2022年08月31日

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン

 わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
               頂門の一針 6246号
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   2022(令和4年)年 8月31日(水)



        中台南北「外務省」表記の謎:岡本隆司
  
        あの「悪夢の紛争」が再燃か:島田久仁彦 

本当は3.1%も上がった物価:斎藤満

       中国の湖が枯れて湖底がみえた:宮崎正弘 
                 

                 重 要 情 報
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中台南北「外務省」表記の謎 
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  【新聞に喝!】京都府立大教授・岡本隆司 


8月2日のペロシ米国下院議長の台湾訪問を契機に、シナ海の波はとみに
高くなった。中国軍の台湾侵攻のリスクも現実味を増している。

ここまで緊迫し、予断を許さない情勢では、過去の史実しか知らない歴史
屋の出る幕はない。日々の報道記事を頼りについていくのが関の山である。

新聞・メディアを追いかけるそんな日々、年来気になっていたことがら
が、とみに自分の中で頭をもたげてきた。緊迫する時勢に関わりない話柄
になってしまうのも、浮世離れした性(さが)のなせるわざなのかもしれ
ない。

日々、日本や米国に対して悪態をつくのは、中国「外務省」と相場が決
まっている。その大陸中国に対峙(たいじ)する台湾にあるのは、「外交
部」であって、外務省ではない。しかし両者の原語はいずれも「外交
部」、つまりは邦訳を経たか否かで、表記が異なっている。

日本外務省は中台どちらについても「外交部」と称しているが、メディア
はおそらく、国交の有無を基準としたものだろう。「外交部」という原語
の言いっ放しは、相手の自称にすぎず、こちらは一国とみとめていない、
という意思表示とおぼしい。

一方、日本外務省は韓国と北朝鮮では、それぞれ外交部・外務省と称す
る。一見前者が原語、後者が邦訳にみえるものの、いずれも原語の漢語表
記らしい。つまり中台も半島南北についても、国交の有無には関係なく原
語に準拠して表記している、ということなのであろう。

さてこれに対する新聞・メディアの表記はやはり、日本外務省のスタンス
とはちがっているようだ。主要各紙は韓国も北朝鮮も外務省としている
が、朝日が韓国を「外交省」とし北朝鮮を「外務省」とする。

これはわかりづらい。各紙の南北そろえての「外務省」とは邦訳なのか。
それとも南のみ翻訳で、北は原語なのだろうか。後者であれば、中台の基
準と同じになるようだが。かたや「外交省」という原語を半ば残した朝日
の特徴的な翻訳は、どういう意図なのか。北について翻訳かどうかも、同
じく不明である。やはり意図・姿勢はさだかではない。

明確な説明と立場の表明がほしいと思ったのは、国際政治に向き合う報道
の本質に関わるような気がするからである。もっとも、そんな瑣事(さ
じ)にこだわるのは、浮世に疎い歴史屋だけだろうか。

       ◇
【プロフィル】岡本隆司
おかもと・たかし 昭和40年、京都市生まれ。京都大大学院文学研究科
博士課程満期退学。博士(文学)。専攻は東洋史・近代アジア史。著書に
「『中国』の形成」など。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 松本市 久保田 康文 

産経新聞令和4年8月28日採録

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添付ファイル:
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あの「悪夢の紛争」が再燃か
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島田久仁彦

ウクライナ戦争の裏側で燻る新たな火種
 
ロシアによる軍事侵攻から半年が経過するも未だ停戦の道筋が見出だせ
ず、長期化の様相を呈するウクライナ戦争。そんな戦争の裏で燻っている
さまざまな火種を、私たちは見逃してしまっているようです。今回のメル
マガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション
術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、「悪夢の紛争」の再燃が心配
されるコソボ問題を始め、世界の人々に忘れ去られた懸案事項を取り上げ
解説。さらに台湾を巡る中国の動きに関する物騒な予測を紹介するととも
に、島田さんが習近平氏に対して抱いている懸念を記しています。


私たちが聞き逃し見逃したもの
「私たちは一体、これまで何を聞き逃し、見逃してきたのか?」

これは私も属する紛争調停人のグループの会合で出された、シンプルでは
ありますが、容易には答えが出てこない非常に奥深い問いです。

今週水曜日、8月24日に“ウクライナでの戦争”はその発生から6か月が経ち
ました。

当初、ロシアが圧倒的な軍事力を用いて数日でウクライナがロシアの手に
堕ちるという説がありましたが、実際には戦闘は一進一退の攻防となり、
長期戦の様相を呈しています。

