頂門の一針 6262号
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2022(令和4年)年 9月16日(金)
朝日が煽る旧統一教会魔女狩り報道:花田紀凱
国賊と化した財務省・岸田内閣:三橋貴明
編集長ピックアップ:山田智章
「国葬反対」の連中の存在:前田正晶
アンゴラ経済の中国依存度は深刻:宮崎正弘
重 要 情 報
身 辺 雑 記
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頂門の一針(まぐまぐ)
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朝日が煽る旧統一教会魔女狩り報道
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【花田紀凱 天下の暴論プラス】
元朝日新聞政治部次長、鮫島浩氏が書いた『朝日新聞政治部』(講談社
刊)は朝日新聞政治部の内幕物として興味深く読んだ。
朝日新聞の記者たちが、どんな思考パターンで取材しているのかがよく
わかる。が、見過ごせない1行が。
<安倍首相はそもそも朝日新聞を敵視し、朝日バッシングで支持層を固め
てきた>(240ページ)話が全く逆だろう。
よくこれほど、鉄面皮なことが書けるものだ。
安倍晋三元総理が、政界で力を持ち始め、将来の総理候補と言われるよ
うになってから、執拗に、事あるごとに、事がない時にも安倍元総理を敵
視し、貶めてきたのが朝日新聞ではないか。
森友、加計、そして桜を見る会、朝日新聞は、何年にもわたり、あらゆ
る機会を捉えて、執拗に安倍元総理を批難し、論陣を張ってきた。
で、何があったのか。
結局、朝日新聞が総力を挙げて取材して、何ひとつ、具体的に安倍元総
理や昭恵夫人に関して、法に触れるような事実を提示できなかったではな
いか。
今、朝日新聞が、異常とも言える力の入れ方で報じている「旧統一教
会」の問題。それこそ典型的な朝日の「安倍敵視」報道だ。
茂木敏充幹事長が「党として組織的な関係はない」と言っても、<所属議
員と教団との広く根深い関係は否定できまい>そして、<安倍元首相ら、
党の中枢を担った有力者との深い結びつきも明らかになっている>(9月6
日社説)
安倍元総理は潘基文元国連事務総長に頼まれて、トランプ前大統領やペ
ンス前副大統領と共に、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合」のイベン
トにビデオメッセージを寄せただけではないか。これが<根深い関係>で
あり、<深い結びつき>なのか。
これまでこの件に関する朝日新聞の報道をチュッケしても、せいぜいが、
岸信介元総理と勝共連合の関係くらいしか書いていない。そんな<深い結
びつき>があるなら、朝日新聞が総力を挙げて取材し、明らかにしたらいい。
未だに、それが記事にできないのは、まったくそんな事実がないか、朝
日新聞の記者が無能だという証拠だろう。連日、大きく報じているが、議
員たちも、祝電を打った、パーティー券を 買った、関連団体の会合で挨
拶をした、選挙の時、陣中見舞いをもらっ た。関連メディアの取材を受
けた、せいぜいこの程度。
莫大な政治献金してもっらたとかならともかく、政治家なら、自分の選
挙区の選挙民に対して、やって当然のことばかりではないか。この程度の
ことをあたかも、何か悪事を働いているかのように連日、書き立て、煽り
に煽るから、これまで、統一教会にさほど関心を持たず、知識もなかった
人たちが、大騒ぎしているだけだ。
朝日新聞が狡猾なのは、点検しろ、調査しろと煽って、自民党が調査結
果を発表すると、すかさず、<点検で幕引き許さぬ>(9月10日社説)。
そしてつい本音がポロリ。
<なにより党と教団をつなぐキーパーソンと目される安倍氏が果たした
役割が調べられていない>繰り返すが、ならば朝日新聞が総力挙げて調
べ、<安倍氏が果たした役割>を公表、批判すればいいではないか。
期待してませっせ。朝日新聞政治部の皆サン。
(月刊『Hanada』編集長)
出典:夕刊フジ2022年(令和4年)9月15日(14日発行)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文
夕刊フジ令和4年9月15日号採録
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国賊と化した財務省・岸田内閣
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三橋貴明
いや、岸田内閣と財務省派、マジで「防衛税」を狙っています。もちろ
ん、露骨な「防衛税」の導入は難しいため
「税金で償還するつなぎ国債」で防衛費を増やそうとしているようなのです。
何度か解説しましたが、つなぎ国債は償還(返済)の財源を明らかにし
た上で発行し、一般的な赤字国債とは区別されます。特定の歳入(収入)
