2022年10月03日

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
               頂門の一針 6278号
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   2022(令和4年)年 10月3日(月)


        韓国が対日関係改善するには:高橋洋一

       真の民主主義とフリーメーソン:北野幸伯

      「誇りある国」安倍元首相の遺産:八木秀次
            
            米国『台湾政策法』:宮崎正弘 
           
        アメリカでの「国葬」の報道:前田正晶      

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                 身 辺 雑 記

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韓国が対日関係改善するには
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           高橋洋一


【⽇本の解き⽅】 親北朝鮮政策の転換が先決だ 前政権の約束違反
も謝罪が必要 

日韓首脳の「懇談」が行われるなど、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)
政権では日本への接近が目立つ。

文在寅(ムン・ジェイン)前政権当時、日韓関係はかなりこじれた。親
中、親北の文政権は、対日関係では慰安婦やいわゆる「元徴用工」問題
で、国家間の約束を破った。

慰安婦問題では2015年の日韓合意が存在する。日韓両政府は「最終的かつ
不可逆的な解決」を確認し「互いに非難、批判することは控える」ことも
約束した。しかし、文政権はこの2つの約束を破り、日本から拠出した10
億円を基金とした元慰安婦支援のための財団を一方的に解散した。

日本企業に不当な賠償命令を出した「徴用工」訴訟をめぐっても、文政権
は1965年の日韓請求権協定を破った。「司法の独立」などと言ってい
たが、協定によれば韓国政府が肩代わりすればいい問題だ。

海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射、軍事情報包括保護協定
(GSOMIA)の一方的破棄表明など、文政権による外交上の非礼は多
かった。
 安倍晋三・菅義偉政権では毅然(きぜん)とした態度で「ボールは韓国
側にあり、約束違反を韓国側が直さないかぎり日本として対応しない」と
の立場だった。岸田文雄政権でも筆者は従来路線の継承でいいと思うが、
はたしてどうなのか。

ニューヨークでの国連総会に際して、岸田首相は日本時間22日未明、尹
大統領と会った。日本側は「懇談」とし、韓国側は「略式会談」と発表し
た。明らかに両国間で温度差がある。

「懇談」をめぐっては、韓国大統領府が15日、日本に先行して「会談開
催が決まった」と発表。日本政府が「決まった日程はない」と不快感を示
した。

一部報道では、岸田首相は「決まっていないことを言うな。逆に会わない
ぞ」と言ったと伝えられた。これは、韓国がリークしなかったら「会う」
という意味になる。これでは、ボールは韓国側にあるとの従来原則の変更
になるので、岸田首相は大丈夫かと筆者は懸念した。

尹政権も小手先のリークなんかせずに、文政権の政策転換を明確にした方
が、国内支持も対日関係改善もうまくいくのではないか。

文政権は北朝鮮問題で「対話路線に転換させた」などと誇っているが、間
違いだ。北朝鮮に時間の猶予を与えてミサイル実験などの暴挙を許し、結
果として韓国や極東アジアの安全保障も脅かされている。

北朝鮮に対し、安全保障上、日米韓で対応しなければいけないので、尹政
権は文政権当時の親北政策を転換すべきだ。それと同時に、文政権時代の
日本への約束違反を真摯(しんし)にわび、例えば「徴用工」訴訟では韓
国政府による肩代わりを行えばいい。日本としては韓国側からのボールを
受けるだけだ。

筆者から見ると、尹政権は政権交代で誕生したのだから、前政権と違うこ
とをやるのは難しくないと思う。逆に言えば、それができないことに本質
的な問題があるのではないか。いずれにしても尹政権は早くボールを日本
に返すべきだ。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
  松本市 久保田 康文 

夕刊フジ令和4年9月30日号採録

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★真の民主主義とフリーメーソン
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          北野幸伯


▼魅力のない民主主義・資本主義と独裁の選択
今の世界の政治体制をざっくり見てみましょう。
日本や欧米は、「政治は民主主義」「経済は資本主義」の
セットになっています。

それに対抗しているのが中国で、「政治は共産党の一党独
裁」「経済は国家資本主義」という組み合わせでしょう。
政治体制に関していえば、ざっくり「民主主義」と「独裁」にわけること
ができます。

民主主義はさらに、「立憲君主制」と「共和制」にわける
ことができるでしょう。独裁にもいろいろあります。
中国式、ロシア式、北朝鮮式、イラン式、サウジアラビア
式、ミャンマー式、アフガン式、シリア式、ベラルーシ式、などなど。


それぞれ違い、それぞれ特徴はありますが、独裁である点
は共通しています。そして、私が新刊で書いているように、今世界では
「黒化勢力」(=独裁勢力)が急速に領土を拡大しているのです。まず、
中国とロシアが黒い。

