2022年07月06日

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
               頂門の一針 6190号
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   2022(令和4年)年 7月6日(水)

     

岸田政権の「財務省色」:高橋洋一
                  
苛政:三橋貴明 
    
         最も信頼できる”戦況分析:高島康司

クライン孝子女史から見えてきた事:クライン孝子
          
  
         
                 

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岸田政権の「財務省色」
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高橋洋一


【日本の解き方】岸田政権の「財務省色」人事は防衛費増額の壁か 各省
に別働部隊、積極財政とはほど遠く 安倍元首相との暗闘≠フ背後にあ
る存在 

参院選(7月10日投開票)で、物価高など経済対策に並んで有権者の 関
心が高い争点が外交・安全保障問題だ。中国の日本周辺での威嚇やロシ
アのウクライナ侵攻で国民の危機意識が高まるなか、岸田文雄首相は北大
西洋条約機構(NATO)首脳会議に日本の首相として初参加し、「防衛
力の5年以内の抜本的強化」を表明した。しかし、これに水を差しかねな
いのが防衛事務次官人事だと元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏は指
摘する。岸田首相と安倍晋三元首相の暗闘≠燻w摘されたが、背後には
あの省庁の存在があるというのだ。

◇政府は6月17日、各府省幹部職員の人事を閣議決定した。防衛省では 7月
1日付で島田和久事務次官が退任し、後任に鈴木敦夫防衛装備庁長官 を
充てる。

防衛省は現在、2022年末に向け国家安全保障戦略など3文書の改定作 業
中であるとともに、防衛費について国内総生産(GDP)比2%超えを
目指すという重要な局面だ。そのため、大方の予想は、島田次官の留任と
いうものだった。

戦後長らく防衛費がGDP比1%程度の低位だったのには理由がある。予
算には「要求なくして査定なし」という金言がある。予算額が要求額以上
になることはないという意味だ。

各省の予算要求の要となるのは会計課長だ。予算がなくては政策もできな
いので、会計課長は出世コースだ。ところが防衛省では、会計課長は財務
省からの出向者だ。出向者は親元の省庁を見て仕事をするのが普通だか
ら、まともな予算要求が行われていなかったといわれても仕方がない面も
ある。

そこで、安倍政権では、事務次官に安倍氏の秘書官だった島田氏を充て
た。続く菅義偉政権では、防衛大臣に安倍氏の実弟、岸信夫氏を充てた。
何とか防衛費の確保をしようとした布陣だった。

ところが、岸田政権は、前述のような次官人事を行った。参院選後、9
月にも内閣改造が行われるだろうが、岸防衛相の交代も噂されている。と
なると、防衛費のGDP比2%超えは、実現に向けてかなり難航すること
も予想される。

岸田首相が対外的に防衛費の「相当な増額」と言っているので多少は増
やすだろうが、増額幅を抑制したり、増額期間を引き伸ばし、そのうち雲
散霧消させたりするのが財務省の戦略だと筆者は考える。岸田政権は財務
省の意向が通りやすく、やりたい放題ではないか。

防衛省は「岸田人事」の典型だといえるが、筆者の見るところ、官邸を
含め他の省庁でも同様の状況で、安倍・菅政権で仕事をしていた官僚をラ
インから外したりしている。その後釜に就くのは財務省の息がかかった人
が多い。まるで、財務省の別働部隊がそこかしこにいるようだ。となる
と、各省から出てくる素案の段階で積極財政とはほど遠い状況になるだろう。

公共事業の費用と便益を評価する際の重要な前提条件である「社会的割
引率」は、2004年以降、4%のままで、見直しの気配もない。安倍政 権時
に見直し作業がなされたが、岸田政権では頓挫しているようだ。社会 的
割引率が高いままでは、そもそも投資案件が出てこない。

岸田首相は、首相として何がやりたいのかと問われて、「人事」と答えた
ことがある。本来、人事は何かやりたい時の手段である。ところが、今回
の岸田人事を見ていると、財務省のいいなりで財務省サイドの官僚が多く
選ばれているようだ。これではインフラ投資の増額など全く期待できず、
絶好の投資チャンスを生かせない。

