津田 慶治
公明党との連立解消も?自民は40議席超えの維新と手を組むのか
創価学会員が憂う、公明党議員の自民化。まさかの野党と「連立」模索も
朝日や共同の、自民「単独過半数確保の勢い」「絶対安定多数を視野」報
道に批判殺到。ネット「投票意欲を削ぐ憶測やめろ」
甘利明幹事長や平井卓也前デジタル相が選挙区で敗れるという波乱はあっ
たものの、単独で絶対安定多数を確保した自民党。一方の野党はと言え
ば、共闘から距離をおいた日本維新の会が41議席を獲得する大躍進となり
ました。この結果を受け、自民の「連立相手」変更の可能性を示唆するの
は、日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さん。津田さんは自身のメルマ
ガ『国際戦略コラム有料版』で今回、自民党内にくすぶっていた公明党に
対するいらだちを紹介するとともに、自民が維新との連立を選択する見込
みについて論じています。
自民“勝利”で景気の動向と株価はどうなる?
半導体不足などの供給不足から企業業績は、思ったほど良くない。今後の
景気動向がを検討しよう。
選挙で、自公で過半数以上の議席数は確保されていて、自公の政権運営は
変わりがない。
次の参議院選挙前に顔を変える必要が出てくる可能性はあるにしてもだ。
もう1つ、選挙後に公明党から連立相手を日本維新の会にすることになる
可能性はある。
公明党は親中の党であるが、中国との関係が厳しくなると、自民党として
も公明党との連立は難しくなる。安全保障問題では、公明党より維新の会
の方が連立を組みやすいことになる。
しかも、維新の会が30議席以上を取ったので、公明党と組むより、議席数
は多くなる。もしくは、親中色を薄めるために、自公維の3党連立でもよ
いかもしれない。中国と米国の対立が深まれば、日本も対応を変えざるを
得ない。
自民党内の安全保障関係者は、ウイグルでの強制労働問題で非難決議がで
きないことで、公明党にいらだっていた。その公明党の意向を忖度した二
階前幹事長をお辞めいただいた。次の関門である公明党との関係を切らな
いと、今後も非難決議はできないので、できるような対応を考えることで
ある。
そして、神奈川13区の太さんのように、組織化を手伝った元民主党議員の
元秘書として、地元の組織化を学んだ候補者が、自民党幹事長の甘利さん
を追い詰めている。都市部でも地元の組織化がいかに重要かを自民党は、
学ばないといけない。
それと、前回柿沼さんを無所属としたが、自民党の推薦をもらっていたよ
うだ。この東京15区では、自民党は2人に推薦状を出している。今村さん
と柿沼さんであり、小選挙区で2人を推薦するという奇妙なことをやって
いる。
この地区の町内会を抑えているのは、今村さんではなく、柿沼さんなので
自民党の執行部は両方に推薦を出し、当選した人を自民党に入れることに
したのであろう。今村さんも比例重複にしていないので、選挙区で負ける
と議員にはなれない。勿論、柿沼さんも一緒ではある。
自民党の議員が地域活動をしないので地域活動を積極的にする柿沼さん
に、期待したことの結果であろう。
どうして、自民党の国会議員は、地元の自民党員を中心にして、高齢者を
組織化しないのであろうか、非常に疑問な点である。高齢者は暇で、ボラ
ンティア活動ができるのに、使わないようだ。
というように、自民党の都市の国会議員は、地元活動を一切行っていな
い。国会報告ぐらいしても良いのではないか。その時、真っ先に、退職し
た地元の高齢な自民党員に紹介状を出すべきだ。
自民党員になって、2年間本当に何もなかった。総裁選挙の投票以外、特
典がない。よって、自民党の年会費4,000円は非常に高い。地元自民党国
会議員とも会ったことがないのは、いかにもおかしい。
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◆雀庵の常在戦場/105「習近平・中共は五輪後に立つ!」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/385(2021/11/1/月】衆院選2021、日経「自民単
