2021年11月23日

◆【変見自在】貴方ならどうする

高山 正之

 「君、米国人と言える米国人などいないのだよ」と岡崎久彦氏は言って
いた。

 個人主義が尊重され、みな違った思考をするからほどの意味だと思う
が、どうして、これが米国人だと言える米国人はいる。

 まず米国人は悪知恵に長ける。これは起源である英国人の資質だが、そ
れを色濃く持つ、出藍の民だ。

 加えてやたら要らぬお節介を焼く。声もでかい。それが米国人の形だ。

 彼らはどこかの国を取ると、そこを占領したのではなく民主化のお手伝
いをした風に装う。その道具立てが「自主憲法」になる。

 キューバを占領したときも、パナマをコロンビアから分捕ったときも、
フィリピン人40万人を殺して植民地にしたときも、仕上げは憲法制定だった。

 キューバでは「外交は米国に預ける」と明記している。書いたのは米国だ。

 日本占領時も同じ。真面目で正直で、それでいて強い日本に米国は手を
焼いた。

 だから二度と軍事強国にならないよう憲法に軍隊の放棄を明記した。

 GHQは戦後日本を仕切ったが、目的は一つ。日本の弱体化だった。

 中絶は望ましい。共産党はいい政党で、朝日新聞もいい新聞だと嘘ばか
り吹き込んだ。

 パン給食もいいと言ったが、あれは生産過剰の小麦を日本に買わせるた
めだったとジョージ・マクガバンが後に自供している。

 そしてお節介が続く。日本では母親が赤ちゃんの添い寝をする。それが
駄目だと口に出してきた。

 赤ん坊は生後1年以上植物状態だから添い寝したって意味がない。むし
ろ危ない。だから「産院では米国式に母子別室にしろ」と命じた。それで
不幸な子の取り違え事故が続いた。

 しかし後に「乳児は植物状態」は間違いで、日本式に母の心音を聞いて
育つと情緒が豊かになることが裏付けられた。

 GHQは日本の死刑のやり方にも口を出した。

 日本は戦前まで死刑執行当日の朝に死刑囚に通告し、そのまま執行室へ
と連れていく方式だった。

 朝日新聞記者でソ連のスパイだった尾崎秀実は「午前7時過ぎ、執行を
告げられ、同8時51分、絶命した」(松本慎一)。

 対して米国では1カ月前に執行が公表され、本人は処刑場のある施設に
移されて夜も監視下に置かれる。

 最期の日は家族と一緒に過ごし、一人だけの夕食を取って、真夜中の午
前零時1分の執行を待つ。

 最後の晩餐となる夕食はプライム・リブとか自分の大好物を頼める。

 33人の少年を殺したジョン・ゲーシーはフライドチキンとダイエット
コークだったという。

 米国は事前通告、日本は即日方式だが、なぜか法務省は戦後になって事
前通告するようになった。

 法務省は語らないが、GHQが抜き打ちは非人道的とか言い出した。い
や事前通告の方が酷と日本が抵抗したが、添い寝と同じ。GHQに寄り切
られたらしい。

 予想通り、通告は死刑囚を大きく揺さぶった。

 見ていられないほど憔悴し、あるいは自暴自棄になって大暴れする。

 殺される日を待つのは確かに耐えられない恐怖があるのだろう。

 で、法務省は「数日間」を1日縮め、さらに2日縮めて昭和50年には執
行前日まで縮めた。恐怖は一晩だけという親切心だったのだろう。

 ところが同年10月、福岡拘置所で翌日執行を伝えられた死刑囚が夜、耐
えられずにカミソリで手首を切って自殺してしまった。死ぬほど怖かった
らしい。

 以降、法務省は戦前方式に戻したと聞く。

 実際、3年前に処刑された麻原彰晃も当日朝食後に通告され、教誨室で
遺体の引き渡し先を告げて処刑台に立った。

 通告時間もほとんど尾崎秀実の時と変わらない。

 大阪拘置所の死刑囚2人が大阪地裁に「当日告知は違憲」と訴えた。

 異議申し立てができないという趣旨だが、ではそのために1カ月前から
指折り数えて待つつもりか。


高山正之氏の本紙連載が、文庫になりました。

『変見自在 習近平は日本語で脅す』(定価605円)絶賛発売中。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 松本市 久保田 康文 採録