これだけでも、ものすごい広さです。そして、中ロに隣接する、北朝鮮、
ベラルーシ、ミャンマー、アフガニスタン、中央アジアの国々など。さら
にアフリカは、ほとんどが黒です。どうしてこういうことが起こっている
のでしょうか?思うに、「アメリカ型システム」の魅力が薄れたのでしょう。

アメリカ型民主主義。今、分断がものすごいことになっています。アメリ
カでは、
「LGBT支持」と「反LGBT」
「銃支持派」と「銃規制派」
「中絶賛成派」と「中絶反対派」
などが激しく対立している。銃を普通に持てる国ですから、しばしば人が
死んでいます。資本主義最大の問題は、おそらく「貧富の格差」でしょう。

国際NGO「オックスファム」によると、2017年時点で、
世界でもっとも裕福な8人が保有する資産は、世界の貧しい人36億人が保
有する資産と同じだったそうです。

これは、普通に考えたら、「ひどい状態だ」といえるでし
ょう。要するに、「アメリカ型」の制度に魅力がなくなっている。それ
で、GDP世界2位の中国とか、あるいは、「悪いグローバリストと戦う
ナショナリストの英雄」ということで、プーチンロシアを支持する人たち
が、少なからずいるのでしょう。

実際08年のリーマンショックの時も「中国はいちはやく危機を乗り越え
た。日本やアメリカより機能的な政府だ」などと主張する人がいました。
あるいは2020年のパンデミックの時も 「中国はいちはやくパンデミック
を乗り越えた。日本も見習わなければ」などという人がいました。


欧米型民主主義、資本主義に幻滅する人の気持ちはわかり
ます。ですが、「だから中ロを見習おう」というのは、どうなのでしょう
か?日本が中国型になったことをイメージしてみてください。政治体制
は、一党独裁。

共産主義は王制を否定するので、天皇は廃止。共産主義は宗教を否定する
ので、神社、お寺、教会はとりつぶし。
中国語が必須科目になり、中国語ができる人だけ出世する。時の総理大臣
や習近平を批判した人は捕まる。時の日本政府や、中国共産党を批判する
テレビ番組は消滅。

時の日本政府や、中国共産党を批判する本の出版は禁止。
とまあ、地獄絵図です。ここまでをまとめてみましょう。


・世界には現在、大きく二つのシステムがある。
・民主主義、資本主義のセットと、独裁制。
・アメリカを代表とする民主主義、資本主義には、問題が
多い。
・それで、中国やロシアなどの独裁になびく人が少なから
ずいる。
・だが現実は、独裁の方が、民主主義、資本主義よりもさ
らに悪い、となります。

▼偽の民主主義、資本主義の代替は、「真の民主主義」
という指摘今の民主主義、資本主義は、何かおかしい。
これは、多くの人が感じていることでしょう。それで、うっかり、独裁の
中国やロシアにひかれてしまう。

ですが、冷静に考えたら、矛盾のある民主主義、資本主義
の方が、中ロみたいな独裁国家より絶対マシなのです。
今のロシアでは、「戦争反対!」というプラカードを掲げ
て歩けば、捕まります。一回目は罰金ですが、二回目は「懲役15年」にな
る可能性があります。


プーチンは、「グローバリストと戦うナショナリスト」な
のかもしれません。ですが、「反戦」と叫んだだけで懲役15年にするプー
チンが「善」なわけがない。要するに、今起こっていることの構図は、


・今の民主主義、資本主義体制は、矛盾だらけで嫌い!
・だから、もっとひどい独裁体制に惹かれる
 ということなのでしょう。

この大矛盾に答えを与えてくださっているのが、天野統康
先生なのです。天野先生は、民主主義・資本主義の代替は独裁ではなく、
【真の民主主義】だとおっしゃいます。
そう、私たちの知っている民主主義は、
【 偽りの民主主義 】だというのです。
  今の民主主義から独裁に逃げるのではなく、
【 真の民主主義 】体制をつくるのが解決策だと。

皆さん、こんな話聞いたことがありますか?
私は、天野先生から初めて聞きました。
ですが、一体今の民主主義は何が問題なのでしょうか?
あらためて聞かれてみるとわからないですね。

わからないのは理由があります。
天野先生のユニークな指摘は、「わからないのは無意識化
されているからだ」というのです。たとえば、つい最近まで統一教会の話
は、「無意識化」されていました。

だから、誰も何も問題にしていなかった。ところが、安倍総理暗殺で、一
気に「意識下」された。それで、大いに盛り上がっている。同じように、
この世の支配者層は、民主主義の最重要部分を「無意識化」することで、
大衆から隠している。

