わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
頂門の一針 6263号
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2022(令和4年)年 9月17日(土)
拉致で覚醒した国民は今:阿比留瑠比
〜 敬する人物と出会うことが:伊勢雅臣
我々は化石燃料を食べている:三橋貴明
ロシアの対中貿易は287億ドルの黒字:宮崎正弘
重 要 情 報
身 辺 雑 記
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頂門の一針(まぐまぐ)
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拉致で覚醒した国民は今
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【阿比留瑠比の極言御免】
記者会見を見てあれほど泣けたことは、それ以前も以後もない。14日の
本紙掲載記事「陽炎(かげろう) 拉致問題の行方」(上)の写真で、20年前
の記憶がよみがえった。拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが
平成14年9月17日、政府からめぐみさんの死亡宣告を受けた後に臨んだ記
者会見の様子を写したものである。
「これまで長い間放置されてきた日本の若者たちの心の内を思ってくだ
さい。私たちが力をあわせて闘ってきたことが、(拉致事件という)大変
なことを明るみに出した。これは日本にとっても、北朝鮮にとっても大事
なことであう」
この小泉純一郎首相の初めての北朝鮮訪問当日は、本社勤務だったため
現場にはいなかった。だが、テレビ画面を通してみても、涙ぐみながら訴
える早紀江さんの言葉に心が震えた。
[高揚していた小泉氏]
北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が拉致を認め、後にデタラメと判明す
るが拉致被害者8人の死亡を伝えてきたのである。これで、憲法9条がれ
ば日本の平和は保たれているという平和ボケの時代は終わり、国民は厳し
い国際社会の現実に目覚めだろう・・・とも感じたのだった。
ところが、平壌での小泉氏の記者会見の模様は違った。拉致被害者家族
が巻き起こした日本社会の怒りのうねりを、まるで感じ取っていないよう
に見えた。
「(8人死亡は)誠に残念な報告であり、ご家族の気持ちを思うと、何
とも言いようがない。このようなことを二度と起こさないためにも、日朝
関係の改善を図っていく必要がある」
小泉氏は国民の怒りを共有するどころか、表情は明らかに高揚してい
て、笑みさえ浮かべていた。日朝国交正常化に向けた確かな手応えを感
じ、満足感を覚えていたのだろう。
家族らと小泉氏との2つの記者会見に大きな落差を感じ、訪朝に同行し
て、政府専用機で羽田空港に戻ってきた安倍晋三官房副長官に電話して伝
えた。
「小泉首相は会談は成功だと満足げでしたが、日本の空気は違う。首相
に厳しい視線が向けられている」
安倍氏は即座に「分かっている。私はそのことを踏まえた上で対応す
る」と応じた。家族会との交流が深い安倍氏は、国内の反応がこうなるだ
ろうことを首相官邸内でおそらくただ一人、正確に予想していた。
[謀略との新たな闘い]
安倍氏は翌18日朝、拉致被害者家族らに首脳会談の様子と結果を説明
し、深く頭を下げた。拉致被害者「救う会」の西岡力幹事(現会長)が尋
ねた。
「死亡の確認はしたんですか」
これに安倍氏が「確認はしていません。詳しい経緯は必ず調査させま
す」と率直に答えたことで、悲嘆にくれていた家族ら関係者はわれに返っ
た。西岡氏は後にこう振り返った。
「被害者8人死亡で『拉致事件は解決した』とする北朝鮮の謀略との新
たな闘いが、ここから始まった」
そして戦いは今も続くが、拉致事件で覚醒したかに見えた日本社会は再
びまどろみ始め、関心は薄れてきた。若い世代には当然、20年前の記憶は
なく北朝鮮による非道な行為に対する怒りも十分、共有できているとは
いえない。
早紀江さんは今月6日、報道陣の取材に対し、拉致事件で進展が見られ
ない現状について語っている。
「いつまでたっても解決しない。言いようのないいらだちを強く感じる」
20年前に実感した国民の拉致事件に対する怒りと家族らへの共感を再び
取り戻し、解決を急がなければならないと切に思う。
(産経新聞論説委員兼政治部編集委員)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文
産経新聞令和4年9月115日号採録
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〜 敬する人物と出会うことが
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伊勢雅臣
「遍参道楽」のすすめ
生き方を学ぶ第一歩
■1.毎朝の脳のウォーミングアップ
朝、仕事に取りかかるのに、なんとなく気が乗らない、とか、どの仕事
から取りかかろうか、などと、グズグズ時間をロスする事はないでしょう
か? そういう「グズグズ時間」を無くすためには、毎朝一番にやる事を
決めておいて機械的に始めると良いと何かの本で読みました。
そこで、私はある本を取り上げて、毎朝の脳のウォーミングアップを兼
ねて、本の一節を音読する、ということを何年も続けています。音読をす
ることで、脳が目覚め、エンジンがかかる感じがします。その勢いで、そ
の日の仕事に取りかかります。
現在、読んでいる本は『安岡正篤(まさひろ)一日一言』(致知出版社)
で、新書版一ページの上下にそれぞれ一日分の片言隻句を紹介しているの
で、毎朝少しづつ音読するには好都合です。この本は本年の4月7日から
始め、1ページ、すなわち2日分を毎朝声を出して読みます。出張などで
