2021年10月15日

◆「主敵は米韓でない」としつつも… 

     桜井 紀雄

ICBM誇示する正恩氏の対米新戦略

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮が初めて公開した11日の新兵器展覧会で、
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は「主敵」は米韓でないと
自衛目的の軍備を強調した。だが、実際に展示されたのは米本土を狙う大
陸間弾道ミサイル(ICBM)や日韓を標的にした新型ミサイルの数々
で、北朝鮮のダブルスタンダード=i二重基準)が浮き彫りになった。

北朝鮮メディアが公開した展覧会の写真で目を引くのが、巨体から「怪
物」の異名を持つ新型ICBM「火星16」だ。欧米でもよく開かれる防
衛装備展示会の形式を取ることで「グローバルスタンダード(国際標
準)」に沿って自衛目的の装備をPRする場にすぎないと印象づける思惑
のようだ。展覧会名も「自衛2021」をうたっている。

1月の党大会で金氏は米国を制圧すべき「主敵」と名指ししていた。今回
の演説では「主敵」は米韓ではない「戦争そのもの」とはぐらかし、ソフ
ト路線にかじを切ったようにも映る。

しかし、展示された「超大型放射砲」と称する事実上の短距離弾道ミサイ
ルは韓国侵攻用とされICBMは米本土を射程にしたもの。自衛だけが目
的でないことは一目瞭然だ

それでも金氏は「わが国への軍事的危険性は3年前と違う」と指摘。米国
の支援でステルス戦闘機や偵察機など先端兵器を導入する韓国の軍備増強
を非難し、北朝鮮の兵器開発だけを「挑発」と批判する「二重基準」をや
めよと迫った。

3年前とは、初の米朝首脳会談(2018年6月)が開かれるなど、金氏
が対話攻勢に出た時期だが、19年のベトナム・ハノイでの再会談が物別
れとなり、トランプ前米大統領による米韓合同軍事演習中止の約束もほご
となった。


この失敗から米戦略兵器の韓国展開や米韓演習の中止を先に突きつけ、バ
イデン米政権の出方を探る路線にシフトしたとみられる。米側の譲歩は当
面、期待しにくく、膠着(こうちゃく)化が続く間に兵器開発を進める両
にらみの戦略といえそうだ。ただ、金氏が党創建76年の10日の演説で
「衣食住の問題解決」を訴えるほど、経済は逼迫(ひっぱく)しており、
長期戦に耐えられるかは不透明だ。
      


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◆雀庵の「常在戦場/96 ブロック経済のすすめ」

       “シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/376(2021/10/13/水】久し振りに生田緑地の枡
形城址に登り展望台から360度の景観を楽しんだ。周辺の木の剪定は冬場
だけのようで、もう少しやってくれると見晴らしがいいのだが、ボラン
ティアの人も忙しいから無理は言えない。


そこから下って谷戸(谷間)の木道を散策し、再び登ると休憩所。結構な
運動でハーハーし、ベンチに腰掛けた・・・ん? 何やら変な感じで、お
尻を見たら茶色いものがベッタリ。指で触って嗅いでみたら・・・ああ、
チョコアイスだった。休憩所にはグリコのアイス自販機があり、小生も大
好きだ。

昔なら「クソッ! マナー悪過ぎ!」と腹を立てただろうが、今は「あ
あ、ウンチでなくて良かった、神さま有難う!」。加齢とともに小生も人
がましくなってきた、穏やかなヂヂイになってきたなあとちょっと感動す
る。老化もいい面がある。好々爺とはそういうことか。

案内板によるとこの辺は長らく海だったが、300万〜70万年前は氷河期で
水位が下がり陸地になった。そこに火山灰が積もリ、なんと鹿児島からの
火山礫も混じっているそうで、遠路はるばるよく来たものだ、根性があ
る、と感心する。カミサンも同県の奄美大島からやって来た。西郷どんが
島に潜伏した折の奥さんは「愛加那」で、小生の第一子はその名を頂いた。


「島娘は根性がある」、確かに頑張り屋である、男を立てる、が、頑固。
「男子厨房に入らず」は孟子の「君子遠庖厨」がオリジナルのようだが、
「食」を牛耳ることで亭主を「女房依存症」にするためではないか。飼育
係のように餌で猛獣を手懐けているみたい。「男は戦士、外で仕事、女は
家、砦を守る」というのがルールのよう。鹿児島と熊本は熊襲の支配地
で、大和朝廷の統一に激しく抵抗したが、九州南部は今でもその伝統的
ルールが色濃く残っているようだ。