そして、天野先生の話は、具体的です。
どうすれば【真の民主主義】を作ることができるのかまで
きっちり言及されているのです。ポイントは、

・通貨発行権と軍事・情報機関(カネと暴力)を、民主政
治の完全な管理下に置くこと
・資本主義の最大の特徴としての、銀行業が独占してきた
通過発行権の仕組みと、それが引き起こす景気変動の原因
を意識下すること
・民主主義が掲げている目的を、自己の人生の目的とする
「民主的な個人の精神」を創造すること

これを読んで「なるほどわかった!」という人は、ほとん
どいないでしょう。天野先生の本を読めばわかるようになります。

▼まとめ
ここまでをまとめてみましょう。
・現在の民主主義・資本主義システムは、たくさんの問題
を抱えています。
・現在の民主主義・資本主義システムの問題点が見える人
は、中国やロシアに魅力を感じています。
・しかし、中国、ロシアのシステムは、矛盾だらけの民主
主義・資本主義システムより、さらに悪いものです。
・現在の民主主義・資本主義システムを「偽りの民主主義
資本主義システム」と認識すれば、
【真の民主主義、資本主義】をつくっていけばいいという
解決策があることに気づきます。
・しかし、真の民主主義・資本主義とは何か、誰も知りま
せん。
・世界で唯一、それを提示しているのが天野先生です。
となります。

フリーメイソンというパワーワードに惹かれる人も、引い
てしまう人もいるでしょう。しかし、この本の本質は、別のところにあり
ます。きっと、「なんじゃこりゃ!?今まで見たことも聞いたこともない
話だ!」
と驚かれることでしょう。

◆フリーメーソン最上層部により隠されてきた
民主主義の真の原理
 


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「誇りある国」安倍元首相の遺産     
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 【正論】 麗澤大学教授・八木秀次 


[安倍氏が戦ってきた人たち]

旧統一教会とのごく僅かの「接点」を誇大視し、2世信者に殺されたのも
自業自得、国葬で送るなどとんでもないと反対。誇らしげに国葬への欠席
を表明し、当日は反対デモまでする。ちょうど7年前の9月に安保法制を
「戦争法」と呼んで国会前で騒いでいたのと同じ人たちだ。日本の宗教観
では生前の恩讐(おんしゅう)を超えて故人を弔う。それとは遠い人たち
だ。安倍晋三元首相の「私が戦ってきたのは『こんな人たち』だったんだ
よ」との声が聞こえてきそうだ。しかし安倍氏のレガシー(遺産)は「こ
んな人たち」の難癖で帳消しにされるようなものではない。


「ジャパン・イズ・バック(日本は戻ってきた)」。第2次政権発足直後
の2013年2月、訪米中の講演で安倍氏が述べた言葉だ。何を成し遂げよう
としたのかがこの言葉に示されている。

民主党政権を経て「日本は二流国家になってしまうのか」との米側の懸念
に、そうであってはならない。日本は国際秩序のルールのプロモーターで
あらねばならない。国際社会に多くの善をなすため経済も国の守りも強く
なければならない。自分はそれらを実現するためにこそ再び首相になった
のだとし、「私はいま毎朝、大いなる責任の意識を重々しくも醒(さ)め
て受け止め、目を覚ますのであります」と述べた。自らの背負う運命の重
さに希望を持ちつつも耐えようとする姿がうかがえる。

実際「アベノミクス」で日本経済は活気を取り戻した。財政出動と低金利
政策で景気を刺激し、株価も大きく上がった。円安誘導で地方もインバウ
ンド需要で沸き、雇用も大幅に増えた。コロナ禍の襲来で目標は十分に達
成できなかったが「それでも…就任前の8年ほど前に比べ、日本はパンデ
ミックのような経済的ショックにも耐えられるほど強さを増したと、多く
の経済学者は評価した」と英BBC(7月9日)は評した。
[日本の危機を先読みし]

同盟国との情報共有緊密化のための特定秘密保護法や集団的自衛権の限定
行使を可能にする安保法制、テロなど組織犯罪に対処する組織犯罪処罰法
(共謀罪)などを、左翼勢力やメディアの猛烈な反対にも屈せずに制定し
た。これにより日米は守り合う関係に深化し、抑止力が高まった。日本の
守りは「強く」なった。

安倍氏は常に50年後、100年後を見通し国家ビジョンを構想した。「世界
における日本の地位を塗り替えた」(米タイム誌7月15日発売号)と評さ
れる「自由で開かれたインド太平洋」構想は第1次政権時の07年にインド
国会の演説で原型を発表した。「当時は、世界の多くの識者は彼が挑発的
で危険だと考えていた」と元米国家安全保障会議アジア上級部長のマイケ
ル・グリーン氏は振り返っている(朝日新聞7月10日付)。当時の国際社
会には中国の覇権への警戒心がなく、脅威を認識していた安倍氏が逆に危
険視された。