独で絶対安定多数 立民は議席減、共闘不発」、時事「自民、過半数維持
岸田政権が継続 立民不振、維新第3党へ」。
衆院選小選挙区の投票率は、共同通信社の1日の集計で55.93%。「2017年
の前回衆院選(小選挙区、比例代表とも53.68%)を2ポイント超上回る
が、戦後3番目に低い投票率。4回連続で50%台の低い水準」という。
投票率が低いのは政治に満足しているからか、それとも期待しても無駄と
いう諦観からか? 戦後の投票率の推移をみると、当初は90%ほどで、そ
れが生活が安定してくると60%台、さらに50%前後になるから、まあ正常
値か。ちなみに9月のロシア下院選(定数450)ではプーチン支持の政党が
圧勝したが、投票率は51.72%とか。
投票しないのは現状満足派と現状諦観派だとすると、「政治に関心がな
い」とか「期待しても無駄」と思っているのかもしれない。高齢になると
男は女より先に成仏するから(ロシアではウオツカで男はかなり早めに昇
天するが、福祉予算の上昇を防げるので為政者は飲酒規制に消極的のよ
う)選挙の投票者数で男性と女性を比較すると我が国では「100万票以上
女性のほうが多い」という。
男はリスクを伴う挑戦を好む、一方、女は家庭を守るために物欲が強く安
定を好むから基本的に保守的、現状維持志向のようである。小選挙区は全
国で289あり、1区について女性は男より3460票も多い! 女がキャスティ
ングボートを握っている! 万国の男ども、団結せよ、ジェンダー差別を
許すな!と叫んでも、母から生まれてオッパイ飲んで育った身、畑が増え
なければタネも無駄・・・かくして「男はつらいよ」、今日も涙の日が落
ちる。
ま、男女間はそれぞれの諦観でそれなりに安定するが、国家間の戦争はな
かなか手打ちにはならない。勝った方は「戦時にあっては敵、平時にあっ
ては友!」と言うけれど、負けた方には遺恨が残り「いつか復讐してや
る」という気分を持ち続けるのが一般的だ。戦争のない世界・・・永遠の
夢だろう。ハンチントンの「文明の衝突」(1993年)はこう説いている。
<(冷戦後の)新時代における紛争は、これまでのようにイデオロギーや
経済上の対立によって引き起こされることはないと思う。人類を隔て、紛
争を専ら引き起こすことになるのは文化的な要素ではないか。国民国家は
世界政治における最も力強いアクターとして存続するだろうが、むしろ異
なる文明下にある国家や集団によって引き起こされる「文明の衝突」が、
今後の世界統治を巡る紛争の主因になっていくだろう。
強く認識しておくべきは、西欧文明諸国が民主主義・リベラリズムを普遍
的価値として促進し、軍事プレゼンスを維持し、自らの経済利益の促進を
図ろうとすれば、逆に他の文明諸国の反発を招く危険があることだ>
欧米など先進国は基本的に「自由民主人権法治」を価値観とするが、中共
やロシアなどでは「抑圧独裁武断権力」を国家統治の基本的価値観、基礎
としている。中共、ロシアとも数千年前の大昔からそういう権力統治が続
いており、「自由民主人権法治」の政治が一瞬でもあったかどうかはすこ
ぶる怪しい。そういう歴史や文明の国に対して「自由民主人権法治」を説
いたり、強要することは、無意味であるのみならず、対立を煽るような結
果になる、ということだ。
日本は支那文明から多くを学んできたが、西暦500〜600年の隋や唐の時
代、日本では大和朝廷の飛鳥時代、600年前後あたりになると、支那から
距離を置くようになった。それまでは朝貢国だったが、独立意識も高まっ
て「支那から学ぶべきことは学んだ、敢えて東シナ海を渡るリスクを冒す
ほどのリターンはない」という判断だったのだろう
それでも日本人は今でも孔子の教えや「国破れて山河在り」とか「月落ち
烏啼きて霜天に満つ」なんて支那の古典を愛唱している。支那の古典が日
