櫻井よしこ
日本ルネッサンス 第977回
11月15日、バイデン米大統領と習近平国家主席がオンライン首脳会談を
行った。その翌日、ホワイトハウスは、両首脳が核の軍備管理に関する交
渉開始の可能性を探ることに同意したと発表した。
安全保障問題担当大統領補佐官のジェイク・サリバン氏も「両首脳は戦略
的安定性に向けて前向きの議論を開始することで合意した」「ここから如
何に生産的な方法で進めていくかを考えるのが我々の責務だ」と、ブルッ
キングス研究所で語っている。
万が一実現すれば、15日の首脳会談の唯一の成果となる可能性もあると、
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)が報じたが、米中
間で核軍縮が進むとは到底、思えない。
オバマ元大統領もトランプ前大統領も核の管理について中国と話し合おう
と提案した。しかし中国は耳も貸さずに拒絶し続けた。バイデン氏が中国
を核軍縮や核管理の場に引き込めるとは思えない。
先述の情報が公にされた経緯を知れば、この話はバイデン氏の希望的観測
が空回りしているだけという厳しい現実が見えてくる。オンラインの首脳
会談でバイデン氏がこの件を持ち出し、習氏がそれならば高官を手当しよ
うと応じたというのだが、そこから先の進展はない。会談後の会見でも中
国側は触れていない。
参議院議員で、現在自民党外交部会長を務める佐藤正久氏が語った。
「中国は核軍縮に応じる気など全くないでしょう。米ソ(米露)が核軍縮
交渉をしたのは、両国がほぼ同じ数の核兵器を持ち、パリティ(均衡)が
生まれたからです。中国はそこまで行っていません。核削減とは反対に、
2030年までに現在の350発から1000発まで増やしたいと、国運を賭けてい
るのですから」
元防衛大臣の小野寺五典氏も次のように語った。
「現在、核の軍備管理で話し合いの場を持っているのは米露両国だけで
す。中国は決して加わりません。それだけに本当に中国が参加するのな
ら、非常によいことだと思います。しかし、彼らが核の管理や制限を話し
合う場に入ってくるのか、疑問です。たとえ交渉に応じるとしても中国は
交渉や協議の形で時間稼ぎをしますから、要注意です」
ワシントンを攻撃可能
防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄氏は両首脳の思惑はかけ離れてい
て、意思疎通がうまくいっていないと見る。
「中国側の態度を見ると米国の目的を理解する気はないと思わざるを得ま
せん。習氏は単に聞き置いたのでしょう。バイデン氏はオバマ元大統領と
同じく核のない世界を目指すとしていますが、現在、米国が直面している
事態は、そんな余裕など持ちようもないほど、本当に切迫したものなのです」
今年7月、中国が内陸部に核ミサイルを格納するサイロを300も建設してい
ることが米国の偵察衛星で明らかになった。約800平方キロメートルの広
大なサイロフィールドが2か所あることも判明した。中国が建設中のサイ
ロの数はすでにロシアのサイロ数を上回っているという。米国でさえサイ
ロは500しかない。中国の300という数は大きな驚きだった。高橋氏が語る。
「中国はいまそこに新型ミサイルのDF41を入れようとしています。
DF41は10発の核弾頭を搭載できます。しかもワシントンに届く射程を
持っています」
ワシントンを攻撃可能な、10発の核弾頭搭載ミサイルは米国にとって大き
な危機である。中国の核兵器大増強は軍事的にどんな動きを引き起こす危
険があるのだろうか。まず、前述のような機能を備えたDF41ミサイルを
中国が配置するのは、奥地とは言え、場所が固定されたサイロである。北
朝鮮のように、列車や車輌から発射する場合、位置の特定が難しいため、
先制攻撃は困難だ。しかし固定式なら、先制攻撃は可能だ。従ってもし、
中国がDF41の発射準備にとりかかったら、その動きを察知した米国側は
先制攻撃するだろう。DF41に搭載されている10発の核弾頭もろとも撃破
可能だ。となれば中国側も同様に先制攻撃を考えるかもしれない。
高橋氏が指摘した。
「このようにかえって非常に危険な状況が発生しかねないために、米露は
固定式のサイロには複数の核弾頭は入れないという合意をしています。し