安倍氏のビジョンは先見的で、安倍氏の見ている現実を理解できない者に
は危険に映る。安保法制も同様で、ロシアのウクライナ侵攻で日本国民の
多くもようやく安倍氏の意図を理解し始めていた。

昨年12月、「台湾有事は日本の有事であり、日米同盟の有事」と発言し、
批判もあったが、今年8月のペロシ米下院議長の台湾訪問に反発した中国
の軍事演習で安倍氏の発言の正しさは証明された。憲法9条の改正も、今
後訪れる日本の危機を先読みしたとき、避けて通れない選択と認識してい
た。[歴史が正当に評価する]

第2次政権発足直後、安倍氏は欧米メディアから「歴史修正主義者」と警
戒された。中国は「戦後の国際秩序」を強調し、戦後秩序の破壊者に仕立
てようとした。靖国神社参拝には米オバマ政権も「失望」を表明した。安
倍氏は歴史認識に関する国際社会の日本への誤解を解く努力を重ねた

慰安婦についての河野談話の作成過程を検証し、強制連行に根拠がないと
認定した。その結果、強制連行説に基づく記事を多数掲載した朝日新聞は
記事の取り消し、訂正、謝罪に追い込まれた。

米連邦議会上下両院合同会議での演説で日米の和解と同盟の深化を表明し
た後、戦後70年談話では自由、民主主義、人権という「基本的価値」の堅
持を表明するとともに「戦争に何ら関わりのない、私たちの子や孫、そし
てその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりませ
ん」と謝罪の歴史を断ち切った。オバマ米大統領の広島の原爆爆心地訪
問、安倍首相の米ハワイ真珠湾訪問を経て日米は完全に和解した。いつし
か国際社会の安倍氏への警戒心は期待に変わっていた。

安倍氏は、日本を過去の戦争への贖罪(しょくざい)意識を持ち続けて萎
縮する国ではなく、世界の平和と繁栄に貢献する「誇りある国」にしよう
とした。「ジャパン・イズ・バック」はそういう意味でもあった。その思
いは国際社会に理解され、日本は国際秩序形成の主要プレーヤーになっ
た。安倍氏のレガシーは歴史が正当に評価するに違いない。(やぎ ひで
つぐ)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 松本市 久保田 康文 

産経新聞令和4年9月26日号採録

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米国『台湾政策法』
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☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)9月26日(月曜日)
        通巻第7474号  <前日発行>
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米国『台湾政策法』は準直接軍事支援(65億ドル)を含む
翌日には外国企業監視強化の大統領命令にバイデンが署名
*****************************

 台湾海峡をめぐる軍事危機の増大に米国と台湾の動きが慌ただしい。
 9月14日、上院は「台湾政策法」を可決した。翌日にはAI、量子コ ン
ピュータ、バイオ技術などへの外国企業(中国を名指ししないが対象は
中国企業しかない)の対米投資の監視と審査強化をCFIUS(対米外国
投資委員会)に求める大統領令にバイデンが署名した。表現は政治用語の
羅列だが、要するに中国排除である。

 「中国が台湾を侵攻した場合、アメリカは台湾を護るのか?」という記
者の質問にバイデン大統領は『イエス』と明確に応えた。それも三回、同
じ回答をした。
そのたびにバイデン発言を否定するのが、ホワイトハウスのサリバン大統
領安全保障担当補佐官である。公式的にはアメリカの台湾防衛の立場は
『曖昧』のままという従来のスタンスを持続するということである。

 中国はバイデンの真意を測りかねつつ「火遊びをしていたら焼け死ぬ
ぞ」と脅しともとれる台詞を繰り出す。習近平の口から、これも三回。最
初は安倍晋三が「台湾有事は日本有事」とした発言に対して。東京で開催
されたクアッドの記者会見で直近は米中首脳会談(オンライン)で。

 米国の国際政治学者は「ツゥキディデスの罠」論を繰り出したが、いま
は一歩み進んで「中国はいまがピークだから、危険性がましたのだ」とす
る議論に変化している。

 西側はNATOの再結束という意外な結果がウクライナ戦争の過程で生
まれ、インド太平洋では「クアッド」と「AUKUS」が進み、軍事専門
筋は2027年に中国は台湾侵攻をしでかすと予測する。
 