本人の精神の基盤にあることは確かだ。欧米などでも中国共産党独裁を非
難しながらも、そういう支那の文芸や文明文化を愛好する人は少なくない
ようだ。
その支那、というか中共は、西側諸国や周辺国による包囲網を喰らって何
らかの行動、例えば台湾、日本、米軍への攻撃(最悪的には核兵器を含む
攻撃)とか「禁じ手」に出る可能性は否定できないが、それは恐らく完全
に世界を敵に回すことであり、確実に中共独裁帝国の亡国を招くことにな
るだろう。
河東哲夫氏「頭打ち状態の中国が後退すると内部分裂は起きる? 日米同
盟はどう変わる? 台湾への影響は?」(ニューズウィーク2021/10/27)
から。河東哲夫(かわとう あきお)氏は日本の外交官。2002年から2004
年までウズベキスタン駐箚特命全権大使兼タジキスタン駐箚特命全権大
使。共産圏についての造詣が深い。
<大手民間IT企業に対する締め付け、30兆円超規模の負債を抱えた不動産
大手の苦境、そして相次ぐ停電――。中国の集権経済は、逆回転を始めた。
中国の長い歴史では、皇帝の権力維持が至上命令。台頭する商人は抑えら
れ、役人は民がどんなに困ろうが皇帝の指示を大げさに遂行することで昇
進を図る。今回もその伝で、共産党政権は政治優先。金の卵を産む鶏=経
済を絞め殺し始めたのだ。
その折に、10月1日付のフォーリン・アフェアーズ誌は「中国崛起の終
焉」と題する記事を掲載。「中国の台頭」が頭打ちになったと指摘し、そ
れを前提に戦略を組み立てることを提唱した。隣国の日本としても中国の
後退で何がどうなるのか、頭の体操をしておかないといけない
まず極端なシナリオから行くと、経済の後退をきっかけに中国国内で権力
闘争が起きて中央権力が真空化する場合、何が起きるかだ。
1991年のソ連では、ゴルバチョフとエリツィンが対立して権力が麻痺した
が、その空隙を利用してバルト諸国などいくつかの民族共和国は独立し
た。中国でも、モンゴルや新疆ウイグル、チベットや香港で同様の事態は
起きるだろうか?
ソ連邦の各民族共和国では多くの場合、地元民族が統治・利権構造をつく
り上げ、ロシア人は外部から来てそのトップに座っていたにすぎない。だ
からその民族は独立後、直ちに統治を始めることができた。
中国のそれぞれの地域では「漢民族」の人口比率も高くなっていて、彼ら
のグリップはしっかり利いているようだ。だから、北京の権力が真空化す
れば、地元の共産党書記(漢民族)が税収を押さえ、地元の軍・武装警察
勢力を従えて自分の権力保全を図るのではないか? つまり、独立国と言
うより軍閥の出現だ。
それにより中国は分裂するのか? 秦朝以後、中国が分裂したのは三国〜
南北朝時代の400余年、五代十国時代の50余年、そして辛亥革命後17年間
の3回だが、分裂期間は縮まっているし、毎回、統一を目指す者が現れて
いる。「中国は一つであるのが常態」という暗黙の了解があるのだ。
次に、経済が悪化すれば失業は増大してインフレもひどくなるから、国中
で抗議行動や暴動が起きるだろう。しかしそれらは指導者や組織力を欠
き、地元の武装警察に抑えられる可能性が高い。
中国の周辺はどうなるだろうか? 北朝鮮は中国に代わる経済パートナー
を求めて韓国や日本との関係改善を目指すだろう。アメリカはもう、北朝
鮮を武力で威嚇することはなくなる。台湾は独立を宣言するだろうが、中
国大陸に展開した膨大な生産施設の移転先を探すことになる。
ロシアは、アメリカと戦うための準同盟国=中国を失うばかりでなく、不
安定化した大国を隣国に抱えることになる。ロシア極東やシベリアでは
「食えない」ため中国難民が押し寄せることはないだろうが、ロシア極東
は1860年まで清朝に服していた地域だ。中国で返還要求を掲げる者が現れ
るかもしれない。世界でのロシアの立場は総じて今よりも弱いものになる
だろう。
「一帯一路」の沿線諸国では、「カネの切れ目が縁の切れ目」。これまで
の中国旋風は嘘のように静まるはずだ。日米同盟もその性格を変える。朝