父が食料品店を始めたために夕方は母と姉2人も大忙し、そのため小生は
小3から夕飯を作っていたから、料理は「作る楽しみ、食べる楽しみ、喜
ばれる楽しみ」があり、結構、趣味でもあった。カミサンから見れば小生
はゴキブリ亭主、ゴキジェットで排除したいという感じ。気持ちは分かる
が・・・まあ、そのうち加齢で月水金はオレ、火木土はキミがシェフ、と
かになりそうだ。

小生は基本的に男女夫婦の「役割分担」は好ましいと思っている。男は外
職(そとしょく、家の外での通勤を伴う仕事、賃金労働)、女は内職(う
ちしょく、家の内での仕事、家事・育児、非賃金労働)は人間の暮らし方
としてとても自然である。

日本で既婚の女が外職をするようになったのは1964年の五輪頃からで、そ
れまでは「亭主の働きが悪いから奥さんが仕事に出ざるを得ない、気の毒
だけれど、甲斐性なしの旦那を持つとみっともないことになる」と小生の
母など街の奥さん、専業主婦たちは憐れんでいた。

高度成長期が始まったばかりで、企業、特に工場や商店は猫の手も借りた
いほどで、パートで、しかも低賃金の労働力として専業主婦の外職が促さ
れていく。女は最初は家計のため、やがて自分の小遣い稼ぎにもなるから
どんどん“社会進出”するようになった。それまでは20〜23歳で嫁ぐのが普
通だったが、だんだん晩婚化が進んでいって、家事も分業になり、賃貸住
宅が当たり前だったのがマイホームブームで大きな借金を抱え、奥さんの
稼ぎがなければ家計が成り立たないようになった。

当然、少子化が進むし、老後の面倒を子に託せるかどうかも怪しい、夫婦
の「役割分担」も崩れていくばかり・・・そして今では「結婚する意味っ
てあるのか?」「あくせくしながら外職で頑張っても家庭でも家事に追わ
れて安息の場ではなくなった」「それなら生涯独身でもいいじゃないか」
と思うようになってきた。

先日、世論調査で有名なピューリサーチセンターからメール「配偶者や
パートナーなしで生活する米国成人の割合が上昇」が送られてきた。要旨は、


<米国成人の人間関係、生活の規範、家族観は変化し続けており、「ロマ
ンチックなパートナーとの生活」は増えていない。新しい国勢調査データ
の分析によると、2019年には、25〜54歳の成人の約10人に4人、38%が
パートナーを組んでいなかった。つまり、結婚しておらず、パートナーと
同棲もしていない。 30年前の1990年2月調査では29%だった。高齢化も影
響している。

未婚人口には、以前に結婚したことのある成人(離婚、未亡人など)が含
まれるが、1990年以降の未婚人口の増加は主に「結婚したことがない人の
増加」によるものだ。

この傾向は“パートナー有り”と“パートナー無し”の間の「幸福のギャッ
プ」の拡大と同様に、幅広い社会的影響を及ぼしている。経済的および社
会的地位のさまざまな尺度を見ると、“パートナー無し”の人は男女を問わ
ず、結婚している人や同棲している人とは異なる、しばしば悪い結果をも
たらしている。

“パートナー無し”は平均して“パートナー有り”よりも収入が少なく、雇用
されたり経済的に自立したりする可能性が低い。彼らはまた、学歴が低
く、両親と一緒に暮らす可能性が高い。他の研究によると、結婚や同棲し
ている人は、“パートナー無し”よりも健康であると示唆されている>

結婚も同棲もしない人がたった10年間で10ポイントも増えている。かつて
結婚は夢だった、「一人で生きていくのは大変だよ、でも結婚すればそこ
そこやっていける」と言われたものだ。


子育て時代の小生は“のこいのこ”の歌う童謡「パタパタママ」が大好き
だった。


♪パタパタママ パタパタママ パタパタ

パタパタママ パタパタママ パタパタ

6じ あまど パタパタ うるさいな 7じ おなべ ケロケロ だいどころ 8じ
パパのくつを ピカピカ くつみがき 9じ おそうじスイスイぼくじゃまさ
10じ せんたく ポイポイ スイッチオン 11じ おふとん ポカポカ ふとん
ほし 12じ おけしょうパタパタ ママ きれいだよ