確保を、法律で定めることが原則となります。
つなぎ国債は文字通り「つなぎ」であるため、一時的な支出を賄うため
の財源になります。財務省や岸田総理大臣、鈴木財務大臣は、「防衛費の
増額は、今年限りの話」と、認識しているようです。
まさに、国賊どもです。
『財務相、防衛費増額に「安定財源を」 国債頼みに慎重
鈴木俊一財務相は13日の閣議後の記者会見で、防衛費の増額に関して「恒
常的に必要となる経費だ。必要な安定財源を確保することが重要だ」と述
べた。
防衛費の財源を赤字国債の発行でまかなうことに慎重な考えを示したも
のだ。防衛費の財源を巡り、木原誠二官房副長官が11日のフジテレビ番組
で「国債はだめだという立場はとらない」と発言した。
鈴木氏は13日の会見で「年末に歳出・歳入の両面から検討を進める。財
源についてもあわせて考える」と強調た。
仮に国債を発行した場合の対応を問われると「何らかの将来の償還財源を
念頭に置きながらやることが、財政健全化を考えれば必要ではないか」と
指摘した。』
鈴木大臣が語ってい「何らかの将来の償還財源を念頭に置く国債」が、ま
さにつなぎ国債です。恐ろしいことに、彼らの頭 の中では「財政健全
化」が「国防」よりも優先順位が高いようなのです。
中華人民共和国というか中国共産党は、台湾を併合する「意図」「意志」
は確実にあります。問題は能力です。
台湾を軍事的に侵略するとなると、短期の飽和攻撃をするしかありませ
ん。台湾海峡及び台湾周辺の海域の制海権と制空権を取り膨大な強襲揚陸
艦で一気に攻撃するわけです
今のところ、中国は台湾上陸に十分な強襲揚陸艦はないようですし、そ
もそも厦門や福建省に大量の艦船を集めると、衛星から丸見えです。とは
いえ、中国が「将来」の台湾侵略を意図していることは確実なわけで(そ
もそも、習近平が何度も明言している)、8月も台湾の基地攻撃の演習を
展開していました。
日本も「将来」の台湾戦争に備え、防衛力を強化しなければならない。
当たり前ですが、台湾戦争が勃発した以降に、「大変だ! 防衛力を強化
しよう」などとやったところで、間に合いません。
上記が現実であるにもかかわらず、防衛費増額を「つなぎ国債」「税
金」で、しかも「一時的な支出」として賄おうとする財務省、岸田内閣。
国賊、という言葉がこれほど似合う連中は、
そうはいないでしょう。
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編集長ピックアップ
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山田智章
プロ野球のペナントレースは大詰めを迎え、14日現在でセ・リーグはク
ライマックスシリーズ(CS)進出をかけた熾烈(しれつ)な3位争いを
パ・リーグは上位4球団が3・5ゲーム以内にひしめく戦いをそれぞれ展開
しています
個人成績では、ヤクルトの村上宗隆選手の令和初の三冠王とシーズン最
多本塁打の60本超えが現実味を帯びてきました。今季はやや地味ながら、
セの新人王争いは、阪神の湯浅京己(あつき)投手、巨人の大勢投手の救
援投手同士の一騎打ちが有力視されています。
▼【フォト特集】村上宗隆55号、日本最多タイ 王さんに並んだ
今年5月、こんな予言≠ェ話題になりました。
「3割打者が存在しなくなる時代がくる」
福岡ソフトバンクのエース、千賀滉大投手が西日本スポーツのコラムで
披露した持論です。いまの投手には進化する環境が整い、球速も変化球の
キレも向上し続けているが、打者がそれに対応することは難しい、進化の
スピードに差がある、というのが理由だそうです。
14日現在の3割打者(規定打席以上)はセが4人(昨季7人)、パは3人
(同4人)。千賀投手の指摘が当たっているようにも思えます。
さて、関西での関心は、阪神がCSに行けるかどうか、そして、ずっと
続いている矢野燿大(あきひろ)監督の後任問題です。シーズン前、それ
もキャンプイン前日に今季限りでの退任を表明するという前代未聞の幕開
けでした。次の監督は誰なのか、既定路線なのか、はたまた…。阪神の好
不調は関西経済にも影響するといわれるだけに、ファンならずとも気をも
んでいます。
▼【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】矢野監督、平田2軍監督の緊急会談を…
ラスト10試合は来季の布石に
野球はプロ野球だけではありません。高校野球も夏の甲子園で初めて優
勝旗が白河の関を越えました。新型コロナウイルス禍の高校生たちを思い
やった仙台育英(宮城)の須江航(わたる)監督の優勝インタビューが話
題を呼びましたが、コロナ禍のドラマは地方にもありました。
▼仙台育英監督「青春ってすごく密」コロナ禍の高校生へ
甲子園キップをかけた奈良県大会の決勝(7月28日)は、名門・天理
が、準決勝で昨夏の全国準優勝の智弁学園を破った公立の生駒を21━0
という大差で圧倒しました。ただ、決勝は、生駒がコロナ感染などで準決
