2021年09月14日

◆論より実行!「菅政権12の功績」

【花田 紀凱 天下の暴論プラス】

とうとうこんなことになってしまった。残念極まりない。

 菅義偉総理、突然の総裁選不出馬宣言。引きずり降ろそうと、この1
年、あらゆることで叩き続けてきたメディアは勝ち誇ったように書き立て
ている。

 「菅首相1年で退陣へ 対コロナ国民の信失った末に」(朝日社説9月
4日)「首相が辞意表明 独善と楽観が招いた末路」(毎日社説9月4日)

 しかし、菅総理の新型コロナ対策、世界各国と比べて、それほどひどい
のか。

 未知の新型コロナウイルスとの闘いで、世界中が混迷を極めた。早くか
ら対策が功を奏したと言われるイスラエルやニュージーランド、台湾など
はいずれも人口が少ない。ニュージーランド486万人、イスラエル
900万人、台湾2360万人だ。比較するほうがおかしい。

 そんな中で菅政権は頑張ってきた。

 現在ワクチン接種者の数では中国、アメリカなどに次いで世界第5位。
致死率の低さでは世界1位。

 なのに、新聞やワイドショーが、悲観的、否定的なことばかり報じるか
ら、多くの人が「コロナ怖い病」にかかり、菅政権に八つ当たり。

 本来、非難されるべきは、いまだに「人流を止めろ」しか言わない分科
会と尾身茂会長、医療体制構築に協力しない日本医師会、政権を糾弾する
に急で、冷静かつデータに基づいた報道をしなかった新聞、ワイドショー
ではないか

この1年菅政権がやってきたことを時系列で並べてみる。

1 デジタル庁創設

2 携帯料金値下げ

 大方の人はその恩恵に預かっているはずだが、忘れている。

3 日本学術会議改革

4 福島原発処理水の海洋放出決定

 新聞はこれを批判し、風評被害、風評被害と書き立てるが、風評をつく
り、煽っているのは新聞ではないか。

5 「従軍慰安婦」という表現は不適切とする答弁書の閣議決定

6 小学校の35人学級

7 ワクチン接種1日100万回

とても無理と批判されたが、菅総理は140万回まで達成。

8 不妊治療の保険適用。来年4月には助成額大幅増。

 少子化対策もちゃんと目配りして手を打っているのだ。

9 重要土地調査法制定

 中国などの土地買い占めに、初めて歯止めをかける重要な法律。

10 改正国民投票法

11 最低賃金935円に

 商工会議所の反対などで、これも、度々見送られてきたが、ようやく実
現した。

12 東京オリンピック・パラリンピック開催

 始まるまで、人流が増え、感染者が増えるなどと批判ばかりしていた大
新聞やテレビが、始まったら連日大報道。節操も何もあったもんじゃない。 

 このコロナ禍の中でオリンピック、パラリンピックを開けるのは日本し
かなかったと、選手はもちろん世界中が絶賛している。

 返す返すも無観客にしたのは残念だった。

菅総理はわずか1年でこれだけのことをやってきたのだ。

 説明不足だ、口下手だと菅総理を非難するが、ペラペラしゃべって「カ
ンナ病」と言われた総理もいた。

 論より実行!

 菅総理、ほんとうにお疲れさまでした


(月刊『Hanada』編集長)

出典:夕刊フジ 2021年(令和3年)9月9日

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文 
夕刊フジ【zakzak】ニュース 採録


            
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◆雀庵の「常在戦場/82 危機感がない国・民族は亡びる」

“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/366(2021/9/11/土】菩提寺の次期住職から存否
の問い合わせがあったので、以下の手紙を出した。

・・・・・・・

Nさん、ご連絡有難うございます。まだ生きています。今年から世界の宗
教についてあれこれ勉強しています。

ユダヤ教は手付かずですが、キリスト教、イスラム教、神道は何となく腑
に落ちた。仏教は今、最初期の経典「スッタニパータ」のパーリ語あるい
はサンスクリット語の和訳本を勉強中です。お釈迦さま(ゴータマ・シッ
ダッタ)が生前に何を語ったのか、どのような行動をしたのかの原点を学
んでいます。

