように右へ舵を切っているわけだ。


外務省はイカレポンチ養成所で、小生が“隠れ革マル”と見ている佐藤優は「世界裏舞台 中国の『帝国主義政策』やられたらやり返す原則」産経2020/8/9でこれまた中共を応援している。米国の「中共脅威論」に反駁して曰く、


<中共は世界革命を目標としていない。国益の極大化を図る帝国主義だ。相手国が必死になって抵抗し、国際社会も「やり過ぎだ」という反応を示すと帝国主義は(損得勘定から)譲歩するが、(非難が収まれば)再度、権益拡大を狙う。


中国の脅威の本質は、世界革命を志向する共産主義思想ではない。それに怯える米国の中国脅威論は外交を阻害しかねない>


つまり中共は「ただの強盗で、他国を併呑することはないから、騒ぎ立てない方がいい」というわけだ。中共ではなく日米に「過剰反応するな」と説教している。佐藤優の本性がよく分かる。


革マル派の教祖、黒田寛一(クロカン)の組織論は「サナダムシ」である。ターゲットに深く静かに潜行、寄生して、やがて乗っ取る。JR総連などはその典型だ。佐藤のやり口もクロカン流。


習近平は毛沢東流で、誰もできなかった世界革命を目指している。1964年1月、毛沢東はこうアジった。


<アメリカ帝国主義は横暴の限りを尽くし、全世界の人民を敵とし、自分自身を孤立させている。米帝の原子爆弾、水素爆弾は、奴隷を拒否する人々を脅し上げることはできない。人民の怒りの波は食い止めることはできない。


米帝とその手先に反対する全世界の人民の戦いは必ず偉大な勝利を収めるであろう>


その6か月後の1964年7月、日本国民が東京五輪を控えて浮かれていた時、毛沢東のアジは自信たっぷりだった。


<階級闘争、生産闘争、科学実験(ソ連からの技術供与による核兵器開発)は、強大な社会主義国を建設するための革命運動であり、永遠に不敗の地に立たせる確固とした保証、民主主義独裁(=中共独裁)を実行させることのできる確かな保証である>


そして10月、五輪開催中に核実験を成功させ、浮かれた日本に泥を塗り、世界に「核保有国・中国」の誕生を宣言したのだ。


中共は世界にとって無視できない核保有国になり、国連の常任理事国入りし、経済大国になった。毛沢東がとにもかくにも基礎工事をし、トウ小平がどうにかデパートと工場を建てたから今がある。習近平は何を歴史遺産とするのか。曰く、


「誰しも理想や追い求めるもの、そして自らの夢がある。現在みなが中国の夢について語っている。私は中華民族の『偉大な復興』の実現が、中華民族の最も偉大な夢だと思う。この夢には数世代の中国人の宿願が凝集され、中華民族と中国人民全体の利益が具体的に現れている」


要は漢族による、漢族のための、漢族による「世界に君臨する赤い帝国」が「習近平の夢」なのだ。漢族による「世界制覇」である。そのために、まずは周辺を征服していく。地政学的に一番邪魔くさい日本を抑え込めるかどうかが最優先課題になる。如何にせん。


細谷雄一「国際秩序 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ」から。


<東アジアでは中国が急速にパワーを増強することで、パワーバランスに変化が見られる。より一層、中国にとって有利な戦略バランスになり、それゆえ中国が周辺国に対して譲歩する可能性が下がり、交渉により合意を目指そうとするインセンティブが下がることになるであろう。


だとすれば、中国は南シナ海におけるベトナムやフィリピンとの関係、東シナ海における日本との関係において、自らの強大な軍事力や経済力を動員して、自国の利益になる状況を強制することになるだろう。東アジアにおける共通の利益や価値よりも、自国の国益や正義が優先されることになる。


重要なのは、東アジアで「均衡の体系」(パワーバランス)を回復することである。鍵となるのが、米国の東アジア関与の継続と、日米同盟の強化、そして何よりも日本が十分なパワーを持つことである。


日本がパワーを低下させ、日米同盟が衰弱し、米国が東アジへの関与を削減すれば、この地域に「力の真空」が生まれることになり、より一層国際秩序は不安定になるだろう>


同志諸君! 「核なき世界」になったらタガが外れて世界中、戦争、紛争、騒乱、衝突が日常化する。1945年から大国間の戦争を抑え込んで、曲がりなりにも平和、安定、経済発展をもたらしたのは「核兵器の恐怖」だ。残念ながら愛ではなく「やったらやられる」という絶滅の恐怖が戦争を抑え込んだ。


現実を直視し、日本は未来のために感情や好き嫌いではなく、核武装をしなければならない。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。