私は2月24日直前、確か2月21日には、【ロシアがウクライナに実際に侵攻
するとは考えていない】とお話ししたかと思います。

また、様々なチャンネルから【ロシア・ウクライナ国境でロシア側から軍
事的な動きの兆候がある】という情報を得た際には、「ロシアの“宣言”通
り、ターゲットはウクライナ東部のドンバス地方に限られる」と見ていま
した。

これらの“予測”や分析が大きく外れてしまったことは、誰の目から見ても
一目瞭然です。

国連人権高等弁務官事務所(UNCHR)によると、侵攻開始からウクライナ
国内だけで5,587人の一般市民がロシア軍による攻撃で命を失い、7,890人
が負傷したと言われ、ウクライナ側で母国防衛のための抗戦に加わった
“軍事的な人員”については少なくとも1万人、恐らくそれ以上が命を落と
しています。恐らく実際の犠牲者の数はさらに多いはずです。

そして海外に逃れた1,115万人と国内で避難民となっている664万人を合わ
せると1,700万人ほどが自宅を捨てざるを得ない悲劇に直面しています。
これはウクライナ人口の1/3ほどにあたるそうです。

ロシア軍側も、ウクライナ侵攻に際して間違いなく予想以上の死傷者を出
し、軍備も予想をはるかに超える被害を出しているはずです。

米CIA長官が引用した数字では1万5,000人のロシア兵が命を失ったとのこ
とですが、なかなか公式な数字が示されることがないため、ロシア軍側が
直面している実情は霧の中です。

しかし今、一つはっきりと分かったことがあります。

それは【ロシアはこの戦争には勝つ見込みがない】ということと、【しか
し、軍事大国としてのプライドから、自らが“属国”とさえ認識してきたウ
クライナに敗北することもできない】というジレンマです。

ウクライナ軍と、その背後で支えるNATO各国は、ロシアが半年前にスター
トした蛮行に対抗すべく、軍事的には本当によくやっていると個人的には
思います。

しかし【決してNATOもウクライナもロシアに対して“勝利すること”もな
い】というのも事実だと考えます。

経済制裁や移動の制限などでロシアの自由を奪い、軍事的な反攻で「簡単
には勝てないことを思い知らせる」という点ではある程度の成果を、ウク
ライナと欧米社会は得ていると思われます。

しかし、天然ガスという“武器”をもつロシアは、まだロシア産の天然ガス
に依存するドイツをはじめとする欧州各国の首根っこを掴み、ロシアに
“反対しない”国々からの支援を得て、十分に生きながらえており、ウクラ
イナにおける戦争も遂行しており、まだまだ余力を残していると思われます。
 
          
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 本当は3.1%も上がった物価
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日銀が言う「インフレは一時的」は嘘、主役はエネルギーから食品へ=斎藤満

やはりというべきか、日本のインフレが懸念されたように変節を見せてい
ます。日銀が考える「年末までに収まる」一時的な物価上昇ではなく、値
上げ品目が拡大し、長期化が懸念されるようになりました。しかも、生活
周りの必需品が値上がりし、消費者はいよいよ逃げ場を失いつつあります
(『 マンさんの経済あらかると 』斎藤満)


プロフィール:斎藤満(さいとうみつる)
1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和
銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミスト
としてワシントンの動きとくにFRBの金融政策を探る。その後、三和銀 行
資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資
調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経て
2014年6月より独立して現職。為替や金利が動く裏で何が起こっているか
を分析している。

「2%台の物価上昇」報道はミスリード
先週金曜日の19日に発表された7月の全国消費者物価(CPI)について、各
メディアはコアの数字前年比2.4%の上昇を紹介、4月から4か月連続で2%台
の上昇となり、政府日銀の2%の物価安定目標を上回ったと報道しました。

それでも日銀の考える物価上昇の形とは異なるので、引き続きYCC(イー
ルドカーブ・コントロール付きの金融緩和を継続する姿勢を伝えています。

この報道は不正確で、世論をミスリードする可能性があるので要注意です。

日銀は物価上昇の「基調」を見るために、天候などで変動しやすい生鮮食
品を除いた「コア」の上昇率を注視していますが、消費者は生鮮食品を買
わないわけにはいかず、この生鮮食品がこのところ高い上昇を続けていま
す。7月もこれは前年比8.3%上昇しています。