色々考えさせられることがあり、とても刺激的です。先日、ヒンドゥー教
を調べていたら、お釈迦さまがヒンドゥー教の神の一柱になっていると
知ってびっくりしました。発見があることは「学び」の醍醐味ですね。

ヒンドゥー教の寛容性とか、アバウト、大らかなところがインド人の生き
方の底流にあるのだなあ、多神教の日本の仏教も(多分、日蓮宗以外は)
大らかなようで、西暦752年の東大寺の大仏開眼供養にはインド仏教の高
僧が導師をつとめたとか。仏教とヒンドゥー教、日本人とインド人は兄弟
姉妹みたい・・・そんな発見を楽しんでいます。

支那経由の日本仏教は日本的に発展し、近代では明治の神仏分離や廃仏毀
釈運動の災難でひどい目に遭いましたが、(政治と距離を置くなど?)学
ぶべきことは学んで復活しました(詳細は知りませんが“神道原理主義”は
今では我が街界隈での影響力はまったくないようです)。

ただ、仏教は経営的には檀家制度への依存が高いようで、これから本格化
する少子高齢化と人口減の中で存在価値を維持あるいは高めるためには
「宗派を超えた何らかの改革を進めるべき」ではないか、と思うのです。
明治以来の日本の発展は経済成長と人口増が相互に大きく寄与してきまし
たが、これからは宗教界もそれに依存できません。

明治からの新興宗教の信者数は平成の30年間で2637万人から1591万人へと
4割減ったという説もあります(東洋経済)。散歩の途次に見る「新明国
上教会」は、最盛期には国鉄の駅まであり、信者からなる街まででき、
1984年には立派な本堂を新築し、特に週末は泊りがけで研修する信者で賑
わっていたのに、今はまったくヒト気がありません。恐ろしいほどの急激
な退潮です。

仏教13宗56派、大教団であろうとも余程の改革をしないと、人口減と価値
観の変化という「法難」は乗り越えられないでしょう。50年後、100年後
にはご先祖様も小生も草生す屍のようなことになるのかと懸念するので
す。人口減で過疎化が著しい地方では墓仕舞いや無住職の寺が急増してい
ると言われています。都市部でもやがては「寺破れて草木深し」の惨状に
なるのではないでしょうか。

仏教界の方々はずっと以前からその危機感を持っていたでしょうが、有効
な策を講じるまでには至っていないようです。小生の尊敬する仏教学者、
中村元先生のお弟子さん、桂 紹隆氏「日本仏教に未来はあるか」(宗学
院公開講座2012年度)から引用します。

<日本仏教、特に日本のお寺とそこに住むお坊さん達は、この(厳しい)
現状を打破しなければなりません。

そのためには、すでに数多くの先覚者たちがやって来たように、自分のお
寺に閉じこもらずに、そこから地元のコミュニティへ、さらにより大きな
社会、ついにはアジアへ、世界へと活動の場を広げていくこと、少なくと
もそのような視野に立って宗教活動をしていくことが必要なのではないで
しょうか。

それを可能にするのは、宗派の垣根を越えた寺院間のネットワークの構築
であるだろうと想像しております。

結論を申しますと、日本仏教には大きな未来が、あるいは大きな可能性と
言った方がいいかもしれませんが、あると思います。しかし、それを実現
するためには、日本の伝統仏教の僧侶達一人一人が、寺院仏教の現実を直
視し、人々の悩みや苦しみを共有し、彼らを援助する、社会に開かれた寺
院を目指して活動する必要があります

Nさんの進めている護摩法要と勉強会も、そうした仏教改革の一つだろう
と支持しています。小生にはお経はチンプンカンプンですが・・・耳が遠
いので法話は聞き取れないし、前回はコロナワクチンの副作用で体調不
良・・・老化の醍醐味を味わっています。