できない日もありますが、この4ヶ月で半分ほど読み終わりました。
その日の分を読むと、そこから前のページに遡っていきます。黄色の
マーカーで線を引いたり、青のボールペンでキーワードを囲ったりしてい
て、目立つ処を拾い読みしながらパラパラとめくっていくだけですので、
数分で終わります。
その過程で、今日読んだところと繋がりがある言葉が目に入ってきたり
して、「ああ、こういう意味だったのだ」と理解が深まります。単に1度
だけで読み通してしまうよりも、「読書百遍」で自ずと理解が深まり、自
分の血肉になるような気がします。
■2.遍参(へんさん)道楽と「敬する心」
安岡正篤氏の学問は中国の古典が中心で、堅苦しいという印象を持って
いましたが、この『一日一言』で実はもっと余裕のある、ゆったりした面
もあるのだと知りました。たとえば次のような記事があります。
__________
4月29日 遍参(へんさん)道楽
自然の到るところに名山大山があるように、古今東西、いろいろ英雄哲
人碩学賢師がある。そういう尊い人、その教学を、生きている間にできる
だけ遍参し、これを楽しもうという道楽趣味が私には非常にあるのであり
ます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
遍は「あまねく」、参は「参ずる」で、古今東西、無数の「英雄哲人碩
学賢師」の許にできるだけ参じて、その声を聴き、その学問を楽しもう、
というのです。
この記事を読んだ後で遡っていくと、「敬する心」という一節が目にと
まりました。
__________
2月9日 敬する心
人間が人間たる意義を求めるならば、先(ま)ず敬するという心を持つこ
とである。人間が現実に留まらないで、限りなく高いもの、尊いもの、偉
大なるものを求めていく、そこに生ずるのが敬という心である。この敬の
心が発達してくると、必ず相対的に自分の低い現実を顧りみてそれを恥す
る心が起る。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いろいろな「英雄哲人碩学賢師」に接していくと、自分と波長のあう人
物に出会います。そこから「敬する心」が生じていきます。
こういう一節を読むと、現代日本の教育でもっとも欠けているのが「敬
する心」を育てることだ、と気がつきます。でも、学校では教わらなくと
も、自分自身の学問で「遍参道楽」を続けていけば、自ずから「敬する
心」も育っていきます。
■3.毎月立派な志をもった人物が何人も登場する月刊誌
「遍参道楽」をするには、古人とは限りません。立派な志をもって現代を
生きている人がいかに多いか、毎月そういう人が何人も登場する月刊誌
『致知』を読めば、驚かされます。
私は毎月の『致知』を読んで、これはと思った人物が登場する記事を読
むと切り抜き、スキャナーで読み込んでEvernoteというデータベース・ソ
フトにため込むという作業をここ十数年ほどしています。今朝ざっと数え
てみたら318編ほども貯まっていました。それ以前の記事はスクラップ
ブックに紙のまま保存していますが、それらを加えると、500編は超える
でしょう。
『致知』の良い点は、実に様々な分野の凄い人が登場してこんな人物も
いたのか、と驚きの出会いがあることです。まさに安岡師の言われる「遍
参道楽」そのものです。
■4.舞台の上で亡くなった能楽師
最近の切り抜きから、印象に残った出会いを二、三、ご紹介しておきま
しょう。
8月号に登場された能楽師の安田登氏は、松尾芭蕉に関する徹底した洞
察にも驚かされましたが、ふと述べられた次のようなごく短い一言にも、
氏の生き方が窺われました。
__________
実は高齢の能楽師が先日、舞台で亡くなりましてね。膝(ひざ)の上に笛
を立て、吹くのを待つ姿勢でそのまま倒れました。きょう体調が悪いから
舞台を休むとは言わない。それが私たち能楽師の生き方です。きょう一日
の舞台を精いっぱい勤め上げるんです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「きょう一日の舞台」には、「きょう一日の観客」がいるのですから、そ
の観客の期待に応える舞台を見せなければならない。そして、どんな職業
にも「きょう一日の舞台」があり、「きょう一日の観客」が見ていると思
えば、この能楽師の覚悟はどんな仕事にも通ずる「生き方」でしょう。
■5.「我々の営みは、大いなるものに導かれている」
本年6月号に登場された多摩大学大学院名誉教授・田坂広志氏。「全国
から7千名の経営者が集う田坂塾」を開かれている、という紹介文から、
経営分野の発言をされているのかと思ったら、実に深い人生哲学をお持ち
で、「我々の営みは、大いなるものに導かれている」として、こんな発言
をされています。
__________
たとえば、私にとって、何かを執筆する営みは、自分が執筆するという
よりも、「大いなる何か」に導かれ、書かされているという感覚なのです
ね。富士に向かって祈り、大いなる何かに繋(つな)がり、そこから降りて
くるものを言葉にしているのです。その「降りてくる」という感覚、天啓
(てんけい)のような直観を大切にして、執筆をしています。人智で考え出
した文章は、読者の心に伝わらないと思っているからです。
それゆえ、執筆のときは、必ず、富士に向かって「導き給(たま)え」と
祈ります。それは、僅(わず)か四百字の文章でも、二百頁の本でも、全く
同じです。何かの用で執筆を中断しても、机に戻って再び「導き給え」と
祈り、書き始める。従って、一日に何十回も祈ることが、自然に私の習慣
になっています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「きょう一日の舞台を精いっぱい勤め上げる」事を続けていれば、そこに
「天啓」のようなものが降りてきて、「大いなるものに導かれている」事
が実感できるようになるのではないでしょうか。