こうした人事は岸田政権を評価する材料だともいえる。有権者は選挙など
の機会で、岸田人事への意見を反映させる必要があるだろう(元内閣参事
官・嘉悦大教授、高橋洋一

元内閣参事官・嘉悦大教授

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文 

夕刊フジ【zakzak】ニュース採録

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━━━━
 苛政
━━━━
   三橋貴明

税収とは、所得から支払われます。もちろん、多少の税収弾性値の変動は
ありますが、基本的に税収は「GDPx税率」で決まります。もっとも、 税
収の基盤たるGDP(所得の合計)が拡大しない中税収だけが増える ケース
もある

すなわち「苛政」です国民が所得が伸び悩み、苦しんでいる中、容赦なく
政府が税金を取りたてる。その場合は、「GDPが増えない」と「税収が増
える」が成り立ちます。

つまりは、「国民の共同体」であるはずの政府が国民を搾取している。国
民の可処分所得を減らし、「税収が増えたぜ。やった〜っ!」と、やって
いるわけですが、我々(国民)から徴集された税金は、別に「国民のため
に」使われるわけではありません。

単に、国債の償還に使われて「ジュッ」と消えてしまうだけです。こう
言っては何ですが、わたくしは莫大な税金を支払っていますが、別にそれ
が政府の金庫に貯まり、我々のために使われているわけではありません。
単に、国債と相殺でこの世から消えているだけです。

この、むなしさたるや・・・。

 今回のコストプッシュ型インフレは、財務省にとっては「ウハウハ」で
しょう。何しろ、何もしなくても物価上昇により、消費税収は増えるので
す。『国の税収、昨年度67兆円に 過去最高を更新国の2021年度の税収が
67兆円程度となり、過去最高を更新したことがわかった。

これまでの最高だった20年度の60兆8216億円を1割上回る。新型コロナウ
イルス禍からの業績の回復で法人税収が伸びた。消費税や所得税も堅調
だった。(中略)

所得税は雇用環境の改善などで伸びた。消費税は消費の持ち直しのほか、
年度後半の物価高で購入額が増えたことが上振れ要因と見られる。(後略)』

いや、GDPがピーク(2019年7−8月期)と比較して、20兆円も落ち込ん で
いる状況で、税収の伸びを誇るなよ。

自分たちの「苛政」性を証明しているようなものだ。
所得の総計(GDP)が増えていない(というか、減っている)にもかか わ
らず、税収が伸びたということは、その分、国民を苦しめているという
話になります。

しかも、我々から奪い取られた税金は、我々のために使われることはな
い。国債償還で消滅するだけ。
国民の所得が減っている(GDPが減っている)のであれば政府は当たり 前
の話として減税をしなければならない。
諸外国はそうしている。

ところが、我が国の政府は「GDPは減ったけど、税収が増えたぜ、 ヒャッ
ハー」とやっているわけです。
国民を貧乏にしたことを喜んでどうする。

我が国の政府は、ここまで狂っているわけです。もっとも、この狂った政
府を存続させているのは、我々「主権者」たる日本国民です。

さあ、どうする。

という問いに対し、我々は7月10日に答えなければならない。間もな く、
参議院選挙投票日です。
          


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最も信頼できる”戦況分析
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高島康司

敗北するウクライナ、戦時中の日本と酷似か。西側メディアが報じない
“最も信頼できる”戦況分析

日本の主要メディアでもウクライナの劣勢が伝えられるようになってきた
ものの、いまだにアメリカを始めとした西側諸国からの大型火器の武器支
援でウクライナは反撃に転じ、ロシア軍を撃退するという希望的な観測を
述べる専門家が多い。しかし海外のレポートや報道を見ると、こうした希
望的な観測を許さないほど、ウクライナ軍の敗色が濃くなっている。
(『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』高島康司)

敗色濃厚なウクライナの戦況
日本の主要メディアでもウクライナの劣勢が伝えられるようになってきた
ものの、いまだにアメリカを始めとした西側諸国からの大型火器の武器支
援でウクライナは反撃に転じ、ロシア軍を撃退するという希望的な観測を
述べる専門家が多い。

しかしこうした観測は、ワラにもすがるように、ウクライナ軍に有利なわ
ずかな情報にしがみついているだけのように見える。

東部ドンバス地方を中心とした戦況は、こうした希望的な観測を許さない
ほど、ウクライナ軍の敗色が濃くなっている。こうした状況は日本ではほ
とんど報道されることがないので、今回の記事で書くことにした。