━━━━━━━━━━━━


◆民主党とメディアの敗北
Andy Chang

AC 論説No.870
昨日19日、ウイスコンシン州のキノシャ市(KInosha、WS)で行われた裁判
で、検察が殺人罪のその他の
5件で起訴した18歳のKyle Rittenhouse(リッテンハウス)は、12人の陪
審員4日の審議と討論の結果、
5件全てに無罪判決を下した。

この案件は元々殺人事件ではなく左翼対右翼、バイデン対トランプで、サ
ヨク側がでっち上げた事件で
ある。12人の陪審員が無罪判決を下したあと、バイデン大統領は「陪審員
の無罪判決では仕方がない」
と述べたが、ニューヨークのクオモ元州長とデブラジオ市長は判決に失望
と不満を述べた。ハリス副大
統領も判決に不満を表明した。

この案件で約二週間の間キノシャ市の法廷前でリッテンハウス有罪を叫ん
でいた左翼グループは無罪判
決で完全に失望し解散した。ニュース報道のあと、午後から夜にかけて裁
判が行われたキノシャ市、ブ
ルックリン、シカゴ、サンフランシスコ、オレゴン州ポートランドなどで
数百人の左翼グループの抗議
デモが起きたが、ポートランドで商店や車のガラスを割った事件の他は暴
動にならなかった。

裁判の経過はテレビで見ることができるので検察側の起訴理由が一つ一つ
否定された経過は多くの人が
知っていた。だがしかし、この案件はもともとバイデンとトランプの選挙
弁論で、バイデンがリッテン
ハウス少年(当時17歳)を白人至上主義者と誹謗したこと、そして選挙運
動でリッテンハウスが鉄砲を
持っている写真を使って白人至上主義者を攻撃したことからエスカレート
したのである。CNNやMSNBC
のキャスターが事実でない嘘を報道し続け、判決の前から有罪を宣伝して
いたのである。


事件の起こりは2020年8月25日にキノシャ市で警察がある黒人を射殺した
ことでBLMとAntifaのグループ
が暴動を起こし、暴動に反対する極右団体に加わっていたリッテンハウス
が暴徒に追われ、攻撃されて
自衛のため3人の攻撃者に銃を発射し、一人が負傷、二人が死亡した事件
である。多くの黒人は今でも黒
人が殺されたと思っているが実際には3人とも白人であった。腕に負傷し
た白人は、路上に押し倒された
リッテンハウスに彼が拳銃を突きつけたからリッテンハウスが発砲したと
証言した。検察側の証人が被
告の正当防衛を証言したのである。このほか検察のあげた有罪証拠は皆否
定された。

事件がエスカレートしたのは事件が発生した一ヶ月後、9月30日のバイデ
ンとトランプの選挙弁論会でバ
イデンがトランプを「白人至上主義者を擁護している」と攻撃し、トラン
プが証拠を出せ、極右翼団体
の名前を言えと言った時にバイデンがProud Boysの名前をあげ、リッテン
ハウスがこのグループである
と言ったのである。しかもその後の選挙宣伝ツイッターでリッテンハウス
が鉄砲を持った写真をトラン
プ支持者とし使ったのである。

バイデンは黒人票を得るためトランプは白人至上主義者だと決めつけた。
バイデンが当選したあと、検
察はリッテンハウスを白人至上主義者で暴力団隊の一因と見做して訴訟を
起こしたのだった。しかし
リッテンハウスがProud Boysの一員である証拠はないし、Proud Boysが暴
力組織である証拠もない。検
察は事件当時のビデオや証言を多く集めており、彼を起訴する理由は薄弱
だったと知っていた。おまけ
に裁判の途中で検察が被告に有利なビデオを隠して提出しなかった違法行
為も暴露された。つまり検察
側の起訴理由はでっち上げだったのだ。