勝から12人の選手を変更。優勝を決めた天理は喜びの輪をつくらず、
粛々と整列し、生駒に対し真摯(しんし)に向き合いました。
そんな両校が今月11日に「再試合」を行いました。決勝とは違い1点
を争う好ゲームを制した天理は、7月には封印した喜びの輪をマウンドで
満喫。そこに生駒ナインも加わるという、まさに「青春って、すごく密な
んで」を象徴するようなシーンとなりました。
▼新型コロナで大差の高校野球奈良大会決勝 再試合実現
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「国葬反対」の連中の存在
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前田正晶
「国葬反対」の連中の存在には我が国民が劣化したのかと情けない思いだ
故安倍晋三元総理の国葬を巡っての否定的な騒ぎを連日見せられるのは、
本当に心から情けないことだと嘆いている。国葬に賛成か反対かの世論調
査をする感覚にも恐れ入っているが、それにも増して品性下劣な輩があれ
ほど多いのかと悲憤慷慨しているのは「故安倍晋三元総理の業績の中か
ら、彼ら反対勢力がモリカケ桜等々を抜き出してここを先途と論い、如何
にも故安倍元総理が極悪人であったかの如くに吹聴していること」だ。
本日の渡部亮次郎氏主宰の「頂門の一針」では、北野幸伯氏が「安倍元総
理の本質」で詳細に述べておられたように故安倍元総理が残された功績は
立派どころか偉大なものがあるのだ。それを全く無視して一党一派のため
なのかあるいは一紙の虚栄と見得のためなのか、あれほどまでに故人を卑
しめる日本人がいたのかと思うと本当に情けないのだ。何時から我が国に
はそういう品性下劣な者どもが、世論調査上では過半数に達するように
なったのかと、怒り且つ慨嘆している。
私は我が国では「死者に鞭打つ」かのような行為は、下等であり無礼であ
ると否定されてきたと信じてきた。それにも拘わらず、公党であり与党第
一党の立憲民主党の泉健太(敢えて敬称も何も省く)は散々異論を唱えた
かと思えば、逡巡して見せた後で「欠席」を表明したのだった。どれだけ
非難攻撃しても飽き足らない愚行である。また、彼らに同調して「反対」
のデモンストレーションまでする者どもがいたのも、見苦しい出来事だった。
この不敬な態度を見るにつけ、彼らが政敵だったかも知れない自由民主党
総裁だった安倍晋三氏の業績を否定すれば、彼らの人気が浮上するとでも
思っていたかと思うと、こんな連中を選んだ国民の質まで気にしたくなっ
てしまう。北野幸伯氏が採り上げられた数多くの功績から、仮令、彼らが
未だに論っている「モリカケ桜」などなどを引いても、実績と功績の方が
比較するまでもなく遙かに大きいのではないか。
だが、そのような品性下劣な連中に格好の岸田内閣と自民党を貶める材料
を提供したのが、旧名統一教会問題である。私は岸田総理が茂木幹事長に
命じた内部調査は後手だったし、かえって反対派が盛り上がる材料に使っ
てしまった経過を見ていると、総理は側近に人を得ておられないのかと気
懸かりだ。特に、側近と報じられている木原官房副長官の今頃になって関
連があったと認めるような発言は、負の貢献でしかないだろう。
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アンゴラ経済の中国依存度は深刻
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)9月12日(月曜日)弐
通巻第7460号
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アンゴラ経済の中国依存度は深刻。「借金の罠」を西側が警告 アンゴラ
石油の70・6%が中国へ。なのに中国からの借金が426億ドル
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9月9日、アンゴラのジュアン・ローレンソ大統領が記者会見し、「これ
からアンゴラ経済の対中依存度を減らす」と言明した。8月の選挙で二期
目の当選を決めたばかりだが、与党MPLAの得票率は劇的に減ってお
り、汚職の批判が絶えず、その元凶が「あの国」であることを国民が知っ
ているからだ
アンゴラは石油埋蔵127億バーレル。原油代金の高騰で経済は回復した
はずなのに、中国からの借入金が426億ドル! 外貨準備はすこしも増え
ないのである。
アンゴラはポルトガル植民地から独立し、その後はMPLAと
UNITAが27年間、熾烈な内戦を繰り広げてきた。MPLA(アンゴラ
解放人民運動)は旧ソ連の支援をうけまたUNITA(アンゴラ全面独立
民族同盟)はCIAの間接援助があったとされる。東西冷戦がおわり、両
者は停戦で合意した。選挙が行われてMPLAが連続勝利してきた。
面積は日本の三倍強もあるが、人口は3000万。最近は旧宗主国のポルトガ