ウクライナ戦争の戦況の詳細は、スイス参謀本部の元大佐でNATO軍の一員
としてウクライナをモニターしていたジャック・ボー、また複数の専門家
の集まりである「ザ・デュラン」、米国防総省出身と思われる人物の分析
を掲載する「ドレイゼン・レポート」、米軍情報将校で元国連核査察官の
スコット・リッター、ロシア軍の動きに詳しい軍事アナリスト、アンドレ
イ・マリヤノフの分析、米軍出身の分析者、ブライアン・バーレティッ
ク、そして、世界で300万人の読者を持つ大手誌、「アジア・タイムス」
が毎日行っている戦況報告である。

これらのソースはほぼ同じ戦況を報告しており、ズレがない。客観的な現
実を知るにはもっともよいソースである

このなかでも、「ドレイゼン・レポート」を発信しているジェイコブ・ド
レイゼンは突出している。経歴の詳細は一切発表していないのではっきり
とは分からないが、ロシア語に非常に堪能で、ロシア内部の情報に詳し
い。「ドレイゼン・レポート」は戦況を詳しく報告するだけではなく、次
にどうなるのか予想をして、そのすべてを的中させている。分析者のなか
でも突出した存在だ。

「アジア・タイムス」の戦況分析
それでは、「アジア・タイムス」がほぼ毎日掲載している戦況分析と評価
を見てみよう。「アジア・タイムス」は、複数の軍やシンクタンクの情報
源に基づくウクライナの戦況レポートを掲載している。各方面の戦争プロ
パガンダや誤報を排除するために、最善を尽くすとしている。

<6月20日の戦況の評価>
東部ドンバス地方でのロシア軍の動きは、緩慢ではあるが、再び活発に
なっており、ドンバス地方最東端のウクライナ軍への補給を中断するだけ
でなく、断ち切る決断をしたようである。

今後の重要な課題は、訓練された人材の確保である。消耗戦はウクライナ
に有利ではない。ウクライナ側は、これまでに最大で50%の武器と装備を
失ったとされているが、NATO諸国は時間をかけてそれを補うことができる
と主張している。

しかし、実際に代替できないのは、失われた人的資源である。一方、奇妙
なことに、ある米国情報機関の幹部は、「ウクライナ人は武器を与えれば
戦い続けられるというのが一般的な論調だ。しかし、ロシア人はウクライ
ナの約4倍の人口を抱え、組織的にも人口的にも完全に崩壊寸前であると
評価されている」と言っている。

NATOは、「カリーニングラード封鎖を破ろうとするロシアの脅威に対して
対処する準備ができていない。しかし、カリーニングラードはロシアの核
ミサイル旅団、SS-26の基地である。3月には核兵器演習が行われ、2機の
SU-24が核兵器を積んでバルト海上空を飛行している。

ちなみにカリーニングラードは、リトアニアの飛び地でロシア領である。
必要な物資の多くは、ロシアからリトアニア領を通過する鉄道で輸送され
ている。6月20日、リトアニアは鉄道の通過に厳しい規制を課した。これ
がカリーニングラード封鎖である。

<その他>
タス通信によると、5月に「アゾフ製鉄所」で投降した「アゾフ大隊」の
スビャトスラフ・パラマール副司令官と第336海兵旅団のセルヒイ・ヴォ
リンスキー司令官はロシアに移送され、裁判に備えてモスクワの「レフォ
ルトヴォ刑務所」に収監されているとのことである。

そして、捕虜となったアメリカ人傭兵の裁判も行われることになりそうだ。


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クライン孝子女史から見えてきた事
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クライン孝子

休日のある日、時間潰しにとテレビにスイッチを入れ、いつもの様に面白
い番組がないかチャンネルを回していると、「戦後のタブーをけっとば
せ」と言う番組が目に入りました。司会が西部 邁氏、3人で対談する番
組です。
出演していた女性、クライン孝子さんと言う方に興味をもち、紹介を聞い
ているとヨーロッパ人と結婚され向こうで暮らしているとの事。