バイデンが黒人を擁護し白人至上主義者を攻撃した過去があるから、今回
の無罪判決でも多くの黒人た
ちがリッテンハウスは白人至上主義者だと思い、法廷が白人側に立ってい
るから無罪だったと信じてい
る。そして判決が降りたあとでもCNNやMSNBCなどの左翼メディアは判決に
不満、法廷は白人の味方、
裁判官も白人の味方だと思っているのは黒人やサヨクに洗脳された若者た
ちである。

ところがSchroeder裁判官は民主党員である。しかも彼は判決を下さず12
人の陪審員に任せた。陪審員が
4日かけて討論し、全員一致で無罪判決を下したのである。だからメディ
アやサヨクが法廷や裁判官は
白人の味方だというわけにいかない。左翼側は陪審員が判決不能(Hung
Jury)と発表したら上告するつ
もりだった。しかし12人の陪審員が全員一致で無罪判決を出したので上告
できなくなった。

それでもサヨク、民主党、メディア、Antifaなどは街頭の抗議デモの他に
フェイスブック、ツイッターな
どで法廷は白人至上主義だと言い立てている。今日のフェイスブック、ツ
イッターでは99%が法廷は
白人至の味方だ、判決不公平だなどと書き、裁判が公平と書いたメールは
ない。フェイスブック、ツ
イッターなどが左翼の言論発表しか扱わない証拠である。

無罪判決で左翼が完全に敗北したあと被告側はどうするか。被告は無罪だ
からこれまで彼を批判、攻撃
したCNN 、MSNBCなどを名誉毀損で告訴するだろう。バイデンが彼を白人
至上主義者だとツイッター
で宣伝したことでも告訴することができる。昨日の判決の後バイデンが
「陪審員の判決なら仕方がな
い」と述べて「判決に同意」を表明したのは彼が告訴されないよう予防線
を張ったと見るべきである。

Alan Dershowitz名誉教授はリッテンハウスにはバイデンや多くの批判者
を告訴する権利があり、告訴す
べきだと述べた。左翼対右翼のドラマは第三幕に入ったところだ。


           


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◆蔡英文総統が出席し就労式典

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)11月20日(土曜日)弐
通巻第7123号  

台湾空軍、F16vジェット戦闘機を141機体制へ
  嘉義空軍基地で、蔡英文総統が出席し就労式典

 11月18日、台湾中部にある嘉義空軍基地は緊張した雰囲気に包まれ
た。蔡英文総統が基地に現れたのだ。
 米国から引き渡されたF16vが64機勢揃いし、厳粛な就役式が行われ
た。式典ではテスト飛行のほか、軍事基地に新鋭の兵器が展示された。

 敵対する中国軍は台湾対岸の基地におよそ1600機の戦闘機と350
機の爆撃機を配備し、連日のように台湾の防空識別圏に侵入している。こ
のため、台湾に軍事緊張をもたらした。

 台湾空軍は米国がパパ・ブッシュ時代から最新鋭戦闘機を引き渡して呉
れないために、業を煮やして、フランスのミラージュ戦闘機を導入する一
方で、自国の「経国号」を開発してきた。
トランプ政権になってから最新鋭F16vの引き渡しが正式に決まったので
ある。トランプ前政権は台湾防衛に積極的だった。

 このF16は高性能の新型「v型」と呼ばれ、AIMミサイル、サイド
ワインダーなど最新武器、GPU誘導弾も搭載、自動判別による航行にく
わえGPSの最新型を搭載している。同時に20の標的にミサイル発射が
可能なスグレモノ。

