2022年10月26日

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン

わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
               頂門の一針 6301号
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2022(令和4年)年 10月26日(水)



     財務省よ、国防力強化を妨げるな:櫻井よしこ

        【変見自在】プーチンの思考:高山正之

       尊敬する人の話を直接聞く方法:北野幸伯

       トラス英首相、岸田より不人気:宮崎正弘

           冷静なる評論家として:前田正晶          

                 重 要 情 報
                 身 辺 雑 記

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 財務省よ、国防力強化を妨げるな
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          櫻井よしこ

日本ルネッサンス 第1020回

9月は25、28、29の計3日、10月に入ってからも1、4、6、9の計4日、北朝鮮の金正恩総書記が弾道ミサイルを発射した。10月16日に開幕する中国共産党大会が終わる頃には核実験も行いかねない。金氏は9月8日、「核戦力政策に関する法令」を採択し、自身・自国に核や通常兵器による攻撃がなされる場合、或いはその危険が差し迫ったと判断される場合、即、核で反撃するとした。

ロシアによるウクライナ侵略戦争では、現地時間の10月8日早朝、戦略上重要なクリミア大橋が爆破された。ロシア軍は急遽補修し、10日にはウクライナ全土に猛攻撃をかけた。プーチン氏も核の先制使用を2020年6月に「ロシアの国家の存在が脅かされた場合、核使用の権利を有する」という核ドクトリンで内外に明らかにしている。北朝鮮もロシアも追い込まれるにつれて核攻撃に踏み切る可能性は高くなると見るべきだ。

10月7日の「言論テレビ」で元防衛相の小野寺五典氏、防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄氏と共に、核について語り合った。高橋氏が小野寺氏に質した。

「ロシアが核兵器を使った後で、アメリカが独断で決めなかったら、つまり、同盟国と相談して決めると言われた時、日本はどう答えるか。アメリカに核で撃ち返して欲しいと日本は思うか、それを明確に自分の言葉として、アメリカ側に返せるか、政治家は覚悟を決める訓練を重ねてほしいと思います」

実は小野寺氏は、本年5月13日の言論テレビで同じ議論をしていた。

「連休でワシントンを訪れ、多くの人々と意見交換しました。そこで、ウクライナ戦争でロシアが核を使った場合、アメリカはどう戦うのかと尋ねると、アメリカが核を使う必要が生じた場合、アメリカ単独では決めない。NATO、日本など同盟国にも相談して決めると言われたのです」

この件を聞いて、安倍晋三元総理が即、言った。――「それは日本も責任を分担してくれという意味です」

小野寺氏が改めて語った。

「核を使ってでも日本を守ってくれ、むしろ使ってくれと言っているのが核の傘なんです。ですから、日本も共同責任を負うことになります」

5年間も待てるのか

中国では来たる共産党大会で習近平国家主席が任期三期目に入る。恐いものなしとなった終身権力者が台湾侵攻をはじめ対外強硬策に踏み切る可能性もある。中露北朝鮮の専制独裁者は核とミサイルを両手に持ち、恫喝外交を継続するだろう。

その脅威の前に立つわが国の現状の厳しさをまず自覚しておきたい。日本人全員が肝に銘ずるべきことの第一は、日本は経済大国でありながら、その中で唯一、軍隊を持っていない国だという点だ。自衛隊は憲法上も自衛隊法上も警察権の枠内に閉じ込められており、通常の軍隊ではない。行動は極端に制限され、軍隊としての動きはとれない。本来なら憲法を改正して自衛隊を縛っている法的な軛(くびき)を解かなければならないが、それが中々出来ないために、いま、眼前の問題、5年かけてGDP比2%にまで国防費をふやすという問題に取り組んでいるのが実情だ。

戦後70年以上、日本国全体が軍事に背を向けてきたツケは深刻で、自衛隊は隊員、武器装備、修理、備蓄、部品供給など、どこを見ても足りない。斯(か)くして自衛隊には継戦能力がないのだ。ミサイルも砲弾も半日で尽きると言われている。この空白は全力全速で埋めなければならず、5年間も待てるのかと思う。

国の基本は健全な経済と十分な国防、つまり強い軍だ。この二つを両立させるには国防費捻出のために増税するのではなく防衛国債を発行すべきだと言ったのが安倍元総理だった。増税すればまたもや経済が落ち込むのは目に見えているからだ。

にもかかわらず、国防力強化の財源を巡っておかしな動きがある。プライマリーバランス(PB)を重視する結果、防衛国債の発行に反対する財務省が暗躍しているのである。

9月26日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が分科会を開き、鈴木俊一財務相が防衛力強化について「赤字国債に依存すれば有事の際に経済を不安定化させる」と語った。防衛国債発行論の牽制であり、PB重視の主張だ。