つまり、報道される数字より現実のインフレは高いのです。従って、7月
の物価上昇はコアの2.4%ではなく、生鮮品も含めた2.6%を報じるべきです。

実際のインフレ率は「3.1%」
さらに、この数字の中には実体のない「仮想」の支出費目「持ち家の帰属
家賃」が含まれていて、この上昇率がゼロで、これが指数全体の約16%も
占めています。この架空の家賃を除くと、現実の物価上昇率は3.1%になり
ます。

これが実態的なインフレ率で、現に総務省も厚労省もこれで実質値の計算
をしています。

つまり、日本の現実的なインフレ率はすでに3%台になっていて2%台とは国
民の受ける印象が異なってきます。良心のあるメディアはこの3%台のイ
ンフレ率を紹介すべきです

さらに、日銀の考える物価上昇の形、つまり賃金上昇を伴ったものでない
から金融緩和を続けることが、消費者にどれだ負担になるのか、わかって
報道しているのでしょうか。

日銀の緩和で賃上げが進むと考えるのは日銀の傲慢です。


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中国の湖が枯れて湖底がみえた
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)8月27日(土曜日)
        通巻第7441号  
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中国の湖が枯れて湖底がみえた。深刻な水不足、農作物は壊滅の懼れ  
番陽湖は35%の湖水に。屈原の洞庭湖も観光地・西湖も景観が激変した
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 中国最大の湖は青海湖。淡水湖で世界二位が番陽湖、日本人観光客は必
ず訪れるのが杭州西湖、中国史が好きな人は洞庭湖。日本にも北はサロマ
湖、支笏湖、洞爺湖、阿寒湖、十和田湖、田沢湖、猪苗代湖と幾多の湖が
あって、琵琶湖は日本一だが、世界ランキングでは百傑にも入らない(世
界一はバイカル湖)。ちなみに番陽湖は琵琶湖の6倍の面積である。

 中国の自然災害は桁違い。豪雨が続くと、ダム決壊、洪水、地盤陥没、
台風被害などで、道路は河となり、すさまじい犠牲がでる。
三年前はあまりの豪雨に世界最大の三峡ダムの決壊がさかんに言われた。
 
 こんどは逆だった。連日の猛暑、摂氏40度超え、干ばつが電力供給に大
きな障害をもたらし、各地で計画停電。重慶はショッピングモール営業時
間を午後四時〜九時に制限。トヨタとホンダの工場は停まった。四川省は
電力の八割が水力だからだ。

 四川省は昔の「蜀」。劉備玄徳が治め、杜甫が活躍し、諸葛孔明が戦略
を編んだ地。トウ小平の出身地であり、成都、重慶など工業の拠点であ
る。電力需要は6500万キロワット。前年比25%の需要増は、アップルや
自動車工場が集中したからだろう。

 一ヶ月、雨がまったく降らなかった。摂氏40度(華氏百度)、農作物は
枯れ、となりの湖北省と合わせて数千ヘクタールに被害が出た。成都市民
のおよそ82万人は飲料水がない。水道がとまったからだ。
 くわえて山火事である。8月25日のApに拠れば、540世帯、1500名が非
難し、消防隊5000名が動員されているが、未曾有の山火事は一帯をはげ山
にしてしまうから、保水力が失われる。

 番陽湖は江西省の北西部、九江から南昌へ南下すると左手に広がる。淡
水湖で中国一(世界一はキルギスのイシク湖)、湖面面積は3976平方キロ
だが、洪水期には5050平方キロに湖面が広がったことがある(ちなみに琵
琶湖は670平方キロ)。

8月25日現在、水位は五分の一となって、湖中にある展望楼には歩いて
けることとなった。番陽湖の中州に北欧企業がリゾートホテルを計画して
いると九江で政府関係者から聞いたことを思い出した。
 九江は洪水でも有名だが、付近は工業団地など開発がブームに沸いたこ
とがあった。番陽湖の水量を調整し、農地へ配水する機能があることから
「腎臓の湖」とも言われる。(番陽湖の「番」には「こざと」)。