 とはいえ、アメリカのF22,F35やロシアのスホイ57,中国の殲
20と比較するとレベルはやや低いとされる。
 台湾空軍は2023年までに合計で141機のF16V体制とする。
  
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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  ♪
(読者の声1)PB様のトロッキーの評論を興味深く読みました、。
 1.ロシア革命について
 これは共産主義者ではないレーニン、トロッキー、スターリンが、マル
クス主義を看板にして、政権を奪い、個人独裁をしたものとみています。
彼等はマルクス主義の虚構性を初めから知っていました。スターリンの書
斎にあった資本論は2、3ページ読んだ後があるだけと言います。ソ連など
初めから無かったのです。
 2.毛沢東の理解
 毛沢東は一九六六年、人民日報で「マルクス主義は入り組んでいるが、
一言で言えば破壊だ」と喝破して、あの「造反有理、革命無罪」をスロー
ガンに紅衛兵の恐怖の文革が始まりました。彼も共産主義の虚構性を知っ
ており、専ら資治通鑑などシナの古典を読んでいました。このため彼は当
初モスクワ派からリンゴと呼ばれていました。外が赤いが中は白いです。
しかし長征中に共産党を乗っ取り共産党を彼の私党にしてしまいました。
 3.終末論
 ロシアでマルクス主義の宣伝が効果的だったのは、キリスト教の終末論
がロシア正教により広く信仰されていたからと思います。マルクスの唯物
史観は終末論のすり替えだったからです。著明な神学者のブルトマンは次
のように述べています。「マルクスの唯物史観はキリスト教の終末論を世
俗化したものという主張はけだし名言である。キリスト教の神と悪魔の二
元対立を真似たものが資本家とプロレタリアートの対立であり、キリスト
教の原罪の代わりに資本主義の利益追求を人類の罪としているのである」
と述べています。
 4.トロッキー
 トロッキーは、有名ですが政治的にはスターリンに劣り、党権力を奪わ
れ、次々に追われて最後はメキシコで保護されました。しかし、彼の秘書
の女性の愛人がスターリンの刺客で、独ソ戦の始まる直前にアイスピック
で頭を刺されて死亡しました。彼はスターリンにより息子や孫まで殺さ
れ、左翼運動の世界に絶望していました。
 トロッキーの名言に「人間が戦争を忘れても、戦争は人間を忘れない」
があります。この人間を日本人に言い換えると、今の日本にぴったりです。
(落合道夫)



  ♪
(読者の声2)(承前)『トロツキー 「ロシア」革命の主な原動力とし
て』 全9章
http://rus-sky.com/history/library/trotzky.htm
 第2章
 このことは、1905年の革命で確認することができる。サンクトペテルブ
ルクでは52日間、「労働者代議員会」という形で最高の革命力が存在して
いた。この
頃のレーニンは、新聞「ノーヴァヤ・ジズン」の執筆で忙しく、このソビ
エトには参加していない。一方、トロツキーはこれらのソビエトの舞台裏
で最高の思想家として活躍し、ライバル紙「ナチャロ」を発行していた。
1917年以降、教育大臣に就任し、ロシアの若者の士気低下と堕落に尽力し
た著名なユダヤ人知識人ルナチャルスキーも、1905年のソビエトのメン
バーでもあった。レーニンの前で誰かが『クラスタリョフの星が回ってき
た』と言ったのを覚えている。今日、ソビエトではトロツキーが権力を
持っている。レーニンは一瞬暗くなり、そして言った。
「いいだろう、トロツキーは不断の努力でこれを達成したのだから」