彼女がヨーロッパ暮らしと言う点が気を引きました。
その理由は、塩野七生さんが書いた本、「日本人へリーダー篇」を読んで
ヨーロッパで長く暮らしている経験とローマ帝国を題材にして出版され
ている見識からから書かれた本の内容が今の日本の問題点を鋭くついてい
たことにも拠ります。
クライン孝子さんも同様にヨーロッパで長く暮らされているのでどんな批
評が聞けるかと関心が行きました。
もう一つ、以前ブログで触れましたが、女優岸恵子さんの批評が的確で、
日本の政治家の在り方について的を射た発言をしていた事、彼女ら遠く離
れたヨーロッパから日本をいろいろな視点で見ているのではと思えたのです。
岸恵子も、フランス人映画監督と結婚してフランスに在住した経験があり
ます。

対談形式で話が進み、映像流出の事件が上がり、情報管理、危機管理に
ついて触れ発言がありました。
この点、国家的見地からアメリカCIA、韓国KCIAなどの様に国家情報を取
り扱うシステムがないことを危惧していました。どういう事かと言えば、
新聞の特ダネを例に挙げ、何でもかんでも特ダネと言って、報道するが国
益的見地から言って日本に不利になるようなことまでばらしてしまう事。
喜ぶのは他国ではないかと。
また、スパイ防止なる法律がない事も指摘され、危機管理面で遅れている
ことを心配していました。

司会者は、「膝行」と言う言葉を例に挙げ、日本の外交に苦言を呈して
います。膝行と言う言葉、合気道では基礎訓練として足腰を鍛錬する動作
を言いますが、「いざり」と読むと紹介していました。この年でその読み
方を初めて知りましたが、司会者が言いたかったこと、腰が抜けちゃんと
立てず、外交をしっかりとやれない日本を憂いていたのです。弱腰外交な
る表現より、腰が抜けて歩くことも出来ない状態になっている外交を比喩
したのでしょう。

その点、ヨーロッパの諸国、過去の歴史で何世紀にも亘り戦争、外交で
揉まれているだけしたたかさを持っていると思います。

司会者、今の日本人を例えて、頭がイザリになって人間がだらしなくなっ
てしまった、ラテン語を引用し「死を思え」とも言うのです。
「memento mori」意味は次の通り。「<<なんじは死を覚悟
せよの意>>死の警告。特に、死の象徴としてのしゃれこうべ。人間の欠
陥やあやまちを思い出させるものとして、ヨーロッパのルネサンス・バ
ロック期の絵画のモチーフに用いられた」

自戒し覚悟を持って何事にも臨めと言いたかったのでしょう。この言葉
など、武士道を連想させます。現政権の政治家に言いたいのでしょうが、
私から見てもそんな精神を過去に学んだことはないでしょう。中国の対応
を見れば明らか「男の面子」と言う言葉すら知らないのでは。

記憶は定かでないのですが、ナチス収容所の出来事で処刑される列にいた
少年が機転を利かし列から離れて掃除に向かう人たちの列に紛れ込み死を
免れた例を挙げ、きわどい経験をする意義を語っていました。

後々その少年が成人になり大きな功績をあげ社会貢献したとのこと。

司会者が、この例を上げた理由に生きていく上で、このような経験は非常
に有意義なものになるとも語り、それを受けてクライン孝子さんソ連の捕
虜収容所に抑留されたドイツ兵を、故郷の村々で温かく迎えてその体験を
語り継ぐことを行ったとも話していました。

「麻山(まさん)」の事件にも触れて約500人の日本人婦女子がソ連軍
に強姦されることをよしとせず集団自決したこと話していました。
中国孤児となった幼子がその悲惨さだけが記憶に残り「日本鬼子(日本人
に対する蔑称だそうです)」だけの記憶が残ってしまったそうです。幼い
子供には5人の男性が婦女子に銃を向け殺してしまう場面だけが記憶に
残ったのでしょう。その経緯は知らずに。

クライン孝子さん、日本のテレビ番組の放送内容のレベルが低く、くだら
ないものが多いとも言っていました。

確かに、お笑い番組が多く、たわいない話を大げさに笑うことなどを見る
とそうかもしれません。

パチンコの話も出ていました。

2006年、韓国はパチンコを禁止していることに話が及び、日本がそれを許
しているのがおかしいとも語っていました。
昔ですが、パチンコは射幸心を煽るものと禁止を訴える見識者もいたと記
憶にあります。
私も、博打は良くないと親から言われましたが、いつの間にか巨大産業の
位置を占めるまでになっています。