 歴史好き文学好きの人なら洞庭湖だろう。屈原は政治の腐敗に絶望し、
汨羅で入水自殺した。詩人の杜甫は、「岳陽楼」を謳った。この洞庭湖は
淡水湖では中国第二位。2820平方キロで関東平野より湖面が広いのだから
桁が違う。

 杭州観光ではおなじみの西湖、ほかに九寨溝のエメラルド色などが観光
客を引き寄せていたが、猛暑、干ばつで景観が激変した。

▲中国一の青海湖は周囲が360キロ、一周したことがある

 中国最大の青海湖は青海省の省都、西寧に宿を取って、中国人ツアーに
紛れ、一周したことがある。
早朝八時だったかに出発し、帰ってきたのが午後八時、青海湖は周囲 360
キロの凸凹道だから12時間(途中、昼飯休憩などあり)かかった。
青海湖は塩湖、モンゴル語でココノールという。4635キロ平方キロ。108
の河川から流れ込んだが、2022年8月には85%も水位が下 がった。

 あれは小泉政権のときだった、ツアーで日本人と分かると、まだ日本へ
のあこがれがつよく残っている時代で、「小泉首相の靖国参拝をどう思う
か」と聞かれた。
デジタルカメラを珍しそうに眺め、なかでも親子連れの父親がかなりのイ
ンテリで流ちょうな英語を喋った。
 「日本にもこのような湖はあるかい?」「琵琶湖(ピーパーフゥ)って
東京からどういくのか?」

 内蒙古省のホロンバイル草原は有名だが、かつて日本軍の要塞があった
ハイラル(海拉爾)からバスで三時間。拠点となるのは「満州里」であ
る。典型の炭鉱街。
満州里は、ロシアとの国境でもあり、鉄道がまたいでいる。そこからやや
西へ開けるのがホロン湖(呼倫湖)で2335平方キロ。湖畔のレストランで
湖魚を酒の肴にしたことがあるが、夏でも革ジャンを着込むほど寒かった。

 また思い出した。中国人作家で台湾に亡命した朴内夫(筆名=無名氏)
が日本に来たとき、箱根の芦ノ湖を案内した。湖畔のレストランで氏は
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」はこの池(芦ノ湖)か?」と聞か
れて驚いた。中国人の感覚では、小規模な湖は「池」なのである。

 ▲じつは中国最大の湖は興凱湖だが、北京条約で75%がロシアに帰属する

 ついでにもうひとつ。
日本人が殆ど行かない最大級の湖がある。
黒竜江にある興凱湖で、4403キロと、番陽湖よりも湖面面積は広いが、じ
つは北京条約によって四分の三がロシア領に編入されている。十数 年前
に、高山正之氏等と行ったことがあるが、真夏なのに、日本の初冬の寒さ
だった。

したがって中国側の湖面は1000平方キロでランキングに入らない。この興
凱湖の真南が沿海州のウラジオストクだから、中国人にとってロシ アは
「癪の種」になる。ロシアがウクライナでへとへとになったら、中国 は
北京条約の廃棄をせまり、ウラジオストックを回収する挙にでるかもし
れない。(詳しくは来月五日発売の拙著『ウクライナ危機後に、中国とロ
シアは破局を迎える』(宝島社)をご参照されたい)。