ひと頃、お経をサンスクリット語などの原典から現代語訳しようじゃない
かという動きがあったと記憶していますが、頓挫してしまったようです。
支那系仏教はそのまま伝統を継承しつつも、現在の危機感をバネに21世紀
の「新日本仏教」の構築が必要なのではないでしょうか。仏教界の有志が
宗派を越えて日本仏教の新たな方向性を示し、行動する時ではないかと思
うのです。


なお、小生は「心の道標(みちしるべ)教」の開祖、法名「雀庵」です。
愛犬が唯一の信者でしたが、今は50羽ほどの雀が信者で、唯一の教え「み
んな仲良くしなさい」に従って楽しそうに餌を食べています。(以上)

・・・・・・・・・・・・

雀はエサやりヂヂイの「みんな仲良くしなさい」をそこそこ守っている
が、餌を蓄えることをしない、胃袋が小さいのですぐに「足るを知り」、
餌場を離れて後進に譲る、それを繰り返す、縄張り意識がない。自分(と
子供)の胃袋を満たせば三々五々、他の餌場に行ったり、追いかけっこし
たりして遊んでいる。

小生の座右の銘は「欲少なく足るを知る、足るを知りて分に安んずる」だ
が、これは「スッタニパータ」やギリシャのストア派哲学にもある教え
だ。雀は自然にその生き方を学んで、それがルールになってきたのだろう
が、一方で現世の人間はそれとは逆に利己を優先し、徒党を組んで利権や
縄張りに拘泥するようになってしまった。

見渡せば日本もいつの間にか清貧の思想など消えてしまい、仏教とか宗教
とは真逆の私利私欲、利権集団ばかりが目立つようになってしまった。武
士道の日本も1985〜91年のバブル景気以降は世界の潮流を受けたのか、財
界人が「民の幸福より儲けてナンボ」の銭ゲバ亡者になっていったようで
ある。モラルなき利益至上主義・・・亡国を招きかねないのではないか。
「中国による対日工作、NPOや創価学会がパイプ役=米シンクタンク報
告」(大紀元2020/8/4)から。

<米国の有力シンクタンク・戦略国際研究所(CSIS)は7月21日、中国共
産党による対日工作についての報告「China's Influence in Japan」をま
とめた。関係者は「中共に対する融和姿勢を構築するため(日本の)NPO
法人や宗教法人がそのパイプ役を担っている」と指摘した。

報告作成者はデビン・スチュワート氏で、CSISの元非常勤顧問。同氏によ
る関係者への取材によると、中国は日中関係の融和的な関係構築のため
に、政治家や大手企業幹部、退役将校などを招いた日中フォーラムを利用
しており、具体的には「東京・北京フォーラム」の名前を挙げた。

このフォーラムは非政府組織・言論NPOと、中国国営の出版最大手・中国
国際出版集団が主催。フォーラムは東京と北京で交互に開催され、ビジネ
ス、政治、学術、メディアの各界から数百人の影響力のある参加者が参加
する

最近のフォーラムは2019年10月に北京で開催され、「アジアと世界の平
和、発展を維持するための日中責任」というテーマに焦点が当てられた。

2018年のフォーラムも同様なテーマで東京で開催され、政治、経済、安全
保障の分野から日中の数十名の要職者あるいは元役員が参加した。双方の
政府あいさつは日本側が西村康稔(当時・内閣官房副長官)、中国側は程
永華(当時・駐日本特命全権大使)だった。

登壇者のなかには福田康夫・元内閣総理大臣で「東京・北京フォーラム」
最高顧問。基調講演には、徐麟・中国共産党中央宣伝部副部長兼国務院新
聞弁公室主任を迎えている

言論NPOは2020年7月、第16回東京・北京フォーラムを、11月末をめどにテ
レビ会議で開催することで中国側主催者と合意したと発表。同月31日には
「中国の行動に不透明感が強まる局面だからこそ、 日中が率直に意見を
ぶつけ、真の関係改善へ前進する対話に」と日本側の実行委員長ら4人の
対談を掲載した。