鮮半島や台湾など、西太平洋全体の平和と安定の保証人としての意味を増
していくだろう。
中国が沈んだからと言ってアメリカとの同盟を捨てるのは短慮だ。たとえ
中国が沈んでも、日本は舞い上がらず、戦前のように中国の弱さに付け込
むことなく、自国の安全と尊厳と生活だけはしっかりと守っていきたい>
どうなるものやら・・・日本はあらゆる状況に備えておかなければならな
い。スイスやイスラエルの軍事&防衛策、徴兵制、核シェルター建設など
を学ぶとともに核兵器開発(レンタルを含む)、アジア版NATO構築といっ
た策をどんどん進めていくべきだ。それを進めていくこと自体が中共への
牽制になる。
習近平は来年、2022年1月の北京冬季五輪後から台湾攻撃を始めるだろ
う。プーチン・ロシアはソチ五輪閉会4日後の2014年2月27日、突如として
クリミア侵攻を開始し、まんまと強奪した。真似っ乞食の習は当然ながら
プーチン流の高度なハイブリッド作戦を実行するに違いない。台湾は「中
国軍がロシアのクリミア併合を模範として、台湾に親中政権を樹立しよう
と画策している」と警戒しているはずだ。同時に習は日本の尖閣諸島も占
拠するだろう。
中国経済はピークを過ぎて低成長時代へ向かっている。つまり習にとって
開戦のチャンスは来年、しかも春から洪水シーズンが始まるまでの短期間
に結果を出さなければならない。五輪で国威を発揚し、人民に自信を持た
せ、そして一気呵成に台湾と尖閣を制圧する。制圧したら人海戦術で占領
し続ける。人間はいくらでもいる。
そのチャンスを逃せば習近平の夢は永遠に夢のままだ。何も成果がなけれ
ば「毛沢東を真似て中国に災いをもたらしたトンデモナイ暗愚、ただのバ
カ」で終わってしまう。乾坤一擲、習近平は吶喊するしかない。
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◆デルタ株感染者が数名
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)10月30日(土曜日)
通巻第7100号 <前日発行>
中国・ロシア国境の黒河、甘粛省の蘭州など、いきなり都市封鎖
デルタ株感染者が数名、突然のロックダウンは過剰予防か、それとも?
日本では武漢肺炎(新型コロナ)の災禍が恰も終息したような雰囲気が
あるが、まもなく第六波がやって来そうだ。イヤ、確実に第六波はくる。
モスクワは一部地域にロックダウン、外出禁止となっている。他方で、
ツアーブームが再燃している。ロシア政府は、10月29日から11月7
日までを「非労働週間」とし、勤務先へ行くな、自宅からダーチャへ行っ
て外出を控えろというキャンペーンを始めた。
中国でロシアと国境を接する黒河が都市封鎖を決定した(10月28
日)。黒河は、目の前がロシアで、夥しいロシアからの観光客がある。
WHOによればデルタ株の93%が英国であり、しかも既にデルタ株は
世界43ヶ国で感染が見られるとしている。
英国ではチャールズ皇太子の感染が確認され自主隔離。スペインではマ
リア・テレサ王女が死亡した。
いずれもデルタ株による感染と言われる。
問題は中国である。
コロナを退治したと大見得を切っていたが、十月中旬に東北部で感染拡
大、内蒙古省では黒河封鎖前にも州都のフフホトなどが都市封鎖となった。
10月26日、甘粛省蘭州では六人の感染が伝わり、400万都市であ
る蘭州が都市封鎖という厳格な措置が取られた。
デルタ株への過剰反応、それとも国家安全保障上の訓練なのか?
北京では僅か四人の感染が出たが、北京五輪の外国人客はお断りとな
り、北京マラソンは延期と決まった。
公表された数字では中国における10月17日から26日までの感染者
は198人である。因みに日本は規制緩和に動き、居酒屋も久しぶりに再
開された。このところ、一日の感染は東京が30人以下となった。しかし
中国の感染者は、その日本より圧倒的に少ないのである。
何かおかしくないか?
