2021年11月10日

◆退任後に待つ悲惨な末路

               勝又 壽良

韓国・文在寅大統領の任期は残り半年、退任後に待つ悲惨な末路。外交・
経済「オール落第」で地獄の5年間に

次の韓国大統領選は来年3月。すでに文在寅氏はレームダック化してお
り、重要な決定権限はない。多くの前任者と同様、任期を終えたあとに逮
捕される可能性もある。外交・経済ともに韓国を大きく後退させた文在寅
政権の5年間を振り返りたい。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)

プロフィール:勝又壽良(かつまた ひさよし)
元『週刊東洋経済』編集長。静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学
博士。1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。週刊東洋経済編集長、取
締役編集局長、主幹を経て退社。東海大学教養学部教授、教養学部長を歴
任して独立。
レームダックとなった文在寅大統領
韓国の次期大統領選は、来年3月である。

すでに、与党「共に民主党」は、李在明氏が代表候補者に決まった。最大
野党「国民の力」は、11月初めに代表候補者を決定する。これを待って、
韓国は本格的な大統領選へ突入する。

文在寅大統領の任期は、来年5月9日までだ。文氏は、すでに重要な政策決
定を差し控えており、事実上、政治的な「お飾り」になっている。いわゆ
る、レームダック化している。

一足早いが、文氏の5年間を振り返る必要があろう。

そこから、韓国の置かれている外交的、経済的な難しさが浮かび上がるのだ。

米国衰退・中国繁栄に加担
文氏の対米国観は、中国の抱く対米国観に強く影響されていたと見られる。

中国の王毅外相が、文大統領と面会した際に吹き込んだであろう。それ
は、米国経済が衰退して、逆に中国経済が繁栄するというシナリオである。

文氏は、これまで「親中朝・反日米」という1980年代に韓国で流行した見
方に支配されてきた。中国の唱える「米国衰退・中国繁栄」論を、何ら疑
うことなく受け入れたことは間違いない。

その根拠に、韓国の安全保障政策の根幹に関わる部分で、中国へ「三不政
策」(2017年10月)の一札を入れているのだ。すなわち、次のような内容
である。

1)米国のミサイル防衛(MD)体制に加わらない
2)日米韓安保協力が3カ国軍事同盟に発展することはない
3)THAAD(超高高度ミサイル網)の追加配備を検討しない

これら3条項は、中国政府の要求に従って、韓国固有の自衛権を放棄する
に等しいことを約束させられたのである。米韓は、同盟関係である。中国
は、この米韓同盟を引き裂く目的で韓国から「三不政策」の約定書を取っ
たのである

文政権が、こういう中国の内政干渉を受入れた背景は、前記の「米国衰
退・中国繁栄」論に騙されたのであろう。
日本に対しても、解決済みの歴史問題を再び持出した裏に、この妄想が影
を落としていることは容易に想像できるのだ。

Next: 人口動態で中国が衰退するのは確実。韓国は外交戦略を間違えた



           
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◆雀庵の「常在戦場/109「世界は“文明の転換点”に」
“シーチン”修一 2.0

【Anne G. of Red Gables/389(2021/11/8/月】アンドレ・ジッドの作品は
『狭き門』『贋金つかい』くらいしか読んでいないが、産経2021/11/6
「私の本棚 事実を虚心坦懐に見る ジッド著『ソヴィエト旅行記』
ジャーナリスト 福田ますみさん」を読んでビックリした。ジッドは革命
後のロシアを訪れて共産主義思想のインチキ性を喝破した嚆矢の作家のよ
うだ。


<在日朝鮮人やその日本人配偶者が昭和30年代半ばから約25年、「地上の
楽園」とうたわれた北朝鮮に渡った「帰国事業」に関心があり、1990年代
に取材をしていました。北朝鮮が楽園でなかったことは昔から明らかでし
たが、帰国事業の取材で北朝鮮に行った多くのジャーナリストは体制を絶
賛していました。

同じころ、『ソヴェト旅行記』(岩波文庫、品切れ)、『ソヴェト旅行記
修正』(新潮文庫、品切れ)を読んで、「日本のジャーナリストに比べ、
アンドレ・ジッドはすごい」と思いました。

ジッドは1936年、ソ連に行き、その年に旅行記を発表しました。ソ連側は
体制にとって都合の良いところばかりを案内しましたが、ジッドは現実を
しっかりと見ていました。旅行記では、「ソ連以上に精神が自由でなく、
ねじ曲げられ、恐怖に怯(おび)え、隷属させられている国はないのではな
いか」と指摘します。