私自身もこういう心で仕事に向かわねば、と思ったのと同時に、この方
に学ぶ7千名もの経営者が「きょう一日の舞台を精いっぱい勤め上げ」つ
つ、「大いなる何か」に導かれて企業経営を進めていたら、今後の我が国
もぐんぐん良くなるのではと思われました。
■6.ドラッカーが50年以上続けたフィードバック分析
ドラッカー学会共同代表理事の佐藤等氏の連載「仕事と人生に生かすド
ラッカーの教え」は、見開き2ページで、ドラッカーの本をあちこち読み
かじっただけの私にとっては、ドラッカーはこんな事も言っていたのか、
としばしば目を見開かされる思いをします。
7月号では、「自己評価」をテーマとして、こう述べています。
__________
ドラッカーは・・・イエズス会の修道士やカルバン派の牧師の次の方法を
取り入れ、自己評価を自分でもできるようにしたのです。
「何か重要な決定をする際に、その期待する結果を書きとめておかなけれ
ばならないことになっていた。一定期間の後、たとえば九か月後、実際の
結果とその期待を見比べなければならなかった」
『プロフェッショナルの条件』
つまり、事前に期待を書きとめておくことで「このくらいでいいか」な
どと事後に期待値を調整する暖昧(あいまい)さを排除しました。
ドラッカーはこれをフィードバック分析と呼び、活動の成果と自らの成
長に焦点を合わせる方法とし、五○年以上続けたのです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ドラッカーの息の長い、深い洞察に満ちた著作群は、こういう姿勢から
生まれたものだったのですね。「きょう一日の舞台を精いっぱい勤め上
げ」ながらも、9ヶ月後にはこういう処まで技量を上達させようと、自己
評価を何十年も続ける。その間に「大いなる何か」が「天啓」を次々と下
ろして、目指すべき高嶺を示してくれるでしょう。これこそが「名人」へ
の道に違いない、と思いました。
■7.敬愛する人物と出会って、自分の一隅をより明るく照らそう
最近の3号で、各号1編を取り上げても、これだけの「遍参道楽」がで
きます。こういう人々の生き様に触れれば「敬する心」が自ずから生じ
「相対的に自分の低い現実を顧りみてそれを恥する心」が芽生えてきま
す。それが『致知』の目指す「人間学を学ぶ」ということでしょう。
こういう月刊誌の読者が一人増えるごとに、その人がその人なりの「一
隅」を照らして、それだけ日本の将来が明るくなっていくと信じます。
ちょうど創刊44周年記念の感謝キャンペーンが始まったところで、新
規に定期講読をした方には、先頃亡くなった稲盛和夫氏の『「成功」と
「失敗」の法則』のプレゼントなど、いろいろな特典が提供されているよ
うです。
『致知』を読んで、毎月の「遍参道楽」を通じて、あなたなりの「敬す
る」人物と出会い、それによって、ご自身の一隅をより明るく照らしてい
ただければ、と願ってやみません。
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我々は化石燃料を食べている
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三橋貴明
なぜ、抜本的改革が間違っているのか。理由は、 人間の脳が「社会全
体」の複雑な構成要素、 関係等を全て把握できるほど、容量がないため
です。 電力サービスを例にとると、LNG採掘現場からコンセントま
で、膨大な要素が繋がっている。
その全てについて理解している人は、一人もいないとのことです(と電力
マンたちは口を揃えて言っていました)。無論、表層上のことは理解でき
ます。とはいえ、現場の作業レベルに落とし込むと、電力サービス(だけ
ではないですが)について「全て」を理解することは、人間にはできない
のです。
ライフライン一つとっても、そうなのです。さらに膨大な要素、情報、
手法が複雑に絡み合った「人間社会」を、
たかだか一人間の脳みそで「全て」把握することは不可能です。結果、
「改革」の多くは「本当に必要なもの「失ってはならない大切なもの」ま
でをもぶち壊してしまう。
だから、やめときなさい。過去から続いてきたものはとりあえずは「マ
シ」という理由で続いている。ならば、どうにもならない部分だけメンテ
ナンス(保守)する方が、
グレートリセットよりもはるかにマシだろ。というのが、エドモンド・
バーク以来の「保守主義」だと思うのですよ
『フランス革命、ポル・ポト政権...「抜本的改革」がことごとく失敗す
るワケ中野剛志(評論家)組織に問題があるとき「抜本的な改革」を推し
進め組織をリフレッシュしようと考えるリーダーが多いだろう。しかし、
そのようなラディカルなアプローチではかえって事を大きくしてしまい、
取り返しのつかない結末を迎えてしまうことも…。
保守の元祖と言われているイギリスの政治家エドマンド・バークは、18世
紀の古典『フランス革命の省察』の中で、
すでに「抜本的改革」の問題を見抜いていたという。
現代にも通用する叡智のかたまりともいえる彼の保守思想の中から、「抜
本的な改革」に代わるより効果的なアプローチを紹介する。
◆社会を抜本的に変えてはいけない理由政治勢力や政治信条の分け方に、
「保守」と「革新」、あるいは「保守」と「リベラル」というのがありま
す。その「保守」の元祖と言われているのが、18世紀のイギリスの政治家
エドマンド・バーク(1729〜97)です。1789年にフランス革命が勃発した
時、バークは『フランス革命の省察』を著して、
フランス革命のあり方を激烈に批判しました。
フランス革命は、ただ王政を打倒するというものではなく、社会を合理的
なものへと抜本的に造り変えようとする
ラディカルな運動でした。これに対して、バークは、社会を合理的なもの
へとラディカルに変えようとすること自体に反対し、その理由を雄弁に語
りました。
この『フランス革命の省察』によって、バークは「保守主義の父」とみな
されるようになりました。バークが「保守」の元祖となったのは、社会を
