2021年02月25日

◆国民の命と経済が犠牲に

津田 慶治


菅総理「五輪絶対開催」は最悪の判断ミスだ

森会長の失言だけにあらず。東京五輪の開催が「絶望的」なワケ
東京五輪中止の尻拭いに国民の血税?保険金500億円“焼け石に水”の土壇場

多くの国民から東京五輪に関して中止や延期を求める声が上がる中、G7首
脳オンライン会議でその開催の決意を示した菅首相。予定通りならばあと
5ヶ月で開会式を迎えることとなりますが、一般国民へのワクチン接種の
目処も立たぬ中、果たして開催は可能なのでしょうか。今回のメルマガ
『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶
治さんが、大会を日程通りに行うための条件を検討。さらに、東京五輪を
「コロナに打ち勝った証」とするための意外な案を提示しています。


ワクチン敗戦で五輪を開催する条件は?

G7首脳会議で菅首相は五輪を開催するというが、それまでにワクチン確保
のめどもなく、どうすれば五輪を開催できるのかを検討しよう。

前回、五輪開催をあきらめて、選挙に負けないようにした方がよいのでは
ないかと言ったが、逆に菅首相は、五輪を開催するとG7首脳会議で宣言した。

【関連】五輪中止と菅辞任。自民党に残された選挙で大敗しない唯一の手段


それなら、五輪を開催できる条件を検討しようと思う。

現時点で、7月までに国民全員分のコロナワクチンの確保が不可能になっ
ていることが明確化している。五輪開催までに医療従事者のワクチン接種
ができるが、65歳以上の人の少数にワクチン接種が行える程度の状況に
なっている。

2月の実績を見ると、ファイザー製は、週に20万人分が確保できる程度で
あり、月80万人分であり、6月までに400万人分が確保できる程度である。
医療従事者400万人分が確保できる程度だ。

アストラゼネカ製のワクチンは、全量日本で生産するというので、このワ
クチン生産量で日本の運命が決まる。6月末までにどれだけの生産ができ
るかですが、初期からフル生産はできないので、どれだけ立ち上がりが急
峻にできるかにかかる。

そのワクチンは、4月から供給できるというが、初期には大量生産ができ
るはずがなく、週20万人分とすると、月80万人分で6月までに240万人分と
なり、65歳以上の3,000万人分には、足りない。やっても3ヶ月で1,000万
人分でしょうから、1/3分の確保である。もう少し多くなる可能性はある
が、全員には届かないはず。

ということで、残念ながら、ワクチン接種ができない状態で、五輪を開催
することになる。

菅首相は、東京五輪は、「コロナに打ち勝った証」「安心安全な大会にす
る」として行うというが、残念ながら、コロナ感染流行中での開催となる。

この状態で五輪を行うことになることをまず、前提として、どうすれば、
五輪を行えるかの条件を探るしかない。「無理が通れば、道理引っ込む」
であり、大きな犠牲を覚悟した方がよい。


五輪の試合は無観客で行うことであり、聖火リレーも観客なしで行うしか
ないか、声を出さない条件で観客を少し入れるかでしょうね。3月から始
まるので、島根県丸山達也知事が言うように聖火リレーを中止して、車で
聖火を運ぶ手もあると思う。


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