当時、ヨーロッパの知識人はファシズムへの警戒心もあって、政治的、イ
デオロギー的にソ連を称賛していました。旅行記に対しては、仏作家のロ
マン・ロランたちから猛烈な批判を受けます。すると、ジッドは翌年に刊
行した『修正』で、旅行記では出さなかったデータや統計を使ってソ連批
判を展開します。

このような作品を発表することによって、自分がいかにバッシングを受け
るかジッドには分かっていたでしょう。それでも、出した勇気はすごいと
思いますし、真の西欧知識人とはジッドのような人たちなんだなと感じま
した。

事実を虚心坦懐に見るのは難しく、つい色眼鏡をかけて見がちですが、
ジッドを見習い、自分が「ちょっとおかしいんじゃないかな」と思ったと
きに、発表する勇気を持ちたいと思っています。

◇ふくだ・ますみ 昭和31年、横浜市生まれ。専門誌や編集プロダクショ
ン勤務を経て、フリーに。『でっちあげ』で第6回新潮ドキュメント賞。
他の著書に『スターリン 家族の肖像』『暗殺国家ロシア 消された
ジャーナリストを追う』などがある>

WIKIで「アンドレ・ジッド」をチェックしたらこうあった。

<ジッドは1930年代に入ってからは、ソヴィエトへの共感を口にし始め、
共産主義的傾向を強める。しかし1936年、マクシム・ゴーリキーを見舞う
ために同国を訪れたジッドは『ソヴィエト紀行』でソ連の実態を明らかに
してスターリン体制に反対する姿勢を鮮明にした。左派から猛バッシング
を受けると、ジッドは翌年の『ソヴィエト紀行修正』(1937年)で前著に
対する批判に反論している。その後は反ナチ・反ファシズムを貫き、第二
次大戦前には反戦・反ファシズム世界青年会議名誉議長を務めた。

1945年にゲーテ賞授与。1947年にオックスフォード大学から名誉博士号、
同年ノーベル文学賞受賞。1951年パリで没。その著作は死後、ローマ教皇
庁により禁書に認定された>

ドーデモイイ話だが、ジッドが亡くなった日に小生は生まれた。小生が共
産主義叩き、アカ絶滅に夢中になっているのはジッドの生まれ変わりだか
ら、という伝説は・・・ムリか。閑話休題。

「ソヴィエト紀行」は日本でも物議をかもした。日共の独裁者、宮本顕治
の大スポンサーでもあった奥さんの宮本百合子は「文芸春秋」1937年2月
号でソ連に同調してこう寄稿した。


<『中央公論』の新年号に、アンドレ・ジイドのソヴェト旅行記(小松清
氏訳)がのっている。未完結のものであるが、あの一文に注目をひかれ、
読後、様々の感想を覚えた読者は恐らく私一人にとどまらなかったであろ
うと思う。

間もなく、去る一月六日から四日間、『報知新聞』の学芸欄に「ジイドの
笑いと涙」という題で、『プラウダ』が社説として発表したジイドのソ
ヴェト旅行記批判が、山村房次氏によって訳載された。

ジイドの旅行記と『プラウダ』の批評とは、その性質上、対立的なものと
して我々の前に現れているのである。今日の如き世界事情の裡に生きる一
人の日本の作家としてジイドの旅行記を読むと、ジイドが自身の作家的特
質倒れになって、結局新社会の存在が語っている歴史的現実を客観的につ
かんでいないことが感じられる、云々>

『ソヴェト旅行記』 はジッドとも懇意にしていた小松清(評論家・フラ
ンス文学者)の翻訳で1937年に岩波文庫から刊行されていたが、岩波は戦
後に日共に乗っ取られたから絶版になったようだ。今は光文社古典新訳文
庫や新潮文庫で入手できる。

新潮社PR誌「波」の「福田ますみ×中野信子・対談 人はなぜ嘘をつくの
か」から。

<たった一人の保護者の嘘で、教育現場が破壊されてしまう――悪夢のよう
な実話ノンフィクション『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』
(新潮文庫)『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教
師たちの闘い』(新潮社)を書いてきた福田ますみさんと、最新の研究結
果から、平気で嘘をついて罪悪感を持たない人の精神構造を分析した『サ
イコパス』(文春新書)がロングセラーとなっている中野信子さん。ノン
フィクションライターと脳科学者という、まったく異なる立場から「嘘」
をテーマに語り合ってもらった――