抜本的に変えることに
反対したからです。その理由は、簡単です。
それは、社会は複雑なものであるのに対して、人間の理性には限界がある
からです。つまり、人間は、社会というものを十分に理解していない。社
会だけではなく、1人の人間についてすら、複雑で精妙なので、よく分
かっているとはいえません。普通に考えて、よく分かっていないものを
抜本的に改革したところで、それが成功するはずがないでしょう。
バークが革命とか抜本的改革とかに反対したのは、人間の理性というもの
が不完全であるからという、その1点に尽きます。ラディカルな改革が失
敗する理由は、「社会も人間も複雑微妙だから」です。社会の複雑さ、人
間の微妙さに耐えられない人たちが、抜本的改革をやりたくなるのだと
言ってもよいでしょう。(後略)』
例えば「農業改革」「農協改革」推進している連中は、食料安全保障につ
いて完璧に無視していた。もしかした「故意」だったのかも知れませんが
2015年以降の農協改革の議論で食料安全保障の議論は全くなかった(※
我々を除き)
結果的に、日本は食料危機に陥った(過去形)。
食料安全保障一つとっても、「全て」を理解している人間はいない。何し
ろ、ことは食べ物の問題にとどまらない。
我々は、何を食べているのか。もちろん、農産物を食べているわけです
が、実は「化石燃料」も食べている。
肥料は、リンやカリを外国から輸入し、製造するために、
膨大な化石燃料が消費されています。
さらには、農地でトラクターなどを動かすためにも、
化石燃料が消費される。生産された農産物が我々の手元に届くまで、加
工、運送、小売り等の事業で使われる電は化石燃料(主にLNG)を燃や
すことで発電されている。
我々は化石燃料を食べている。異様にエネルギー効率が高い化石燃料(特
に石油)なしでは、我々は現在の生活レベルを維持するエネルギーを獲得
できない。といった「事実」を理解し、「農協改革」を叫んでいた人は、
一人もいないと思いますよ。無論、わたくしは鳥瞰的に、マクロ的に全体
の流れは理解しています。
だからと言って、例えば「天然ガス採掘現場の作業」
「LNG化のプロセス」「肥料の製造工程」などなど、
全く知りませんよ。全てを理解していない以上、抜本的改革などやっては
ならない。というか、実際にやるとろくなことにはならない。
90年代以降の日本国民は、「改革」の愚かさを嫌というほど味わった。
それにもかかわらず、思考停止的に「改革は善」と考える国民が減少して
いないとなると、そんな国は普通に亡びるでしょう。
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ロシアの対中貿易は287億ドルの黒字
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)9月13日(火曜日)
通巻第7461号
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「れ?」 ロシアの対中貿易は287億ドルの黒字
ロシアの石油、ガス輸出は78%が中国向けだ
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中露蜜月は貿易面で明らかだが、習近平は明日(14日)から外遊へ出
かける。カザフスタンでトカエフ大統領と会談後、15日にウズベキスタ
ンのサマルカンドへ飛んで、SCO(上海協力機構)の首脳会談。ここで
習近平はプーチンと対面する。10月16日の党大会を前に、この余裕は、す
でに共産党内で人事問題 に決着をみたということだろう。
年初から八月までの速報で、中国のロシアからの輸入は729億ドルに 達
し、前年比50%の激増ぶりをしめした。
一方、中国からロシアへの輸出は8・5%増加で、442億ドルだった。 すな
わち、ロシアは対中貿易で、287億ドルもの「黒字」なのである。
モスクワタイムズ(英語版、9月8日)に拠れば、ロシアの石油ガス輸出
の78%が中国向けだった。ドイツなどへの輸出分が、中国を代替先とし
ていたことが分かる。尤も中国にとって貿易全体のロシアの占めるシェア
は2・75%に過ぎないのだが。。。。
さてSWIFTから排除されたロシアは、ルーブル建て決済を主張している
が、現実には中国の決済システムであるCIPSを利用し、あるいは人民
元とのスワップ。そして金と推測される。これはロシアと中国がドル基軸
通貨体制に挑戦してきた結果、準備が整っていたため意外と円滑になされ
ていると思われる。
ちなみにロシアがいかにドル決済から離れてきたか。
ウクライナ侵攻前、すでにクリミア併合以後からロシアは西側の制裁を受
けてきたのだから2018年と2019年の数字を見ると次のようだった。
2019年、ロシア貿易決済でドルは45・7%で前年比7・5%減だっ た。即
ちロシア貿易決済2640億ドルのうち、2019年には1470 億ドルがドル決済
だったということである。
ユーロは37・6%で、僅か07%減だった。
□☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□
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●樋泉克夫のコラム ●樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
【知道中国 2421回】
習近平少年の読書遍歴・・・「あの世代」を育てた書籍(習87)
▽
蒋介石から「共匪」のレッテルを貼られた毛沢東と彼が率いた共産党に
よる活動を、広く西欧社会のインテリ層に知らしめた3人のアメリカ人
ジャーナリストを通称「3S」と呼ぶ。『中国の赤い星』のエドガー・ス
ノー、『中国の歌ごえ』や『偉大なる道 朱徳の生涯とその時代』のア
グネス・スメドレー、それにアンナ・ルイ ス・ストロングである。
アンナ・ルイス・ストロング(中国語音で「安娜・路易斯・斯特朗」と