CSISの報告は、自民党幹事長の二階俊博氏とその派閥議員の汚職事件につ
いて詳述している。二階派の秋元司・衆議院議員が、日本への統合型リ
ゾート(IR)進出を試みていた中国のカジノ企業関係者から、日本国内に
無申告で数百万円の現金を受領した事案だ。

自民党の強力な親中派・二階議員は「故郷の和歌山の動物園に、中国から
5頭のパンダを連れてくる」ほどで、2019年4月に安倍晋三首相の中国特使
として習近平中国主席と会談した。米国の反対意見にもかかわらず、広域
経済圏構想・一帯一路への日本の協力を伝えた。

2019年12月、秋元議員は中国企業でオンラインスポーツくじ提供企業
「500ドットコム」から総額370万円の賄賂を受け取った疑惑で逮捕され
た。500ドットコムの筆頭株主は、清華大学の完全子会社である清華紫光
集団だ。

報告書著者は「中国絡みの贈収賄スキャンダルは日本ではほとんど報道さ
れないが、今後も両国の相互関係が深まっていけば、汚職事件が繰り返さ
れる可能性が高まるだろう」と指摘している。

CSISの報告は、中国との結びつきや思想的背景から、日本の仏教団体であ
る創価学会とその関連政党・公明党が、彼らの提唱する平和主義的な思想
から中国に同調的であると指摘する。

日中関係の回復と改善に向けて、公明党の竹入善勝党首は1971年6月に訪
中した。公表された記録によれば、竹入氏は周恩来首相との会談で、中国
共産党側の意向を汲み取り、日中国交正常化の共同声明に反映させた。

公明党のウェブサイトによれば、1964年の党創立以来「日中関係の正常化
の推進」が優先事項だと主張している。CSISの関係者インタビューによる
と、中国共産党は、創価学会を日本の憲法9条維持のため、政権与党に影
響を与えるための「味方」とみているが、宗教団体であることから距離を
置いているという。

2018年9月、公明党の山口那津男現党首は周恩来の母校である天津の南開
大学を訪問した。同月、中国共産党が後援する中国人民対外友好協会は、
池田大作(創価学会トップ)の中日関係への貢献を評価して表彰した。
2016年8月、南シナを巡って日中関係が悪化した際には、中国国営テレビ
CCTVは周恩来と池田大作の友好関係についてのドキュメンタリーを放映し
た。

思想的に対中融和を促す人物としてCSISの報告は鳩山由紀夫氏を名指しす
る。贈収賄の記録はないにもかかわらず、鳩山氏は日米同盟に疑問を投げ
かけたり、中国主導のアジア国際開発銀行(AIIB)の国際諮問委員会に参
加するなどして「一帯一路」の日本参加を促している。


一方、CSIS研究員でジョージタウン大学のマイク・グリーン氏はインタ
ビューで、鳩山氏が2009年首相在任中に提案した「東アジア共同体」設立
は、中国の情報機関が鳩山氏を通じた対日影響工作だったが、日本の情報
機関がその試みを阻止したと語った>

自分たちの利権のためには中共に擦り寄る、つまり中共のアジア侵略や国
内での人権無視やり放題の圧政暴政を無視する(事実上の黙認や陰に陽に
支持するような)立憲民主、共産、社民や「市民連合」の人々・・・彼ら
の多くは基本的に「反日」「憎日」であり、多くはリベラルを装う共産主
義信奉者なのだろう。

自由民主人権法治の国は基本的に競争社会でもあり、「できる人」と「で
きない人」の収入格差、階層分化は大きくなる。子供は親を選べないから
貧しい家に生まれたら代々貧しい暮らしになり、暴動や反乱、内乱になる
というのが共産主義のキモだったが、先進国では「できない人」への「福
祉政策」(マルクスの想定外!)でそれを乗り越えることに(取りあえ
ず)成功している。

共産主義が辛うじて残っているのは中共ぐらいであり、今、習近平が目指
しているのは毛沢東流の共産主義国家への回帰だ。ほとんど自傷、自殺行
為であり、世界の中共離れはどんどん進んでいる。