中野 そもそも人間の脳って、あんまり論理的にはできていないんです。
ちょっと頑張らないと論理的な考え方ができない。私たちの脳は二つのシ
ステムでできていて、ひとつが論理的に考える「遅いシステム」、もうひ
とつは論理的に考えず、感情で動く「速いシステム」です。前者は使って
いないと鈍りやすい上に、すごくエネルギーも使うので、普段はあまり使
いません。

福田 (「速いシステム」の犯罪者は)矢継ぎ早にセンセーショナルな嘘
をつくんです・・・>

小生は凄まじく「遅いシステム」で、おしゃべりができない、丁々発止の
会話ができない、カミサンに朝、何か聞かれても、即答できずに沈黙、よ
うやく夕方になって「〇〇の件だけれど・・・」と答えようとすると
「えっ、なに? そんなこと、私聞いたっけ?」、文字通りお話にならな
い。ところが、捨てる神あれば拾う神あり、記者稼業は取材で「聞き出す
のが仕事」だからメシが食えた! 

ポリティカル・コレクトネス、通称ポリコレ。リベラル≒アカが価値観を
異にする人々を叩く際の錦の御旗、「ええいっ、控えおろう、この赤星御
紋が目に入らぬか!」、印籠のようにしてポリコレを振りかざすが、それ
は「感情で動く『速いシステム』」の一つなのだろう。このポリコレ、元
祖は何とロシア共産党らしい。

<ブリタニカ百科事典に依ると、ポリティカル・コレクトネスという用語
自体は、1917年のロシア革命後に成立したマルクス・レーニン主義(ML主
義)の語彙の中に初めて登場し、当時はソビエト連邦共産党の政策と原則
の遵守を求める言葉として使用されていたという。

1934年には、ナチス・ドイツによる弾圧を報告したニューヨーク・タイム
ズの記事中で「すべてのジャーナリストは活動の許可が必要であり、許可
は『政治的に正しい意見』を持つ純粋な『アーリア人』にのみ付与され
る」(All journalists must have a permit to function and such
permits are granted only to pure ‘Aryans’ whose opinions are
politically correct. )との用例があり、この時点では「皮肉」として
用いられていたことが分かる。

用語の意義に変化が生じたのは1940年代後半で、ML主義が米国内で力を増
す中、アメリカ社会党の社会主義者が、アメリカ共産党の共産主義者に対
して「『政治的には正しい』が、党路線を遵守する余り、道徳的思想が蹂
躙されている」と非難を加える際に利用された>(WIKI)

奇しくも産経2021/11/5の「世界を解くE. ルトワック 環境主義者の真意
は“アンチ資本主義”」はポリコレ元祖のナチスへ先祖返りしたようなドイ
ツを危険視している。

<10月末に開かれた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の期間中、開
催地のローマに滞在していた。良い機会なので、まずG20の意義について
語りたい。


先進7カ国(G7)は高度に発展した民主主義同盟諸国の集まりであり、会
合を開けば問題の対処に向けた答えを導き出すことができる。他方、G20
も「重要な一等国」の称号を得た国々の集まりと見なされているが、実態
は全く違う。

G20の一部の参加国は行政能力を欠いている。自国外に影響力を持たない
国や真っ当な司法制度がない国もある。具体的な成果につながる本格的な
政策論議は期待すべくもない。


G20参加国のうち、環境分野での「英雄」と位置づけられているのはドイ
ツだ。脱原発政策を推進し、太陽光発電などの再生可能エネルギーを積極
的に導入しているためだ。しかしドイツは脱原発に伴う電力不足を補うた
め、不純物の多いリグナイト(褐炭)の石炭火力発電を2030年以降まで使
い続ける方針だ。

褐炭は欧州の大気汚染の主因となってきたが、ドイツが太陽光発電などに
熱心であるため大目に見られているのではないか。


しかし、ドイツは日照量が非常に少ないことで知られ、実は太陽光発電に
は向かない。同時にドイツは風力発電にも力を入れてきたが、環境への悪
影響を懸念する住民らの反対で苦境に立たされている(修一:鳥が衝突し
て死ぬとか景観が悪化するなど)。