こうした状況下、台湾への武器供与を急増させてきた米国で、上院議会は
「台湾政策法」を冒頭でのべたように可決したのだ。

内容は台湾へのさらなる武器供与に加え、世界的な半導体供給問題を重視
し、台湾が生産する高性能半導体に65億ドルの支援をなす。アリゾナ州
に新設されるTSMCの半導体工場への支援のことである。

あまつさえ同法は「台湾の国際機関への加盟支援」を謳っている。具体的
に言えば、TPPに変わる貿易機構への加盟、国連のWHO加盟な どで
ある。さらに加えて在台米国協会(事実上の米大使館)所長を大使級 に
格上げするなど、この勢いが持続して、2024年にトランプの返り咲 きが
あれば、台湾独立承認というシナリオの実現もありそうな気配。それ ほ
どワシントンの反中国ムードは凄まじいのである
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BOOKREVIEW 
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 ベスト&ブライテストの財務省&日銀が泥沼の経済戦争に敗れたプライ
マリ−・バランスと低金利政策。国益無視の呪縛に取り付かれ
  ♪
田村秀男『日本経済は再生出来るか』(ワニブックスPLUS新書)
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 世に「田村グラフ」と言われる、分かりやすい比較図解チャートは、著
者の田村氏自身が、データを体系的に拾い集めて丹念に作図したものであ
る。タイミングと適格な内容に定評があり、転用されることが多い。この
図表づくりには相当な時間を要するに違いないが、田村さんに聞くと「趣
味でもある」とか。本書に掲載された図表、グラフは41点。これらがヴィ
ジュアルで、なぜ 日本経済がここまで落ちぶれたかが、一目瞭然、それ
を論理的な文章が補 うから説得力は満点に近い。実際に安倍元首相は田
村氏の提言を理解して いた。党内と霞ヶ関の大勢に逆らって財務省、日
銀に立ち向かったのだ。カネ余りは日本企業の内部留保が原因、それを低
利の日本から借り出し、高利の金融商品に投機するファンドによって過剰
なドル高となった。異様な「円安」は決してウクライナやコロナの所為で
はない。ここが重要である。資源高、商品市場の高騰はそれ以前から起
きていたのだ。ところが、しなくても良い消費税を上げ、日本経済はます
ます泥沼化した。まさにベスト&ブライテストの財務省&日銀が泥沼に
はまり込み、そのうえPB(プライマリ−・バランス)とデフレ長期化
脱却とかの呪縛に取り付かれた。

 歴代日銀総裁と財務次官らが日本経済をダメにした。その自覚がないの
が、まさに問題なのである。円安無策、日本の産業空洞化、デフレ25年。
第二の敗戦は30年近く続い ているのだが、元凶は誰か? 財務省と日銀
である。学業優秀、テストを すれば満点だが、修羅場に弱い上、戦闘意
欲がない。天下国家を語らず省 益だけが眼の前のニンジン。日本経済が
悪化したのは歴代政権が財務官僚に洗脳されたからでもあ り、これを突
破しようと試みたのが安倍晋三だったしかし自らが語ったように「ポリ
ティカル・キャピタル(政治資力)がな かった」。つまり安倍晋三の方
針を命がけで遂行する永田町の戦闘集団が 人員不足、なにせ自民党の八
割は親中派で、インフレが選挙に影響すると 考えているから、簡単に、
五分の説明を聞いただけで財務省の洗脳に脳幹 を冒されてしまうのだ。
ビジョンをもたない政治家が愚論を述べ合うのが 国会という場所となっ
た。評者(宮崎)はしたがって過去四十年ほど、国 会中継を見たことも
ない。

 元凶がもうひとつある。
とち狂った報道しか出来ない新聞、浅薄で扇情的なテレビなど大手メディ
アである。経済専門をなのる某紙を含めて勉強不足、取材不足、足で稼が
ず電話取材 なんぞやっていてスクープがとれるわけがない。もっとも劣
悪なのがテレ ビだろう。日本人の多くがテレビの言うことを信じている
からモリカケなどがでっち上げであることは知らないし、ワクチンを打
たなければならな いとう強迫観念に取り付かれている。初歩的な科学す
る心構えがない。
 そして日本の犠牲によってぶくぶくと太った独裁国家がある。元凶リス
トには外務省、与党連立に親中派財界人、メディア、学者も加えるべきだ
ろう。2021年九月の日銀資金は524兆円。対外金融債権は488兆円。邦銀の
国際 融資は206兆円だった。同期、中国の対外金融債務が232兆円。数字
は平仄 があっている。いや、奇妙にぴったりなのである。間接的に日本
のカネが 独裁国家に流れ込んでいたのだ。この構造は「国際金融という
グローバルなカネの流れを見ればわかりま す」と大事なポイントを田村
氏は説明する「主要プレーヤーは米国の銀行大手、投資ファンドなど国際
金融資本で す。(中略)。日銀が民間金融機関から国債を買い上げるた
めに発行する 円資金は、メガバンクなど金融機関の日銀当座預金口座に
振り込まれます」。これが「待ち構える国際金融資本は金利ゼロパーセン
ト以下の円資金を市 場から調達し、円を売ってドルに替えます。(中
略)そこで中国は低コス トで存分にドル資金を調達して外貨準備に換
え、人民元資金を発行して不 動産開発など国内固定資産投資を盛んにし
ます。さらには軍事技術をふく む海外のハイテク奪取や拡大中華経済圏
『一帯一路』向け投資にも使うの です」 日本のベスト&ブライテスト
は日本の経済活性化に背を向け、あろうこ とが隣の軍事大国のパワー拡
充に貢献してきたことになる。この書物は新書版とは言え、日本経済現状
分析のテキストである