ルから「出稼ぎ」が目立ち、首都ルサカは摩天楼が林立している。海岸の
豪華別荘は欧米の金持ちに売り出されているほど。
中国のアンゴラ投資の分野は建設(57%)、産業(30%)運輸(10%)
に集中しており、また中国輸出入銀行はアンゴラ鉄道に9000万ドル、電力
網建設に5500万ドルを貸与している。典型的な「借金の罠」に引っかかっ
た見本のようなもので、おそらく中国が契約した担保はアンゴラ石油の採
掘権などではないか。
□☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□
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BOOKREVIEW
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中国は共産主義とは縁を切った民族主義独裁国家だ
NATOは反ロシア同盟から反中国同盟に変色した
北野幸伯『黒化する世界─民主主義は生き残れるのか?』(育鵬社)
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「赤化」なら分かるが、「黒化」とは何か? 国際政治のタームにはこ
れまでになかった。要するに『独裁主義化』する国家、地域を指す。なら
ば、いまや共産主義とは無縁ながらファシズム暴走中の中国、北朝鮮、そ
してシリア、キューバ。ここに民主主義を棄てようとしているロシアが加
わる。プーチンを評者(宮崎)は「ガスプーチン」と呼んだが、北野氏は
「プトラー」と命名した。「プーチン+ヒトラー」の造語で、わかりやす
い。ともかく本書は国際情勢を極めて平明に解き明かす解説書となってい
て、専門的アカデミズムの語彙が殆ど出てこないので理解しやすい。きっ
と高校生でも読める。「黒化勢力の核は中国」と断定的な定義づけでは、
かつての紅は真っ黒の「民族主義独裁国家」になったとする。 EUは覇
権の奪還を狙い、アメリカのドル基軸体制に楔を打ち込もうとユーロを創
設したが、フセインがドルからユーロに乗り換えようとして、戦争を仕掛
けられ、処刑された。ロシアのホドルコフスキーは、ユコスをアメリカの
メジャーに売り渡す寸前で逮捕されシベリア流刑九年。この報復戦は、ア
メリカがウクライナに仕掛けたカラー革命だったと北野氏は独自の分析を
披露する。ついでアメリカは対中国アプローチを新冷戦構造に転換し、明
らかに中国敵視とし、膨大な中国利権を抱えたバイデンと雖も、トランプ
政策を継続した。
2015年の習近平訪米は霞んで冷遇された。全米メディアは小さくしか扱わ
ず、対照的にインドのモディは全米各地で大歓迎の嵐だった。モディ登場
直前までアメリカはモディにヴィザ発給を認めない制裁を加えていたのだ
から、なんという様変わりか。 北野氏の評価では「バイデンはリアリス
ト」であり、呼応して対応している岸田外交は成功していると意表を突く
分析を展開している。そして重要なのは反ロシア同盟だったNATOが反
中国同盟に性格を替えたとする指摘である。ウクライナ戦争の結末はロシ
アの戦略的敗北に終わろうと予測するのも独特である。
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●樋泉克夫のコラム ●樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
【知道中国 2420回】
習近平少年の読書遍歴・・・「あの世代」を育てた書籍(習86)
▽
1970年4月5日から7日まで、周恩来ら中国代表団が北朝鮮を訪問した。
金日成は一行を「狗肉宴」で歓待しているが、テーブルにどのような犬肉
料理が並べられたのか。
それにしても犬肉が取り持つとは。やはり「中朝両国の血で結ばれた友
誼」は味わい深い。
平壌での「狗肉宴」から20日ほどが過ぎた4月24日、毛沢東の「我々も
人工衛星をブチあげろ」との年来のハッパに応えるべく、人工衛星第1号
の打ち上げに成功している。かくて地球を周回する人工衛星から、「東方
紅、太陽昇、中国出了個毛沢東(東の空が真っ赤に染まり、太陽が昇る、
中国に毛沢東が躍り出た)」の毛沢東賛歌が流れ出す。中国全土が狂喜乱
舞したことは言うまでもない。
『人造地球衛星 RENZAO DIQIUWEIXING』(中国科学院上海天文台編
上海市出版革命委員会)は人工衛星に関する基本知識──「宇宙とは」「人
工衛星はどうして宇宙に飛び出せるのか」「人工衛星の科学的価値」「人
工衛星に関する諸問題」──をイラスト入りで分かり易く解説している。政
治的メッセージは極めて希薄であり、抵抗なく冷静な筆致で書かれている
から、それだけに科学読み物として大いに参考になる。
だが最後になって「西側ブルジョワ階級が達成可能なことは、東側のプ
ロレタリア階級は必ず達成できる。西側ブルジョワ階級に出来ないことで
も、東側プロレタリ階級は必ずやり遂げられる。中国人民が示す勝利の前