日本が遣唐使を止めた(894年)背景には、政権末期で財政難、さらに仏
教弾圧や内乱頻発の「唐」へ航海のリスクを冒してまで行っても最早得る
ところはない、という判断があったようだ。お陰で日本文化が発展した。

今、中華や支那から学ぶべきは一つしかない、「共産主義は党員以外は不
幸になる、駆除すべし」である。中共は今、イスラム原理主義に擦り寄っ
ているが、「共通の敵は日米欧だ! 仲良くしよう」ということ。タリバ
ンは東トルキスタン(新疆ウイグルのイスラム教徒)を支援するか、それ
とも中共のカネに拝跪して遺棄するか・・・

イスラム教も世界の諸々の宗教も、いずれも“グローバリズム≒銭ゲバ拝金
教”に押され気味で重大な岐路にあるが、もしかしたらグローバリズムか
ら、モンロー主義、あるいは価値観を共有する広範囲なリージョナリズム
/ローカリズムに世界は移行しつつあるのかもしれない。

「求められれば協力すれど介入せず」の外交・・・お互いに干渉しない、
原則不干渉主義。その是非は分からないが、先進国の「自由民主人権法
治」の押し付けは最早できない時代になってきたのは確かだろう。アフガ
ンはそれをまざまざと見せつけた。

核シェルターの普及率(合同会社NNS調べ)はスイス100%、イスラエル
100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、ロシア78%、イギリス
67%・・・日本0.02%。

古人曰く「天は自ら助くる者を助く」、危機を察知し、大災難に備える
国、民族は生き残る。自助努力をしないと亡びる。世の理(ことわり)だ。
・・・・・・・・・・・・


        
━━━━━━━━━━━━━━


◆タリバン暫定政権の閣僚を発表

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)9月8日(水曜日)弐
通巻第7044号  

タリバン暫定政権の閣僚を発表。昔の名前ばかりです
 「アフガニスタン・イスラム首長国」が正式な国名とか

 タリバンのカブール入城から一ヶ月近く経って、各派の合意がなんとか
形成された様子である。軍閥の寄り合い世帯ゆえに、凄まじい内部対立が
あった証拠で、閣僚名簿がすんなりとはまとまらなかったようだ。

 ともかく外国の承認はないものの、「アフガニスタン・イスラム首長
国」が正式な国名となって、発表された暫定政権の閣僚を眺めると、なん
と昔の名前ばかりである。

暫定首相に就くのはムハンマド・ハサン・アクハンド。
わすれかけていた名前。宗教指導者である。かれは1996年のタリバン
政権で、オマル師側近として、若手のイスラム教育に当たってきた。60
代後半とみられる。

この宗教指導者のアクハンドを事実上補佐するのが、国際的に有名人と
なったバグダールで、かれは2010年に拘束され、2018年まで獄中
にあった。以後、ドーハで行われた米国との交渉のチーフとして国際的に
貌を売った。

内務大臣は謎の人物ハカニである。
ハカニは外国での自爆テロを組織して、米国が1000万ドルの懸賞金を
掛けているお尋ね者。テロリストの元凶である。写真すら公表されておら
ず、2018年に父親の死のあと、ハカニ集団を率いる。

外務大臣はムタキで、主として教育、文化、情報畑をあるいたが、政治力
は未知数。
国防大臣はヤクーブ。オマル師の息子で、まだ30代。一部の観測筋は、
かれは象徴的な飾りであるという。

陸軍を率いるのはバダクシャニ、財務大臣はムラー・ヒダヤツラ。いずれ
も経歴が不明、そして情報副大臣が、タリバンのスポークスマンを長らく
務めてきたザビフラ・ムチャヒドで、かれが情報戦のチーフとして、偽情
報、陽動作戦、威嚇宣伝など、タリバンの巧妙な情報戦の中軸にあった。