 以上は、トロツキー=ブロンシュタインが、1905年にはすでに、ロシア
革命の主要な知的勢力であったことを示している。あなたは、この共産主
義革命
運動全体が、同じ人々が主張しているように、人口の最も貧しい層から成
長したものではないということに、次第に気付き始めた。トロツキーの同
様の発言
は、トロツキーが後に証明しようとしたように、レーニンと友好的な関係
ではなかったことも示している。トロツキーの新聞「ナチャロ」は、レー
ニンのものよりはるかに人気があり、毎日50万部売れていた。誰がレーニ
ンやトロツキーに新聞を作るための資金を与えたのか、それが問題なの
だ。当時、ボリシェヴィキは、自分たちが銀行強盗でお金を手に入れたと
言われていることを、国民に懸命にアピールしていた。(日本の共産党は
バカ正直に銀行強盗までしたのですね)
 しかし、ロシアの共産主義者や破壊者たちは、当初から無限の資金を
持っていたことがわかる。ヨーロッパを漫然と歩き回っている革命家が、
「生活が貧しく、通常の労働で生計を立てなければならない」と愚痴って
いるのを聞いたことがあるだろうか。後にそれを実行しなければならなく
なったのは、白人の将校たちだった。
 「シオン長老の議定書」と呼ばれる世界的に有名な文書を始めとして、
ユダヤ人の誇大妄想の犯罪集団が、タルムードの夢であるユダヤ人の世界
支配を宗教
的な熱情をもって実行していることを示す本は、すでにかなりの数に上っ
ている。この一団は、世界の銀行システム、通貨、金を支配することで、
世界支配を
行っている。その結果、彼らはいわゆる「自由民主主義」の政府を完全に
コントロールしている。このユダヤ人銀行家の犯罪集団は、その犯罪代理
人の活動に資金を惜しまず、その代表的な例がレオン・トロツキーであ
る。彼らがいつ、他の大勢の犯罪傾向のある人たちの中からトロツキーを
選んだのかを判断するのは難しい。『自叙伝』から判断すると、トロツ
キーが最初に秘密組織と接触したのは、彼が最初にイギリスに滞在した時
である。

 そして、ロシアが常に大英帝国の悩みの種であったことを、常に念頭に
置かなければならない。ロシアがアメリカにアラスカを売るように仕向け
たのは、
イギリスのエージェントであることは間違いない。パーヴェル1世の暗殺
やデカブリストのフリーメーソン陰謀に資金を提供したのは、秘密支配者
ロスチャイルドを擁するイギリスであった。パーヴェル1世はナポレオン
と同盟して、インドに進軍しようとしていた。パーヴェルの暗殺を計画し
たイギリスは、自らインドとアフガニスタンに進出した。ロシア人の永遠
の目的である、イスラム教のイスタンブールを占領し、正教のコンスタン
ティノープルに変えることは、常に激しい抵抗に遭っていたが、まずはイ
ギリスであった。

 このような理由から、「ロシア」の革命家たちは自由にヨーロッパに行
くことができ、ビザも問題にならなかったのである。革命家たちは、大げ
さに言えば、ロンドン警視庁の保護の下で生活しており、誰も彼らに対し
て悪口を言ったり、指一本動かすことはできなかった。1917年の時点で
は、ロンドンには暴徒全員を逮捕する時間が十分にあったが、そうしな
かったのは、まさにロンドンには正反対の任務があったからである。
 ロンドンは当時、世界の金融の中心地であり、パリには世界のユダヤ人
の頭脳が集中していた。しかし、ロシア、そして世界にユダヤ人の専制政
治を確立することを自らの手で行ったのは、ユダヤ系のイギリス人金融界
の大物たちであった。これらのユダヤ人財閥は、革命家たちをよく見て、
最も有能なリーダーを選んでいた。彼らは、ロシアが世界で最も豊かな国
であり、いずれはアメリカをも凌ぐ大国になることをよく知っていた。