環境問題に熱心な勢力に説得されて脱原発と風力・太陽光発電を進めて
も、結局はドイツのように石炭火力に頼らざるを得なくなる。一連の環境
関連の会合は、未熟な発電技術を政治判断で拙速に導入する事態に繋がっ
てはいないか

環境問題に熱心な勢力の表向きの主張は、気候変動を食い止めるために化
石燃料を使うのは止めようというものだ。しかし、その真意は「アンチ資
本主義」「アンチ経済成長」だ。ところが、そんな環境保護主義者たちに
対して世界各国の政府は「黙れ」という政治的な勇気がない。

温室効果ガスの削減を含む環境保護と経済成長の両立を目指す真の環境保
護主義者であれば、原子力(発電)を支持すべきだ。原発を推進するの
か、それとも経済成長を諦めるのか。世界は選択を迫られている>

昔ナチス、今環境ナチ、ヒトラーやマルクスを生んだドイツの「私は正義
病」は宿痾のよう。頭がいいのだが「多様な言論、思考を容認する=自由
民主人権法治」を受け入れられずに再び三度発狂暴走、自滅するか。夏彦
翁曰く「正義はやがて国を亡ぼす」。


私見だが、GDP成長率をー1〜+2%とかに抑える必要はないのか。1990年
代からのアナログからデジタルへの革命的な大イノベーションは、米国が
最先端軍事技術を民間、世界に開放することから始まった。今やIT技術は
目まぐるしいほどの勢いで進み、まるでスクラップ&ビルドで地球にも生
物にも負荷が巨大化しているように見える。


明治維新から1995年あたりまでは、10年間、一所懸命に頑張って技術を身
につければ基本的に30年間は食えたのである。今は必死で最先端を追わな
いと置いてけ堀、それが人類の発展なのか。優秀なリーダーの異常な報
酬、一方で生活保護受給者の増加・・・上も下もそこそこ穏やかに暮らせ
る、かつての日本式の1億総中流社会、それを理想としてはどうか

国際競争に遅れを取る、それは避けたい・・・という気持ちは分かるが、
だからこそ世界が全体として「過度な発展は抑止する」という価値観を共
有しなければならないだろう。コロナ禍で各国とも国際往来は激減した
が、この際だから気の合う国同士で経済ブロックを組んで、他のブロック
との貿易や交流を抑制した方がいいのではないか。

500年前の大航海時代からの列強による先住民制覇、それに伴う大虐殺、
疫病蔓延、文明破壊、植民地化・・・国際往来は多いよりも少ない方が地
球にとって健全ではないか。今、世界中の観光地はガラガラだろうが、コ
ロナ禍による旅行制限で落ち着きを取り戻したのではないか。それ以前の
観光公害のような状況に戻さないという選択肢もあるだろう。

イケイケドンドンを続けて人間は果たして幸せになるのか、幸せとは何な
のか・・・じっくり考える時期、「文明の転換点」に来たような気がする


━━━━━━━━━━━━


◆RCEP優位への戦略

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月5日(金曜日)
通巻第7108号  <前日発行> 

 中国のTPP加盟申請の裏の狙い秩序攪乱、RCEP優位への戦略
  そもそもTPPの厳格な条件の凡てを欠格している中国はおこがまし
くないか

 中国がTPPに加盟申請したニュースに、麻生財務相(当時)は、「条
件が厳しいのに?」と一言。また多くの日本の政治家は台湾の加盟申請は
「歓迎する」と答えたのは、じつに印象的だった。

 TPPが要求する条件とは、
 ●データに関しての知的財産権の保護
 ●電子商取引では、外資企業にサーバーを自国内に設置を義務づける 
 ●ソフトウエアの設計図であるソウスコードの開示要求禁止
 ●外資企業への技術開示要求や土地の不当収用を禁止
 ●サービス分野では金融機関の出資規制ならびに小売店の出店規制緩和
 ●通関の時間短縮。書類の電子化
 ●強制労働の撤廃、労働者の権利確保
  これらいずれの条件を中国は満たしていない。つまり中国が申請資格
を欠格しているのは明らかである。

 過去二十年近く、中国はWTOに加盟して、特権的条件期限をすぎて
も、白註堂々の違反を繰り返してきた(当初、15年間を中国は特恵条件
を与えられたが、すでに期限は過ぎたが、「中国は未だ発展途上国だ」
と、開き直っている。
 第一に政府補助金の上限を軽々と破った。太陽光パネル、風力発電で、
中国政府は膨大な補助金をつけた。
 第二がダンピング輸出である。鉄鋼、造船において、日本は価格競争に
敗れ、高炉停止など甚大な被害を被った。