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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読
者之声
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(読者の声1)9月27日に待望の講座!「三島由紀夫研究会の公開講座」
の御案内です。
 記
とき   9月27日(火曜) 午後六時
ところ  市ヶ谷『アルカディア市ヶ谷』会議室
講師   楊逸(芥川賞作家、日本大学教授)
演題  「作家魂に触れる旅の瞬間」
ローマの美術館で聖セバスチャンを見、三島由紀夫の美学を考える。ポー
ランドのグダニスクからドイツのベルリン、ドュッセルドルフリューベッ
クまで、旅でギュンター・グラスの人生を辿って考えたこと。

参加費  2000円(学生と会員は千円)
   ●どなたでも予約不要で御参加いただけます。
       (三島研究会事務局) 
  ♪
(読者の声2)また台湾に先を越されました。高雄市「紅毛港保安堂」
に、日台親善を推進した安倍晋三元首相の等身大175センチの銅像が建
てられた。この場所はバシー海峡に沈んだ旧日本海軍の第38号哨戒艇を
祀る。
安倍氏が死去した翌日に追悼会場を設置し、有志から寄付を募り、銅像を
作り始めた。日本もクラウドファンディングでまずは永田町あたりに。
(175糎)

(読者の声3)焼け石に水、火に油を注ぐ、を同時に行うと、どんな結果
が出るか、日本の政府・日銀は一億人の命と財産を賭けて、人体実験を行
なっている。
ジャポニフィケイション(日本化)という新語が生まれたのは大分昔で
あったが、日本で始めた「借金で国の赤字を埋める手段」が他国も真似し
劣化する状況を揶揄して表現した言葉、危ない橋を渡る愚かな無責任な追
随者。
 報道による新語はエンターヴェンション、円を救うためにドルを売って
介入するという意味。24年ぶりの大々的な「円の暴落という火事を宥める
ため、高価な冷や水を 懸ける」作業を世界の金融界は、疑惑の眼で注視
している。過去の英国、 ポンドの防衛に失敗したように、全ての通貨
は、の防衛手段では失敗した という冷徹な歴史的な史料がある。特に、
水をかけながら、油も大量に投げ込むと、焼石は燃え上がる、つ まり通
貨が紙屑となり灰になる。油とはゼロ金利+財政出動+異次元緩 和、水
とは貴重な日本国民が苦労して稼いだ財産であるドルを売り払う。 (円
は自由にいくらでも捏造できるが、ドルは外から買ってこなければな ら
ない)久しぶりの冷や水によって円は145円から140円に円高にふれた。し
かし ドルを売るにはドルを入手せねばならず、ドル建ての財産、例えば
米国債 を売ると米国債の金利は上がり、円は更に安くなるので売りたく
てもドル がないという地獄の悪循環になるこの自業自得の、便利で楽な
「先送り」をしてきた大きなツケを払う秋が 訪れた。「NO FREE 
LUNCH・タダで食べられる昼飯はない」という。後 で大きな請求書が届
く。タダ飯を食った政治家・官僚どもは、とっくに辞めて天下っているか
ら、 困らない。安全なシンガポールやハワイに財産を移して逃げている
かもし れない。
  