かし、中国はその合意に入ろうともしません。また、中国は一応、核の先
制不使用を建前としていますが、そこにはさまざまな条件をつけており、
条件次第で先制攻撃は可能なのです。無論、その条件は中国だけが判断す
るわけです」
凄まじい速度と規模
もうひとつ注目すべきことがある。「警報即発射」という考えだ。
launch-on-warningでLOWと呼ばれる。敵国が核攻撃を決断したと察知
した時点で、敵の核ミサイル発射を制するために核攻撃をするという考え
だ。中国は宇宙空間のセンサーなどで核発射の兆候をとらえる能力を確立
している。加えて、人民解放軍はLOWの訓練をこの数年繰り返している
ことも判明している。
つまり、中国は核の先制不使用の考え方を放棄したと見るべきなのだ。実
質的に核の先制攻撃態勢を築き上げたということだ。
中国の核戦力構築の凄まじい速度と規模にどう対処するのか。これまで一
度も交渉に応じてこなかった中国と交渉で解決しようと考えるのは意味を
なさないだろう。力を信じてその構築を壮大な計画で進める中国に対して
は、米国も力を強化しなければならないというのが合理的結論であろう。
米国の核によって守られている日本は、この厳しい状況下で、どのように
して国民を守り、国土を守るのか。まず、出来得る限りの努力をして、日
本の国防力を強化することが全ての基本である。日本自身が国防の努力を
しなければ、同盟相手の米国は決して助けてはくれない。
次に、バイデン大統領が「核の先制攻撃はしない」などと、決して言わな
いよう説得することだ。来年早々に米政府は「核態勢の見直し」
(NPR)を公表する。米国の民主党政権は核の先制不使用宣言を検討し
ているとみられるが、それで喜ぶのは中国、ロシア、北朝鮮だけだ。米国
防総省は、中国が国際条約に違反して化学・生物兵器の開発を進めている
可能性も指摘している。中国への警戒は、如何なることがあっても緩めて
はならない。
そして私たちは、米国をはじめ自由や民主主義を大切にする側が、非常に
厳しい局面に立たされていることを知っておかなければならない。米国は
これから中露両国との二正面作戦に耐えなければならないのだ。だからこ
そ、日本は、米国に助けられるばかりでなく、米国と共に互いを守り合っ
ていかなければならない。岸田文雄首相の責任は重いのだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆雀庵の常在戦場/123世界を変えた大東亜解放戦争80周年
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/403(2021/12/8/水】一寸先は闇、チャリ散歩し
ていたらパンク、シコシコ歩いて自転車屋の店頭にチャリを置き、修理依
頼のメモを書いて帰宅した。お陰で歩行訓練になったが、時々でも1時間
ほど歩いたほうが足腰には良さそうだ。多摩川土手のチャリコースでは自
転車を右手で支えて歩いているオッサンをよく見かけ「なぜだろう」と訝
しんでいたが、歩行劣化予防だったのだ。
小生はこのところ焦りまくっているが、晩年になると「あれもしたい、こ
れもしておきたい」と気が急くのは普通のようだ。
9年前に92歳で成仏した母は還暦を迎えると「今日から家事はしない」と
宣言、習字と俳句の趣味に没頭するようになった。習字が上達して「書
道」になると「習字教室」を始めて近所の子供に教えていたが、同時に俳
句を詠んで角川の「俳句」に投稿したり句会の仲間と集ったり吟行したり
で、「ああ、忙しい!」としょっちゅう言っていた。
「趣味なんだからノンビリやればいいのに」と小生は思っていたが、老人
は「元気なうちにやっておきたい」と焦りがちになり、時にはイライラし
たり、頑固になったりするのだろう。老化とは概ねそういうもので、穏や
かでニコニコしているような「好々爺」というのはむしろ珍しいのではな
いか。
我が身を振り返れば好々爺どころではない。「趣味は?」と問われて「中
共殲滅、支那解放!」と答えたら「この人、戦争オタク? 呆けているみ
たい」と思われるだろうなあ。それでいいのだ! 聞く耳もたず、難聴ヂ
イヂは猪突猛進、今日も妄想的暴走なのだ! 目指せ北京、中南海!