8月24日から降雨(慈雨)があって、四川省では25日あたりからよう やく
工場が再開されている模様である。
 □☆□☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□   
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  ☆⌒☆⌒☆⌒☆ ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆     
  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読
者之声
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   ♪
(読者の声1)「ウクライナの核自衛再開がプーチン問題を解決する」
プーチンのウクライナ侵略から半年たち、プーチンはウクライナの予想
外の抵抗で困っているようだがらちがあかない。
 一方、世界経済は今、コロナ被害、ロシアの侵略、中共政権の混乱とい
う三大災厄により、大打撃を受けているが、そろそろ我慢できなくなって
きている。
 そこで解決出来るものから、手を付けたいが、それはロシア問題だ。欧
米は、プーチンの核の脅しに屈しているがもともとウクライナは核自衛
していたのに、米英露のブダペスト合意を信用して核ミサイルを廃棄した
ところ保証人のロシアに侵略されたというのがこの災厄の発端だ。
そこで約束違反だからウクライナは核自衛する権利があるのではないか。
ウクライナは農業国だが、高度な技術も持つから、核兵器を製造できるの
ではないか。ウクライナがロシアに侵略すると核で報復するといえば、
プーチンは兵を引くだろう。本来核で警告してよいのはウクライナの方な
のだ。
国際経済は冷酷だ。何時までも戦争を続けることは出来ない。世界の意見
は、早期経済回復のためにウクライナの核自衛を認めるのではないか。例
外のない規則はないからだ。世界で非核三原則を持つのは日本とウクライ
ナというが、もともと世界が非核三原則を採用してから実施すべきであ
り、それまでは核を含む在来の国防を固めるのが国民への義務である。
日本の九条も同じだ。人間の願望と軽率な早合点が戦争を起こすことが分
かった。日本は猛省だ。(落合道夫)
   ♪
(読者の声2)下記は「中国の圧力に屈せず」と題された産経の記事で、
矢板明夫(産経新聞台北支局長)。8月26日付けです。
(引用開始)「中国人民解放軍による台湾海峡周辺での大規模な軍事演習
が始まってから2日目の5日、台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)の名
誉会長、曹興誠氏は
台北市内で記者会見を開き「台湾の安全を守るため、私財1億ドル(約136
億円)を寄付する」と発表した。「私は政治や選挙などに興味はない。た
だ中国共産党の?
と暴力が嫌いだ。中華圏の人々に浄土と青空を残したいと思っている」。
寄付金は中国による認知戦、心理戦、世論戦の対策強化に使われるとい
う。1947年、中国・北
京に生まれた曹氏は2歳の時、両親と台湾に渡った。大学卒業後、技術者
を経て82年にUMCの創業を主導し、同社の社長、会長を長年務めた。同
じ時期に半導体大手、
台湾積体電路製造(TSMC)を創業した張忠謀氏と並び「半導体業界の
2大巨頭」と呼ばれた。曹氏は約10年前までは、中国と台湾の統一を主
張。中国への投資や工場建設などを積極的に推進したが、約束を守らない
共産党幹部らと接触しているうちに不信感が募り、中国と距離を置くよう
になった。最近は中国が軍事演習を通じて台湾民衆を恫喝(どうかつ)し
ていることに強い怒りを覚えた。「私たちは決し
て圧力に屈しない。自分で故郷を守る勇気と決意があることを知ってもら
いたい」と語気を強めた」(引用とめ)。
 この記事を読んで、日本の孫正義、三木谷某など、いったい何をしてい
るのかと憤慨です。(AY生、足立区)

(宮崎正弘のコメント)懐かしき名前です。曹興誠氏とは1999年に台 湾
でインタビューしています。拙著のどこかに書いたのですが、23年前 で
すので、お名前以外、どの本だったか、記憶に残っておりません。筆者
と同世代の経営者。李登輝さんのブレーンのひとりだったと記憶します。
インタビューは竹村健一氏と一緒でした。
 あの世には持って行けない私財を国のためのぽんと差し出す。半世紀
前、愛知のF化学の社長は「憲法改正のためなら工場を売ってでも数億は
つくる」といってましたね戦前は事業に成功した人は戦闘機一機分を寄付
したものでした。満州で成功した中西れいの父親がそうでした。


━━━━━━━
重 要 情 報
━━━━━━━

◎内閣総理大臣・岸田文雄氏論(「無策無敵」からの脱却を):前田正晶

私は岸田文雄氏があの30万円給付論で滑った頃、いや、それ以前から岸田
氏の政治的な力量には多少の疑問を感じさせられていた。しかも、ある自
由民主党関係筋からの伝聞でも兎角の低評価があるような感があった。そ
れ以外にも、報道機関が「盟友だったはずの故安倍晋三元総理からの禅譲
に期待しているのは・・・」と伝えていたのも「育ちの良さ(弱さ?)」
を感じさせる不安材料だった。

あの15年の韓国との不可逆協定には「岸田さんもやっと力を発揮された
か」と感じさせられたし、人柄の良さには好感が持てた。しかしながら、
そもそも我々一般人は、マスコミ報道からの限定された範囲でしか政治家
を評価乃至は査定できないのだ。従って、何も岸田さんだけのことではな
く、自民党の議員たちが「どの程度のものか」などは私には良く解ってい
ない。