余談。この「効果がない」と知っていての政府の行動は、取り敢えず何か
をする無責任で残酷な戦前の日本政府・軍部に似ている。何の根拠も作戦
もなく、ただ単に大勢の兵隊を、護衛船もなく虚弱な貨物船などに鮨詰め
にして、武器も持たせず、食糧も確保せず、南方へ送り込んだ。殆どが戦
場に着く前に撃沈された。やっと到着した不運な兵士達は、熱帯の伝染
病、飢餓との戦いで戦わずに消滅した。そんな恐ろしい地獄を今回は本国
で、全ての国民が再度体験するらし い。日銀幹部をはじめMMT推進信者達
は、どこかに雲隠れして、決して責 任をとって男らしく切腹するとは思
われない。日本が生き残れば、再び同 様な「無計画で無責任な指導者に
よる残虐な政策」がとられるだろうその場の「空気」が犯人だと故山本七
平氏は著書「日本はなぜ破れるの か」などで解析されている。
氏の「敗因の21ヵ条」によると、3。日本の不合理性、米の合理性、5。精
神的に弱かった、6。日本の学問は実用化されず、米は実用化、7。基礎科
学の欠如、10。反省力の欠如、11。個人としての修養なき事、12。陸海軍
の不協力、13。同情心の欠如、16。理想的に徹底したものが無い、18。日
本文化の確立なき事、19。人命を粗末にする、20。日本文化に普遍性なき
事、21。指導者に生物的常識がない等と。77年後の今、何も進化が見られ
ず、更に悪化している。(在米のKM生) 


(宮崎正弘のコメント)しばし新聞もテレビもみなかったので、新造語
「エンターヴェンション」は知りませんでした。 介入で140円台にもど
りましたが、YENとインターベンション(介入)を掛け合わせたのですね。



━━━━━━━━━━━━━━
アメリカでの「国葬」の報道
━━━━━━━━━━━━━━
         前田正晶


カリフォルニア州のSM氏からの便りー矢張りそうだったか

カリフォルニア州在住のSM氏が、私の故安倍晋三元総理の国葬について
のアメリカでの報道と、激化していると報じられているインフレーション
についての問い合わせに答えてくれた。インフレーションは兎も角、国葬
についてのアメリカ国内での反応は予想通りだったというか、ワシントン
州のL氏の意見と同じで、殆ど取り上げられていなかったようだ。

このようにアメリカではマスコミが取り上げていなかったことを嘆くと
か怒るとか遺憾に思う必要はないと、私は考えている。彼等アメリカ人た
ちは一般的に外国における出来事等々にはおよそ関心を示さないのであ
る。彼らの関心と興味は常にアメリカ合衆国と自分が住んでいる州内のこ
とに集中しているのだから。

United States of Americaを我が国では「アメリカ合衆国」と表記する
が、この国は各州で成り立っており、その州毎に法の制度まで違う独立国
のようになっているのだ。であるから、自分の州のことだけに関心が集中
していても不思議ではないと思って見ている方が良いと思う。実際に、カ
リフォルニア州を取っても面積は我が国よりも広く、私は何人もの「州の
外に出たことがない」という人に出会っていた。

第一次安倍内閣の総辞職の際には、私はワシントン州にいた。当日のア
メリカ国内で最も広い範囲で読まれているUSA TODAY紙での、この我が国
での重大事の扱いは「ベタ記事」だったし、CNNの報道も1回だけ聞いた記
憶がある。

上記のようなアメリカだから、以下に引用するSM氏の便りが示すよう
に、カリフォルニア州の状況もワシントン州と同様な状況だったのである。

>引用開始

クイーンの死亡で安倍氏の暗殺/国葬がかすんでしまったのは確かです
ね。最近はネットばかりで地上波はあまり見ませんが、暗殺についてはど
の局も報じていましたが、国葬についてはニュースにもなっていなかった
のでは。バイデンかトランプでも参加したら違ったでしょうが。一方、ク
イーンに対する報道は異常とも言えるほどで、いつどのチャンネルをまわ
してもやっていました。

当地のインフレは日本でも報じられている通りですが、円換算でランチ
5千円などと驚く金額がでてきますね。現実はマックではまだセールでチ
キンサドイッチ2.5ドルなどやっています。しかし一般的には全ての商品
が値上がりしており、特にサービス業が著しく、例えばレストランなど、
3-5割アップも珍しくないようです。我々年金生活者には厄介な状況です
ね。ただコロナの反動で、インフレが何だ、人生は楽しむものだとの消費
者も多くいる事も事実ですね。

<引用終わる

私はアメリカでは国葬に対する反応がこのような状態だった事には驚きも
違和感もないし、我が国に対して冷淡な訳でもないと思っている。彼らの
関心事は自分の国であるアメリカと自分が住んでいる州にあるのだから。
彼らは何か事があると、集まった全員が“USA”と絶叫して愛国心を見せて
いるではないか。我が国では「ニッポン」と皆で声を揃えるのは外国の代
表ティームとの試合の時くらいではないのか。そういう違いがあると思っ
ている。



━━━━━━━
重 要 情 報
━━━━━━━
◎ 9条の現実無視が日本中に現実無私の悪弊を生み出した拉致問題然りそ
して日航機123便事故然り。=北村維康


日航機の事故について、私の想像する話は、かうである。
自衛隊は、戦闘機で仮想敵国の飛行機をミサイル攻撃する訓練をしてゐ
た。自衛隊が選んだ仮想敵の飛行機は、日航の123便である。