進は、いかなる反動勢力も阻止することは出来ない!」との昂揚した政治
的メッセージが飛び出す。
この種の大仰な「煽り」は文革という特殊過ぎる政治環境なればこそでは
あるが、人工衛星打ち上げ成功は政治的熱狂の裏側で先端科学技術習得に
努めていたことを示してはいる。その取得にどのような手段が弄されよう
ともではある・・・が。
ここで参考までに、中国人以外の文革礼賛派の主張を振り返っておきた
い。当時、日本で毛沢東思想・文革を礼賛した勢力の代表格である新島淳
良は、「一九六四年一月から一九六九年九月までに毛主席がおこなった指
示、談話、および毛主席が起草した重要な決定・通知を発表の年代順に収
録し」、『毛沢東最高指示』(新島淳良編 三一書房)を出版した。新島
は、編集に当たっての基本姿勢を熱っぽく綴った。
──「毛主席は、中国人民の心の中の赤い太陽であるばかりでなく、全世
界人民の心の中の赤い太陽だと、中国の友人たちは言う。それならば、そ
の太陽を雲でおおうのはどうしてなのか。中国の友人たちよ、あなたがた
のその態度は、大切な宝物を私有して人に見せない金持ちの態度に似ては
いないか。あるいはまた、見せるのならいいところだけをみせようとす
る、国営観光業者の態度に似てはいないか」と「中国の友人たち」に疑問
を投げ掛けている。
さらに「公表未公表を問わず毛主席の著作は、人民にとっては『問題を
もって学び、活学活用し、学ぶことと用いることを結合し、さしあたって
必要なことから学び、すぐ効果のあらわれるように学び、『用いる』とい
う点に全力を傾注する』(林彪『毛主席語録』再版のまえがき)という態
度で学習される」と、林彪まで持ち出す──
なにやら毛沢東熱にうなされた新島の「心の高ぶり」が伝わってくるよ
うにも思える。
精神が昂揚したままに、「この日本語版のささやかな『最高指示』が、英
語・フランス語・スペイン語等に訳され、世界中の人民に伝わることを望
む」とし「毛主席の指示は、プロレタリア文化大革命を媒介とし、たんに
一国の最高指示にとどまらず、世界のたたかう人民の最高指示になりつつ
ある」と口を極めて「毛主席の指示」を称えていた
なぜ新島はかくも熱狂したのか。それは不明だが、彼のような存在を単
に日本の中国研究における道化師として嘲り、退け、葬り去ればいいと言
うものではないだろう。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読
者之声
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(読者の声1)ユダヤ問題から少し離れて、20世紀初頭の世界を見ると帝
国主義に科学万能の物質主義、拝金主義である。科学万能といいながらビ
タミンが発見されたのは1911年、日露戦争で脚気で多くの兵を失ったのは
森鴎外が病原菌説を強行に主張したからでもある海軍が明治17年(1884年)
には洋食や麦飯を戦闘糧食に導入したのに対し、陸軍は白米食に固執、麦
飯兵食を採用したのは海軍から遅れること約30年、大正2年(1913年)のこと。
科学万能に対し世界的に心霊研究が盛んになり英国では降霊会が人気と
なった。日本で心霊研究といえば浅野和三郎:1874年(明治7年) - 1937年
(昭和12年) である。東京帝大英文科を卒業後、海軍機関学校の英語教官
となるも大本教(皇道大本)に入信し退官、後任は芥川龍之介。翻訳書の
『死後の世界』JSMワード著など抜群に面白い。大正時代は演説会が盛ん
な時代、戦前の学者や軍人の本でも講談調だったりで、音読のリズム感が
ある降霊、憑依、自動書記など現在の心霊研究とほとんど変らない。浅野
和三郎は入信後「皇道大本略説」という本を書いている。大正6年(1917
年)の稿である。明治維新後、価値観が激変し日清・日露の戦争に勝利し
欧米の侵略からアジアを解放するアジア主義の時代に、日本が世界を統治
すべき神国であるとする大本の思想は軍人にも影響を与えた。浅野は大正
10年の大本事件の弾圧で教団を離れる。『無形の大準備』という章では過
去二千年は準備期間で海外からの様々な文化を飲み込むさまを描いてい
る。中国文明や印度文明を飲みこなすのにかなりの時間がかかったことを
面白おかしく描く。あくまで思想の話である。
【大正維新】 神政復古、世界統一が皇道大本の翻すところの旗幟であ
る。奥はどこまで深いかといえば、理智の境界、物質の世界を遠く超越し
て、神霊界の根源まで遡り宇宙間の大修理を遂行して初めて止むのであ
る。皇道大本の仕事は、要するに底の底からの大立替、大立直しである。
我が日本の最近二千年は、全くある目標に向って行進するところの準備
時代であった事が推定されるであろう。東海の水に浮びて別世界を構成し
ながら、なお適度に外界との連絡を保持し、いずれの国土に発生せる文化
をも役に立つ限り、一切吸収せざるはなかった。其の状あたかも東海の水
から成れる一大海綿の如き感がある。第一に吸収したのが朝鮮、次に支
