宮崎 正弘
令和三年(2021)5月11日(火曜日)
通巻第6906号 <前日発行>
中国軍「堪藍」シリーズと命名された軍事演習の目的
30日の長期演習を展開、陸海空の合同作戦で統合能力をテスト
「堪藍」と命名された大規模な軍事演習は2016年から毎年続けられ
ている。
2016年は五月に23日間にわたり、参加は8000人。基礎的な合
同演習だった。
2017年も五月に25日間にわたり、参加8000名で防衛訓練を主
とした。習近平が軍機構を四総本部体制から十五の部局への編成替えの過
程、その再編過程で軍の効率化が試された
四総部体制とは総政治部、総後勤部、総参謀部、総装備部だった。これ
を当時の軍幹部を処分しつつ、十五の部局へ再編したのだから、大騒ぎに
なった。はたして某局は、いったい何をするのか、某部とはどのような聯
絡と協力体制が組めるのか、疑心暗鬼が走った。軍の内部は既存の体制、
ルーティンワークに馴れてきたから戸惑いが目だった。
そのうえ、王岐山を使っての「反腐敗キャンペーン」はアンタッチャブル
だった軍指導者におよび、谷俊山(元中国人民解放軍総後勤部副部長、
2015 年8月一審死刑・執行猶予2年)、徐才厚(元党中央軍事委員会副
主席、2014 年6月党籍剥奪、2015 年3月病死)、郭伯雄(元党中央軍事
委員会副主席、2015 年7月党籍剥奪)、房峰輝(前総参謀長、党中央軍
事委員会委員)、張陽(前総政治部主任、党中央軍事委員会委員、2017
年 11 月自殺)らトップがあっさりと失脚した。
そのうえで、中央軍事委員会の権限を強化して習近平が中軸となるため
の陸海空軍の「統合作戦指揮機構」(統幕議長的なポスト)を新設し、四
総部(総参謀部、総政治部、総装備部、総後勤部)を解体して、15の部
局へ再編したうえ、さらに七大軍区を五大戦区とした。迅速な体制変更、
あまつさえ民武装警察部隊を中央軍事委員会直属とした。
軍事訓練は、この流れに沿って、大々的に毎年繰り返されたのである。
2018年は2月に25日間、海軍の各種艦船が揃い、防空能力訓練に
は中国版のAWACS(空中早期警戒指令機)も投入された。離島揚陸訓
練もおこなわれた。台湾上陸作戦を想定した訓練といわれた。
2019年は1月から2月にかけて34日間の長期の訓練となり参加も
1万人規模となった。
各部隊の統合レベルの訓練が主で、陸海空が初めての合同訓練だったと言
われる。
2020年のさらに規模も期間が拡がり、41日間にわたり、
14000人が参加した。遠海における戦闘訓練はマーシャル群島からハ
ワイ沖にも達して、指令系統の統幕司令部構成の円滑化などがはかられた。
そして、ことし2021年の堪藍演習は1月から2月に亘り、30日間。
参加は8000人で、統合作戦の演習は戦術レベルでの協調体制の構築、
統幕本部な指令本部の作戦指導、調整能力の測定などが図られたという。
複数の部隊司令官が作戦司令部を形成し、宇宙衛星作戦部スタッフも参
加した。
とくに装備が特定されない武装で加わった74集団部隊と16重武装陸
軍旅団、揚陸部隊などが離島上陸、戦闘訓練、新設された中国の海兵隊も
作戦に加わったとされる(ジェイムズタウン財団「チャイナブリーフ」、
21年5月7日号)。
(註 堪藍の「堪」はさ んずい)
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読者の声 どくしゃのこえ READERSOPINIONS 読者之声
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(読者の声1)5月11日は沼山光洋烈士の自決から3回忌にあたりま
す。令和元年5月11日、靖国神社前で自決されました。
虎狼難(コロナ)禍」のため今年も緊急事態宣言下で、緑光祭を迎えます。
天皇陛下の靖国神社御親拝を祈り願い、ま心をこめて奮励努力された沼山
さんは、公開遺書といえる「新時代令和を迎えて」の中で「平成の御代に
御親拝賜れなかったこと天皇陛下、御祭神の皆様に大変申し訳なくお詫び
の言葉もありません」と述べています。
沼山さんは言葉ではなく行動で、天皇陛下、靖国神社の御祭神にお詫び
されました。
まさに忠死です。
沼山さんのような純忠烈誠の士と同じ時代を生きることができましたこ
とは、光栄かつ幸福と存じます。
『沼山光洋遺稿集 靖国神社御親拝祈願』が一年祭となる昨年の殉節日、
令和2年5月11日に展転社から発行されました。
この沼山さんの遺著を是非お読みいただきたいと願い、ご紹介いたします。
『沼山光洋遺稿集 靖国神社御親拝祈願』の内容などは次の通りです。
著者 沼山光洋。発行 展転社。価格 1300円+税
(内容)
第一章 ロシアの罪と罰
第二章 五・一五事件八十周年に向けて
第三章 靖国の日の誓い
第四章 おことばを拝して
第五章 靖国神社御親拝祈願全国護国神社巡拝報告
第六章 天皇陛下靖国神社御親拝実現は、現代を生きる私たちの責任である
第七章 靖国御創建百五十周年 沼山光洋氏に聞く
第八章 新時代令和を迎えて
遺詠 「沼山光洋さんの志操と行動」(荒岩宏奨)
沼山さんの殉節日には、沼山さんを追悼して顕彰するため、緑光祭を執り
行うことを目指してきました。友人有志が緑光祭実行委員会を設け、準備
を進めてきました。
しかし虎狼難(コロナ)禍のため、残念なことですが、今年も会場を使
用しての追悼行事は執り行いません。殉節日には委員だけで、沼山さんが
合祀されている御社、合祀されている碑、自刃現場をお参りいたします。