続いて9月30日には財務省主導の「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」が開かれた。名目は「総合的に考える」だが、初回会合を受けた記者への説明では防衛力強化のための財源を論ずるのが目的だと強調され、「財源の安定的確保」という表現が複数回使われている。会議には日経、読売などメディア代表も入っている。消費税引き上げは避けられない、といったキャンペーンを張ってもらおうとの財務省の意図が透視される布陣ではないか。

財務省の言いなり

しつこいようだが、現在わが国が直面する国防の危機は国家の存亡に関わるものだ。危機対処のためには考え得る全ての手を打つべきだ。それも一刻も早く、である。そうした一連の力強い対処は元気な経済なしには不可能だ。しかし財務省は国防費増額は増税で賄う、それが嫌ならその分、福祉予算などを削ると主張する。財政赤字がふえれば国債が暴落し、国債が発行できなくなるなどとも警告する。だが、国債の安定性はその国がしっかりしていることによって保たれるものであろう。また、増税で経済の足を引っ張れば経済の安定を損なうのは当然だ。

産経新聞特別記者の田村秀男氏の指摘に沿って日本の実態を見てみよう。円安などでわが国の企業の内部留保は前年比で49兆円ふえ、全体で約500兆円となった。家計の金融資産は1000兆円、企業と個人で1500兆円のお金を持っているのがわが国だ。

日本人にはお金があるのだ。その一部を防衛国債に充ててもらうことも考えてよいのではないか。国防費を5年間でGDP比2%にするにはざっと見て5年間で5兆円ふやす、つまり年に1兆円が必要である。わが国の人口は1億2600万人、1兆円なら1人当たり毎年8000円弱の国債を買ってもらえばよいことになる。

現在国民1人当たりの国防費は、日本人は4万円、米国人は21万円、韓国人が12万円、英国人が10万円だ。企業と国民が力を合わせて自衛隊を強くし、経済も順調に成長させることができれば、やがて増税にも耐え得る強い経済になるだろう。

少なくとも財務省がPBにこだわって増税し、またもや果てしないデフレの泥沼に深くはまるよりよいはずだ。

国の基盤を保ってこそ暮らしも命も守られる。財務官僚の思考には国益がないように思える。あるのは頑なな省益か。財務省の言いなりで国防の方向を見誤れば強く繁栄する国など創れないことを岸田文雄首相は肝に銘ずるべきだ           


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【変見自在】プーチンの思考
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         高山正之
『週刊新潮』

 子供のころ、ヒトは猿から進化したものと教わった。
では上野動物園の猿たちはなぜ進歩をやめたのか。よく分からなかった。そのうち女性が持つミトコンドリアで祖先が辿れるという話が出てきた。

 どんどん遡るとアフリカにいた。たった一人の女性イブに行きついた。彼女が子を産み、子は孫を産む。人類は近親相姦ので増えていったのか。イブはアフリカ育ちだから黒い肌をしていたと人類学者は言う。

 その母からなぜ白人や黄色人が生まれたか。それはもう少し大人になったとき、アルビノという言葉と一緒に説明された。アルビノとは色素欠乏症を言う。イブの子孫の中にある日、真っ白な子供が生まれた。

 メラニンがないから強い日差しは深刻な火傷を起こす。それに目立つから野獣にも襲われる。アルビノは1万人に一人生まれる。アフリカの人口が100万人になれば100人はいた計算になる。彼らは生きるために日差しの弱い欧州を目指して白夜のある北欧に落ち着いたと言われる。

 実際、そうかなと思わせるように北欧の人は髪の毛が色素の少ないシルバーブロンドで、肌は白い。瞳の虹彩の色素も少ないからいわゆるブルーアイズだ。いずれもアルビノの特徴と似通う。アフリカに黒人が分布し、欧州に白人がいることをこの説はうまく説明しているから、そう信じていたら、欧州には別種のネアンデルタール人がいたという話が出てきた。

 白人の間で「ネアンデルタール野郎が」という罵り言葉がある。彼らはより猿に近く、醜く、残虐だったと本にあった。人類にとって幸いなことに彼らは2万年前には絶滅したが、ではなぜアルビノに先駆けて欧州に彼らがいたのか。どこから来たのか。誰も詮索しなかった。