 TPPは米国が言いだし、オバマ政権の唐突な要求も、日本政府は前向
きに進めた。理由は「中国を除外する貿易協定」だったからだ。
ところが、途中で米国がTPPを降りた。

 二階に上がって梯子を採られた格好となったが、日本は米国も、いずれ
再加盟するというかすかな希望の元に11ヶ国で発足させた。TPP11
は、日本、豪、NZ、カナダ、ペルー、チリ、メキシコ、シンガポール、
ブルネイ、ベトナム、マレーシアである。
 ここに英国が参加を準備している。

 そして、中国と台湾がTPP加盟を申請したというわけだ。どうみても
攪乱が目的であり、しかも台湾加盟を阻止するために中国首脳はシンガ
ポール、ベトナムに習近平主席が直々に電話をかけた。
王毅外相はメキシコ、マレーシア、ブルネイ外相と電話会談。個別撃破を
狙っている。なぜならTPPの加盟は全加盟国一致という条件があるからだ。


 ▼RCEPには米国もインドも加わらないゾ

他方で、中国主導のRCEPは、2022年1月に発効することに決
まった。
 RCEPは、日中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)など15か国
が署名した地域包括的経済連携協定。批准手続きを終えた日本や中国など
10か国で先行発効する。
 関税撤廃品目は環太平洋経済連携協定(TPP)には及ばないものの、
91%に上る。

 日本のメディアは前向きに報道しており、中国への批判が殆ど聞かれな
い。インドの不参加理由についても、掘り下げた議論がない。
 
 しかし、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードの開示要求禁止な
どは盛り込まれておらず、中国有利なルールとなっている。
 先行する10か国は日中、豪、NZ、ブルネイ、カンボジア、ラオス、
シンガポール、タイ、ベトナムである。

 残る五ケ国は国会などで批准に関する手続きが終わり次第、追加で発効
することになる。RCEP域内の2019年の人口は約22・7億人、同
年の国内総生産(GDP)は約26兆ドル 

     
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆ 
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 中国の核弾頭、2030年までに1000発保有
  「不安定な時代が40−50年つづくことになるだろう」とミラー統
幕議長
**************************

 ペンタゴンは見積もりを大幅に情報修正した。
「中国の核戦略はわれわれの想定を遙かに超えるスピートで増強されてお
り、現在の推定で350発。2027年には700発に倍加し、2030
年にはおそらく中国軍の核弾頭数は1000発となる」と驚くべき警告を
だした。

 2020年のペンタゴン見積もりでは、200発以下と推定されていた
から、想定より四倍の速度で核戦略が拡大し、アメリカ優位という核バラ
ンス理論は崩れ去ることを意味する。

 ミラー統幕議長は、「不安定な時代が40−50年つづくことになるだ
ろう」とし、「DF31,DF41の格納、発射基地などの工事が拡大し
ており、大規模なミサイル基地の規模からも想定できる」と述べた。また
過去の推測を修正し「向こう二年以内に、中国は台湾攻撃能力をもつだろ
う」とも指摘している。

 こういう状況下だが、日本のメディアはあいかわらず些末な議論に終始
し、総選挙でも外交防衛が争点にはならなかった。
           
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)貴誌7100号に「中国・ロシア国境の黒河、甘粛省の蘭
州など、いきなり都市封鎖──  デルタ株感染者が数名、突然のロックダ
ウンは過剰予防か、それとも?」とあって、この異常な対応ぶりに対し
て、宮崎さんは「何かおかしくないか?」と疑義を呈されました。
 いま、都市封鎖が中国では拡がっています。また何かを隠蔽しているの
では?(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)上海ディズニーランドを突如、二日間閉鎖し、入
場者全員に検査を施すなど、異常です。
中国国内における感染の急拡大が伝えられ始めました。
日本は受け入れ緩和方向ですが、こちらも問題ではない  かと思います。

  ♪
(読者の声2)貴誌7104号「クリスマス・クランチ」に関してです
が、NYでは職員がワクチンを打った証明がないと職場復帰にならないと
いうことで、NYの街はゴミ回収ができず、ゴミの山。そこへBLM騒動
のつづきで民主党の黒人候補がNY市長に当選です。
NYは好きな街ですが、先行きが暗いですね。
(DD生、横浜)
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