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BOOKREVIEW 書評
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BLM資金管理団体に中国「華人進歩会」が資金援助
FBIとCIAはトランプとは反対の情報活動をしていた
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馬渕睦夫『馬渕睦夫が読み解く2022年 世界の真実』(ワック)
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コロナ・パンデミックは秩序破壊の罠である、といきなり凄いパンチ。
巧妙にBLMなどにかたちを替えて文化破壊を進める極左は世界同時的
に陰謀を進めており、究極的には第三次世界大戦を引き起こす。
共産主義とポリティカル・コレクトネスという「ふたつの幽霊」に私た
ちは勝たなければならないというのが本書の骨子だ。
東京五輪の共通コンセプトは「ダイバーシティ&インクルージョン」
だった。これが
「多様性と調和」と誤訳された。後者は調和を意味しない。
元凶はオバマである。2011年8月に大統領命令13583号を発布
し、連邦政府組織全般に批判的人種論に基づいた人種多様性理論の教育を
義務づけた。この大統領令のなかに「ダイバーシティ&インクルージョ
ン」なる語彙が遣われていたのである。
全米の教育現場での混乱は、教員組合とPTAの先鋭的な激突、すでに
社会問題化している。極端な例が『白人原罪論』の登場である。
本質を馬渕氏は衝く。
「共産主義革命家たちは人種差別をなくそうとしているわけでも、また
LGBTの権利を擁護しようと考えているわけでもありません。現在の文
化秩序を破壊するために、彼らを被害者に仕立て上げて革命に利用してい
るだけです」
米国家情報長官のジョン・ラトクリフが『2020年の大統領選挙に中
国が干渉した』とする報告書を出した。
しかし中国の選挙干渉を唱えるには強いプレッシャーが存在している。
CIAもFBIも、容共であり、ことにFBIはトランプに敵対し、
CIAはトランプに逆らった。つまり「アメリカで『全体主義革命』が事
実上成就したと言っても決して過言ではない」と馬渕氏は言うのだ。
トランプ大統領ならびに閣僚や補佐官を、かれらは冤罪をでっち上げて
引きづり降ろし、トランプ路線を徹底して邪魔した。
アメリカを暴力的に破壊する先頭を走るのがBLMである。
テレビの洗脳報道で、もの凄い金額が、このBLMに寄付されていた。伝
統的な黒人団体を憤慨させているとも言う。
BLM創設のアリシア・ガルザとパトリッセ・カラーズはともにマルク
ス主義者だと公言している黒人女性だが、このBLMの運動目標とは
(1)キリスト教精神に基づく家族制度を破壊する。(2)警察跡刑務所
を廃止する。(3)トランスジェンダー社会を称賛し、一般的な異性愛を
軽視する。(4)資本主義社会を廃止する等となっている。
そして、このBLM資金管理団体の「ブラック・フューチャー・ラボ」
に中国系の華人進歩会が資金援助を行っているのである。
アメリカの解体と分裂は、想像以上に深刻である。
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BOOKREVIEW 書評
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日本の歴史は世界一素晴らしいのに気がつかないのかなぁ
日本は女性を敬う愛の国。男女同権は古来からの日本の美徳ではないか
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孫向文『中国人の僕が日本に帰化した理由』(ワック)
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漫画家の孫向文氏は、ぺーソスに溢れ、のびのびとした画風で、社会の
矛盾を衝く。とりわけ面妖な左派の言い分の誤謬を、大人しい画風で諭す
ように描く。
その彼が日本に帰化した。これは大事件だが、あまりに簡単に帰化でき
るという日本社会の矛盾を同時に問題視する。『日本の帰化制度は甘すぎ
る』と。
地位や財産より純愛を尊ぶ日本人に来たばかりの作者は驚いたそうな。
ともかく本書は、中国にいたときからアニメで日本に親しみ、日本文化
と歴史に興味を深めてゆくうちに、中国で受けた洗脳教育の凄まじさに改
めて気がつく過程も描かれている。
だがなによりも、本書で印象的なのは、アニメ、映画論を基軸に日本の
文化の歪み、とりわけアニメにおける左派歴史観の偏向ぶりを取り上げて
いる。
あたらしく日本に帰化した若者らしい視点だ。
黒澤明の『七人のサムライ』は左翼に利用された。手塚治虫の『火の