 まあ邪悪な連中だし、滅んでしまっているし、どうでもいいじゃないかと言われていた。そしたらスウェーデンの人類学者スバンテ・ペーポが「人類はネアンデルタール人と交雑し、欧州人のほとんどは彼らのDNAを持っている」と言い出した。ペーポはまたそのDNAを持っていると「武漢発のコロナに滅法弱く、重症化し死亡例も多い」と報告して今回のノーベル賞を受賞した。

 凶暴なネアンデルタール人の遺伝子を白人たちが持っている。そうか、それでヒットラーはホロコーストをやった。第一次大戦では戦死者が1000万人を超しても白人たちは嬉々として戦い続けたのも納得がいった。ところがペーポ説をよく読むと、そもネアンデルタール人が醜く狂暴だとする説は間違いらしい。

 彼らは現人類より大きな脳を持ち、肌は白く、金髪で瞳はブルーだったという。ドイツで発掘されたネアンデルタール人の骨からDNAが採れた。その解析で判明した新事実だ。実際、彼らの生活痕跡を見ると火を使い、壁画も描き、仲間が死ねば葬式もしていた。断じて狂暴凶悪な種族ではなかった。

 だいたい狂暴凶悪だったら南から来たアフリカの弱者集団に負け、犯されて絶滅するはずもない。そうすると「イブの白い子供たちが欧州に行った」と昨日まで信じていた人類の歩みはどうも誤りのように思える。今回のノーベル賞が示唆するのはむしろ人類の方が狂暴粗野で、彼らが北上し白いネアンデルタール人と遭遇したと思える。

 そして狂暴にも襲いかかり殺し尽くした。金髪碧眼の女は犯し、そのとき白人種の形質を獲得したのではないか。なぜなら人類の賢者とされるモーゼは旧約聖書の中で「敵の男はみな殺せ。男を知った女も殺せ。ただ処女は神からの贈り物だからお前らが好きにするがいい」と言っている。略奪殺戮強姦こそ白人キリスト教徒の生き方だと。プーチンを見ているとそうかなと思えてくる。

高山正之氏の本紙連載が、単行本になりました。

『変見自在バイデンは赤い』(定価1650円)絶賛発売中。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
   松本市 久保田 康文 
『週刊新潮』令和4年10月27日号採録
            

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北野が世界一尊敬する人の話を直接聞く方法
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               北野幸伯


ここ数年、客観的に「しんどい年」がつづいています。
2020年と21年は、新型コロナパンデミック。
外に出れない、旅行にいけない、帰省できない。
2022年は、ロシアによるウクライナ侵略。
安倍元総理暗殺。インフレなど。
いつよくなるのでしょうか?

世界情勢については、本当のことをいわざるを得ません。
後数年は、しんどい時がつづくでしょう。現在懸念されているのは、二つのことです。
一つは、ウクライナ戦争で劣勢のプーチンが、戦術核を使
用すること。 ロイター9月30日。

<ロシアのプーチン大統領は30日、ウクライナ東・南部
4州の併合を宣言する演説で、米国が第二次世界大戦末期
に広島と長崎に原爆を落とし、核兵器使用の「前例」を作
ったと指摘した。プーチン大統領は最近、自国の領土を守るために核兵器を使用する用意があると述べ、核兵器使用が懸念されている。プーチン氏は演説で「米国は日本に対し核兵器を2回使用した」とし「米国が核兵器使用の前例を作った」と述べた。>


「アメリカが使ったから、ロシアが使ってもいいよね」というトンデモ論で、使用を正当化しています。実際、プーチンやロシア政府高官(たとえば、メドベージェフ前大統領やラブロフ外相など)は、これまで「核兵器使用」に言及している。

そして、プーチンが、世界を敵にまわすウクライナ侵攻を
決断したことを考えると、「プーチンは絶対核を使わない」とは、誰も断言できない状況なのです。ロシアが戦術核を使えば、アメリカやNATOは、「破滅的結果を与える」と、プーチンを逆に脅しています。

「破滅的な結果」を与えるのは、ウクライナ軍ではなく、
NATO軍がやるのでしょう。そうなると、ウクライナ対ロシアの戦争は、NATO対ロシアの戦争になる。つまり第三次世界大戦勃発です。ロシア、通常兵器では絶対NATOに勝てないので、戦術核を多用するかもしれません。

そうなると、NATOも核を使う可能性が出てくる。すると、「核の撃ち合い」になり、人類が滅亡する可能性もでてきます。こういう話をしても「トンデモ」といわれないほど、現状は緊迫している。大げさではなく「人類史上最大の危機が起こるかどうかの瀬戸際」に私たちはいるのです