 それに、仕返しをする理由は他にもあった。19世紀半ば、イギリスのロ
スチャイルド家は、すでに完全に支配下にあった大英帝国にとって、アメ
リカは十分
に脅威となる年齢になったと判断した。彼らは、アメリカを少なくとも北
と南の2つに分けようと考えた。この目的のために、イギリス、フラン
ス、スペインの軍隊がすでにメキシコに上陸していた。しかし、皇帝アレ
クサンドル2世は1863年にリンカーン大統領に海軍を派遣し、アメリカの
分割を阻止した。バルチック艦隊がニューヨークに、太平洋艦隊がサンフ
ランシスコに立っている間は、西欧列強はアメリカを攻撃するリスクを負
わなかった。

 ユダヤ人であるハザール族がロシアの町や村を荒らしまわった1000年前
にさかのぼって、ロシア人のユダヤ人に対する憎しみをたどる必要はな
い。ロシア人は常にユダヤ人をキリスト殺しと見なしてきたと言えば十分
だろう。したがって、国際的なユダヤ人マフィアは、私の祖国とその支配
階級を破壊することに二重の関心を寄せていたのである。
 若き日のトロツキーは、わずか20代前半で国際マフィアの目に留まった
ようだ。彼がロンドンに着くやいなや、革命家を名乗る傭兵の犯罪組織の
リーダー
の一人になったのは、そうとしか説明できない。1905年以降、親分とトロ
ツキーの結びつきがより緊密になっていったのは間違いない。サンクトペ
テルブルク・ソビエトの責任者として、彼は極めて積極的な行動を示し、
それは主人の望むところであった。それはまさに、ロシア国内の犯罪組織
を国民の血祭りに上げるための計画だった。トロツキーは、無血開城を説
くすべての政党に猛烈に反対した。それによって彼は、自分こそが世界を
災厄に陥れるだけでなく、ユダヤ人の悪事をすべて、無慈悲に復讐するこ
とができる悪党であることを示したのである。
 トロツキーは、そのキャリアの初めから、世界革命を主張することをや
めなかった。彼にとって、マルクス主義は常に異端者の虐殺であり、社会
主義は常に強制収容所であった。トロツキーの理想は、自分の周りに子分
たちを配置して、残りの人々の虐殺を実行することだった。トロツキーの
永久革命論とは、永久的な、それも止むことのない、恐怖の理論を意味し
ているに過ぎない。なぜなら、トロツキーは、まだ人間の魂の残り香を
持っている人々が、常に自分に対抗してくることをよく知っているからで
ある。

 トロツキーのような男は、大金を持っていれば、遠くまで行くことがで
きる。トロツキーの師匠たちは間違いなくそれを見抜いていたし、だから
こそ彼は
生涯お金に不自由しなかったのである。彼はいつも彼らのお気に入りの生
徒だった。それは、トロツキーがツァーリ政府から2度目のシベリア追放
を受けた時にはっきりと現れた。彼は、亡命先に着いた途端、すぐに逃げ
出してしまった。しかし、それだけではない。脱走した彼は、自分が投獄
されたばかりのサンクトペテルブルクにも向かっている。これは決して勇
気のあることではない。彼は、自分の持っているお金があれば、どんな役
人でも買収できることを知っていたのだ。
 トロツキーがヨーロッパの陰謀家の中で力を持つようになったことは、
2度目の訪欧直後に明らかになった。彼はヨーロッパを自由に飛び回り、
経験豊富な労働組合や労働者のリーダーに講義をした。それと同時に、彼
は多くの新聞や雑誌の特派員としてリストアップされていたのである。
 第一次世界大戦が勃発したとき、彼はオーストリアにいた。警察はロシ
ア人を逮捕して、戦時中は収容所に入れていた。しかし、トロツキーは警
察から一刻
も早く出国するよう警告された。未完成の本や原稿、蔵書をすべて捨て
て、パリに向かった。興味深いことに、物が無くなったわけではなく、ト
ロツキーがロシアで政権を取った後、オーストリア政府によって全てが返
還されたのである。パリに到着した彼は、すぐにメンシェヴィキの指導者
マートフ(本名ツェデルバウム)が発行する新聞「ナシェ・スローヴォ」
の編集者となる。そこから彼はスイスのツィンマーヴァルトに向かい、そ
こで第3共産主義インターナショナルが形成され始めたのである。
 トロツキーは次のように述べている。
「レーニンに率いられた革命派と、代議員の大多数を占める平和主義派
(1915年9月5日から8日までのツィンマーヴァルトでの会議)は、共通の
マニフェスト
を作成するのは困難であるという点で合意し、その草案を私が作成し
た....。レーニンは極左の立場にいた。ほとんどの問題で彼は少数派で
あった。私が正式には所属していなかったツィンマーヴァルト極左派との
関係でも、いくつかの問題で近いものがあった」。この段落は、トロツ
キーが特別な立場にあり、どの政党に参加するかを選択するかしないかを
自由に感じていたことを示すためにわざわざ選ばれている。それは、彼が
後になりたいと思っていたようなレーニン主義者ではなかったことを端的
に示している。(続く)
  (PB生、千葉)