パクパクママ パクパクママ パクパク

パクパクママ パクパクママ パクパク


1じ おかしパクパク つまみぐい 2じ テレビ チラチラ いねむりさ 3じ
となりのママと ペチャクチャ ベランダで 4じ かいもの ブラブラ ぼく
いっしょ 5じ おふろを ピュクピュク わかしすぎ 6じ パパをうきうき
おでむかえ 7じ ゆうしょく パクパク ママよくたべる

パタパタママ パクパクママ もう8じ そろそろぼく パジャマをきて おや
すみさ

https://www.uta-net.com/movie/11539/

・・・・・・・・・・・・・・

ああ、涙腺がウルウルする・・・反発する人もいたが、これのどこがいけ
ないのだろう。内職の専業主婦、外職の専業亭主はダメなんですか? 家
計にゆとりなんてなかった、それは今も同じだろう。現実とは違いがある
だろうが、それでも家庭は「温かい寛ぎのシェルター」だった。

女もどんどん社会に出てバンバン働け、男は過労死しない程度に働き家事
もやれ、って・・・それでは子育てや家事、シェルターの維持はお留守、
手抜きになるだろう、第一、そんなことをしていたら結婚、家庭の有難
さ、魅力も、子供のケアもすこぶる怪しくなる。

子供と散歩していても、今の親はスマホを見ている、子供に目を注いでい
ない、会話もない、家庭でも“個人主義”、まるで“孤人主義”、TVやスマホ
に子供のケアをさせている。童話を読み聞かせる、一緒に絵を描くなんて
やっているのかどうか。

日進月歩の機械文明の発展、欲望の肥大化、伝統秩序の否定、破壊・・・
それが地球や世界、人類のためになっているか、すこぶる怪しい。国家も
国民も、衣食足りて礼節を知るどころか、ますます貪欲になっていく、足
るを知ることのない、際限のない欲望の暴走・・・人類は今、平和・秩序
ではなく戦争・混乱・破滅へ向かっているとしか言いようがない。

もし、それを避ける手があるとすれば、徹底的なブロック経済化ではない
か。経済・軍事・価値観で結束できるNATOブロック、インド・アジアブ
ロック、中近東ブロック、アフリカブロック、南米ブロック・・・結果的
に中露ブロックも形成されるだろうが、周囲から包囲され輸出が大きく減
収すればれば“世界の工場”はラストベルトになり、経済的ダメージは甚大
だ。

中共はエネルギーと食糧の20%を輸入に頼っているが、習近平が気まぐれ
に豪州産石炭輸入を禁止したため発電に支障が出ている。ハイテクで有名
な華為技術(ファーウェイ)は米国などから強い圧力を受け続けて本業が
不振のため、石炭掘削のハイテク化に乗り出すという。戦時に備えている
よう。

習近平は質素倹約、欲しがりません勝つまでは、と人民に訴えても、特に
贅沢を知っているゆとりのある中流以上=支配階級は「江沢民時代は良
かった」と不満を募らせるだけだろう。習は不動産業界を叩きつぶし、こ
れから銀行と大企業の癒着を叩きつぶし、やがてはトウ小平式「改革開
放」以前の質素な毛沢東式「原始共産主義」に戻りたいのだろう。病膏
肓、つける薬なし。


ブロック経済化でいずこの国も低成長やマイナス成長になるが、2年ほど
のコロナ禍でも耐えているのだから大丈夫。中共は国際包囲網と習の「毛
政復古」で数年もたてば倒れるか、内戦になるだろう。明亡び清興り、清
亡び中華民国興り、中華民国は台湾に追われて中共興り、今度は中共が亡
びる。

自滅して欲しいが「体力があるうちに」と台湾に大攻勢を仕掛けてくる可
能性は高いだろう。1979年2月の中越戦争のような“メンツのための戦争”
で、結局、中共は「懲罰の完了」を宣言して撤退するだろう。中共の自滅
が早まることは確かだ。


--
渡部 亮次郎
at 05:42 | Comment(0) | 桜井紀雄
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