もう一つの懸念事項は、台湾問題です。習近平の3期目がスタートしました新体制について、中国に詳しい宮崎正弘先生は、ご自身のメルマガで、こう書かれています。

<新執行部は全員が茶坊主、軍事委員会は『台湾侵攻派』
が勢揃いとなった。習近平三期目の特色は「暴走皇帝に無能側近、戦争推進軍人」という畸形の誕生である。これで台湾侵攻の時期は早まる可能性がでた。>(10月24日号)

同感です。
中台戦争がはじまれば、日本はアメリカと共に参戦する可
能性が高い。そうなると、ウクライナ戦争とはまったく異なる次元の破滅的影響が国民生活にでてきます。

▼それでも日本と世界はよくなっていく短期的にみると、なかなかしんどい時代がつづきそうです。しかし、長期的に見ると、日本も世界も必ずよくなっていくでしょう。これは、過去を振り返ってみればわかります。今から100年前、世界のほとんどは欧米列強の植民地でした。

人種差別は、今より過酷だった。その当時、「黒人と白人のハーフがアメリカ大統領になるよ」とか「イギリス王室に嫁ぐよ」といったら、狂人扱いされたことでしょう。

世界は、時と共に、より自由で、より平等になっています私自身、ときどき昔を振り返り、今と比較してみることが
あります。そして、「世界は、どんどんよくなっている」と確信するのです。

まず、物質面。パソコン、インターネット、スマホ。
これは、私が生まれたころ、「SFにしか存在しないの」
でした。人権面。私が子供頃、学校で体罰は日常茶飯事でした。今、先生が体罰すると、全国ニュースに出てしまいますね。



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トラス英首相、岸田より不人気
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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)10月19日(水曜日)
         通巻第7496号  
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あたかも「シェーン、COMEBACK!」トラス英首相、岸田より不人気。与党内でも55%が辞任要求
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「習近平やめろ!」横断幕が北京に出現し、世界に映像が流れだした。中国全土にこの動きが広がっているという。しかし国民の声を無視して、かの独裁者は三期目にはいる。

 サウスチャイナモーニングポストは、序列五位の王戸寧が躍進し、政治局トップ7名のうち四名が引退し、後釜に習の茶坊主たちが就く。政治局25名も半分がいれかわるだろうと予測した(10月19日、電子版)

 アメリカでは、インフレが迅速に昂じ、90%の家庭で満足な食事をとれないという衝撃ニュースとともに、来月早々の中間選挙で民主党大敗という予測をNYタイムズまでが報じている。

 そこへ「ジョンソン・カムバック」という英国の変わり身の早い世論。
 不人気で辞任においこんだばかりなのに新首相のリズ・トラスがあまりにも無能、はやくとも与党内で55%が彼女の辞任をもとめていることがわかった。
 ひょっとしてトラス支持率は岸田首相より低い?
 
 ならば「誰が?」。ジョンソン前首相の復帰を望む声があり、与党内の調査で55%だという。ちなみに前回善戦したスナク(元保健相)は23%、ベン・ウォレス国防相が10%。
名作映画の最後の場面を連想した。「シェーン、COMBCK」
   ☆◎☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆      
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(休刊予告)小誌、10月21日〜23日休刊となります!
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☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆  書評 しょひょう BOOKREVIEW 
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 ピルスベリーは「50年、中国に欺されていた」と悔やんだが「百年」の間違いである1922年、日本を不当に批判した本書が日米開戦の伏線となった

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ポール・S・ラインシュ著、田中秀雄訳
『日米戦争の起点をつくった外交官』(扶桑書房出版)
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 本書の原版は1922年、ちょうど百年前の本である。
ピルスベリーは「50年、中国に欺されていた」と言ったが、半世紀ではない。「百年」に亘ったアメリカの間違いである日本を不当にけなす本書が日米開戦の伏線の一つとなった。著者のラインシュは植民学の学者だったが、ウィルソン大統領の指名によって初代中華民国駐在公使となった。六年間、当時の中華民国に滞在し、袁世凱など歴史上の人物を交流し、外交の舞台裏で活躍した。中国人のエリート層と交流を深めるうちに、なぜかシナ贔屓となり、日本を嫌うようになった。つきあった中国人たちはアメリカ留学組が多く、知識階級で庶民の感覚とは無縁であり、しかもデモクラシーを志向していた。野党指導者が多く、また孫文や黄興らと交わった知識人たちとラインシュは交流していたである。

