2020年10月27日

◆カープファンの憂鬱

馬場 伯明


カープの成績が低迷している。2020.9.7のYahooニュースから転載する。(ただし、ニュースはもう削除されている)。

《2020.9.6 マツダスタジアム 広島:DeNA 5-8で、広島カープは投壊で引き分けを挟み3連敗で8月25日以来の最下位に転落した。先発遠藤投手が初回に4四球と制球を乱し先制を許した。2回にも失点し、3回には宮崎に2ランを被弾。3回4失点で降板した。鈴木誠、長野の1発などで一時は逆転するも、ケムナ、島内投手がリードを守れず、それぞれ2失点。DeNA 3連戦で計47被安打、30失点と投手陣が崩壊した》。

《佐々岡監督は「投手が全て。この3試合、投手陣は何点取られているのか」と怒りをあらわにした。借金は今季ワーストの「9」となった》。

先発の遠藤投手は《今日は自分の弱い部分が全て出てしまって、同じことを繰り返してしまいました。本当にチームに申し訳ないです》と話している。不憫である。65年間のカープファンの私としては非常につらい現実である。何十年前の負け続けていたカープのことを思い出した。残試合をチームは何とか立ち直り浮上してもらいたい。

それにしても・・・、先発した遠藤投手の反省の弁はともかく、佐々岡監督の「発言」には驚き大いに失望した。「敗戦は選手(投手)の責任である」と公衆の面前(!)で決めつけたのである。自分の責任はどうなったのか。監督として最悪の対応であり、「万死に値する」と思うのである。

かつて、仕事(ビジネス)の場で、私はこう指導された。

《過ぎた「事実(失敗等)」は動かせない。事実に基づき対処する。部下を「叱る」ときは、一対一で、他人がいないところで、叱る。一方、部下を「誉める」ときは、全員の目の前で、誉める。そうすれば部下は自覚を持ち、成長し組織は強くなり、仕事(ビジネス)で勝てる。その変化形のやり方もあるけれども、それが「原則」である》と。

この「原則」を完全に遂行できたわけではない。事実に基づき冷静に「叱る」ことができず、感情におぼれ「怒る」ざまに成り下がったこともたびたびあった。私は普通の人間であるが、それでも上の「原則」を大事にしている。つい「怒って」しまった後で反省し、何らかの埋め合わせをしなければならないと悩んだものである。

佐々岡監督は、公衆の面前では「今日の敗戦は指揮した自分の責任である。次は全員で必ずがんばる」と言う(!)べきである。カープを率いる監督として厳守してもらいたい。これは技術論ではなく人間性の問題である。長年カープを応援してきた私としてはこの点だけは絶対に譲れない。

監督は現場の試合に全責任を持っている。だから、監督は選手の走攻守の起用方針、現場での指示を自分の考え通りにやればいい。当然のことでありそうすればよい。でも、球団フロント、OB、ファンなどが、監督の采配について、いろいろな「異論」を言うことがある。

その異論(イチャモン)等を列記してみる。十人十色の私見がある。

1.好成績を残している堂林をスターティングメンバーから外し、ポジションや打順も変える。

2.低打率の田中を遊撃手レギュラーに使い続けている。

3.捕手は、投手に内外角に際どい球を要求し、その結果、四球が増え打たれる。もっと縦の変化のリードをすべきだ。

4.走るカープが持ち味だったのに、積極盗塁の指示が少ない。

5.大胆なスクイズにも消極的である。

6.勝ち・負け試合のどちらにも、同じ投手を使う。起用が一貫していない。

7.森下投手を完投させず2つ負けてしまった。とくに2020.10.17には7回2:1リードでまだ96球なのに、交代させ、8回塹江が2人出塁させると、あわてて抑え投手のフランスアを出し、準備不足で打たれ、2:5で敗戦。森下の9勝目がなくなった。

8.スタミナ不足の野村投手を続投させつぶし、怪我が完治していない大瀬良投手を登板させ、今シーズンの登板をダメにした。

9.不動の4番であるべき鈴木誠を、奇策のつもりなのか、思い付きで3番にし、松山や西川を4番にしている。

10.打率が極端に低い三好をスタメンに入れる。

11.外人の起用方法も場当たり的である。

ファンはみんな欲張りであり、監督に対し常に勝つことを求めている。私もそうだ。しかし、監督はその異論や「欲張り」に左右される必要は全くない。

でも、負けを個々の選手のせいと公言してはならない。勝敗に対して自分の明確な結果責任を明らかにするだけでよい。最終的な責任はシーズンの終わりに宣言すればいいのだ。ファンは勝敗に関わらず、監督の人間性といさぎよさに納得する。

ファンである私も、監督の采配に疑問を感じたとしても、「監督をやめろ」と言うほど、無粋ではなく、思い上がってもいない。チームと選手をまとめ、勝ちにつなげてほしい。そう心から希望するのである。ファンだから。

さて、そういう中で、2020.10.24、カープはDeNAに2:1で勝利した。D1の新人森下投手が4被安打135球で完投勝利9勝(3敗)を飾った。森下の気迫はすごい。佐々岡監督は(前回2020.10.17の失敗を意識して)続投させたのか?巨人の戸郷投手との熾烈な新人王争いに競り勝つ王手となり、貴重な1勝となった。

カープは10月に入っても一進一退の成績である。2020.10.25現在、4位のDeNAに3ゲーム差、3位の阪神に5ゲーム差である。最終的にはリーグ3位に上がりAクラスを掴んでほしい。やればできる。(2020.10.25 千葉市在住)


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