鳥』も同様に左派が利用したか、さもなくば社会風潮が左派優位で、そう
いう方向にねじ曲げざるを得なかったと時代背景の分析もわすれない。観
察眼は鋭い。
典型の悪例が映画『泥棒家族』であると指摘している。ムラカミハルキ
も左翼の奢りがあると辛辣である。
日本の文化に憧れて日本にきてみると、日本に住む日本人がじつは日本
文化を破壊し、日本歴史を歪めている事実に仰天する。
そして孫さんはこう言う。
手塚治虫の傑作『火の鳥』太陽篇では「仏教の仏たちは大陸からの侵略者
として、日本神道の神々は日本を守ろうとする土着神として描写され、そ
れを大友王子と大海兄王子の戦い『壬申の乱』を重ね合わせた物語が描か
れています。手塚治虫は古代日本の神話は史実に基づいていると考えてい
た、と僕は推測しています」(99p)
手塚同作品「黎明篇」でも、「邪馬台国の女王ヒミコと天照大神が同一視
されあており、ヒミコが岩戸に閉じこもったことによって太陽が隠れたと
いう天の岩戸伝説が再現され、(中略)高千穂峰に天下ったとされるニニ
ギノミコトが実在の人物として登場します」
このような自由な創作空間が、近年の日本でもポリティカル・コレクトネ
スとかの左翼運動によって激しく規制され、表現の自由が失われている実
態を、次のように捉える。
「非営利団体や人権は弁護士たちが、差別撤廃の名の下に、多くの表現規
制を主張していています。彼らは、事件を『捏造』して『自称被害者』を
誕生させ、裁判所に訴えることにより、結果的に大きな利益を得ます。僕
は、彼らの活動は、自分たちの利益のために日本作品の魅力を奪って、世
界における日本の存在感を低下させる『反日行為』としか思えない」
(172p)
サブカルチャーの視点から、みずみずしい文章で、且つ重大な問題点を
提議したのが本書である。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)現在、日本経済新聞に連載中の安部龍太郎「ふりさけみれ
ば」ですが、最初は浪漫の薫りのする、すがすがしい導入で、阿倍仲麻
呂、吉備真備らの唐における活躍や、遣唐使の実情が描かれていて、おお
いに古代史の浪漫の復権と期待したのですが、このところ、まことに変です。
まさに敗北史観で、藤原京は、中国の建築思想と異なるので、唐王朝から
廃都を命じられたとか、日本書紀は、唐の検閲があったとか、まるで滅茶
苦茶。古代史にも詳しい宮崎先生は、どうご覧になっていますか。(HG
生、水戸)
(宮崎正弘のコメント)「古事記は老婆の昔話」とか、「律令は唐からの
命令だった」とか、まるでGHQ命令が教科書を書き換えたような叙述ぶ
りで、驚いています。ちなみに藤原京は天武天皇と持統天皇が歳月かけて
新都を建設したのですが、土地の凹凸があり、しかも水はけが悪く、これ
では首都機能が成り立たないと分かって、平城京へ遷都したのです。しか
し、その前に副都として難波宮も建築しています。いずれ詳しく読んで、
俎上に載せたいと思います。
♪
(読者の声2)継体天皇(正確には「大王」、当時は「天皇」という呼称
はなかった)については、前天皇(大王)からかなり血縁の離れた遠縁の
傍系王族から、しかもかなりの高齢(58歳と言われる)での即位であった
ことから、女系天皇是非論において、しはしば議論の材料とされてきました。
これは「あれほど遠縁であるにもかかわらず選ばれた」ということ、この
ことは逆に「男系血族でなければ天皇になれない」という原則を確固たる
ものとしたという歴史的意義からでしょう。
この継体天皇(大王)の即位は6世紀前半であり、卑弥呼の在世は3世紀
前半のことです。この間に起きた、共立する「女王」から世襲する「男
王」への転換、男系王統の創出の経緯については、十分な考究を要するで
しょう。天照大神、卑弥呼などが女性であるのにその後、男系世襲が定め
となった由縁を、歴史的に、政治思想的に解明せずして、女系・女性天皇
論を論じられるわけがないではありませんか。
邪馬台国問題については、「国家の生まれ方は、国家のその後を強く規
定する」こと、「1910年に白鳥庫吉と内藤湖南の間で開始された邪馬台国
論争が、実は日本ナショナリズムのあり方、あるいは日露戦後の日本の進
路をめぐる二人の東洋史学者による、まさに現代思想上の論争であった」
(小路田泰直『邪馬台国と「鉄の道」』2011年)からこそ、重要なので
しょう。(椿本祐弘)
(宮崎正弘のコメント)継体天皇については三ヶ月前の『正論』で書きま
したので、ここでは繰り返しませんが、11月10日発売の拙著『葬られ
た古代王朝 高志国と継体天皇』(宝島社新書)で掘り下げました。
2021年11月04日
◆自民は40議席超えの維新と手を組むのか
at 06:02
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