2021年05月11日

◆雀庵の「常在戦場/10“習近平の夢”に警戒すべし」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/297(2021/5/8/土】東名高速が多摩丘陵を越え
るところに「新井家」の大きな屋敷があり、多摩川を越えた西・北・東方
を見晴らしている。新井家は坂東武者の末裔のようで、一帯の川崎市多摩
区長尾は「新井」姓がとても多い。小中時代の同期の新井クンはジャイア
ンみたいに強い暴れん坊だった。



平安・鎌倉時代の百科事典「和名抄」にはこうある。「多摩郡、荏原郡、
入間郡などに新井村あり、ここ等より起りし新井氏、又、上野より移りし
新井氏もあらん。入間郡新井の城、新井氏の古城なり。足立郡條(項目)
に頼朝に仕えし新井政次の名見ゆ。多摩郡大久野村、佐久間氏條に、もと
新井氏にてこの地の旧家なり、先祖は新井伊予守輝高と云う」



平安時代後期から鎌倉・室町時代にかけて、北条氏のシマである武蔵国を
中心として下野、上野、相模といった近隣諸国にまで勢力を伸ばしていた
同族的武士団「武蔵七党(むさししちとう)」の血を引いている末裔が小
中時代の同級生の新井クンだったようである。新井クンは強かった、いわ
ゆる「番長」。



<武士の発生は全国的にほぼ同時だったのですが、とりわけ武士の本場と
されたのは関東(当時は坂東)でした。



当時朝廷の勢力は奥州にまで及んでいましたが、蝦夷(東北の部族)と朝
廷との間で大小の争乱はしばしば起こりました。そんな時朝廷から鎮圧を
命ぜられた将軍はなにぶん国軍がないのですから、主に関東で志願兵を
募って行ったのです。また関東にあっても土地をめぐる争いや、家督相続
をめぐる争いは日常的なものでした。



このように戦いの中で自然と関東の人達は戦士として鍛えられて行き、つ
いには坂東武者1人は上方(関西)武者8人に匹敵する、などと言われるよ
うになったのです。



当時の荒々しい環境の下、坂東武者はたとえ親子兄弟であっても強い敵と
戦い、これを倒すことを最高の名誉と考えました。都の貴族から見れば信
じがたいような人種で、彼等貴族達が坂東武者を「東夷(あずまえび
す)」と恐れ、さげすんだのも無理もないことでした。



太平記によれば、後醍醐天皇に今後の方策を質問された楠木正成は、坂東
武者は勇はあっても智がありません、と答えたとか。確かにそうかもしれ
ませんね>(「ティータイムは歴史話で」)



東夷、蛮族、野蛮人・・・勇気はあってもパーか? 俺は相模川で産湯を
使い、多摩川で育ったんだ、坂東武者は姑息な手は使わん、猪突猛進、♪
いざ征け つわもの 日本男児だあ!



小生は我が身の安全保障を“ジャイアン”新井クンに依存した。まるでスネ
夫みたいだが、坂東武者だってデキル奴を頭に戴くのだから、それでいい
のだ! 



新井クンは小5の時に学級委員に選出された。小生はビックリしたが、今
考えてみると先生が「ガキ大将を学級委員にすればクラスがまとまるか
も」と工作したのかもしれない。先生は「新井、お前は指導力がある、ク
ラスの面倒を見てくれ、期待してるぞ」とかハッパをかけたのか、新井ク
ンは目に見えて粗暴なガキ大将から面倒見のいい統率者になっていった。
「地位が高くなると人格まで上がるか!」と再び三度ビックリしたもので
ある。



“ジャイアン”の保護を失った小生は残念だったが、戦前に弾圧された新明
国上教会信者の背の高い“イヤミ”を相撲で投げ飛ばしてからは誰もちょっ
かいを出さなくなったので大いに快適な日々を送ったものである。



しかし好事魔多し、中学になると隣町から鈴木、通称“ベイビー”という、
小柄でQP人形のような顔をしていながら、やたらと乱暴な奴が同期とな
り、ゴッドファーザー的ジャイアンの子分になった。ジャイアンが中2後
期になり「ドン」の座を降りると、あとを襲ったのがベイビーだった。



ベイビーは腕力だけで人徳がないから子分はいなかったが、どういうわけ
か小生を敵視した。隣町発祥の廃仏毀釈過激派、丸山教総本山は彼の小学
校のそばで、彼も信者なのか、小生に出会うと執拗に組み付いてきた。当
時は殴ったり蹴ったりの喧嘩はなく、くんずほぐれつの相撲や柔道みたい
だったが、ベイビーはジャイアンと誼(よしみ)を通じていたスネ夫的小
生を叩くことで存在感をアピールしたかったのだろう。しかし生徒も教師
も「ベイビーがまたバカなことをしている」と無視していたから、ベイ
ビーはそのうち消えてしまった。



小中学校の番長になるためでさえ、腕力だけではなく、それなりの人徳、
威厳が必要なのである。国家のリーダーなら尚更で、人格者としての権
威、風格、智謀を持ち、敬意を得なければ、いくら脅したところで国民の
支持は得られやしない。