綴る)の中国入りはソ連経由であった。
20年代後半に香港や武漢に滞在し、46年には9か月にわたって共産党支配
地域に滞在し、後に毛沢東から「原爆は張子の虎」の発言を引き出した。
49年にスパイ容疑でソ連から追放処分を受けた彼女は、名誉回復3年後
の58年、全土が大躍進熱にうなされていたに中国へ渡っている。事実上の
亡命だ。64年以降は「北京からの手紙」を発行し続けた。香港の中国系の
香港朝陽出版社から出版された『中国的変化』は、「中 国からの手紙」
を中心に、60年代後半に書かれた文革礼賛の文章を集めた ものである。
巻末に置かれた「中国からの手紙(第69便)」は、「第69便をもって
1969年は閉じますが、私は必ずしも喜んではいません。来るべき70年の上
半期に最終便が書けることを希望します。最終便で新中国に対する、そし
て私が生涯を通じて求めてきた事業に与えた中国の影響についての私の思
いを伝えたいと思います。それが来るべき第70便であり、同時に私の書く
最後の手紙となります」で閉じられている。
第70便を書きたいという希望を果たせぬままに、70年3月29日に彼女は
「マルクスに見える旅」に出立してしまった。同じ頃、?小平は「幽閉
先」である江西省の片田舎の旋盤工場で低血糖が原因で昏倒し、以後、午
前は工場作業で、午後は家庭菜園作業となった。自分で育てた野菜で栄養
を補給せよ、である。まさに「自力更生」であった。
さすがに「3S」の1人だ。『中国的変化』は終始一貫して毛沢東万歳、
文革礼賛である。たとえば「20年前1949年10月1日、中華人民共和国は北
京で建国を宣言した。この20年の中国国内の発展と中国と世界の関係は、
歴史的に意義のあること」ではじまる「中国20年の巨大な変化」には、
「20年前、中国は無力の国家だった」が、「現在の中国は強国であり、
帝国主義者が連合しても屈服させることは不可能である」「20年前、中国
は内外債務を持つ国だった」が、「現在の中国には如何 なる債務もない」
「20年前、中国は領土・人民の面で分裂した国家だった」が、「現在の
中国は統一した国家であり、一年又一年と団結は固まっている」。「20年
前、中国人民は暴力革命によって、帝国主義、封建主義、官僚資 本主義
から自らを解放した」。以来、革命を継続し、「1966年には文化大 革命
において思想を解放した」「20年前、中国は水害や飢饉が頻発することで
知られた国だった」が、「今日では洪水は制圧され、過剰な水は農地に灌
漑されるだけでなく、飢 餓に苦しむ者はいなくなった」「20年前、中国
は疫病が流行した国家だった」が、「現在の中国はすでに 健康国家
だ」。「20年前、中国は文盲で有名な国家でもあった。中国人の80%以上
が文字を読めず、書けなかた」が「現在では、このような情況はすでに克
服 された」。
確かに「20年前」に較べれば「巨大な変化」ではある。
だが、毛沢東政治の「20年」の内実は誉められたものではないだろう。い
まとなっては叶わぬ望みとはいえ、「最終便で新中国に対する、そして私
が生涯を通じて求めてきた事業に与えた中国の影響についての私の思い」
を、是非とも綴っておいて欲しかった。85年に及んだ彼女の人生は、中国
政治の核心が宣伝にあることを如実に物語る。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読
者之声
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(読者の声1)貴誌7460号、「読者の声2」で、落合道夫氏が、「日 本は
大至急「核自衛」を急がねばならない。米国は頼りにならない可能性 が
あるからだ」と述べておられます。この日本の「自前の核武装論」につい
て、落合様に質問があります。
(1) 日本が核武装した場合「日米安保条約」は解消されますか?維持
したままで、日本も核武装するのですか?
(2) 自前核武装をした場合、防衛費はGDPの何%くらいまで必要と
想定されますか?
(3) 核爆弾の爆発実験は必要と思いますが、実験地はやはり北海道に
なりますか?
(4) いろんな核禁止、核拡散防止条約から脱退せねばならぬと思いま
すが、折り込み済みなのでしょうか? つまり、自前核武装は、その実
現にはハードルは極めて高いと感じるのですが、如何お考えでしょうか?
(KI生、尼崎市)
♪
(読者の声2)次回のニュース解説生番組「フロント・ジャパン」の宮崎
正弘さんの登場は9月16日(金曜)午前1100です。テーマ「日中友 好の五
十年は幻想だった」、ホスト役は大高美貴さんの予定です。ご期待 くだ
さい。 (日本文化チャンネル桜)
♪
(読者の声3)一人芝居「三島由紀夫招魂の賦」が上演されます。
記
試演会 9月23日と25日 午後五時
9月30日 午後七時
本公演 11月5日、12日、19日、26日 午後五時
場所 「大東会館」特設ステージ(渋谷区千駄ヶ谷1−23−7」)
出演 本田菊男https://www.gendai-seisakusha.com/honda-kikuo/
チケット 試演会3000円 本公演4000円(学生2000円)
お問い合わせ misima.sokon@gmail.com
(090)1403−3987
♪
(読者の声4)(承前)浅野和三郎「皇道大本略説」より儒教、仏教、耶
蘇教の経典批判について。
儒教の経典は一番常識的で、日常の行為を律するには結構であるが、忠
孝の説き方が浅薄不徹底で、その余弊は個人主義、共和主義に堕してしま
う。之は支那歴史を繙いて見ても、又支那の現状を目撃しても明白であ
る。あ まりに現世に拘泥して毫も心霊に触れていないので、単に形式
的、表面 的、中身なしの衣冠束帯式に堕してしまう。極端なところにな
ると、丸き り融通の利かぬ腐儒となったり、馬糞を錦で包んだような袁
世凱式、安禄 山式の人物を生んだりする。 ※支那の総統は馬糞レベルと
いう評価、習近平は如何に?