今日は何の日? そうだ、「大東亜戦争開戦記念日」だ! 1941年12月8
日「大東亜戦争開始」、1951年9月8日「対日平和条約(サンフランシス
コ講和条約)調印」、1961年「所得倍増計画(池田内閣)開始」、1971年
「新左翼共産主義革命運動終焉」、1981年「中共が資本主義市場経済へ移
行開始」、1991年「ソ連共産主義経済崩壊」、2001年9月11日「米国同時
多発テロ、イスラム過激派台頭」、2011年3月11日「東日本大震災&原発
事故」、2021年「習近平・中共が世界の脅威に」・・・望むらくは2031年
には「中国内戦終了、20の独立国家に分裂」とかになるか。
マイン・カンプ、我が闘争、思い起こせば岩間弘著「大東亜解放戦争」を
読んだのは2006年春だった。入江隆則・明治大学教授の「正論:戦後日本
のくびき解く警世の3冊」(産経2006/3/5)を読んで同書を取り寄せたの
だ。岩間氏(1928年 - )は宮城県角田市の著作家。「日本は侵略戦争を
したのではない、欧米の植民地を解放したのだ。戦争目的を達成したので
あり、真相は日本が勝ったのである」という主張で、大いに啓発された。
振り返れば加瀬英明氏のご尊父、加瀬俊一氏の証言にも盲を開かれた。ア
ジア・アフリカ会議(A・A会議、バンドン会議とも)は、第2次世界大戦
後に独立したインドのネルー首相、インドネシアのスカルノ大統領、中共
の周恩来首相、エジプトのナセル大統領が中心となって1955年にバンドン
(インドネシア)で開催された。
<日本は高碕達之助経済審議庁長官を代表として加瀬俊一外務相参与(後
に国連大使)など外務大臣代理で出席した十数名が参加したが、他国はい
ずれも元首、首相級が出席し、政府レベルの国際会議となった。招待状を
もらった日本では政府内では見送り論も出るほど不安を抱えながらの参加
であった。その参加の模様を、加瀬俊一が1994年7月、京都外国語大学で
の講演で以下のように述べた。
「(各国代表からは)『日本が、大東亜宣言というものを出して、アジア
民族の解放を戦争目的とした、その宣言がなかったら、あるいは日本がア
ジアのために犠牲を払って戦っていなかったら、我々は依然として、イギ
リスの植民地、オランダの植民地、フランスの植民地のままだった。日本
が大きな犠牲を払ってアジア民族のために勇戦してくれたから、今日のア
ジアがある』ということだった。
我々が今日こうやって独立しました、といって『アジア・アフリカ民族独
立を祝う会』というのがA・A会議の本来の目的だった。こんな会議が開け
るのも日本のお陰ですと、『やぁー、こっちへ来て下さい』、『いやぁ、
今度は私のところへ来て下さい』といってね、大変なもて方だった。
『やっぱり来てよかったなぁ』とそう思いました。
その翌年、日本は晴れて国連に加盟して、私は初代国連大使になりまし
た。A・Aグループが終始熱心に日本の加盟を支持した事実を強調したい。
A・A諸国から大きな信頼と期待を寄せられて、戦後我が国は今日の繁栄を
築いて来たのです」>(WIKI)
そう言えば産経新聞論説委員の岡部伸(のぶる)氏が「『大東亜戦争』と呼
ぼう」と訴えていた(産経2021/12/7)。
<2年前、インパール作戦で戦場となった現インド北東部のコヒマを訪ね
た際、現地の古老から聞いた「日本が来て英軍と戦ってくれて独立でき
た」という感謝の言葉が心に残っている。英国統治からの独立運動を主導
したチャンドラ・ボースが最前線に来て、日本軍とともに戦っていた。
「日本は欧米の植民地を占領し、アジア諸民族を独立へ導いた。アジア諸
国は日本によって白人支配から独立した。『侵略』ではなく『解放』した
のです」。平成27年に「話の肖像画」でインタビューした在日外国人記者
最古参の英国人、ヘンリー・S・ストークス氏の発言を思い出した。
軍国主義や戦争を美化するつもりはない。GHQによって植え付けられた自
虐史観から脱却してイデオロギー抜きに祖父や曽祖父が戦った「大東亜戦
争」に胸を張りたい>
寡聞にして知らなかったが、1963年には林房雄著「大東亜戦争肯定論」が