遊興にふけることはよくありません。韓国の方が正しい選択をしたので
は。しかし、日本に在住している同胞にはパチンコでしっかり稼いでと言
うわけです。


司会者である、西部邁氏がある講演で韓流ブームに触れて、その理由に向
こうの俳優が日本中年女性に人気があるのは、徴兵制度があるからだと
言った時、そうだそうだと多く人が口にしたそうです。
そう言われると私は納得です。徴兵制度の是非はともかくとして、集団生
活と厳しい軍事訓練を体験することで内なる面の精神的成長を促します。

若者に身心を鍛える機会が無くなったせいだと考えるのは妥当性がありま
す。今の若者に「凛」とした風貌が見られないのは鍛えることを忘れたか
らではないでしょうか。
民族の存続と言う事も考え、若い人たちを育てなければと語っていました。

私もこの点は気がかりです。
30代、40代の人と会話する度、国家観が薄く国はどうあるべきか日常的に
考えることもないように思えるのです。
国が国として機能しなくなれば、歴史を見ればわかること
それは、塩野七生さんが言っています。
「・・・つまり、ローマ史ならば、上部構造が機能しなくなると、上部構
造自体はさっさと逃げてしまい、上部構造が機能しなくなったがゆえの弊
害を、残された下部構造がモロにかぶる、・・・ローマ帝国の末期に起
こった悲劇である。・・・国の安全保障の責任を負う国政が、ガタガタに
なってしまったからだ・・・」
塩野七生、クライン孝子、女優岸恵子ともにヨーロッパで暮らした経験が
あります。それぞれの見識がヨーロッパで育まれたのでしょう。ヨーロパ
大陸、政治、文化などの思想が彼女らに適切な批評を言わしめているよう
な気がします。民族意識が弱くなり、歴史、精神文化が無国籍的なものに
変質している日本が心配です。


コメントが 2件あります
島影隼人さんより2018年9月9日5:10 AM
このブログに感銘を受けました。あなたのような日本人が多いことを願っ
て止みません。

有限会社フジックス 上野2018年9月9日10:03 AM
コメント有難うございます。戦前、戦後の歴史を自分なりに見直しを若い
頃より続けています。あの番組「戦後のタブーを蹴っ飛ばせ」だったか
な?観ているとブログに書いた思いが湧いてきたのです。


━━━━━━━
重 要 情 報
━━━━━━━
◎「謝罪の文化」の考察ーKDDI高橋誠社長の
          謝罪記者会見の虚しさ:前田正晶

我が国には西欧文化圏の諸国には存在しない「謝罪」という文化がある。
彼らは先ず絶対と言って良いほど「自らの非を認めて積極的に謝ることは
しない」のである。我が国では先ず謝れば言わば「水に落ちた犬は打たな
い」のが習慣であるから、アメリカの会社に移った後では、この両極端の
狭間に落ち込んで悩まされたのだった。

それはそれとして、我が国ではテレビ時代になってから、何時何処で何処
の会社が先鞭を付けられたのか知らないが、何か重大な過失乃至は事故を
起こした会社の首脳部が記者会見を開いてテレビカメラを入れて、そのテ
レビカメラの前で全員が一斉に頭を下げて詫びることで、罪一等を減じら
れるかのようになったのだった。

また、ここには我が国と西欧諸国との文化の違いがあって「彼ら諸外国、
中でもアメリカでは副社長兼事業部長を始めとして首脳部は職責上と年俸
の高さから常に第一戦というか現場に出て客先を訪問するので、何が何処
でどのように起きているかを把握している」のだ。一方の我が国では「管
理職としての地位が上昇するに従って、現場から遠くなる傾向が顕著なの
で、どうしても現状の把握が十分ではなくなるし、特に役員ともなられれ
ばその感が否めない」ようだ。

私には、このような記者会見に臨まれる社長や役付役員の方々は、動もす
ると心からの謝罪と言うよりは実務担当者が用意した原稿を読んでおられ
るだけになり、本気で事故乃至事件が起きたことをお詫びしておられるよ
うには聞こえないことが極めて多いと見える。極端な表現を用いれば「頭
を下げて、強風が過ぎ去るのを待っているのでは」と、疑いたくなるよう
な例も散見された。