ちなみに緑光祭という名称は、沼山さんの遺詠「 境内を 埋める花びら
なげあそぶ 子らの上には さみどり光る 」から、荒岩宏奨さんが名
付けたものです。
精神的にも肉体的にも社会的にも経済的にも、厳しい毎日が続きますの
で、くれぐれもご自愛ご自衛ください。
(三澤浩一)
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(読者の声2)KK(小室)問題については、ネットで相当数の意見が寄せ
られており、圧倒的多数が、結婚に強く反対する意見であることに、私は
とりあえずは安心している。
私は、一般マスコミが取り上げる内容が、今まで、借金という民事問題
に集中されていたのを遺憾に思い、背景には、何か見えない自主規制でも
あるのかと不審であったが、やっと遺族年金詐取問題など、刑事事件を取
り上げ始めたようである。
篠原常一郎氏のYou Tube などを見ると、KK母の周囲において、5人も
の人間が短期間に集中的に死亡しており、その内4人(小室の父、祖父母
の他に1人)が自死であることも指摘されている。 動機などには不明な
点があるとしても、死亡そのものは「事実」である。
このようなことは、確率的に見ても、極めて異常である。
その背景に「反社」の影が濃厚ということも、極めて重大であろう。
これだけでも、KKが皇族しかも将来の天皇家と姻戚になるなど絶対に阻
止するべき理由に十二分であろう。
さらに遺族年金詐取については、ほとんどその嫌疑は確定的であり、立
証は容易なはずである。
KK母は、夫が自死した後、半年程度で男性(反社と言われる)と数年間
同居している。この事実婚状態は立証可能であり(ただし、当人は2018年
に死亡)、これによって、遺族年金受給資格を失ったはずである。
また、 その後、借金問題で出てくる男性とは、事実婚状態の立証は困難
だとして も、KK母が後になって贈与税を納付したことによって、遺族年
金受給資格 の正当性を主張することは不能となろう(自己矛盾行為)。
篠原氏によると、詐取額は2500万円にもなるという。
なお、KKのロースクール留学に深く関わった人物は、在米中国系(帰
化)日本人だということで、問題は、国家的、国際政治次元にまで及んで
きている。民間人同士として結婚するのなら他人が容喙するべきではな
い、とかいうような論では到底すまなくなってきているように思われる
いくら何でも、警察庁出身の宮内庁長官、警察当局が、以上のような事
実を承知していないわけはないだろうが、それにもかかわらず、今もっ
て、「結婚」を進めようとしている(?)動きがある背景には、どういう
事情が伏在しているのだろうか。
KK側の弁護士費用、KK母の渡米費用(ファーストクラス利用)を公費負
担したという疑いも、極めて不可解である
宮内庁は勿論のこと、KKの留学費用などを貸し付けた(?)という弁護士
事務所も、KKの代理人となっている弁護士も、その経緯、費用負担の経
路などについて説明責任があるのではないか。守秘義務などと逃げること
は許されないだろう。ことは、国家的重大事である。
昭和世代である自分が連想するのは、かつての「疑惑の銃弾」事件であ
る。この時の主人公も、最初は「美談の主」から出発したものの、週刊誌
が暴く多くの疑惑の中、殺人については立証、起訴できなかったものの、
状況的には真っ黒のまま、最後は獄中で自殺した。
このKK母も、最低でも遺族年金詐取については嫌疑が確定的であり、そ
の他にも刑事犯罪の疑いが濃厚に思える。
まるで小説、映画「後妻業」を地で行っているように思われる。このよ
うな反社とのつながりが深い(これは「事実」)、刑事犯の疑いが濃い家
族と「皇嗣家」が姻戚関係になるなどということは、あってはならぬこと
は言うまでもない。
とりあえず、我々国民は、手遅れにならぬように、「結婚」絶対反対の
声を明示的に上げていかなければならないと思う。連休明け、一般週刊誌
などが、どのような情報を公開していくのか、注目したいと思っている
(椿本祐弘)
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(読者の声3)累計感染者数90758名、累計死者数4636名。これが、
COVID19(武漢ウイルス)の発生源である共産党中国での、5月9日時点で
の累計数字です。
しかもこの数字は、ここ半年以上、殆ど不変です。
この「謎」を追及した報道を全く目にしないのは、何故なのでしょうか?
万一、数字が真実に近いのならば、「中共中国は、ほぼ完全に武漢ウイ
ルスを制圧した」という判定になるのではないでしょうか?
また、中共中国は、14億の自国民にワクチン接種はしているのでしょうか?
日本でのTV報道で、中国の大都市で人々が一見自由に市中を往来してい
るシーンを見ると、小生は不思議というより、納得がいきません。
宮崎先生、何かご教示お願い致します。(磯野和彦)
(宮崎正弘のコメント)情報操作や画像操作、さまざまな宣伝戦において
は嘘をつくのが天才的なくにゆえ、実相とかけ離れていることは明らかで
しょう。
現在、現地取材ができないので、本当はどうなっているのか、チャイ
ナ・ウォッチャーの諸兄も手探りの状態です
2021年05月16日
◆中国軍「堪藍」シリーズ
at 08:41
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| 宮崎 正弘
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