▲中国人は日本の行動をつねに「陰謀」と捉えていたとする観

 本書は辛亥革命から十年後の、百年前に書かれた外交官に精密な記録であり、当時の中国の社会の底辺や権力者の動向、底流に流れる民衆の民度なども詳細に、精密な観察によっていきいきと描かれている。それゆえに多くの学者や歴史家が、この本から引用しているが、日本では今日まで翻訳がなかった。反日的とはいえ翻訳することには学術的な、歴史考察の参考としておおいに意義がある。ただし通読して中国人の人生観や宗教観など表面的で浅薄な観察も目立つ。とくに印象的なのは、中国人が日本の行動をつねに「陰謀」と捉えていたとする観察である。米国の外交官の偏見が混じるにせよ、考えさせられるのだ。

 曰く。
 「(日本の軍備拡張は)日本がこの機会に東亜の支配を実際におこなうことを意味すると解釈された。中国人は日本と理解を深めれば、必然的に中国が隣国の政治的
支配に完全に服従することになると考えていた。中国人は、日本のあらゆる友好宣言に不信感を抱いている。私が中国と日本の間の率直な理解が望ましいと主張しようとするたびに、中国は日本を信用できない、日本はその公言によってではなく、過去の行動によって判断されるべきだ。それらすべてが安心させる宣言によって覆い隠された決定方針、政治的進撃をしめしていると言われた。このように、中国人はあらゆる場面で日本の陰謀を恐れていた」(124p)。

 ▲袁世凱は民主主義に関心がなく、弾圧の対象だった

 ラインシュは近代史の知識は豊富であり、英国の植民地政策がいかなるものだったかを知っていても日中関係の本質が、威嚇か土下座か、冊封体制に入って朝貢するか、させたかという歴史を知らず、嘗て日本が中国に朝貢していたか歴史感覚の郷愁を含めて、自分ならこういう陰謀をめぐらすという思考を日本にあてはめ、なんでもかんでも日本雄の陰謀と短絡させるあたり、その中国人の特徴的な思考傾向の考察までは至っていない。学者の限界だろうか。
 本書の原題は「シナにおけるアメリカ人外交官」で、日本の対華二十一箇条、袁世凱の台頭と失脚、ドイツの参戦、孫文と広東政府の対立、五四運動とめまぐるしく激動した状況の中で、著者はすっかり北京寄りとなって日本を批判した。つまり反面教師であり、タウンゼントとは真逆の感覚でシナとつきあったのだ。あまつさえ、この本が米国の対日外交に影響したのである。袁世凱は民主主義に関心がなく、というより民主派は弾圧の対象であって、自らは古代皇帝と同様な存在と過信しており、冬至には天壇に登って天子としての儀式を行い、その場には外国人多数も招待した。
つまり「軍事独裁政権が古い清王朝の後を継いだ。それだけのことである」(中略)「彼(袁世凱)には冒険家の面影もなければ、戦場を連想させるものもない。彼はいま、軍の指揮官というより管理者のようだ。彼が権力を手にしたのは、無限の忍耐力、人間に対する優れた知識、政治的な洞察力、そして何よりも無節操であっても、常に安全なゲームを行ってきたからに他ならない」(25p)

 社会に目を転じたラインシュはこう言う。
 「この広大な国の人口は、政治的な意味で均質なものではない(中略)。社会の単位は何世紀にもわたってそうであったように、国家ではなく家族である」そのうえ「中国人は驚くほど自意識がなくそれゆえに優れた役者である。通りを行き交う何千人もの人々を見ていると、彼らもまた演技をしているのだと感じる」(37p)
 そして指導者といえば張作霖は匪賊出身、張懐芝はクーリーあがり、軍混は行商人だった。王占元は馬丁だった。これらの人々が政治、軍事を掌握し、袁世凱の周りを囲んだのだ。「富と権力という個人的な野望の目標だけを見据えていた」(234p)。

 ▲西原借款は返金されなかった。戦後の日中友好で吸い取られたのが6兆円

 かくして鍛え上げた外交術では、はるかに狡智に長ける中国指導層は、むしろ日本の善意と無知を利用して、かの「西原借款」をだまし取った。武器供与を含めると合計一億七千万円! 今日の貨幣価値にしていったい、幾らになるのか?西原借款は大正6、7年の頃だから、当時の日本政府の歳入が約11億、15億円すなわち西原借款は歳入の一割を超えていたのだ。当時は戦争景気で日本はバブルそのもの、ウハウハ潤っていた時代だったため中国に金を貸せるのは日本とアメリカしかなかった。中国との交渉役は寺内正毅内閣で首相側近だった西原亀三があたり、日本興業銀行・朝鮮銀行・台湾銀行が資金を拠出した。八八艦隊(大正九年度からの八ヵ年計画で艦艇103隻建造。予算総額は5億6484万9280円)が完成した場合、建造費用だけではなく年間維持費が6億円と見積もられていた時代である。
しかし中国は、これを日本が中華民国の貨幣を「円ブロック圏」にひきこむ陰謀だと難癖をつけ、返済に応じなかった。日中友好で吸い取られたのが6兆円。いまも昔も日本人は底抜けにお人好しだ。