上梓されている。「林は、大東亜戦争の開始を1845年 (弘化二年) とし、
西欧勢力の東漸に対する反撃として"大東亜百年戦争"を本質は解放戦争
(英語版)であると主張した。林は(戦後)公職追放を受け、中間小説な
どを発表していたが、1963(昭和38)年、『中央公論』9月号に「大東亜
戦争肯定論」を発表して論壇再登場となった」(WIKI)。同書は翻訳され
今でも台湾で読まれているとか。
現在、世界で最も危険なコロナ的存在である習近平は少なくとも「台湾武
力併呑」の“箔”をつけて「終身国家主席」になりたいと妄想し、さらに世
界帝国へと覇権を拡大したいと狙っている。それができれべ毛沢東と並ぶ
英雄になれる。しかし、そのためには経済成長を続け、世界を圧倒する経
済大国になり、かつ軍事力を高めていかなければならない。ソ連はそれに
耐えきれずに自壊した。習近平・中共にそれは可能か。人口の半分近い6
億の民は生活するのがやっとだというのに、ほとんど狂気の沙汰だ。
新・大東亜解放戦争(あるいは第3次世界大戦)で習近平・中共を完全に
排除、除染し、民主国家への転換を促すことは、21世紀の自由陣営の歴史
的責務である。我々にはやるか、やらぬかの選択はない。やらなければ確
実に凶刃に刺される、放火される、暴走車で跳ね飛ばされる。そうなって
からでは遅い、病識のないキ〇ガイにはまずは予防拘禁、包囲網で急性期
閉鎖病棟に閉じ込めるのが良策だと、再発、暴発を日々恐れるキ〇ガイと
しては思うのだ。もう我慢の限界が・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マカオをカジノ都市からハイテク都市へ
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)12月4日(土曜日)
通巻第7146号
マカオをカジノ都市からハイテク都市へ
博打のテラ銭は540億ドル、マカオ歳入の80%
習近平は香港の自治を取り上げ、中国の法律を強要し、表現の自由はな
くなって、中国の植民地となった。「香港は死んだ」(20年7月1日、
産経新聞)。
ついでマカオである。
中国共産党はマカオの自治権を取り上げて、博打センターから、マカオを
深センようにハイテク都市に衣替えしようと、種々の政策を実行に移しつ
つある。
その魁がマカオ最大の豪華カジノ「ベネチアン」で開催される「テクノ
展示会」である。
中国のハイテク企業から数百社が出店し、企業幹部らがマカオで「次世
代ハイテク都市の在り方」などをテーマにパネルディスカッションなども
開催予定。トレードフェアで、マカオのイメージを一新しようというわけ
である。
もとよりマカオの繁栄の火が消えたのはコロナ禍による。
年間2800万人が主として中国大陸から押し寄せてギャンブルを展開
し、国境から主要なカジノホテルへの無料バスに長い列ができた。バスは
ピストン輸送で、博徒らをカジノホテルに送り届けた。数万人が長い列を
つくる風景は圧巻というより、異常な光景である。
この博徒が中国大陸から来なくなり、マカオの火が消えた。ホテル従業
員の多くが解雇された。
かくいう筆者も何回かマカオへ行っているが、この半世紀の変化たるや
目を見張るほどの激変ぶりだった。香港からはフェリー乗り場に数十台の
バス、次々と豪華ホテルまで海上橋梁を疾駆し、ベネチアン、MGM、
ウィンズ、サンズなどへ送る。帰りのバスは大半が博打で有り金擦って、
とぼとぼ組が目立つ。
ハリウッド映画の宇宙都市のように高架のモノレース役からゴンドラで人
工湖を亘り、ローマの凱旋門のようなホテルの入り口、ロビィにはスロッ
トマシンの列。ラスベガスよりも、豪華だと言える。
半世紀前は寂れた漁村で、カジノといえばスタンレーホーのリスボアしか
なかった。客は殆どが香港からの金持ちだった。周辺は草ぼうぼうの荒れ
地で、ときどきギャング同士の出入り(ピストルを撃ち合う)があった。
様変わりには感動するのだが、マカオの繁栄を苦々しく思っていたのが
習近平だった。
カジノのテラ銭が540億ドル(ラスベガスの三倍ほど)、じつにマカ
オ自治政府の歳入の80%!