 ▼バグラム空軍基地跡地を中国が狙っているという噂

 米軍が放棄したバグラム空軍基地は最大規模の近代設備を誇る。
この再開発と使用を、タリバンは中国と交渉しているとニッキー・ヘイ
リー元国連大使が語っている。
もし、バグラム基地跡に中国軍は駐屯すれば、タリバンは脆弱な空軍を補
うこととなり、周辺国は安心して眠らなくなるだろう。タリバンには空軍
がない。

「大同団結し、国家再建を最優先する」とタリバンは内外に姿勢を鮮明に
している。
とくに外国投資を歓迎し、ビジネスマンの活動はそのままとすると発表し
ているタリバンは治安の回復と秩序再建を当面急ぐ方針だ。

この外国投資に関してもっとも大きな期待を掛けているのが中国である。
中国は一帯一路プロジェクトにアフガニスタンを巻き込む戦略があると言
われるのも、アフガニスタンからいち早く中国人をすべて退避させたが、
カブールの中国大使館は、そのまま居残って大使館業務を続けている

    ☆▽□☆◎み☆◎□☆や□▽◎☆ざ▽◎□☆き
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
樋泉克夫のコラム 
@@@@@@@@

【知道中国 2273回】         
 ─英国殖民地だった頃・・・香港での日々(香港155)

   △
 じつは台湾に移って後の蒋介石政権下では、異土である台湾に暮らす外
省人が大陸に残してきた母親や肉親への思いを表だって語ることは禁句
だった。
いわば台湾海峡の向こうに広がる故郷に残してきた親族に対する「里心」
を、たとえ心の片隅にでも持ち続けている限り、蒋介石が頑ななまでに叫
び続けた「大陸反抗」の矛先が鈍ってしまう、というわけだろう。
そこで教育部は正式に「四郎探母」の公演を禁止した。

 ところが1975年に「大陸反抗」の象徴であった蒋介石が亡くなり、代
わって息子の蒋経国が台湾のトップに立つや状況は一変する。非現実的な
「大陸反攻」の旗を早々と降ろし、「台湾こそ我が故郷」の政治路線へと
大胆に舵を切り、「中華民国の台湾化」への道を踏み出す。
まさに大陸との「腐れ縁」を断ち切り心機一転しての出直し、ということか。

 1978年5月、顧正秋、章遏雲、姚玉蘭、哈元章、周正栄など当時の台湾
における京劇界の大看板による「四郎探母」の合同公演が試みられた。こ
れによって「四郎探母」の公演が正式に許可されたことになる。
それでも、その後も舞台には「屈辱に耐えての救国」といった雰囲気が
漂っていたようだ。いずれにせよ「四郎探母」の上演解禁への動きは、蒋
経国政権の両岸関係に対する政治姿勢の変化を微妙に反映させたと考えら
れる。

 一方の中国大陸では毛沢東が亡くなり、四人組が逮捕された1976年、内
部資料用として、「四郎探母」の一部が上海で映画撮影されている。当
時、文革は正式に終結していたわけではなく、もちろん、この映画が一般
公開されることもなかった。
 改革開放から数年を経た1980年代初期に上演されているが、依然として
「壊戯(悪影響を与える芝居)」の判定が解かれてはいなかった。そこで
公演の広告宣伝は許されていない。 
おそらく極めて限られた範囲を対象にした公演だったに違いない。
 やがて中国の京劇界に「四郎探母」の本格解禁の機会が訪れる。1997年
7月、返還に沸いた香港であった。
 中国が「香港の中国回帰」と呼ぶ香港返還を祝うため、京劇の名優たち
が大挙して香港を訪れ数日間の連続公演を行ったが、その際の柱に「四郎
探母」が据えられた。香港を異邦に囚われた四郎に、長い年月を経た後に
果たせた親族との再会を「香港の中国回帰」に見立てたというわけだ。以
後、「四郎探母」は人気を博し、全国で公演されている。

 2005年には共産党の思想教育を統括する丁関根中央宣伝部長──?小平の
ポーカー仲間──の命令によって、脚本の整理・改編が行われた。その際、
15年前に生き別れになった漢族の夫人に関する部分が削られている。2018
年に撮影された映画版「四郎探母」は、2005年の脚本に基づいているとの
ことである。