那、次に印度、次に欧米という順序になって居る。朝鮮の受売的文化の如
きは、なんの苦もなく一気に鵜呑みにしたが、これでは甚だ食い足りな
かった。大空腹の時にまんじゅう一個食った程にも感じない。そこで直ち
に支那という【大肉饅頭】に食って懸った。
此奴(こいつ)頗る大物で、且つ脂肪沢山繊維沢山の不消化物、少々胃袋を
労せぬでもなかった。禅譲放伐だの、合従連衡だの、酒池肉林だの、後宮
三千だのという悪要素が多量に含有されていて、それが非常に消化を妨げ
た。が元来異常に強健な胃袋であるから、後には立派に噛みこなしてしま
い、却ってこの不消化物から多量の栄養物を摂取した。次に【印度の精進
料理】 これには日本人の胃袋も非常に驚いた。最初はあっさりして物珍
しくも感じたが、いかにも栄養分が足りない。遁世だの、円頂黒衣だの、
雲水だの、女人禁制だの、一切平等だの、寂滅だのという、全然(まるで)
枯葉の煮しめ、藁灰の団子然たる品物ばかりのお膳立、食傷の際の対症療
法として、食わずに見ているだけの目的には、敢て悪くもあるまいが、年
がら年中、こればかりでは全く遣り切れない。これでは【国家の保持】も
出来ず、社稷(しゃしょく)の祭祀も廃絶に帰する。本国の印度が何よりの
善き手本である。日本も随分これには長い間悩まされ、栄養不良、神経衰
弱然たる期間を経過したが、日本人の強健なる胃袋はこれにもほぼ打ち
勝った。殊に弘法が出たり、日蓮が出たりして、印度直輸入の精進料理に
手加減を加え、幾分か栄養分子を加味することにした。無論まだ不十分で
はある。アンな料理を今日も有難がって食うなどは以ての外だ。日本人の
全能力の半分も四半分も発揮せしむる力はない。もうそろそろ迷夢を醒ま
して貰わねば間に遇わない。
日本が最後に食わせられたのは、欧米舶来の西洋料理で三百余年前の切
支丹がそもそもの食いそめ、ついに明治に入ってから、全国を挙げて、餓
虎の勢いで之に飛びついた。何にしろこれが準備時代の最終、日本人の
【胃袋の試金石】 日本人の通過すべく命ぜられたる最大難関であったの
で、その困難苦痛たるや実に言語に絶した。日本人の殆んど全体がみな胃
病に悩んだ。ヤレ断髪、ヤレ廃刀、(以下、洋装・舞踏会・民権自由・男
女同権・無政府共産主義・利己主義・社会主義・耶蘇教・高襟ハイカラ・
政党・国字改良)、真にやれやれと嘆息せねばならぬ程に病弊百出した。
実に多大の犠牲で【死屍累々】 として山をなすばかり、余毒は大正の今
日までも依然として続くばかりか、却って猛烈無残の度を加えつつある。
現在の野党の主張が西洋直輸入の100年前からほとんど変わっていな
いのも驚きだが、浅野和三郎は儒教、仏教、耶蘇教の経典についても批判
する。(続く)
(PB生、千葉)
♪
(読者の声2)門田隆将著『日中友好侵略史』(産経新聞出版)。書評の
感想です。私は若い頃からシナの歴史に関心があり学生時代は自由中国関
係の文化団体に出入りしていろいろ勉強した。台湾では支那服を買って妻
に着せてみたりしたことがあった。以下感想です。
一、中共の対日工作これは、孫子の兵法の通りで即ち「戦争とは騙すこと
なり」である。顔で笑って手にナイフである。日本人は上から下までコロ
コロ騙された。
二、被害以前イタリアンレストランで昼食を取っていると、隣席の中年女
性が話しかけてきた。それは30万円知り合いの中国人に貸したのだが、返
してくれないので、どうしたものか、と言う相談だった。不可能だと思っ
たが、分からないと答えた。今の日本を象徴するような話である。関係し
ないことが一番なのだ。
三、原因日本人が騙された原因の第一は支那事変の因果関係を知らないこ
とである。これはスターリンの命令を受けた毛沢東が西安事件で蒋介石を
捕らえて転向させ、やらせた戦争である。スターリンの目的は、独ソ戦に
備えて東部国境の反共勢力である蒋介石と日本を無力化することであっ
た。大陸に引き込まれた日本は大陰謀の被害者だったのだ。だから戦後社
会党が訪中すると、冷酷な毛沢東が支那事変のお礼を言ったのだが、歴史
を知らない日本人は意味が分からなかった。馬鹿にされたのである。蒋介
石の右腕の陳立夫は戦後、支那事変はソ連の演出だ、と日本の歴史作家
(?)に述べたが、日本人達は理解できなかった。これが今も続いている
のは嘆かわしい。支那事変の因果関係は拙著「中共の正体」ハート出版で
明らかにしてある。この日本側の支那事変の不明は、中共の被害者偽装工
作の標的になり、日本が被害者なのに逆に脅される事になったのである。
これには日本の新聞が籠絡されたことがある。朝日新聞などのメディアの
反日親中の大報道は「南京大虐殺」などで悪名高い。読者国民を騙すメ
ディアを見て中共の工作員は嘲笑していただろう。
四、中共の正体次に中共の正体について誤解があった。それは共産主義運
動は看板で正体は毛沢東の個人独裁であったということである。実際毛沢
東は皇帝を気取っていた。
息子が朝鮮戦争で戦死していなければ、毛王朝が始まっていただろう。