そして2機の自衛隊の戦闘機が、123便を追いかけて飛んでゐた。しか
し、うっかり、実弾のミサイルを発射してしまった。ミサイルは、123便
の尾翼付近に命中し、尾翼は破壊され、また操縦に必要な油圧装置も利
かなくなった

しかし123便は、何とか横田米軍基地に着陸しようとした。しかし横田に
着陸して、大勢の乗員乗客が救出されると、自衛隊機が誤射したことがば
れてしまふ。これは 政権が吹っ飛ぶぐらいの、大問題になる。

そこで政府は、横田への着陸を止めさせて、どこかほかに行くやうにと
の、冷酷な方針を打ち出した。123便は、群馬県の山中に不時着したが、
多数の生存者がゐた。しかし、口封じのために、

誰かを遣って、123便を火炎放射器で燃やしたのである。以上が、私の想
像する筋書きである。 しかし政府は、この事件に関しては、極力隠蔽し
てゐるやうに見える。その隠蔽の仕方は、

憲法9条を持ってゐたら、外国からの侵略軍に、無抵抗のままに殺される
といふことを、認めると
窮地に陥るから、隠蔽してゐるのと、同じことである。

日航機123便の事故の本当の原因を公表すると、「私は殺される」と、
日航の高木社長は怯えてゐたさうだが、私もこんなことを書けば、殺され
るかもしれない。しかし、真実とは、生命よりも重いと言ふことを、知ら
なければならないのだ。



◎◇◆◇唸声の気になるニュースとストリートビュー 2022年10月2日◇◆◇

▼唸声一行日誌/今週の気になったことを一日一行に

09/26(月) 北朝鮮ミサイルに抗議と遺憾砲、やっても無駄なら無視するか?

09/27(火) ウラジオストクの日本領事、スパイ容疑で拘束、外交官扱いせ
ず!

09/28(水) フィリピンでオンラインカジノ175社営業停止、中国人社員4万
人送還

09/29(木) 露、ウクライナ4州の「住民投票」で9割が編入賛成、ドネツク
99.2%

09/30(金). ロシアの併合はナチスのオーストリア併合と同じ、99%が賛成
だった

10/01(土) CIA「非公開博物館」に新展示品、誰の為の博物館?世界政
府?

10/02(日) ザポリージャ原発所長、ロシア側に連行され所在不明のやりた
い放題



今週号は以下をご覧下さい
https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12767252875.html

今週の一言

プーチンは非ナチ化を標榜しているにも関わらずやることはナチスのヒト
ラーそのものです。1938/3/12、ドイツはオーストリアを併合しました。
アンシュルスと呼ばれています。1940/4/10に行われた国民投票ではオー
ストリア人の99.73%が併合に賛成と言うのでドネツク以上に嘘臭いです
ね。8年前にはプーチンはクリミアを掠め取り、同じことをドネツク、ル
ハンスク、ザポロージェ、へルソンで行ったのです。たぶん、世界中の誰
もが胡散臭いと考えているでしょうが、プーチンはそんなことは屁とも思
わず、これで「永久にロシア国民になった」と宣言したのです。これには
共産党も立民党も断固反対の立場を取っていますが、未だに亡くなった安
倍叩きに血眼になっています。安倍元首相のネット献花は52万人を超えま
した。テレビは安倍元首相を統一教会の広告塔のようなイメージ作りを繰
り返し続け、国葬反対の世論調査もそれに誘導された結果なのかと。

唸声千流<併合も銃とウソにて塗り固め>


━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━
3日の東京湾岸は晴。

渡部亮次郎わたなべりょうじろう86歳。

元NHK政治部記者。当時「文芸春秋」に「赤坂太郎」で
政治評論を書いた。1字10円だった。

仙台、盛岡局勤務の後、東京の政治部へ。河野一郎を
担当。河野先生は酒 を一滴も飲めなかった。毎夜、赤坂の料亭に立ち
寄っていたが、お膳を前にお茶を飲んでいたとは。呑み助の私には想像も
できない。
外務大臣秘書官。その後、社団法人の理事長を18年間。
現在は年金生活者。メルマガ「頂門の一針」主宰者。
 
秋田県生まれ1936年1月13日。どこといって故障個所は無いから100位まで
は生きるだろう。このメルマガの届かなくなった日が私の死亡日です。

兄は81で、姉は91で死んだ。遺伝の話をすれば、 父親は60代に死んだが
母親は98まで生きた。

渡部 亮次郎

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渡部 亮次郎
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