ついでに書いておくと、マカオのホテル代金は香港より高く、どんな場末
に三流ホテルでも24時間のカジノ・バアなどがあり、朝飯会場でもトラ
ンプをやっていた。カジノの廻りは「押」(広東語で質屋)ばっかり。
このマカオを享楽、博打、犯罪のイメージから、一新してテクノ都市に
変貌させるというのが習近平の野心である。
大蛇の前の兔に運命に似て、マカオをまた香港の二の舞を演じることに
なるのだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評
BOOKREVIEW
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
靴底をすり減らして現場を歩き回ると、日本は中国植民地になっていた
中国の静かなる日本侵略がここまで進んでいるという暗鬱な現況報告
♪
佐々木類『チャイニーズジャパン 秒読みに入った中国の日本侵略』
(ハート出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
題名は五輪参加の台湾が「チャイニーズタイペイ」と名乗らされた事由
から連想しての命名だろう。
そのうち日本は中国の植民地に成り下がり、チャイニーズジャパンと名乗る?
先日、中国共産党に弾圧されている少数民族の在日団体が東京で集まり、
集会を開催していたら、中国共産党の指令を受けたのか、共産党礼賛集団
が集会に殴り込んだ。
海外での活動にも妨害が加えられるようになった。作家の楊逸女史も習近
平批判の本を出したら、日本国内で発表の場が少なくなり、また家族への
通話が繋がらなくなったという。
ことほど左様に日本国内にあってさえ、中国共産党の静かなる侵略行為が
表面化しているのである。
池袋北口も札幌ススキノも、川口の団地も気がつけば中国人だらけ。日
本国内に中国の自治区が出来ているゾ。
事態はここまで深刻なのに、日本人はなぜ鈍感なのか?
「人種差別はいけません。外国人に親切にしよう、国際親善は国是、日
本人の美徳。なんと言ったって、戦争中、日本は中国に多大な迷惑をかけ
た、その贖罪からも中国は大事にしなければいけません」等々。
これらは第五列の情報心理作戦でもある。
そんな綺麗事を言っている裡に、日本の政策まで中国様が決めることに
なる。日本の親中派政治家は習近平の下僕だもんね。
さて本書の著者、佐々木類氏は産経ワシントン支局長などを歴任し、論
説副委員長。デスクワークより現場が好き。
靴底をすり減らして日本中の現場を歩き回ってみると、修善寺も京都の
名所も、日本のあちこちが中国植民地然としていることに驚愕する。中国
の静かなる日本侵略は、ここまで進んでいる暗鬱な現況報告である。
習近平は「中華民族の復興」こそが「中国の夢」とのたまわり「愛国主
義」を前面に出し、人民を煽動している。振り上げた拳は降ろさなければ
ならない。
肝心の中国経済がダメになると、三流の指導者は対外戦争に打って出て
すり替えをおこなう。古今東西の歴史をみれば、そうなってきたではないか。
恒大集団の倒産、金融危機は目の前にあり、中間層の不満は爆発寸前であ
る。このガス抜きに最も効果的なのは台湾侵略であり、北京五輪がおわ
り、来秋の党大会が終わると何をやらかすか分からない。
この危機に鈍感。というより目先の利益に貪欲な日本企業は、中国から
撤退する意志が希薄であり、依然として12万4000名の日本人が中国
にいる。
上海に進出した日本企業は6300社、江蘇省に1900社。いっとき日
本企業が襲撃されて放火され、日本大使館に投石と生卵、にもかかわら
ず、戦時には必ず人質となるというリスク・シミュレーションがあるの
に、なぜ中国に居続けるのか?