そこに降って湧いたかのような感を禁じ得なかった菅義偉首相の総裁選不
出馬あり、岸田氏の意表を突いた「二階幹事長云々」の声明があって、総
裁選挙に打って出ると珍しく意志を明確に表明された。私にも「この際、
岸田文雄氏を見直すべきか」との思いが少しは生じてきた。だが、そこに
同時期に聞こえてきたのが菅義偉首相の「岸田じゃ出来ないよ」の一言
だった。

私は菅義偉首相が誕生し、色々と菅氏独得の政策を打ち出された際に「こ
の方はロールシャッハテストで最も簡単な図形を見出す型の政治家では」
と極めて失礼な見方を公開していた。だが、その後の短期間にCOVID対策
で打ち出された100万人のワクチン接種であるとか、無謀だとも一部のマ
スコミが貶したことを押し切って成し遂げられるなど、現実に国民の為に
なる実績を挙げておられたと思う。

一方の岸田文雄総理は派手にノートなどをかざして「聞く力があるから、
見ていて欲しい」とばかりに我々に訴えかけられた。素直に期待させて頂
く以外の選択肢はないかのようだった。だが、昨夜のPrime Newsでは読売
の橋本五郎氏などは「聞くだけで、それを実行に移さなかったのでは何に
もならない」と、かなり手厳しいことを言っていた。残念なことは「その
通りだな」と思わせられる点ではないだろうか。

簡単に言ってしまえば、「岸田総理は事、海外向けのこととなるとやけに
気合いを入れて臨まれる傾向を感じさせる。だが、我々国民が『岸田さ
ん、良くやって下さいました』と両手を挙げて感謝したくなるようなこと
は未だ余りなし遂げて下さっていないのでは」という辺りが、私の率直な
感想になってしまうのだ。TICADを推進されるのも結構だが、何億円だっ
たかを拠出されるのだったら、国内に公金を投じて頂きたい状態にある事
案が多すぎる気がするので困る。

何も、ロールシャッハテストで簡単な図形を見出して下さいとまでは言わ
ないが、「眼前に山積する難題の中で、国家・国民の為には何が最重要で
あるか」の優先順位を的確に付けて頂きたいのである。「国葬」には私に
は何ら異論は無いが、今になって泉健太が選んだ安住某に四の五と言われ
ないような万全の備えをしてから閣議にかけた方が良かったような気がし
てしまうのでは・・・なのだ。

岸田総理の政策には「何をやり遂げたいのか」、「何が我が国にとって現
時点において最優先で処理すべき課題か」が明確に打ち出されているのだ
ろうかと感じさせられてしまう事案があるのは残念なのである。円安に対
する手は未だ打たれていないし、物価上昇対策も未だしだし、全数把握で
のもたつきなどは新たな不安材料だ。そう見てくると「無策無敵」と言わ
れてしまったのも・・・と感じさせないように、「気持ちを切り替えて、
難局に当たって頂きたい」と願うだけだ。

妄言多謝。


◎百田直樹氏のv藩エルで絶望的な事を言っていました、
面白いので、お送りします。=浜田ェ
 https://youtu.be/U5dmcmhkX9I

支那にやられるのを蟻にたとえていますが、他種の蟻の巣を奪い、そこの
蟻を働きアリ(労働者)
として駆使する。これは支那が支配者として日本に臨む支配。トップを奪
い去る。ユダヤと同じです。


━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━
31日の東京湾岸は曇りのち晴れ。

渡部亮次郎わたなべりょうじろう86歳。

元NHK政治部記者。当時「文芸春秋」に「赤坂太郎」で
政治評論を書いた。1字10円だった。

仙台、盛岡局勤務の後、東京の政治部へ。河野一郎を
担当。河野先生は酒 を一滴も飲めなかった。毎夜、赤坂の料亭に立ち
寄っていたが、お膳を前にお茶を飲んでいたとは。呑み助の私には想像も
できない。
外務大臣秘書官。その後、社団法人の理事長を18年間。
現在は年金生活者。メルマガ「頂門の一針」主宰者。
 
秋田県生まれ1936年1月13日。どこといって故障個所は無いから100位まで
は生きるだろう。このメルマガの届かなくなった日が私の死亡日です。

兄は81で、姉は91で死んだ。遺伝の話をすれば、 父親は60代に死んだが
母親は98まで生きた。

渡部 亮次郎

--
渡部 亮次郎
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