北村 維康
14日の「緊急お知らせ」により、表記の会合があることを自分も知り、
ちゃうどそれが仕事への出勤の通り道だったことに気が付いて、せめて最
初だけでも雰囲気を知らうと思ひ、会場の憲政記念館へと足を運んだ。写
真は開会の『君が代』を黙唱と称して「心の中で」歌ってゐる風景である。
さて、15日のグーグルのトピックは、高等裁判所が「NHKを受信できない
テレビ受像機を設置しても、NHKとの受信契約は結ぶべきだ」といふ判決
を下したとのニュースであった。このことは、近代に至るや「哲学不在」
の風潮が、やがて人類を破滅させるのではないかとの不安を私に抱かしめ
るものである。
かつてテレビのコマーシャルに、ある指揮者がタレントのやうに「大き
いことはいいことだ」と登場したが、このメッセージは「誰のためにいい
ことなのか」を不問に付してゐた。NHKとの受信契約を推奨することは、
自民党政府の総務省の面々が、天下り先を確保する上では、「いいこと」
であらう。
しかし、情報を電波に乗せて「大衆伝達」することは、とっくにその使命
を終ったのでないのか。人間が人間らしく生きることを、ギリシャの哲学
者たちは真剣に模索した。しかし現代のコマーシャルメッセージのコピー
を考へる担当者は、どうだろう?
2021年02月26日
◆「中学校教科書『従軍慰安婦』記述復活にSTOP!」に参加!
at 08:14
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| 北村 維康
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