   ☆□☆ど□☆☆□く☆□☆□し☆□☆□や 
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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌17日7494号では、マスク氏がウクライナでのスターリング使用の提供をやめるとかやめないとか・彼の判断次第でウクライナ・ロシア戦争の帰趨が決まる様で、なんだか彼が世界を仕切っているような顔をしているように見えます。でも「テスラの成長は誰のおかげだったの?」と問う声は起きてこないのかと思いました。A:「ミッション・エコノミー」マリアナ・マツカート著 )には「歴史を振り返ると、国家や政府が基礎研究に公共の資金を投じたおかげで新しい産業が生まれ、経済に莫大な波及効果を生み出した例は枚挙にいとまがない。
グーグルのウエブ検索アルゴリズムは米国の政府機関である国立科学財団の助成金によって開発された。創業当初資金調達に困っていたテスラは、米エネルギー省からの5000億円を超える融資を受けている。イーロン・マスクのテスラ・太陽光発電のソーラーシティ・宇宙開発のスペースXを合わせると約5300億円を超える公的資金が投入されている。だがグーグルにせよテスラにせよ、その成功話の中で、『最初の投資家』としての政府の役割が取り上げられることはない。その莫大なリターンが納税者に分配されるわけでもない」とあります。


B:「経済学に騙されるな」(トマ・ポルシェ著 )では、「個人の成功には社会の環境が大きく影響している。それは国が実施する政策や、制度や、生産資本・人的資本・社会資本に左右されるからだ。i・Phoneの成功は、ジョブズのすぐれた資質だけによるものではない。
インターネット、タッチパネル、GPS、音声認証などの新しいテクノロジーがなかったら実現していなかっただろう。こうした技術革新の生みの親はみなアメリカの公的部門で、インターネット、GPS、音声認証は国防総省の研究プログラムの一環として開発され、タッチパネルは公的融資を受けた大学教授と彼の研究生によって発明された。
IPhoneはスディーブ・ジョブズの才能たけでなく、前もって公的に行われていた長年の研究と投資があって実現した・・・また、ジョブズのように卓越した経営者がいたとしても、創業の地がアメリカ以外の国であったらアップルは成功できなかったはずだ。テクノロジーの分野でアメリカが他のどの国よりも成功しているのは、一連の技術革薪に先立って公的投資がなされ、起業家が先端技術を利用して商品化できるような市場を早い時期から国が作り、整えていたからである。起業家たちは高い税金を嫌悪するが、実際には、彼らの繁栄は税金によって支えられている。彼らの成功に必要な環境は、国家がよく吟味して政策を実行することで作られるのだ。」と。以前(在米のKM生)様は、アメリカという国がテスラを育てたともいえると述べておられました・・「インターネットはもともと米国防省から生まれた。米国のFOXニュースは、1996年に豪州のルパート・マードック氏が始めた保守系の非地上波テレビ。・・・・マ氏が、外国から来た異端者であったという事実もある。移民の国には、異物を許容し機会を与える仕組みが建国以来存在してきた。現在世界を争覇しているIT起業家たちの殆どが、移民、あるいは移民の子供である事も、この仕組みが健全であることを示している。
その1例、イーロン・マスク氏は南アフリカからの移民。17年前、氏がテスラを始めた時、同時にSPACE
Xという宇宙産業も始めた。その実績が認められてNASAは、50年以上依存していたボーイング社などの既得権益集団とさっさと縁を切るという非情な仕打ちもして、氏に全権を任せてしまう・・・」私はアメリカでもマスクの政治的発言に違和感を感じる意見がもっと出てくるのではと思いましたし、結局のところ米国も中国同様に国家主導総力型であることは同じだなと感じ、今の「新しい資本主義」の岸田内閣ではとても太刀打ちできぬと思いました。(SSA生)