  ♪
(読者の声3)テスラ礼賛。一年ほど前に予約していた衛星からのネット
通信を始めた会社、STARLINK社の小さな丸いアンテナが届いた。
全てがすでに繋がっており、電源をつなぐだけで、アンテナは自分で空の
適度な位置を探す。まだベータの段階だが、将来世界の全ての場所で、高
速でしかも遅延性の少ない(間、抜けでない)交信ができる。
4万の小さな衛星を地球の近くに張り巡らす。当初5万円、月1万円。使い
放題。この運営には極めてコストが安く、大変儲かるが、その利益は全て
「火星基地建設」に使う、という。全ての衛星の打ち上げはSPACE・Xが担
当する。
つまりその費用は誰よりも格段に安いので、これも全世界独占となる。こ
れを総括するのがマスク氏である。
 テスラの社員が内訳話をしている。数千、数万の社員を持つ大会社組織
であるが、その運営が、既存のいかなる組織とは異なる。全社員、研究
者、工員、CEO, などがそれぞれ自分の責任と判断で直ちに実行できる。
全ての社員が、直接、許可なしにマスク氏に進言する、それを阻害した者
は直ちに解雇されるなど。従来の縦割り、情報、命令の縦の階級ごとの、
判断、承認、拒絶、などの審査、軍隊組織のような、批判、合議の排除、
などの仕組みとは違う、いわば別の生物形態に進化した。
 その結果、車の製造過程でも、改良が継続的に加えられる。3−5年に
一度の「新型」ではなく、同じ年の車でも、多くの改良された色々な「新
型」が生産されている。このような継続的な改善はソフトウエアでは当た
り前になっているが、テスラだけが物理的な製造工程で行われている。
トヨタが現場の声を尊重するが、それを高速に改善した。工程だけでな
く、客からの声、不満、などの情報全てを瞬時に社員全員にスマホで常に
送られるので、自分の担当する部品の改善の必要性・関連性をも把握できる。
 例えば、生物が熱いヤカンに触れば瞬時に、反射的に避ける。それは多
くの細胞、神経などが情報、解析、反応、行動を速やかにする、よって怪
我、死を避けうる。そのような生物的な運営・改善の仕組みがテスラには
出来上がっている。
誰もが、あたかも最高責任者であるかのように行動するよう義務ずけら
れ、良い成果は直ぐに評価される。
つまりやり甲斐のある楽しい仕事がテスラにはある、故に優秀なあらゆる
種類の人材が集まる。こんな乱暴な人事は、年功序列、多種の中間管理
職、無能な管理職、劣化した社員、内向き下向き後ろ向き、今だけ金だけ
自分だけ、天下り先確保、では日本企業・官僚は受け入れられない。そん
な過酷な「正直な努力者が勝つ」未来が始まった。 
https://www.youtube.com/watch?v=9bUKN4t0hD8&list=PLkLRBLia2E6UYWLGqMtUfVCiOVk-fchfI&index=6
 (在米のKM生) 
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