これぞ「謝罪の文化」の悪しき表れであろうか。俗に「御免と言って済む
のならば警察は要らない」と言われているではないか。我が国の「謝罪の
文化」では「謝って自社の非を認めたからと言って、自己の全責任を負い
先方の求めに従って全額を補償するということまでには至らない」のだ。

だが、アメリカのように「謝罪の文化」の欠片も存在しない国にあって
は、気軽に“I am sorry this accident took place.”とでも言ってしまっ
た時点で「御社が被った如何なる経済的損失も補償する責任を負います」
と明言したことになるのだ。だからこそ、彼らは謝らないのだ。この点が
非常に大きな文化の相違点である。

であるから、アメリカ人たちは交渉の最初から謝るようなことは言わない
し、責任を認めることを極力回避する議論を展開しようとするのが普通で
ある。ここには悪意はないと言って誤りではない。

自慢話ではない切実な回顧談であるが、私はこの文化の相異という深い谷
間に落ち込んで、彼らに「謝ることは全責任を負いますと認めることには
ならないのが日本の文化であり、謝って初めて本当の補償(乃至は先方か
らの求償)の話し合いには入れるのだ」と説得し続けたのだった。簡単に
は理解されなかったのは言うまでもないこと。最後には「貴方は何か適当
に英語で言ってくれ。それを私が謝罪の文言に直して通訳するから」とま
で説いて聞かせたこともあった。

結果としては、彼らも謝ること、それも誠心誠意で謝ることが出来るよう
になり、先方と本当の意味で「意思の疎通」(「コミュニケーションが取
れるようになって」などという間抜けなカタカナ語は使わないよ)を図れ
るようになって、真の信頼関係が構築されたのだった。「雨降って地固ま
る」という言い慣わしがあるが、我が方にとっては「謝って地固まる」と
なったのだった。

何も、KDDIの高橋誠社長にこの文化の相異に始まる経験談を聞かせようと
は思わないが、「心が籠もらない、誠心誠意ではない謝罪など無意味だ」
と承知して貰いたいのだ。

畏メル友RS氏は私が“「利用者その他の損害を受けたであろう方々に向け
て真剣に誠意を込めてお詫びしよう」という気迫が全く感じられなかっ
た。”と指摘したのに対して、“実に軽い「申し訳ありませんでした」との
謝罪でした。あれでは逆効果、au離れが起きるのではないかと感じまし
た。”と反応しておられた。



◎母親(シングルマザー)に捨てられた少女を引き取った、銭湯経営の夫
婦の心温まるお話。↓

テーマ:ブログ:北村維康

(368) 【感動する話】ボロボロの幼い少女がゴミを漁る場面に遭遇。銭湯
と鍋料理をご馳走した。数日後、妻「施設からあの子を引き取りたい」と
相談され決心した僕→4年後、実母と会った結果【泣ける話】【朗読】 -
YouTub

URL: https://www.youtube.com/watch?v=dVTC1w_I31E

*私も、生長の家神の国寮といふ養護施設で、時々行っては、真理の話な
どをしてヴォランティアをしたことがありますので、まさに他人事とは思
へぬ気持ちで、この暖かい話を聴きました。



 

━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━
6日の東京湾岸は晴のち雨。

渡部亮次郎わたなべりょうじろう86歳。

元NHK政治部記者。当時「文芸春秋」に「赤坂太郎」で
政治評論を書いた。1字10円だった。

仙台、盛岡局勤務の後、東京の政治部へ。河野一郎を
担当。河野先生は酒 を一滴も飲めなかった。毎夜、赤坂の料亭に立ち
寄っていたが、お膳を前にお茶を飲んでいたとは。呑み助の私には想像も
できない。
外務大臣秘書官。その後、社団法人の理事長を18年間。
現在は年金生活者。メルマガ「頂門の一針」主宰者。
 
秋田県生まれ1936年1月13日。どこといって故障個所は無いから100位まで
は生きるだろう。このメルマガの届かなくなった日が私の死亡日です。

兄は81で、姉は91で死んだ。遺伝の話をすれば、 父親は60代に死んだが
母親は98まで生きた。

渡部 亮次郎

--
渡部 亮次郎
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