 古典京劇の代表作とはいえ、たかが舞台の上に描き出される絵空事の世
界であり、加えて遥か1000年以上も昔の宋代の物語でしかない。
にもかかわらず大陸で、台湾で、あるいは香港で、楊四郎が敵国に身を
売った漢奸であることを理由に上演が禁止されたり、政府の政策変更に応
じて上演が禁じられたり許されたり、あるいは民族が嘗めた屈辱の歴史を
晴らした外交成果を称えるべく華々しく公演されたり──京劇が持つ「借古
諷今=古を借りて今を諷(と)く」という政治的役割を、「四郎探母」は
果たし続けてきたことになる。

 そんな背景を持つ「四郎探母」が、2018年に再び注目を集めたのだ。
 中国が置かれた内外環境を冷静に考えてみるに、いまさら漢奸批判もな
いはずだ。純然たる古典京劇の代表作を記録に留めておこうと、映画版が
制作されたとも考えられる。
四郎の数奇な運命が「中華民族の偉大なる復興」と重なり合うとも思えな
いのだが、ヒョッとして国を挙げて侵略者への敵愾心を燃やさせようとで
も考えたのだろうか。 
   ○△□◇ヒ◎○△□イ○△□◇ズ◎○△□ミ  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆     
  ■どくしゃのこえ ●読者の声 ★READERS‘ OPINIONS
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)中国でじわじわというか着々と進む文革化の政策。三国志
の英雄、関羽の巨大像も解体。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210907-OYT1T50101/
https://hosyusokuhou.jp/archives/48910059.html

 保守速報に大きな写真が4枚掲載されている。崇拝されるのは習近平た
だ一人。三国志の英雄など不要ということなのでしょう。数年前にキリス
ト教会が取り壊されたのと同様、名目は違法建築によるもの。中国では数
年前から観音像や大仏像の取り壊しも行われている。50メートルの観音像
破壊の様子はタリバンとそっくり。
https://jp.bitterwinter.org/worlds-largest-cliff-carved-guanyin-statue-demolished-video/

 偶像崇拝禁止とされるイスラム教でもイランではホメイニ師の巨大な写
真がどこでも人々を監視しているようで気味が悪かった。宗教指導者の巨
大写真があるのだから人物画などなんの問題もなし。学校の壁にはお祈り
をする少女の絵まであった。イランに近いアフガン西部ヘラートは文化の
街と知られる。そこの学校で女生徒が学ぶ様子を見ると壁の絵までイラン
とよく似ている。
https://www.youtube.com/watch?v=gyIAGYqVkHk

 タリバンの仏像破壊も宗教と関係なく単なる権力の誇示なのだろう。大
仏の破壊がひどいことだとは認めた上で、日本の廃仏毀釈を振り返るとタ
リバンばかり責める気にもならない。
外国人排斥にしても幕末から明治初期の日本では外国人に対する襲撃・殺
害事件は数しれず。コーランなど読んだこともない連中(読んだところで
外国語なので意味もよくわからない)が暴れまわっているのが現状では。
タリバンの指導部に冷静な思考ができるのかどうか、結局はアフガン国民
が決めるしかないのでしょう。(PB生、千葉)
  ♪
(読者の声2)日本文化チャンネル桜から番組のお知らせです。10日
(金曜日)の「フロント・ジャパン」はホストSAYAさん、ゲスト宮崎
正弘さんです。テーマは未定。生放送は10日午前1100−1200です。
   (桜チャンネル)
  ♪
(読者の声3)米国エマーソン大学の世論調査で、2024年の大統領は
誰がふさわしいかと調査(8月から9月初旬)した結果、トランプがバイ
デン支持を覆した由です。
 民主党支持の60%がバイデン再選を望み、他方、共和党支持の67%
がトランプ復活を望むという結果でした。
 大学の若者たちが何を考えているかの一端ではないかと思います。
   (TY生、埼玉県)
at 05:50 | Comment(0) | 花田紀凱
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。