2021年03月11日

◆雀庵の「ヴェノナ我らの内なるスパイ網(2」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/266(2021/3/7/日】「ヴェノナ 解読されたソ
連の暗号とスパイ活動」の著者、ジョン・アール・ヘインズ、ハーヴェ
イ・クレアはともに歴史家で、米国の共産主義運動と、ソ連の対米スパイ
活動を扱う共著を出版してきた。ヘインズは元アメリカ議会図書館史料部
研究員、クレアはエモリー大学名誉教授。



小生は米国占領下の1951年に米軍基地となっていたキャンプ座間の近くで
生まれ、3歳の頃まで米軍のジープを見かけると「ギブミーチョコレッ
ト!」と手を振っていたそうだ。「あんたは可愛くておねだり上手だった
わ」と少年の頃、姉から言われたものである。



しかし、近衛兵の軍歴を買われてキャンプ座間の警備員になっていた父は
目の下に米兵に殴られた傷跡があり、いつも「アメ公」と蔑んでいた。小
生も父が基地からくすねて来た米国製のプライヤーやカッターなどの道具
を見ながら「米国人は確かに技術力はあるが根性では負けるもんか」と子
供ながらにいささか複雑な思いだった。



無差別大量殺戮の原爆や空襲、人種差別、ベトナム戦争のことを知ったり
すると青少年はまず親米にはならない。戦後経済復興のビジネスでは確か
に米国には世話になったが、長じて書物で知った米国民はどういうわけか
「反米」的かつ「反日」、そして「容共」的だった。



今思えば、米国や日本の出版界やマスコミはずいぶん昔から共産主義への
親和性が強く、自由民主人権法治≒社会主義(共産主義という言葉は忌避
されているからほとんど使われていないが中身は同じ)という傾向があ
る。今でも日本では「容共」、米国では「リベラル≒アカモドキ」がとて
も目立つ。



だから本書を読み始めて驚いたのは「現在の米国にも“共産主義を危険視”
する人がいたのだ」という発見、驚きだった。ポリコレ山にはアカ猿とピ
ンク猿しかいないと思っていたら二足歩行のまっとうな人間がいた!と感
動した。闇夜の山道で灯を見つけた!、アカによる言論封殺が著しい米国
にはどっこい、絶滅危惧種がまだ生存していたのだ!そんな思い。



本書をアマゾンではこう紹介している。(GAFAの内、GFは複数企業に分割
すべし。さらに各国は独自の国際通信ネットワークを持ち、アカに乗っ取
られた米国一極依存から脱却すべきだ)



<封印されてきた歴史の真実。第二次世界大戦時、アメリカはソ連の諜報
活動に操られていた! 近現代史の書き換えを迫る第一級の史料。江崎道
朗氏推薦!「ヴェノナ文書によって、第二次世界大戦だけでなく、対日占
領政策と現行憲法制定、そして朝鮮戦争に至る近現代史の見直しが迫られ
ている」



『ヴェノナ文書』とは、アメリカとイギリスの情報機関が、1940〜1944年
のソ連の暗号を解読したもので、1995年のアメリカの情報公開法によって
一斉公開された。本書はその内容を明らかにした『Venona:Decoding
Soviet Espionage in America』の日本語訳である(監訳者:京都大学名
誉教授 中西輝政)。中西輝政氏が注目する4つのポイント――



1「暗号解読」という営みに対するアメリカをはじめとする主要国の国家
的執念の凄さ

2 解読されたソ連暗号通信から明らかになった事実の驚くような中味

3 なぜ米ソの冷戦が始まったのか、という20世紀の大問題に「ヴェノ
ナ」が関わっている

4 かくも重大な世界史的秘密が長期間、多くの人々の眼から隠されてき
たことへの驚き>



米国同様に日本でもマスコミ、出版の世界は未だにリベラル≒アカが力を
持っているから、彼らにとって不都合な本書はほとんど無視されているよ
うである。前置きが長くなった。以下、同書のキモを紹介していく。

・・・・・・・・・・・・・・

<序章「ヴェノナ」への道>



◆20世紀アメリカ史の見方が根底から変わる:米国政府は1995年まで実に
40年以上にわたって大きな秘密を隠していた。第2次世界大戦前後の時期
に、米国内のソ連スパイたちがモスクワの諜報本部との間でやり取りした
約3000通の秘密通信を米国側が秘密裏に傍受し解読していた記録を「最高
機密」として隠し続け、米国民に知らせようとしなかったのである。