北朝鮮と同じである。中共社会は細かい階級に分けられて管理されてい
た。平等などありえ
なかった。今も中共幹部と家族は国民に隠れて大豪邸に住み、?小平の孫
はランボルギーニを自慢している。だから左翼運動ではなかったという事
である。では何か。これは古代からある流賊だったのである。家族を連れ
た盗賊の大集団である。それが移動しながら地域を襲撃し、自作農を襲
い、略奪、暴行、殺人、人質をほしいままにしたのである。だから地方の
自作農は、共産軍がくると聞くと農家は租界へ逃亡した。本書は、日本人
の警戒心を高めるために役に立つだろう。私の知人が上海に会社を作ると
いうので忠告し、止めたが、今感謝されている。勘の鋭い彼によると同席
した中共側の担当者から殺気を感じたという。敵は餌が来たとおもったの
だろう。米国のフォリンアフェアーズ誌に習近平が5年以内に極東で戦争
を始める可能性があるという論文が、載っているという。日本は大至急核
自衛を急がなければならない。米国は頼りにならない可能性があるから
だ。日本の戦後は終ったのである。(落合道夫)
(読者の声3)前号(SSA生)様の投稿で、「デフレ(マインド)インフ
レ的マインド、ハイパーインフレ」などについて述べられている。以下、
通貨についての専門家ネイサン・ルイス氏が長年論じられているので引用
する。
フォーブス紙のスチーヴ・フォーブス氏との共著「インフレーション」イ
ンフレとは何か、なぜ悪いか、どう解決するか、という副題。結論は、金
本位制に戻れ。(参考、英文、https://newworldeconomics.com/wp-
content/uploads/2022/08/Lewis-Inflation-Newport-Aug22.pdf
写真やグラフが多く、見れば、読まなくとも分かる。)
ケインズ氏のマクロ理論によると「需要が経済の供給、そしてインフレ
を助長する」これに反し、ミルトン・フリードマン氏は「通貨の量、イン
フレは常に、何処でも、金融・供給を上回る過剰な通貨によって起こる」
ルイス氏は、両者とも正しいが、根本的には、「通貨の量ではなく、その
価値」に注目すべきだ、と。紀元前7世紀以来、常に「悪貨は良貨を駆
逐」し続けてきた。コイン・小判の金や銀の含有量は常に減らされてき
た。今比較されている1970年代のインフレを見ると、通貨の量M2の増加
率はあまり変化はなかったが、金1オンス=$35が$350へとドルの
価値が1/10に激減した。最近では、$1200から$1800へとドルの価値が
50%減っている。1928年から2022年を比較するとドルは1/90になってい
る。英ポンドは1/324、伊リラは1/28000、露、支那、独は2度ハイパーイ
ンフレ、日本も1945-49にハイパー、全ての中南米も1980年代にハイ
パー、東欧州でも1920、1990にハイパー、など。インフレは何処でも、当
たり前。
南北戦争で戦争費用を産むため故リンカーン氏は「グリーンバック」を
刷ってハイパーインフレ、1933年ルーズベルト氏は勝手に金を人民から押
収し、価値を落とす、そして1971年ニクソン氏は「暫定的に、金本位制を
止める」
では、いかにしてインフレを止めるか?
ケインズの理論によると、需要が多過ぎる、税金を上げ、金利も上げ、政
府支出も減らせば、賃金も減らす。緊縮=不況、によって解決。金融派
は、通貨の供給を抑え、支出の総額(GDP)を抑える。つまり金融緊縮=不
況。古典的な解決法は、「通貨の価値を安定させ、税を減らし、経済活動
を邪魔するものを取り除く」故レーガン氏の「レーガノミクス」とは、当
時70%の高額所得者の税率を28%に、ヴォルカー、グリーンスパン両氏に
よってドルの価値を安定化した事に依って回復した。この様に、「事後的
に問題対策」としてインフレを解決するか、あるいは、正式に制度的に
「外的な基準」、例えば金に関連させる。
人類の歴史上、金がその役を担ってきた。過去のハイパーインフレは、
1801年フランスが、1923年にドイツが、1949年に日本、支那が、1991年に
アルゼンチンが、1997年にブルガリアが、金、または米ドルに関連する事
で解決した。人民の経済、インフレ問題についての請願・非難に対する経
済学者、政治家による「解決策」は常に通貨を乱発することで「通貨の価
値」を落とした。
現在、米国をはじめ多くの国でハイパーインフレに陥る状況に来ている。
そして欧州は、米国以上に悪く、最先端は日本。と締めくっている。 ル
イス氏は、金融機関既得権益共同体の異端者・敵に当たるので、報道から
も無視され、辛うじて少数の保守の論者として「正論」を発表している。
都市計画についても、極めて貴重な観察、主張を述べられている。氏は日
本人のハーフでもある。親がユダヤ人かもしれない。
https://www.discovery.org/p/lewis/(在米のKM生)
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重 要 情 報