仏教の経典に至りては、欠点がさらに多い。あまりに駁雑浩博、比喩沢
山、謎の安売、一生涯を捧げても、その全体が読みきれず、ましてその真
相は会得しきれぬと
いうのでは、どこに経典の経典なるべき真意義があるか。迂遠と言おう
か、へたと言おうか、印度人の頭脳の悪いのには、全く呆れざるを得な
い。経典を研究することが人生の目的ではない。経典によりて人生の本義
を知るというのが、真の目的である。仏教を説いた釈迦、仏典を書いた仏
弟子は第一に此の点を勘違いして居る。あんな遣り方では人は一生を捧げ
て経典研究の奴僕とならねばならぬ。人生の経綸どころの騒ぎではない事
になる。
印度の現状、さては僧尼輩の穀潰し生活を見れば、その弊害の如何に激
甚であるかが察せらるるであろう。が、この弊害だけならば、後人の手で
整理の仕様もあるが、その真髄を構成する悪要素は困り者である。悪要素
の主な者は、厭世主義と、無差別平等主義とである。対症療法、一時的矯
正策としては、これらも全然無用視するわけにも行かぬが、あくまで之を
真面目に振りかざすに於いては、人生の破壊、秩序の打破ということにな
り、不健全極まる者となる。 ※インド仏教は宗教というよりインド哲
学、個人の解脱が主とはいえ、 東大寺大仏殿の開眼供養会の導師はイン
ド僧である。弘法大師ゆかりとさ れる溜池は全国各地にあるが、その基
本はスリランカの溜池と言われ、東 寺に伝わる白い法螺貝はインド西岸
やスリランカにしか生息しない貝である。
キリスト教の経典には仲々善い点もある。
独一精神の観念もほぼ正当に現れており、博愛の精神も、献身犠牲の精神
も、罪悪に対する奮闘的精神も、中々立派に現れて居る。ある点まではこ
れに拠りて社会の安寧進歩も遂げられ、国家の維持発達もできる。しかし
ながらその【最大欠陥】は天に一神あるを知りて、地に一君ある事を知ら
ぬ事である。イヤ知る事は知って居るようである。ただその霊的系統、霊
的権能の所在が更にわかって居ない。その結果僭越自主、自分免許(ひと
りよがり)、自由行動、優勝劣敗の連続となりて現われる。
キリスト教の経典ほど自惚れの強い者を生む経典はない。
キリスト自身がその頭目で、自己一人が神の子であると自惚れ、ドイツに
入ればカイゼルが自惚れ、ロシアに入ればツァーが自惚れ、それ等の国民
皆神の選民を以て
自任する。博愛の精神はありても、自己の野心の邪魔とならぬ範囲内だけ
に限らるる小博愛心で、自己に都合が悪ければ、幾らでも掠奪を逞しうし
て顧みない。欧州二千年来の歴史を見ても、又現在の欧州大戦を見てもそ
の一般を察知すべきである。何所まで行ってもキリスト教の経典が生むも
のは、列国対峙生存競争の世の中である、戦争である、強い者勝ちの、わ
れよしの修羅の巷である。これは論理的必然の結果で如何ともし難い。
※聖書以前の地中海世界は奴隷が当たり前で欧州もイスラム世界もそれ
が長く続いた。
仏教の僧侶が穀潰しというのは明治時代にバンコクからラオスを経てベ
トナムまで横断した岩本千綱の「シャム・ラオス・安南 三国探検実記」
にもでてくる。南洋
貿易に失敗した著者が相棒と坊主に化けてバンコクからハノイまでの旅。
仏教徒ではない山地民は、働きもせず托鉢とお布施を要求する仏教僧を穀
潰しと敬遠する。現代タイ仏教の出家も都会の寺では修行もなく托鉢の後
はグータラとスマホをいじるだけとか。森の寺では睡眠3時間、一日一
食、托鉢・読経・瞑想・掃除と厳しいらしい。タイでは破戒僧が捕まるの
は年中行事みたいなもの。インチキ占いから賭博に麻薬や女となんでもあ
り。それでも皆坊主の前では頭を下げ合掌する。
大本教は出口王仁三郎が満洲からモンゴルへ、さらにエルサレムを目
指す旅であえなく挫折。だが世論の風を掴むのが上手かったのか愛国団体
として活躍。軍人の信奉者も多かったが、農村救済運動を筆頭に、国内外
の問題について政府批判に繋がり再び弾圧される。
大正時代の軍縮では海軍は建艦ストップ、造船不況となり、陸軍軍人も師
団削減で予備役(リストラ)へ。急激な軍縮は反動も大きく、政治家・財閥
攻撃が盛んになる。山本七平の本だったかに軍服姿で保険の勧誘の戸別訪
問をする話がでてくる。アメリカが戦争は公共事業というのもある意味理
解できる。軍需産業はもとより、中西部の州から基地をなくしたら失業問
題でたいへんだろう。
大正期の東北の冷害記事を読むと不作どころかひどい所は皆無作。会津
では昨付け指導を守らず収量は多いが冷害に弱い品種を植え全滅。北上す
るほど酷くなり、岩手・青森(旧南部領)は稗粟その他救荒食でしのぎ、青
森でも津軽では救荒食など食べたことがないからどうしたらいいのかわか
らない。南部と津軽の対立というのもこれほど違っていたのかと驚いた。
秋田はややマシ、山形は昔からの作付け指導と備蓄で被害は比較的軽微。
NHKドラマの「おしん」で山形が舞台なのはおかしいという指摘があった
のもそのためか。アイルランドで繰り返されたジャガイモ飢饉では小麦は
あったが支配 階級のイングランドの地主のもの。アメリカの同胞から小
麦が送られて来 ても製粉の仕方も食べ方も知らないアイルランド人はそ
のまま餓えてし まったという話さえある。黒人奴隷以前に白人奴隷とし
てカリブ海やアメ リカ大陸に売られたアイルランド人。イギリスでは犯