米国政府はこの暗号解読作戦を「ヴェノナ作戦」と名付け、暗号を傍受解
読した記録を長く「フォートミード」(米軍施設、メリーランド州)に半
世紀近く秘匿していた。今日、公開されたこの文書を読んでゆくと、20世
紀米国史に対する我々の見方は根底から変わらざるを得なくなるのである。



本書の著者である我々二人はヴェノナ文書を求める旅をモスクワから始め
ねばならなかった。通信文のオリジナルはプーシキンスカヤ通りの威圧す
るような灰色のビルに保管されていた。この文書館にはソ連共産党と(配
下の国際組織)コミンテルンの膨大な量の文書が(最高機密として)収め
られている。



◆リッツキドニーの開放性と旧体制の遺物:1991年12月にソ連は崩壊し
た。エリツィンのロシア連邦政府は旧共産党の文書館を接収、管理権限を
自らの手に移し、「ロシア現代史資料保存研究センター」、通称リッツキ
ドニー(現在は「ロシア国立社会政治史文書館」、通称ルガスピ)と改名
された。



そして間もなくこの文書館が史上初めて西側の研究者にも公開されること
になった。その結果、我々二人は6度にわたってリッツキドニーに調査に
出かけ、何週間もかけて米国における共産主義運動の歴史に関する文書の
閲覧請求を出し、その記録文書を細かく読み、ノートを取り、大量にコ
ピーを取った。



◆モスクワにあった米国共産党の公式文書:リッツキドニーに通うように
なってしばらくした時、ある文書館員が「あなた方は米国共産党の文書に
も関心があるのでは?」と尋ねてきた。我々にとって、そもそもモスクワ
に米国共産党のオリジナル文書が存在している、ということ自体が驚くべ
き新発見だった。米国内にはそんな文書類はなかったからだ。米国共産党
がそこまで完全にソ連の支配体制の一部に成り下がっていたとは想像もし
ていなかった。



(大した資料ではないかもしれないと思っていたが)その文書が閲覧室に
届き、その「ごく一部だけ」と言われるものが、いくつもの台車に積まれ
て運ばれてきた量を見て我々は腰を抜かした。それは全部で4300以上の
ファイルに上ることが分かった。



我々はフォルダーの上にたまった分厚いホコリを吹き払って、くくって
あったフォルダーのリボンを解き、中にある文書を調べ始めた。ロシア人
スタッフが言ったとおり、それらは米国共産党文書のオリジナルだったの
であり、ずっと以前に極秘裏に米国からモスクワへ運ばれてきたものだった。



リッツキドニーでのこれらの文書を調査することで我々は二つの本を刊行
することができた。「アメリカ共産主義の隠された世界」(日本語版「ア
メリカ共産党とコミンテルン 地下活動の記録」)(1995)、「アメリカ
共産主義のソ連に通じた世界」(1998)である。これら2冊の本で我々は
米国共産党とコミンテルンの関係を詳しく吟味し、その結果、これまで米
国共産党の歴史をめぐって争われてきた多くの論争に終止符を打つことが
できた。(つづく)

・・・・・・・・・・・・・

小生思うに、「多くの論争に終止符を打つことができた」のは表向きで、
隠れコミュニストは今でもウジャウジャいる。彼らはリベラル≒アカに衣
装を変えただけだ。レッドウイルスは変容を繰り返し、常に世界を「一党
独裁国」に革命しようと努め、菌を撒きちらしている。人民の上に君臨
し、人民を家畜化し、一握りの貴族、殿上人、エリートがこの世の天国を
満喫する世界、即ち中共のような国にしたいのだ。病膏肓の「私は正義」
病! コロナ並みの悪性菌だ。



前述したようにグーグルとフェイスブックは非常に危険である。言論統制
を強め、米国革命を露骨に進めている。アカにとってソ連や中共は「成功
モデル」なのだ。そのうち「米中露不可侵条約」を結ぶかもしれない。彼
らは世界を米欧組、中亜組、露ユーラシア組に三分割するだろう。



座視していれば日本は確実に「中亜組東海省」になる。核兵器をはじめ軍
事力を強化し、自由陣営の協力を得て鉄壁の対中包囲網を創らなければ亡
国だ。素人の小生の思い過ごしならいいが、世界情勢を不安視する識者、
言論人は増えている感じがする。今ならまだ間に合う。戦争を避けたいの
なら中米露に侮られない軍事力、抑止力を持たなければならない。世界は
日の出を待っている。

目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp

https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa464
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