そういう優れた資質を持つ人は稀である。特に政治=国家運営の世界にお
いては強いリーダーが求められるが、なかなかいやしないから「みんなで
神輿を創る」しかない。舌鋒鋭い櫻井よしこ先生は最近は「政治家は褒め
て育てる、その気にさせる」教育方針に変えたようだ。日本人も柔になっ
ているから「叱る、叩く、罰する」スパルタ教育だとすぐに死んじゃう、
「褒める、おだてる、伸ばす」という育児、育成に転じる他なかったのだ
ろう。



きりっとした、知的な、オーラを発するような重厚長大的な政治家はとて
も少なくなった。ボケ、ゴロツキ、パープリン、チホウ、カミガカリ、
ハッキョーみたいな軽薄短小ばっかりだ。劣化した国民は劣化した政治家
しか持てない・・・情けないが古人の言う通りだ。戦争がないと人間は劣
化する、というのは真実だろう。



オバマは米国を呪って大統領になった稀有な人で、安倍晋三首相やフィリ
ピンのドゥテルテ大統領を蛮族の如く嫌っていた。自分と同じ民主党≒ア
カモドキ以外は人間ではない、駆逐すべきだと本心から思っていたのでは
ないか。一方で中共にはめっぽう甘かった。



<2009年1月に発足したオバマ政権の対中政策は、基本的に「エンゲージ
(関与)」と「ヘッジ(防護)」の組み合わせによって、中国を「責任あ
る大国」にしていこうとする姿勢で貫かれていた。それは必ずしも期待通
りの成果をもたらしたとは言えない。



オバマは「戦略的再保証(Strategic Reassurance)」という言葉を用い
ながら米中関係を再定義し、中国の台頭を容認しながらも、「グローバ
ル・コモンズ=地球規模で人類が共有している資産、価値観」を認め合
い、安定と平和を共に目指そうとしたのだった。



2012年に習近平政権が発足しても、当初基本的に米国側の政策は変わらな
かった。オバマはカリフォルニアに習近平を迎えて会議を開いた。この
時、習近平側にはG2論(米中2国による国際秩序)を受け入れる気持ちが
十分にあったであろう。だが、米国からはそのような提案は出てこなく
なっていた。中国側は「新型大国間関係」という枠組みを提起したが、米
国はこれに明確には応じなかった。



だが、米国は中国を尊重する姿勢を保っており、米中二大国時代という雰
囲気は次第に出来上がっていったとも見ることができる。米中両国は戦略
対話などを通じて、多様で、層の厚い協力枠組みを作り上げたのである。


米国は中国が南シナ海での基地建設をやめないのを見て、「航行の自由」
作戦を継続しつつ、2016年7月の常設仲裁裁判所の採決後にはライス大統
領補佐官が訪中して中国側と会談を行い、9月の「杭州G20」では、オバマ
は習近平との1日目の会談でパリ協定批准を演出し、2日目の会談では南シ
ナ海問題について批判的に対峙した。しかし、これも同じように中国側を
抑制する材料にはならず、一定の緊張関係が続いている。


中国の周辺地域への外交でも、韓国が不透明な状態に陥り、フィリピンが
米国と距離を取り始めるなど、西太平洋の同盟関係をオバマ政権は十分に
マネージできたとは言い難い状態に陥っている>(川島真「トランプ政権
下の米中関係の行方と日本の対中戦略」nippon.com 2017.1.12)


米国民主党は中共を見誤って中共の戦狼化を許し、世界の危険を増し、自
国の信用を貶めたのである。バイデン政権はその再来で、いずこの国でも
「怪しい米国には頼れない」とインド太平洋に戦力を移し始めている。


小生の散歩コースの多摩丘陵生田緑地のてっぺんには枡形城跡があるが、
一帯には城跡が実に多い。寺尾城、作延城、喜多見城、小沢城、有馬城
山、大蔵館、荏田城、狛江入道館、深大寺城、瀬田城・・・


なぜか。一帯の武蔵野、相模野は北条家=源頼朝・鎌倉幕府勢のシマであ
るが、北には上杉一族、西には武田一族という武勇の誉れ高い巨大な軍事
勢力が、領土の拡大目指して虎視眈々と多摩丘陵突破を狙っているから
だ。この自然の要害を越えれば東京湾、相模湾、太平洋まで一気呵成に制
圧できる。


中共はインド洋から西太平洋まで制圧する気でいる。世界に君臨する大中
華帝国を創り上げたいのだ。登山家に、なぜ命懸けで山に登るのかと問え
ば「チャレンジしたい、征服したい、名誉を得たい、カネも稼げる・・・
とにかく前人未踏の偉業を成し遂げて歴史に名を刻みたい、命を懸ける価
値はある」と答えるだろう。



不要不急の“習近平の夢”は我らの悪夢だ。中共に突破される前に包囲戦で
中共を封じ込めなくてはならない。日本がZ旗を掲げる、それは天命だ。
世界は夜明けを待っている

目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
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