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◎携帯電話にもスパムメールが:前田正晶
昨日はらくらくスマートフォンにメール着信音がしたので、何事かと開い
て見た。それはSMSへの着信で、発信元はNTTと名乗っていて、番号が固定
電話のものだった。そんなところがメールで何を言ってくるのかと思えば
「料金のことで確認したいので、この番号に電話を本日中に」とあり、固
定電話と携帯電話の番号が表示されていた。これは怪しいと私にでも解っ
た。間抜けな事だろうが、試しにかけてみても不通だった。
そこで、念の為にNTTファイナンスに電話で確認してみようと「SMSにメー
ルで何か通知することがあるか」と尋ねてみた。すると「そういうお問い
合わせが増えているが、こちらから直接メールすることは一切無い」との
答えだった。恐らく高齢者狙いのメールだったのだろう。
だが、当方は頭から迷惑メールと決めつけることなくNTTに照会した辺り
は、未だこの手のメールへの対応に不慣れなので、危うくカモになる危険
性もあったかと、少し反省したのだった。
実は、スマートフォンへのスパムメールは初めての経験だったが、PCの方
には昨14日には僅か129本の襲撃だったのだ。このSMSの分を加算すれば
130本になる。ご苦労様な事だと思う。
我が方はOCNの有料の「迷惑メールブロッキングサービス」を利用してい
るので、一表となって送られてくるものを一覧して、希に混入されている
正常なメールを受信トレーに戻せば良いだけのこと。
「世に盗人の種は云々」と言われるが、一向にこの手のメールが来ること
は終わらない。なお本日は132本だった
◎今の日本には、何が一番必要なのか
テーマ:ブログ:北村維康
成城学園を創設した、沢柳政太郎先生が揮毫された、「所求第一義」の
額を観ながら、我ら中学生は3年間を過ごした。またこの言葉は、福沢諭
吉の「議論の本義を求めよ」といふ言葉とも、同じ趣旨の主張である。
保守勢力が惨敗した、沖縄の知事選挙を振り返るとき、「今の日本に何が
一番必要なのか」と言ふ疑問が浮かんできた。貴方は、どうお考へですか?
私は、躊躇なく、「国家の真の独立」を選ぶ。明治以前の日本国家の状
態は、国家の独立を思ふ尊皇思想は健在であったが、それを実際の政治に
生かすには、明治維新、日清戦争、日露戦争などの一大変革を経る必要が
あった。しかしそれは反面、急速に国家の体を成しつつあった日本に対す
る、欧米の警戒心、猜疑心を惹起し、「そんな若造国家の独り立ちは断固
許さない」といふ敵愾心を、欧米先進国に起さしめた。その結果が、大東
亜戦争終結77年目にして、なほも日本は国中にアメリカの基地の存在を
許し、国の基本方針でさへも、アメリカにいちいちお伺ひを立てずんば決
められないといふ、半独立状態、もっといへば半植民地状態に甘んじてゐ
る。ここには日本の本当の主権は無い。ここを是正することこそが、「議
論の本�義を求める」ことの本丸なのである。
その趣旨を貫くには、例へば北朝鮮に軍隊を派遣して、数百名にも及
ぶかもしれないと言はれてゐる拉致被害者を救出することを、敢へてしな
ければならない。その作戦に於て、救出するべき拉致被害者の人数よりも
多い軍人が犠牲になっても、その趣旨は貫かれる。日本は、雄々しく独立
を貫いたのだと、後世の歴史家から賞賛されよう。この、焚火の火の中に
消え残ってゐるかのやうな火種を決して消してはならない。その気概を守
り育てずして、何が一体国家なのか。日本国民の一人一人が、自分とまと
もに向き合ひ、決して自分に対してあるべき道をごまかさないときに、豊
芦原の瑞穂の国は、必ず息を吹き返すであらう。
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身 辺 雑 記
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16日の東京湾岸は晴。
渡部亮次郎わたなべりょうじろう86歳。
元NHK政治部記者。当時「文芸春秋」に「赤坂太郎」で
政治評論を書いた。1字10円だった。
仙台、盛岡局勤務の後、東京の政治部へ。河野一郎を
担当。河野先生は酒 を一滴も飲めなかった。毎夜、赤坂の料亭に立ち
寄っていたが、お膳を前にお茶を飲んでいたとは。呑み助の私には想像も
できない。
外務大臣秘書官。その後、社団法人の理事長を18年間。
現在は年金生活者。メルマガ「頂門の一針」主宰者。
秋田県生まれ1936年1月13日。どこといって故障個所は無いから100位まで
は生きるだろう。このメルマガの届かなくなった日が私の死亡日です。
兄は81で、姉は91で死んだ。遺伝の話をすれば、 父親は60代に死んだが
母親は98まで生きた。
渡部 亮次郎
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渡部 亮次郎