罪奴隷や債務奴隷と 奴隷に事欠かなかった。のちの日系人排斥の先頭に
立つのがアイルランド 系やイタリア系だった。
支那の大肉饅頭や印度の精進料理には笑ってしまうが、西洋料理が胃袋
の試金石というのは納得。子供の頃はバタ臭いという言葉があったが、関
東以北の豚肉文化圏生まれで牛肉の第一印象がまさに乳臭い(バター臭い)
だった。ニンニクや香菜(コリアンダー・パクチー)も受け入れられるよう
になっ たが、中国北部のようにニンニク丸かじりはしないし、中国人街
の香りと もいえる八角は苦手な人も多い。唐辛子と胡椒の辛さもタイや
インドと比 べたら極おとなしいもの。明治の人間は慣れない食べ物にず
いぶん苦労したことだろう昭和の時代はステーキは高級品、レストランで
は一人2500円以上で料理飲 食税10%かかったが、立ち食いそば70円から
100円の時代でステーキは 4〜5千円くらいだった。寿司も来客時の出前や
おめでたい日の食べ物と いった感じで、今みたいに子供の頃から日常的
に食べるものではなかった。かくて栄養過多で生活習慣病(かつての成人
病)が蔓延する時代となった が、日本はまだマシである。欧米の肥満の凄
さは飛行機に乗ればシートベ ルトが締められず延長ベルト、自力で歩け
ず電動車椅子など日本の常識を 超える。
食べ物が安くて廃棄が当たり前という今の時代が狂っているのだろう。
(PB生、千葉)
♪
(読者の声5)英国元首エリザベス2世の崩御に因って、民主主義政治制
度の弱点が浮き彫りにされている。
英国臣民は、膨大な数の移民難民の流入に伴う国体の破壊、主に金融機関
による親中媚中路線による売国行為に不満を持っていたが、政府・民間・
EUの指導者どもは「聞く耳」を持たない。そこに来英した習近平氏の横柄
な態度を評して、非公式に非政治的に「なんと無礼な」と発言された事
を、心ある臣民が意図的に拡散し、これに因って世論が形成されEUからの
離脱などの転換に向かった。つまり国の元首として当然に国民の意を汲ん
で国体の防衛に能った。この 事例が何故「君主制」を復活すべきだとい
う根拠にもなる。言うまでも無く明治の頃から戦前の天皇陛下が女王に当
たるが、GHQ によって、偽憲法信者達、反日親中親露共産主義の有識論者
どもによっ て、陛下は「平民」に落とされ、既得権益団体に「利用」さ
れる単なる有 名人・芸人・視聴率をとれるヒトになられた。
本来ならば、岸田君を皇居に呼びつけて、「日中国交50年記念などもっ
てのほか、バカ者!」「お前達は、昭和天皇を訪中させた愚を忘れたの
か、バカ者!」
岸田氏は号泣し土袈裟して許しを乞う。あるいは用意された作文を、薄笑
いを浮かべながら、真摯に受け止め参考にいたします、と言いながら退場。
この様子を宮内省内部の臣民が採った隠し動画が拡散され、この警策
(きょうさく、けいさく)によって日本は直ちに覚醒され国体を取り戻す。
このシナリオによると、一人の陛下、一人の臣民、そしてYOU TUBERど
もが、その気になれば、日本が変わり、支那の植民地化を防げる可能性が
ある。
皇室は確実に廃止される運命にあるので、陛下も個人的な自己防衛で、大
胆な必要な有効な手段を採用されるべきだと思ふ。
国家存亡の危機には全ての戦略が許される。取り敢えず臣民は嘆願書に
血判を押し100万ほど皇居に郵送する。
郵送先住所;東京都千代田区1丁目1番地、100−0001。「ボーと生きて
んじゃねえよ!」と5歳のチコちゃんは進言した。この幼児語を翻訳する
と、「ウクライナが悪い、露はもっと悪い、支那はもっともっと悪い、な
どと対岸の火事の解説をして、お茶を濁している場合ではないのよ。」
(在米のKM生)
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重 要 情 報
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◎英語の四方山話:前田正晶
今回は私一人が面白がっているような話かも知れないが、カタカナ語で言
うトリビア(で良いのかな)に興味がおありならば、ご一読を。
King’s Englishとなった:
この話はチャールス新国王になられる前のことだが、こう言っておこう。
それは、エリザベス女王が亡くなって多くのイギリス人が弔意を表してい
る中で、中年と見えた女性が「女王のお姿」という意味で"figure“を遣っ
たのだ。だが、その発音が「久しぶりにUKの英語を聞いた」と痛感させら
れた「フィがー」だったのだ。「フィがー」の印象は強烈だった。
思うに、多くの方は「フィギュアー」がアメリカン・イングリッシュの発
音だとは認識されていないのではないか。それで、なのかどうかは解らな
いが、"figure skating”は「フィギュアースケート」と呼ばれている。私
が面白がっている訳は、フィギュアースケートはイギリスとオランダが発
祥の地とされているのに、何事でもイギリスの英語を有り難がる傾向の我
が国で「フィガースケート」とせずに「フィギュアースケート」になって
いた点なのだ。
そこで、思いつくままにKing’s EnglishとAmerican Englishとの発音の違