   ♪
(読者の声2)「イスラエルのテレビ番組がイエスの磔刑を嘲笑う」という記事。The
crucifiction of
Jesus:キリストの磔の場面を抜粋したもの。お前はナチだと女優(Toffee)が笑いながらゴリラを十字架に打ち付ける。
https://www.bitchute.com/video/OykXno0EUrU/
 「Toffee and the
Gorilla」はイスラエルのテレビ番組で、イスラエル人作家のロイ・アラッドが脚本を担当し、2007年に放送されたものらしい。ネットではほとんど見ることができない。品のなさにかけては韓国といい勝負。アメリカ回では
Toffee
はソファに広げた大きな星条旗の上に座っているが、イスラエルがアメリカを下に見ている現れなのだろう。アメリカ人は知恵と勇気の2つの資質を持ち、それが彼らが日本に2度も原爆を投下した理由だ、と始まる。サダム・フセインとブッシュの話では、ブッシュは「**マニア」から69の話になり、ゴリラはアメリカ人になりたい、イラクの赤ん坊の油と血を飲みたいと叫ぶ。

 つぎのシーンでは「奴隷制はアメリカの発明でした。素敵なアフリカ系の人々を連れてきて。彼らをバスケットボール選手にしました」、そして囚人服を着た男と奴隷の歌を歌う。さらにアメリカについて、旅行者には巨大なディズニーランドに見えるかもしれないがそうではない。
アメリカは世界で2番めに危険な国だ、黒人は嫉妬しているから暴力に訴える、アメリカはスリの楽園だと続く。再びフセインの話に戻り、あなたは反ユダヤ主義者であり、あなたを殺すべきだ。私はあなたがスワスティカのパズルをしているのを見ました、といってToffee
はゴリラの首を締める。https://www.youtube.com/watch?v=ta7GJV-pEKk奴隷を運んだのも奴隷売買をしたのもBLMで黒人を煽っているのもユダヤ人なのだが、反ユダヤ主義とナチを攻撃していれば正義の被害者を演じていられたのもそろそろ賞味切れだろう。(PB生、千葉)


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 冷静なる評論家として
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         前田正晶

日本シリーズ第3戦の前に言っておこうと


先ずはスワローズには問題点があると見ている。それは2試合で8点を取ったのは良かったとしても、そのうちで私が常に言っている「流れの中で」の得点が1回戦の1回裏のオスナのタイムリー2塁打による2点だけで、残るは皆ホームランによるものだったのだったのは、私は3回戦から先の懸念材料だと見ている。即ち、既に指摘したように、チャンスは業界の専門語でいう「状態が良くない」村上宗隆と山田哲人のところに巡ってくるので、打点(RBI)にならないのだ。


しかも、昨年の日本シリーズでは大活躍だったサンタナの状態が悪いだけではなく、再三ライトの外野守備で失策を演じていた。だが、第3戦はDH制の試合なのでサンタナはDHにして、新人の(「ルーキー」なんていう間抜けなカタカナ語は使わない)丸山和郁か40歳の青木宣親を守備に使った方が良いだろう。この問題よりも重大なのが山田哲人だ。高津監督がどのように決断するかだが、守りの要である彼を外す訳には行くまいと思う。


バッファローズも吉田正尚は兎も角として、杉本裕太郎をどう扱うかが難しいところではないのか。こちらも、この二人を抑えてさえいれば、他の伏兵的な打者たちに打たれても大怪我にはならない感があるのが、中島監督の腕の見せ所ではないのか。第2戦までのところでは、宗佑磨が昨年ほど当たっていないのが辛いところのようだ。勝負の難しい点は「当たっていない者の所に好機が回ってくる」辺りにある。

私はこのまま事が進むと、スワローズはバッファローズの速球派の中継ぎ投手たちを打ち崩せるか否かが勝敗の鍵になってくると見ている。また、比嘉幹貴が村上(とオスナにはアウトサイドになる)にインサイド低目の変化球で三振に斬って取った辺りにも着目する必要があるだろうし、山崎福也の速球があれほど通用した点も、セントラルリーグの野球の弱点を示していた。


と言うことは「ここから先はバッファローズの速球派対スワローズの打線の勝負になる」のだろうから、山田哲人と村上宗隆が何処まで「状態」を修正してくるかではないのか。スワローズの場合は中村悠平が全幅の信頼を置けない先発投手たちをどのようにリードしていくかに懸かってくるだろう。


最後は矢張り英語というかカタカナの野球用語に触れておきたい。「タイムリーヒット」という我が国独得の野球用語がある。英語で表記すれば“timely
hit”となるが、私はこれを和製語と断じたい。私の記憶では、戦後間もなくラジオの野球中継放送で「タイムリーヒット」即ち「適時打」が導入された。それが普及したかと思えば、直ぐに頭だけ取った「タイムリー」が普通になった。

だが、アメリカではそうは言われていないと、現地のテレビの中継放映で知った。彼らはRBI(=run(s)
batted in)と称し、単打による場合には「RBI
シングル」のように言っている。だからと言って、私はアメリカに倣いなさいなどと言うつもりなどない。「タイムリー」と聞けば誰しもが何のことか解るようになっているのだから、「それで良い」としようと思っている。