本書の巻末には或る有力シンクタンクが行った台湾有事のシミュレー
ションが掲げられている。
中国軍は台湾の北と南で軍事演習を行い、ミサイル威嚇を繰り返しつ
つ、台湾国内では逆に台湾独立運動の支持層を拡げて、不安定化を演出
し、介入の糸口を探る。
安倍元首相は「台湾有事は日本有事だ」と直言したが、北京はうろたえ
て、弱々しく反論した。
しかし、台湾危機が訪れようとも、日本国内の極左新聞は『中国の反発
は必至』「この道はいつかきた(戦争への)道」とかのキャンペーンを展
開して中国の第五列をやらせ、日本に介入させないように仕向ける一方
で、財界は『航行の自由作戦への日本の協力』に反対し始める。親中派議
員たちもここぞと中国の指令を受けたかのように動き出す。
米国は苛立ち「何も決められない日本」と非難する。これも日米離間の
中国の戦術である。
ついで防衛庁や警察、消防、発電所、変電所、浄水場などにサイバー攻
撃を始め、社会的インフラを痲痺させる。
米国は日本への核持ち込みを求める大統領からの電話、これをメディア
が漏洩し、日本の政治中枢も痲痺する。
米軍は台湾在留米国人およそ六万人の避難作戦を始めるが、日本はどう
するのか。まして中国には12万人余の在留邦人があり、中国の人質であ
る。外務省の退避勧告では遅い。企業独自の対策案がいまから必要ではな
いのか、と本書は警鐘を乱打している。
本書に書かれた恐るべき日本のリアルな惨状に驚かない人はよほど鈍感
かパンダ愛好家だろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪
(読者の声1)南アから変形ウィルスですがWHOは「オミクロン」と命
名しました。なぜ13番目のニュー(ν)と14番目のクサイ(ξ)が飛ばされ
たかは、世界に知れ渡りました。つまり 14番目のクサイをアルファベッ
ト表記すると「Xi」となり、これは習近平(Xi Jinping)の「習」の発
音を示す「Xi」と同じだからでした。
テッド・クルーズ上院議員は、「WHOが中国共産党をそんなに恐れてい
るなら、次に
中国がパンデミックを隠蔽しようとした際に、WHOを信用できない」と
し、コットン上院議員も「WHOは公衆衛生より中国共産党のご機嫌取り
に終止している」と述べた。
で、オミクロンですが「尾見・黒・ん」ですよね。
日本はWHOに抗議しないんですかね。
(JJセブン)
♪
(読者の声2)中共からの輸入品に関税をかけることは良いことです。
(1)グローバル主義の結果が国内産業の衰退と中共への製造業の集中そ
して中共の軍事大国化でした。自殺行為でした。
(2)(在米のKM生)様のファクスをいまだに使っている国は日本のみ。
というご意見ですが、電子メールは改竄悪用される可能性があるので、重
要な情報の送付にはファックスを使っています。
(3)文語と口語ですが、口語は変化するので歴史的な文化財にはなりえ
ない。やはり文語です。イスラム圏の教科書は六世紀のコラーンで、書き
言葉と口語とは別です。以前カイロの事務所のボーイが、スペイン観光で
買ってきたイスラムの古銭の文字をすらすら読むので驚きました。
これは文語だからこそでしょう。
(4)日本も言文分離運動を起こすべきです。占領軍に漢字、文法を破壊
され、日本人は既に戦前の文章を読むことが出来ません。
革命の常套手段です。
(落合道夫)
(宮崎正弘のコメント)そうそう、日本の出版業界は、FAXは依然、必
需品です。図面、割り付けのほか、いまも万年筆で原稿用紙に書いている
北方謙三、五木寛之、中村彰彦氏ら作家がかなり大勢いますし。
♪
(読者の声3)以下はNEWSポストセブンからの引用です。(引用開
始)「中国で「小室圭」という名称の商標登録申請がなされていたのであ
る。特許庁に相当する「中国国家知識産権局商標局」のウェブサイトによ
ると、「小室圭」は商標の国際分類の3類(化粧品や室内用芳香剤、防臭
剤など)と5類(おむつや栄養補助食品など)でそれぞれ、11月15日に登
録申請されている。
申請者は福建省晋江市(しんこうし)にある栄金婦幼用品有限公司なる
企業。同社ウェブサイトによると、2002年に設立されたベビー用品メー
カーのようだ。
商標登録については、事実上の早い者勝ちとなる先願主義を取る中国で
は、商標権の横取りが横行している。海外企業の有名ブランドなどの商標
が、中国国内で無関係な第三者に登録され、『本家』のブランドが商標権
侵害で逆に訴訟を起こされた挙句、賠償金を支払うハメになった例もある。
日本の皇族の名称も例外ではない。これまでに、「秋篠宮名品」や「佳
子公主(公主は『姫』の意)」、「真子龍顔(龍顔は『位の高い人物の
顔』を指す)」などが申請され、現時点でもそれぞれ中国企業が商標権を
保持している。ただ、小室圭さんに関連する商標の登録は、今回が初とみ
られる」(引用止め)。
オムツと匂い消しに遣われる予定とか。あまりのことに言葉を失ってい
ます。
(FH生、水戸)
2021年12月10日
◆核先制不使用は逆に危険を招く
at 08:24
| Comment(0)
| 櫻井よしこ
この記事へのコメント
コメントを書く