いを取り上げてみよう。1972年にアメリカの会社に転じる前にも、多少UK
の大手製紙会社との付き合いもあった。そこで、初めてQueen’s English
に接して幾つか「アレッ」と思わせられた発音があった。例を挙げてみよう。
この会社の日本支社長が"They have put up a bloody damn wall up
there.“と言うのが聞こえたことがあった。「血まみれな壁」とは何の事
かなとは思ったが、聞き流した。後年解ったことはbloodyはQueen’s
Englishにおけるswearwordだったのだ。言ってみれば”god damned”のよう
な罵りの言葉だった。
“schedule“は何方も「スケジュール」だと認識されているだろうが、これ
が「シェジュール」だったのだ。次が“reduce”で「リジュース」になって
いた。そこで「なるほどリデュースはアメリカ語だったのか」と解った次
第。この件には先があって、技術的な話し合いの中で「レジューサ」と聞
こえたので「再びジュースにする薬剤とは何だろう」と当惑させられた。
だが“reducer“即ち「還元剤」だったのだ。
エリザベス女王が亡くなったことでテレビ局が連日ニュースを流すの
で”can’t“を「カーント」と発音するのが聞こえたのも懐かしかった。ア
メリカでは「キャアスル」となる“castle”もKing’s Englishでは「カース
ル」なのだ。
こういう正規品の他にUKには”London Cockney“がある。これまでに何度も
採り上げたようにマスコミが「貴公子」と持て囃したサッカーのDavid
Beckhamは自分から「ダイヴィッド・ベッカム」と名乗っているように”a”
は「アイ」と発音するのである。これはオーストラリアにも存在していて
「国名」のAustraliaを「オーストライリア」と発音する首相もおられ
た。ごく一般的な挨拶の”Good day, mate.“は「グッダイ・マイト」と聞
こえることが多い。
学校教育ではこのようなKing’s EnglishとAmerican Englishの違いも教え
るべきだと思うし、何れの発音に準拠するかも明らかにして教える方が良
いのではないかと思うのだ。
心不全他:
実は慢性心不全を抱えている当方は、来週から暫く振りに検査入院するこ
とになった。15年の1〜2月と心不全で入院した後で、アメリカの元同僚に
経過を知らせる必要が生じたので、英語で何というかを調べた。出てきた
表現は“heart failure“で、医学用語は“cardiac arrest”だった。
この“failure“はカタカナ語では屡々「トラブル」として使われているよ
うだ。例を挙げれば「エンジントラブル」と言われているのは、私は
“engine failure”だとするべきだと思っている。屁理屈を言えば「心不全
を英語で言って見よ」となると「ハート・トラブル」になってしまうので
はないかと思う。
余談の部類に入るかと思う話を。私は2006年に第1回目の心筋梗塞に襲わ
れ、無事回復した後に所用でウエアーハウザージャパンを訪れたことが
あった。そこには10数年ぶりに出会うパルプ部のマネージャーがいて「君
はハートアタックになったと聞いていたが、元気なようで何よりだ」と
言ってくれた。私は一所懸命に調べてあった事なので「ハートアタックで
はなく、“myocardial infarction“だったのだ」と言ったら怪訝な顔をさ
れた。
後で解ったことは、これは医学用語で、アメリカ人たちはこの種の病気を
「ハートアタック」と括っていたのだった。なお、救急隊が遣う専門語で
は心筋梗塞は「AMI」即ち“acute myocardial infarction“で、「急性心筋
梗塞」の意味だ。何度も何度も救急車のお世話になっている間に覚えてし
まった。因みに、「心肺停止」は「CPA」である。
◎関西ナマコンとは何か?: 北村維康
テーマ:ブログ
警備業界に身を置いて、ナマコンとは何かを経験した。ご存じの方はご
存知だが、マスコミが怖がって報道しないから、何のことか知らない人は
多いやうだ。ナマコンとは、生のコンクリートの事である。皆さんは、良
く、コンクリートを入れるタンクを、ぐるぐる回しながら、道を走ってゐ
るトラックを御覧になることがあるだらう。これは、お客さんの工事現場
に着くまでは、生のコンクリートが固らないやうに、回してゐるのであ
る。それが万一固まってしまふと、商品価値が無くなるから、固まらない
うちに納入することは、ナマコン業界の死活問題なのだ。
しかし、関西では、「俺の組合に入らないと、ナマコンの出荷を妨害す
るぞ」と脅かしたものがゐて、震へ上がったナマコン業者が、その組合に
入った。それはいくら何でも、違法だらうと、警察の摘発を受けたのであ
る。それに関連して、政界の誰とつながりがあったかは、このくつざわ氏
の動画を見て頂けば、一目瞭然である。↓
(527) 外国人記者「ナゼ国葬反対ハ老人バッカリナンデスカー?」やめ
てあげてwかわいそうだからw/生コン幹部に求刑8年、統一より凶悪で
は 20220915 - YouTube
2022年09月17日
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