でも、どうして戦後間もなく「タイムリーヒット」が使われるようになったのかは寡聞にして知らない。なお、timelyはジーニアス英和には「時を得た」とある。



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重 要 情 報
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◎念の為にお知らせしておくと:前田正晶

小室圭氏が3度目の挑戦でニューヨーク州の弁護士試験に合格した件は、アメリカではさして関心を呼んでいなかったのだったようだ。私の元の同僚でワシントン州に住むL氏も、この件についての現地の無関心の度合いを簡単に知らせてくれたので、引用しておこうと思う次第。


「こちらでは日本の皇室関連の事が報道されるのは極めて希である。と言うことは、私にそういう先入観があるからかも知れないが、一般論でも日本関係のニュースは非常に少ないのが現実である」


彼が伝えてくれたことも、実質的には先日のSM氏からの便りと同じことである。長い年月アメリカの会社で過ごしてきた私も、全く同じ感覚で捉えている。何故そうなっているかは、何時かは別途考えて見ようとは思うのだ。



◎国を守るとは、どういふことか 北村維康

テーマ:ブログ

 日本を襲った、コロナウィルスは、当初は大分恐れられたが、いまではそれほどでもない。ただ、ワクチンを接種するか否かが、のどに刺さった魚の骨のやうに、国民の心を不安にさせてゐる。「密を避ける」とか、「ソーシャルディスタンスを守れ」とかいふ、変な日本語も、いずれは風化してゆくのかもしれない。

 しかし我々日本国民が気が付いてゐないのは、コロナウィルスよりも何万倍も恐ろしく、危険なものが、ずっと我々国民に付きまとってゐるといふことだ。それは日本弱体化ウィルスである。それ等は、日本国憲法であり、極東軍事裁判であり、天皇の人間宣言であり、国語改革であり、七千冊以上にも及ぶかつては日本国民の常識的な思想の中核であった書籍の焚書であり、これらが皆、自己増殖を図って、わが国の言語空間、教育空間に跋扈しつつあるのである。

 上記のものは、かつては日本の常識を支へてきたものであり、日本の開闢以来、古事記、日本書紀、聖徳太子の17条の憲法、から始まって、わが国の歴史の中核をなすものばかりである。それらが、基礎となって、わが国の不文憲法を形成し、一種の雰囲気を作ってきたのである。勿論、大日本帝国憲法も、その雰囲�気の中で成文化された。そして不足するものを補ふべく、教育勅語として駄目押しに国民へのメッセーヂとして、明治天皇より下されたのである。いはば純粋培養された日本精神は、この小さい日本列島の中で咲き誇ってゐたのだ。しかし、黒船が来航し、日清戦争、日露戦争でも奮戦して勝利し、ますますアメリカおよびその他の外国から脅威と警戒の目で見られるやうになり、遂にはABCD包囲陣の罠にかかって、真珠湾を攻撃し、武運拙くして敗戦の憂き目を見た。さあ、其処からは、「こんな厄介な国はなくなってくれたほうが、余程われらは枕を高くして寝られる」と、連合国は考へるやうになった。しかしこんな国でも亡くならずに済んだのは、ひとへに昭和の天皇陛下の英邁な先見の明とご指導のおかげである。

  さて、日本は敗戦のショックで、アメリカさんの言ふことには何でも飛びついた、文部省はじめとする当時の日本人は、あらうことか教育勅語の無効決議をしてしまった。それは思想的コロナウィルスに対するワクチンを、捨てることに匹敵する。従って、われらは危険な反日思想的、文化的、教育的、政治的ウィルスに対して、完全に無防備なのだ。だから、天照大神以降、代々伝へられた、地球上の、否、宇宙全体を救ふ、尊い日本民族の使命が、なほざりにされてゐる。如何に無知から出たこととはい

へ、アメリカはじめ連合国から出された文化的侵略は、これは日本民族の死活をかけて、徹底的に防戦し、排除しなければならない。

 こんなことを書くと、多くの諸氏は、「また極右がたはごとをいってらあ」と自分自身をごまかして、「いやいや、心を澄ませて、虚心坦懐に聞くべきだよ」との内心の良心の囁きを、敢へて無視しようとするかもしれない。でも、本当にそれでよいのだらうか。戦後七十数年が経ち、大東亜戦争敗戦直後の我が国の破壊は、既に修復可能な線をはるかに超えてしまってゐる。然しそれを何とかして、本来の日本に戻さなければならぬ。霊界、冥界の諸神、諸霊よ、よろしく導き給へ。


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